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第6章
決闘
しおりを挟むいつものように、アダンは樽を船へ積み込み、積み込みが終わるとシャワーを浴びてバーへ帰った。
「マスター、ビールください」
アダンは、出てきたジョッキを器用に持ち、屋根裏に持って上がった。
仕事終わりに、屋根裏の窓から見える港を眺めながら飲む冷えたビールは、夕暮れ時の悲しさと、夜が始まる高揚感に似た感覚と重なり、最高の贅沢だった。特に一杯目に口を付けた瞬間は、喉が鳴るぐらい心地よかった。
そしてほろ酔い気分で、鏡の前に上半身裸で立つ。
鏡の前の自分は、以前と比べものにならないくらいに上腕二頭筋が発達し、腹筋も割れて、かなり筋力がついたように見える。
「俺ってまるでミケランジェロの彫刻のようだ」
いや、芸術というよりも大人の“漢”になったように感じる。
「俺ってこんな才能あったっけ?」
ぼそっとそんな事をつぶやいてみたりする。
夕焼けに照らされた裸の兄の姿を、妹が冷ややかな目で見ている。
何も言わないが、鏡の前で何種類かのポーズを決めながら呟いている兄を、そうとうキモイと思っている時の目つきだ。
まあそんな事は気にしない、酔っている時は、無限の力が自分に宿っている気がする。
この筋肉は神からのささやかな贈り物なのか?俺は、神に選ばれた戦士だったのか?
そんな気さえした。
「お兄ちゃん、気持ち悪いから出て行って」妹が長時間鏡の前でポーズを決める兄に容赦ない一言を浴びせる。
「……」アダンはその言葉を聞いて、散歩をする事にした。
*
バーの扉を開けて外へ出る。夜が落ちそうな匂いがする。
しばらく、歩いていると港に着いた。
日暮れ時、船の出入りが少ないこの時間に散歩をするのも、また気分が良かった。
誰にも邪魔される事なくこの景色を独占する事が出来るし、なによりこの匂いがどこか懐かしく思え、ノスタルジーな雰囲気を味わう事ができる。
この空間が空のボトルに閉じ込められたら、どれだけ幸せだろうか?いや閉じ込められないから歩いてこの空間を感じる事ができるのだろうか?
そう思考を張り巡らせ、この刹那、この空間で小さな旅をする。
しかしこの空間はボトルなどでは到底閉じ込める事が出来ないぐらい美しく情緒的である。
そんな詩人になったような事を考えながら、港を散歩していると、どこかで見た姿があった。
黒いジャケットに作業着、金色の短髪に耳にピアスの二人組。
忘れもしない、アダン達を暴行し、金を奪っていた二人組だった。
「あいつら……」
アダンは、彼らを見つけるなり急いで後をつけた。
(許せない、殺してやる)
憎悪が心を侵食して来るのが分かった。
二人は、漁が終わった後の小さな船に乗り込み、エンジンルームへ入っていった。
(奴らの事だ、きっと船を盗む気だ。)
恐怖と興奮が入り交じり、心臓の鼓動が止まらない。体温が異常に上がっているのも感じた。周りには誰もいない、戦えるのは自分しかいない。
「お前ら何してんだ?」
アダンは今までの事があり、気づいたら、感情が爆発するように大声で叫んでいた。
一瞬二人は驚き、手を止めてこちらを見てきた。
そして少し安心したような顔をして舟から降りてきた。
相変わらずふてくされたような殺したくなるような顔だ。
「久しぶりだな」
そういいピアスの男がアダンに笑いかける。
「今日は、妹はいないのか?また遊んでやるぜ」
もう一人の金髪の男も、アダンを見るなり笑いながらそう言った。
「……」
妹にトラウマを負わせた彼らを許せるはずはない。
アダンは、その言葉を聞いた瞬間、怒りを抑えきれずに彼らに突進した。
ちょうど船から降りてきた金髪の男をアダンは突き飛ばした。あまりに展開の早い出来事に対応できずに男は海へ落ちた。
「てめえ」
間髪入れずにもう一人のピアスの男が、アダンに殴りかかる。
アダンは、殴ってきた男の拳を右腕でガードし、左手でカウンターを打ち返す。
相手は、予期せぬ反撃にあい、よろけたように見えた。
アダンは前に彼らと会った時よりも明らかに相手の動きが遅く、パンチも軽く感じた。
「ぶち殺してやる」
もみ合いになり、ピアスの男の髪を掴む。
海から上がってきた金髪の男は、ジャケットを脱ぎ捨て、アダンの背後から襲ってきて首を絞めた。
アダンは首から手をほどこうとし、ピアスの男の髪を離し、首をしめられながらも前蹴りをピアスの男の腹部へ命中させる。男が崩れ落ちる。
「あ?」
「殺してやる」
港中に大きな声が響き渡る。息が切れてきて、限界がきたような気がした。
「喧嘩なんかガキがやるような事するんじゃねぇ」
どこからか怒鳴り声が聞こえた。
アダンは一瞬手を止めて、あたりを見回すと。エドワードがいつものように酒に酔った様子で立っていた。
その声を気にする事なく金髪の男を蹴り飛ばす。
金髪の男は後ろに大きく倒れ、コンクリートに打ち付けられ悶える。
「おい、聞いているのか?」
アダンが金髪の男に畳みかけようとした時、エドワードがアダンを掴んで制止する。
あまりにも力強く握られ動きが止まる。
「聞いてんのか?糞ガキが」
耳元でエドワードに大声で怒鳴られるが、全身の沸騰した血が収まらない。「おい!やろ」エドワードが再び大声を出す。その様子を見て、金髪の男達は動きを止めた。
「なんで喧嘩なんかしてるんだ?」
エドワードが唸る。
「あいつらです。うちの妹を殴って、金を奪っていった。許せません」
アダンは掴まれたまま、そう答える。
「そうか、なんで襲われた?」
「俺が、殺人犯の息子だから……です」
言葉を詰まらせて、アダンは歯を食いしばりながら少し涙を浮かべた。悔しさで握った拳が震える。
エドワードは急に黙り込み。すっと息を吐いた。
「……よく頑張ったな」
そういいエドワードは二人の男の前に立った。
「お前ら、やるじゃないか、名前はなんて言うんだ?」
「あっ?レックスとロンメル知らないのか?俺がレックスだ」
そういいピアスの男が笑いながら名乗る。
「悪いな、生まれた時からずっと引きこもりなもんで、俺はエドワードだ」
エドワードはそういいレックスと言う金髪の男の前へ立ち、拳を構える。
「聞いた事ないな」
金髪のロンメルがそう言って笑う。
「ブライアン!!7番アイアンとパターだ、後カリーナも呼んで来い」
エドワードが少し興奮気味にマスターに言った。
マスターはやれやれと言った具合で手を挙げて、バーに戻っていった。
「なんだよ、親父連れてきたのかよ?お父さんも大変だな?」
「親父は死んだんだろ?」
そういい、ロンメルが声高らかに笑う。
エドワードもそれを聞き、一緒に笑った。
異様な光景だった。
「冗談きついぜ、若造」
少しの沈黙の後、エドワードがボソッと呟き、ロンメルの間合いに飛び込みながら左ジャブを打った。
あまりに早い動きにロンメルは、反応もできず、衝撃を受ける。
エドワードはそれと同時に首元を掴み、足を払う。ロンメルは次の行動に出ようとしたが、コンクリートに打ちのめされ声にならない音を出す。
「おい、いつまでそこにつっ立てんだ?」
エドワードがアダンを手招きする。
(さっき喧嘩はやめろと言っといて、なんなんだこのおっさんは)
そう思いながらも、心強い味方ができた気がした。
「お前はレックスとかいうやつをやれ」
そういい、エドワードに肩を押される。
アダンはすぐに拳を構える。レックスは、それを見て突っ込んできた。
一瞬防御が遅れ、レックスの素早い拳が顔面に命中したが、アダンも負けじとレックスにお見舞いする。殴り合いなどした事がなかったが、必死に拳を前へ出す。
気が付けば、いつの間にかアダン達の周りに人だかりが出来ていた。
「糞ガキ相手に負けんじゃねえ、ぶち殺せ」
いつもは、無言のフォックスが珍しく野次を飛ばしている。
(何だよ、いい奴じゃねえかよ)戦いの中で、そう思った、
そして、あたりを見まわすと港でいつも見る顔が周りに見え、自然と勇気が湧いてきた。
ここは俺のホームだ、よそ者の自分を受け入れてくれた場所だ。絶対に負けるわけにはいかない。
「楽しくなってきたな、さっさと立てよ、ロンメル君」
エドワードのその言葉に押されてか、ロンメルが腹を抱えながら、立ち上がった。
「殺すぞ」
そう言ってジャケットからナイフを取り出した。刃渡り10CMくらいのコンバットナイフだ。
「おいおい、そんなもんどこに隠してたんだよ」
エドワードが両手を広げて、呆れたジェスチャーをする。
ギャラリーがそれの言葉を聞いて、どっと笑う。
「なめんなよ」
ロンメルはナイフを投げるつもりなのか、勢いよく振りあげた。
エドワードは、ナイフをふりかぶった瞬間に間合いに入り、柔術をかける体勢をとった。
ロンメルはその動きに反応して、間合いを取るために、いったん身を引きながら、ナイフを振り下ろした。ナイフはエドワードの眉間ぎりぎりのところで空を切る。
「あぶねえな!やるじゃないか」
エドワードも身を引いた後に、叱咤した。
「お待たせ致しました。当店ブラッディメアリーのオリジナルブランドの7番アイアンでございます。本日はお客様に合わせて、フレックスXの鋼のように固い特別シャフトを装備致しました。」
そのタイミングでマスターが輪の中に入ってきて、エドワードにアイアンを投げる。
エドワードが待っていたとばかりにアイアンをキャッチし、そのアイアンを見て大声を出す。
「おいおい、このアイアン俺がプレゼントした奴じゃねえか」
マスターは表情を変えず、首を傾げた。
ロンメルは、この一瞬の隙を狙って突っ込んできた――
エドワードは受け取ったアイアンで、ロンメルの左ふとももにショットを入れる。
ロンメルは、激痛で崩れ落ちる。
「ファー」(ゴルフの掛け声)をマスターが楽しそうに言う。
ほんとに悪趣味なおっさん達だ。レックスともみ合いながらアダンはそう思った。
エドワードは脇や足の開きが無く、明らかに無駄な動作が無い、一挙動の圧倒的な速さ、そしてアイアンのリーチを活かした戦い方は、まるでアイアンが剣になったようだった。
ロンメルはふとももに力が入らず、足を引きずりながらもエドワードに飛びかかった。
エドワードは間髪いれずに、アイアンを、右肩を打つと見せかけ振りかぶり、ロンメルが右肩をガードした瞬間に腕を体に引き寄せながら、回転し左足に打ち込んだ。
両足を負傷しロンメルはうずくまった。そこにエドワードが間髪入れず前蹴りをいれ後ろに吹き飛ばす。ロンメルが握っていたナイフが地面に落ちる。
レックスは、アダンの眉間にクリーンヒットを入れたところで、ロンメルの叫び声を聞き、エドワードに突っ込んでいった。不意を突かれたエドワードは、タックルをまともに食らったが、倒れずになんとか持ちこたえた。
エドワードはレックスに掴まれたまま、アイアンのグリップでレックスの背中を叩き、膝蹴りをレックスの顔面に命中させる。レックスはすっとタックル前傾姿勢のまま倒れていく。
エドワードはその倒れていくレックスからさっと離れ、アイアンアでレックスの首元を強打した。
レックスは気を失ったのかぐったり動かなくなった。
エドワードが喧嘩しているのを初めて見た。圧倒的に強い。
「エドワード強すぎません?」
アダンは眉間を抑えてギャラリーの方へ下がり、腕を組んだマスターに話しかける。
「奴はああ見えて若い時は、外国人傭兵部隊としてどこかの海兵隊と何度も知らない土地へ出稼ぎに行っていたようだ、ガキ相手にやられる訳ないだろ。おっさんを舐めるからこうなる」
そう言ってマスターは、銀色のジッポライターをがりがりし始めた。
少し油臭い臭いと共に火が付く。
珍しく今日は一瞬で火が付いた。
マスターは火がついた事に少し驚きながら、火がほんとに付いたのかを目でじっくり確認してから、タバコをポケットから取り出した。
「このホールはパー6(6打で決めるゲーム)か?」息を切らしたエドワードがマスターに問いかける。
「残念だが、パー5だ」
マスターが、タバコを口に咥えながらしゃべる。
「なんだよ、ボギー(通常より1打多い)じゃねえか、キャデー、パター」
「グリーンに入ってるなら、もういいだろ」
マスターが、パターをエドワードに投げて渡す。
エドワードは左手で投げられたパターを受け取り、眺める。
「おいおい、まさか」
「どうした?」
マスターがタバコをふかす。
「ブライアン!」
エドワードは、このパターがマスターにプレゼントした物だと分かると、大声で叫んだ。
そして起き上がろうとしていたレックスの両腕めがけて大きく振りかぶり、右手に持ったアイアンで叩いた。
レックスは悲鳴と共に再び倒れた。
「動くなって言ってんだろ、糞ガキが」エドワードはそういいレックスの顔の前に左手のみでパターの位置を合わせ、ドライバーを構えるような姿勢をとった。
レックスは恐怖で目をつぶった。
エドワードはそんな事もお構いなしにパターをフルスイングした。完全に腰が入った遠心力を見事に融合させた綺麗なスイング――本来パターは、振りかぶるものではないが、この時のパターはドライバーに見えた。
パターはレックスの顔面へ命中して、歯らしきものが砕けて、スライス気味に海へ飛んで行った気がした。
パターから血が滴り落ちている。
レックスはあまりの苦痛で、声にならない音を出している。
「情けないな、アダン次はお前の番だ、痛めつけるなら指の爪でも潰してしまえ」
そういいエドワードは、血がついたパターをアダンに投げた。
アダンはこの状況に圧巻されていたが、落ち着いてパターをキャッチした。
ロンメルは恐怖で怯えて、這いつくばって逃げようとしていた。
アダンは逃げよう這いつくばっているロンメルの前に立ちはだかった。
ロンメルは恐怖を目の前にして、瞳孔が開ききっている。
「ロンメル……お前は許せない。」
「許してくれ、俺はただ金が欲しかっただけだ」
「金だけなら許せた、だがお前は妹に手を挙げた」
「仕方なかったんだ」
「何が仕方なかった?」
言葉に詰まり、何か音を発したロンメルは覚悟を決めたのか、目を閉じた。
野次馬の声が、殺せ殺せと叫んでいる。
その野次馬の中にカリーナの姿が見えた。
カリーナもこの騒ぎを見物しに来たようだ。
アダンはロンメルの脇腹を思いっきり踏み付け、カリーナの方を見る。ロンメルは痛みで呻いた。いい気味だった。
それを見たカリーナは悲しそうな目をしていた。
「もうやめて」
カリーナが、叫んだ。
意外な反応だった。
「でも……」アダンが口を詰まらせた。
「そんな事しても、お母さん達は帰ってこないんだよ?」
アダンは、その言葉を聞いて、一瞬で思考が停止した。
(間違った生き方をしちゃだめだからね)
母の言葉が脳裏をよぎり、はっとする。出所したら胸を張って迎えに行きたい。
――そう思っていたのに。
ロンメルを見ると、野次馬に怯えているのか萎縮しているように見え、少し惨めに思えてきた。血の気がいつの間にか引いていく。
「一瞬で殺してやる」
そういいアダンは、ロンメルの髪を掴み、地面に伏せさせた。
ロンメルは、抵抗する気もなく、地面にうつ伏せにされた。
「……」
アダンは、ロンメルの前でパターを振りあげた。
カリーナは目をぎゅっと瞑る。
「やっぱり許せない」
「アダンやれ!」
野次馬が煽り立てる。
「じゃあな」
そうアダンがいい、パターを振りぬいた――
パターは鋭い音を立てて空をきり、海の方へ飛んで行った。
突然の出来事に、それまでやかましかったギャラリーが静まる。
そしてパターは小さい音と共に海へ沈んで行った。
「許せないが、お前を殺してしまったら、また間違った生き方をしてしまう」
そういい、アダンは野次馬をかき分け、バーの方へ歩いていった。
カリーナが泣きながらその場へ崩れる。
その様子を見て、しばらく沈黙していた野次馬から歓声が上がる。
「アダンよくやったな、空振りしたかと思った」
マスターが珍しく、笑いながらアダンの肩を叩いた。
マスターの笑顔は初めて見た、普段笑わないためかカチカチの氷が笑っているようで違和感があり、恐怖でしかなかった。
「アダンかっこ良かったよ」
リコがアダンの腕に抱きつき、笑いながら話しかけてきた。
アダンは深いため息を付きながら、無言でやめてくれと言ったジェスチャーをした。
マスターはアダン達がバーへ戻って行くのを遠目で見送り、這いつくばるロンメルに向かって怒鳴る。
「消えろ」
ロンメル達は、助かったと思ったのか、ここぞとばかりに逃げ出した。
「いいもの見れたぜ」
「ああ、アダンもやるもんだな」
ギャラリーもしばらくその場で話していたが、時間と共に散らばっていった。
この港にまた変わらない日常が戻ってくる。
すがすがしい程に、何もない海が目の前にいつもようにある夕暮れ時、
港に立つエドワードはアダンが投げたパターが落ちたであろう場所を悲しそうに眺めていた。
「大人になったな」
マスターは吸っていたタバコを捨てた後、そういいエドワードの肩を叩いた。
エドワードは何も言わず、マスターを思いっきり小突く。
「あのパター高かったんだぜ」
ぼそっとつぶやくエドワードの背中はどこか寂しそうだった。
「……」
マスターはにんまりと笑い、エドワードが持っていた7番アイアンを奪い、海へ力強く放り投げた。
アイアンはパターが沈んだであろう近くに、小さな音と共に沈んだ。
エドワードは何が起きたか分からず、マスターを驚いた表情で見た。
「忘れちまえ……昔の女みたいに」
そういい、マスターは銀色のジッポライターを取り出し、火をつけようとした。
だが、今度も火が付く気配はなかった。
「そうだな」
エドワードは、軽く瞬きし、目を泳がせた後に、ため息をついた。
そして目を細め、海を眺めた。
ちょうど渡り鳥が遠くに飛んでいくのが見えた。
どこまでも続く地平線を、彼らは空からずっと見ているのだろうか?そんな事を考えていると、どんな事も忘れさせてくれる気がした。そんな気がした。
“そんな気がした”どうって事ない見慣れた景色だ。
「お前も忘れろ」
そういい、エドワードはマスターの持っていたジッライターを奪おうとした。
マスターは必死に抵抗し、エドワードの髭を引っ張る。
夕暮れの赤い色の中、二人のおっさんがじゃれ合っている。
カリーナはその二人を見て笑顔で呟いた。
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