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二章
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※クズ注意報 モブとの絡みがあります(本番なし) 嫌いな方はブラバ推奨
あまりにも暗い展開なので本日もう一話登校します
「お前に売るもんはねえよ、けえんな」
バンっと目の前で扉を閉められた。追い出された少女はその場で途方に暮れた。
先日、リオンに下着を破られてしまったので、下着がなくなってしまったのだ。
元々少女は最低限の持ち物しかもっていなかった。リオンに嫁ぐ際に渡されたものもあまりなく、粗悪な素材でできたものばかりだったので、一つ、また一つと破れていき、先日破られた下着が最後の一枚だった。
扉に縋りつくも、通りすがりの町の人からはクスクスと嘲笑され、いくら待っても扉は開けてもらえず、少女はとぼとぼと帰路についた。
家の近くに差し掛かったとき、ふいに物陰からやけにニヤニヤした男二人組が少女の前に立ちふさがった。
少女は俯きながら、その二人を避けて通りすがろうした。
バシッと手を掴まれて、少女は物陰に引きずり込まれた。
「は、離してください!!」
慌てて逃げようとする少女を片方の男が抑え、もう片方の男は躊躇なく少女の服をめくった。
「ひゅー、聞いてた通りだ。こいつ履いてねえぞ」
「へー、あの女好き英雄様がこんなみすぼらしい奴を娶ったっていうから、どうしたのかと思ったがなるほどな。こんだけ淫乱で四六時中相手をしてくれる相手なら性欲処理にはなるわな」
「確かに。にしても、下着も履かずに外に出歩くとか、好き者だねぇ」
ニタニタ笑いながら少女の服を脱がし、下腹部や胸をぞんざいに触る二人から逃れようと少女は体をよじったが、やせ細った少女の力では、男二人にかなうはずもなかった。
「や、やめてください!!結婚は王命でーーし、下着は、破れてなくなってしまったので仕方なく……」
「言い訳なんてしなくていいんだよ。町の人たちがちゃんと教えてくれたからさ」
「そうそう、昨日久しぶりに王都に帰ってきて、酒場で飲んでたら、英雄様が相手してくれなくて寂しがってる嬢ちゃんがいるって教えてくれたからさ、無理に言い訳しなくていいんだぜ」
「ち、ちが」
バシンと男から平手が飛んできて、少女の頬を張った。
「あんまし言い訳されると、萎えっからさ、もうしゃべんなよ」
「そうそう、ただでさえみすぼらしいお前の相手を俺たちがしてやろうってんだからさ」
「っ」
少女は恐怖で息を飲んだ。
少女の動きが止まったのをいいことに、男二人は少女の体を蹂躙し始めた。適当に胸を触り、なめしゃぶる。一人は自身の一物を出し、少女の口元にぺちぺちと当てた。
もう一人が無理やり足の間を割り開き、指で適当に愛撫する。
込み上げる吐き気と不快感に息をつめながらも少女は何度も身をよじるが抜け出せない。
そうして、あまりにも濡れない少女に業を煮やしたのかもう突っ込もうともう一人が自身の一物を取り出して少女の股の間に当てた時、少女は叫んだ。
「リオン様の子供を妊娠しています!!王命です!!つ、捕まりますよ」
男たちは怪訝そうな顔をして一瞬止まった。多分王命という言葉にひるんだのだろう。だが、止まったのは一瞬で、そんなはずあるかとばかりに「しゃべるなって言っただろ」と少女をたたき、呆然とした少女に自身を突き入れようとした。
「お前たち、何をしている!!」
「げ、騎士だ。まずい」
「うわっ、まじか、逃げるぞ!!」
男二人は、声をかけてきた男性の制服を見て一物を出したまま一目散に逃げて行った。騎士と呼ばれた男は、近くにいた部下に二人を追うように伝えた。
「あ、ありがとうございます」
めくられていた服を慌てて元に戻して、少女は騎士にお礼を言った。が、帰ってきたのは冷たい軽蔑の視線だった。
「あなたはそんな恰好で何をされているのですか?国から支給品が送られているはずです。それとも、襲われたかったのですか?」
「……い、いえ、すみません。支給品が来なくなったもので」
「そのような報告は受けておりません。嘘もたいがいになさってください。ーー国王様から、あなた様を保護するようにとご命令がありました。御同行願います」
「……かしこまりました」
騎士から受ける軽蔑の視線に、少女は悟った。今やこの国で少女のことを信じてくれる人はいないのだと。ーーいや、元からいなかった、なぜなら少女は災いを呼ぶ疫病神なのだから。
あまりにも暗い展開なので本日もう一話登校します
「お前に売るもんはねえよ、けえんな」
バンっと目の前で扉を閉められた。追い出された少女はその場で途方に暮れた。
先日、リオンに下着を破られてしまったので、下着がなくなってしまったのだ。
元々少女は最低限の持ち物しかもっていなかった。リオンに嫁ぐ際に渡されたものもあまりなく、粗悪な素材でできたものばかりだったので、一つ、また一つと破れていき、先日破られた下着が最後の一枚だった。
扉に縋りつくも、通りすがりの町の人からはクスクスと嘲笑され、いくら待っても扉は開けてもらえず、少女はとぼとぼと帰路についた。
家の近くに差し掛かったとき、ふいに物陰からやけにニヤニヤした男二人組が少女の前に立ちふさがった。
少女は俯きながら、その二人を避けて通りすがろうした。
バシッと手を掴まれて、少女は物陰に引きずり込まれた。
「は、離してください!!」
慌てて逃げようとする少女を片方の男が抑え、もう片方の男は躊躇なく少女の服をめくった。
「ひゅー、聞いてた通りだ。こいつ履いてねえぞ」
「へー、あの女好き英雄様がこんなみすぼらしい奴を娶ったっていうから、どうしたのかと思ったがなるほどな。こんだけ淫乱で四六時中相手をしてくれる相手なら性欲処理にはなるわな」
「確かに。にしても、下着も履かずに外に出歩くとか、好き者だねぇ」
ニタニタ笑いながら少女の服を脱がし、下腹部や胸をぞんざいに触る二人から逃れようと少女は体をよじったが、やせ細った少女の力では、男二人にかなうはずもなかった。
「や、やめてください!!結婚は王命でーーし、下着は、破れてなくなってしまったので仕方なく……」
「言い訳なんてしなくていいんだよ。町の人たちがちゃんと教えてくれたからさ」
「そうそう、昨日久しぶりに王都に帰ってきて、酒場で飲んでたら、英雄様が相手してくれなくて寂しがってる嬢ちゃんがいるって教えてくれたからさ、無理に言い訳しなくていいんだぜ」
「ち、ちが」
バシンと男から平手が飛んできて、少女の頬を張った。
「あんまし言い訳されると、萎えっからさ、もうしゃべんなよ」
「そうそう、ただでさえみすぼらしいお前の相手を俺たちがしてやろうってんだからさ」
「っ」
少女は恐怖で息を飲んだ。
少女の動きが止まったのをいいことに、男二人は少女の体を蹂躙し始めた。適当に胸を触り、なめしゃぶる。一人は自身の一物を出し、少女の口元にぺちぺちと当てた。
もう一人が無理やり足の間を割り開き、指で適当に愛撫する。
込み上げる吐き気と不快感に息をつめながらも少女は何度も身をよじるが抜け出せない。
そうして、あまりにも濡れない少女に業を煮やしたのかもう突っ込もうともう一人が自身の一物を取り出して少女の股の間に当てた時、少女は叫んだ。
「リオン様の子供を妊娠しています!!王命です!!つ、捕まりますよ」
男たちは怪訝そうな顔をして一瞬止まった。多分王命という言葉にひるんだのだろう。だが、止まったのは一瞬で、そんなはずあるかとばかりに「しゃべるなって言っただろ」と少女をたたき、呆然とした少女に自身を突き入れようとした。
「お前たち、何をしている!!」
「げ、騎士だ。まずい」
「うわっ、まじか、逃げるぞ!!」
男二人は、声をかけてきた男性の制服を見て一物を出したまま一目散に逃げて行った。騎士と呼ばれた男は、近くにいた部下に二人を追うように伝えた。
「あ、ありがとうございます」
めくられていた服を慌てて元に戻して、少女は騎士にお礼を言った。が、帰ってきたのは冷たい軽蔑の視線だった。
「あなたはそんな恰好で何をされているのですか?国から支給品が送られているはずです。それとも、襲われたかったのですか?」
「……い、いえ、すみません。支給品が来なくなったもので」
「そのような報告は受けておりません。嘘もたいがいになさってください。ーー国王様から、あなた様を保護するようにとご命令がありました。御同行願います」
「……かしこまりました」
騎士から受ける軽蔑の視線に、少女は悟った。今やこの国で少女のことを信じてくれる人はいないのだと。ーーいや、元からいなかった、なぜなら少女は災いを呼ぶ疫病神なのだから。
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