やさぐれ英雄と名もなき孤児の少女

月城 月華

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第一部やさぐれ英雄と灰色の少女 一章

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注意: ヒーローがクズ  乱暴なセックス描写あり 苦手な人は回 
           避推奨
 




「や、やめ、今は」

「ふん、孕んでいるからか? 自業自得だろう。俺の気を引こうとしなければこうはならなかっただろうに」

リオンは暴れる少女の腕を抑えて頭上にひとまとめにすると、少女の唇に噛みついた。

「いたっ」

ひるむ少女を無視して、薄い唇を血がにじむまで弄ぶ。その間に、ぼろぼろの少女の服をもう片方の手でまくり上げて行った。

冷たい冷気が少女の肌にささり、人肌との温度差で鳥肌が立つのがわかる。

ぞわっとしたのか身震いした少女の唇を離し、まくり上げた服で両手を巻いて拘束した。

目を見開いた少女をどろりとした黒い目で見つめたリオンは、下着一枚になった少女の下腹部に手を伸ばした。

「や、やめ」

びりっと音を立てて、下着が破かれる。声にならない声を漏らす少女に「金は渡してるんだから新しく買えばいいだろ」と冷めた目をするリオンを見て、少女は絶望の淵に追いやられたような顔になった。

ああ、リオンは少女の言うことを一片たりとも信じていないのだと、改めて突き付けられた彼女は抵抗する気力をなくし、自身の体を弄ぶリオンをぼんやりと見つめていた。

ようやく抵抗がなくなったのをいいことに、リオンは潤滑油を適当に少女の腹の内側にぬり、一気に己の一物を突き入れた。

「あ、ぐっ」

元々小柄な上に、久しぶりの性行為を受け入れる膣内は、その乱暴な行為を受け入れられず、少女に久しぶりに激しい痛みをもたらした。

「いた、う」

呻く少女を見ながら、リオンは無表情で腰を動かす。

「は、お前、実は痛いのが好きなんじゃねえの?前にならしてやった時よりも締まってる感じがするぜ」

ひとつ、また一つと、心の中で星が消えてゆくのを感じながら、少女は終わらない痛みを耐えるためにそっと目を閉じた。
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