55 / 65
第7章/紅き胡蝶 第5話『羽をたたむ胡蝶』
しおりを挟む
一
だが、心臓めがけて伸びた妖魔の尻尾は───
アサドの身体に触れる寸前で、力無く地面に落ちた。
ビクン、ビクン、ビクン……と震えていた妖魔の身体が、頚の傷口から急速に黒い霧のようなものに、分解していく。
シュワシュワと、河の淀みの泡が弾けるような音がした。
やがて……
一握りの黒い灰を残して、妖魔ハイヤットは死んだ。
「勝った…ぞ。俺は父の敵を……倒したッ!」
荒い息の下から、天に向かってアサドが絶叫した。
「ファラシャト殿!」
ヴィリヤー軍師の悲鳴に、アサドは歓喜の節調から、我に返った。
倒れたファラシャトの傍らにひざまずいたヴィリヤーが、途方に暮れたようにアサドを見上げる。
助けを求める仔犬のように。
だが、アサドに出来ることはない。
その時、
「う…うう……」
アサドとヴィリヤーは、微かなうめき声を聞いた。
「ファラシャト、大丈夫か!?」
横たわるファラシャトを抱き起こした。
しかし壊れた人形のように、その細い首がのけ反り、アサドの手にずしりとした重みがかかる。
「ファラシャト…ファラシャト! しっかりしろ!」
反応がない。
思わず彼女を揺さぶるアサドの力に合わせて、ファラシャトの首が揺れる。
「ア…アサド殿…! そんなに揺すってはダメだ」
「あ…ああ、すまん。取り乱してしまった」
ヴィリヤーの叱責に、アサドの手が止まる。
アサドはファラシャトの頭を片手で支え、片手で頬に触れると、耳元で呼びかけた。
「俺の声が聞こえるか?」
「アサ…ド?」
ゆっくりと、ファラシャトの睫毛が動いた。
澄んだ酸性の湖の様な、青い眼が開く。
二
だがその眼は、不意に眠りを覚まされた子供のように、虚ろだ。
青い眼が、何かを捜しているように虚空を彷徨う。
「良かった……大丈夫だ、すぐ医者を」
アサドの声に、ファラシャトの唇が微かに揺れた。
「どうした…アサド…狼狽しているの? 初めて見た……」
悪戯っぽい笑みが浮かぶ。
「いつも冷静で……憎らしいほど沈着で……いつも……」
言葉を次ごうとして、ふっ…とファラシャトの瞼が重さに耐えかねたように閉じられる。
「ファラシャト!」
今度はさっきよりもノロノロと瞼が開かれる。見ているだけで辛そうだ。
「あな…た…は、まるで…中…天に輝く獅子の…よう……」
天空の獅子座。
それは古来より、水を司ると言われる。
獅子座が天空に輝くときに、この地に雨期が始まり、獅子座が消えるとき、収穫の時を迎える。
それ故、獅子は力の象徴であり、同時に水と豊穣を意味する。
「私と同じ蒼い眼と赤い髪……でも、あなたは伝説の赤い獅子…」
激しくファラシャトがせき込んだ。
彼女の肺にたまった血が、赤黒い固まりとなって吐き出される。
「やめろ、もうしゃべるな。大丈夫だ、死にはしない」
アサドがファラシャトの唇に手を当て、言葉を止めようとした。気管に血塊が入ったら、それだけで確実に死期を早めてしまう。
だが、ファラシャトはアサドの手を弱々しく押しのけると、静かに首を振った。
三
「お願い…もう駄目なの、わかっているの。言わせて……」
苦しい息の下から、ファラシャトは懇願する。わずかに開かれたその瞳から、ひとすじ涙が流れた。
「いつも……あなたには教えられて…ばかりだった…から……今度は…私が教えてあげる」
「やめろ……もういい! これ以上しゃべるな!」
アサドの声が聞こえぬようにファラシャトは言葉を継いだ。
「……あなたを…あなたを王にするのは……アティルガン家の血ではなく…」
無理矢理紡ぐその言葉は、切れ切れになる。
「ただ…勝利だけが、あなたを…正統な…王にする…こ…と…を…」
命を振り絞るように一語一語、ファラシャトの言葉は紡がれていく。
「ファラシャト……」
アサドにはもう、黙って聞くしかなかった。
「…ねぇ……アサ…ド……私の…獅子…王……覚えていて……」
ファラシャトの右手が、何かを掴もうとするように持ち上げられた。
アサドがその手を握りしめる。
自分の手がアサドの手に包まれているのを認めると、埃と血にまみれたファラシャトの小さな顔に、幸福そうな微笑みが浮かぶ。
「アサド、わ…たしは……………………………
………………………………………………
…………………………………………
……………………………………
………………………………
…………………………
……………………
……………
……
…
「ファラシャト?」
だが、最後に何かを伝えようとした唇は、微笑みの形のまま閉じられた。
抱きしめた白い肌は、徐々に熱を失い
自分自身を支える力をなくした身体は
アサドの腕の中でズシリと重みを増す。
ヴィリヤー軍師が呆然と立ち尽くし、ミアトがボロボロと涙を流して、しゃくり上げていた。
そして、アサドは───
彼らの背後では、鬨の声が上がった。
赤獅団とウルクルの兵たちが、城壁からアル・シャルク軍を押し戻した歓声だった。
太陽はいつのまにか中天より傾き、ウルクルを囲む砂漠に、午後の乾いた風が吹き始めていた。
四
「き…きさまがファラシャトを殺したのだ! きさまがぁ……ああ…ああああ」
ファラシャトの遺体を抱きしめ、発したウルクル太守の怒号は、しかし、裏がえったまま嗚咽に変わった。
ここはウルクルの王宮。
謁見の間。
「おおお……ファラシャト……。苦しかったろう、苦しかったろうなぁ…ああ我が娘よ」
広間の中央に座り込み、太守は血と土埃に汚れた愛娘の顔を、絹の手巾で拭い接吻しながら、振り絞るように泣き続ける。
広間に居並ぶ家臣達の存在も、今だにアル・シャルク軍との決着が着いていない事も、総て忘れ果てたように、太守は己の悲しみに溺れていた。
王宮の広間の高い天井に太守の泣き声が響く。
余りにもあらわな太守の慟哭に、家臣達が眼を背ける中で、アサドは黙然と太守を見つめている。
その眼帯の奥の碧眼に、いかなる感情が浮かんでいるのか、その場にいる誰にも読み取ることはできなかった。
「アサド! きさまの…任を解く。無能な傭兵どもは即刻ウルクルから追放じゃ!」
太守の憎悪を込めた声が、アサドに叩きつけられた。
飛び出さんばかりに見開かれた眼球は赤く血走り、ファラシャトの遺体を抱く手がブルブルと震えている。
突然の言葉に、左右の重臣達が狼狽した。
今、アサドを解任することは、ウルクルの滅亡を意味している。
赤獅団の奮戦によってようやく、アル・シャルク軍の攻撃をかろうじて撃退できたとは言え、依然として不利な戦力の中、この男無くして一日たりとも守城は難しい…誰もがそれを承知していた。
「太守! 今アサド殿を解任されては、ウルクルは……」
珍しく感情をあらわに詰め寄るヴィリヤーを遮って、太守はさらに大声を上げた。
「黙れ! 黙れ! 黙れ、黙れ、黙れぃ! この男さえおらねば、ファラシャトは死なずにすんだのじゃ!」
「しかし太守……!」
「アサドは敵と内通しておるに違いない。即刻獄に繋ぎ、罪状を吐かせよ!」
太守は、完全に自分を失っていた。
左右に控える衛兵は、太守の狂乱ぶりに戸惑いながらも、オドオドとアサドに近寄る。
その衛兵とアサドの間に、ヴィリヤー軍師が割って入る。
「太守は取り乱しておられるのだ。今のお言葉は無かったのだと思え」
「ヴィリヤー、悔しくはないのか? 儂はお主にファラシャトを娶すつもりであったのだぞ! それをこの傭兵ごときが……」
喚きながら太守は、傍らの杯をヴィリヤーに投げつけた。
■第7章/紅き胡蝶 第5話『羽をたたむ胡蝶』/終■
だが、心臓めがけて伸びた妖魔の尻尾は───
アサドの身体に触れる寸前で、力無く地面に落ちた。
ビクン、ビクン、ビクン……と震えていた妖魔の身体が、頚の傷口から急速に黒い霧のようなものに、分解していく。
シュワシュワと、河の淀みの泡が弾けるような音がした。
やがて……
一握りの黒い灰を残して、妖魔ハイヤットは死んだ。
「勝った…ぞ。俺は父の敵を……倒したッ!」
荒い息の下から、天に向かってアサドが絶叫した。
「ファラシャト殿!」
ヴィリヤー軍師の悲鳴に、アサドは歓喜の節調から、我に返った。
倒れたファラシャトの傍らにひざまずいたヴィリヤーが、途方に暮れたようにアサドを見上げる。
助けを求める仔犬のように。
だが、アサドに出来ることはない。
その時、
「う…うう……」
アサドとヴィリヤーは、微かなうめき声を聞いた。
「ファラシャト、大丈夫か!?」
横たわるファラシャトを抱き起こした。
しかし壊れた人形のように、その細い首がのけ反り、アサドの手にずしりとした重みがかかる。
「ファラシャト…ファラシャト! しっかりしろ!」
反応がない。
思わず彼女を揺さぶるアサドの力に合わせて、ファラシャトの首が揺れる。
「ア…アサド殿…! そんなに揺すってはダメだ」
「あ…ああ、すまん。取り乱してしまった」
ヴィリヤーの叱責に、アサドの手が止まる。
アサドはファラシャトの頭を片手で支え、片手で頬に触れると、耳元で呼びかけた。
「俺の声が聞こえるか?」
「アサ…ド?」
ゆっくりと、ファラシャトの睫毛が動いた。
澄んだ酸性の湖の様な、青い眼が開く。
二
だがその眼は、不意に眠りを覚まされた子供のように、虚ろだ。
青い眼が、何かを捜しているように虚空を彷徨う。
「良かった……大丈夫だ、すぐ医者を」
アサドの声に、ファラシャトの唇が微かに揺れた。
「どうした…アサド…狼狽しているの? 初めて見た……」
悪戯っぽい笑みが浮かぶ。
「いつも冷静で……憎らしいほど沈着で……いつも……」
言葉を次ごうとして、ふっ…とファラシャトの瞼が重さに耐えかねたように閉じられる。
「ファラシャト!」
今度はさっきよりもノロノロと瞼が開かれる。見ているだけで辛そうだ。
「あな…た…は、まるで…中…天に輝く獅子の…よう……」
天空の獅子座。
それは古来より、水を司ると言われる。
獅子座が天空に輝くときに、この地に雨期が始まり、獅子座が消えるとき、収穫の時を迎える。
それ故、獅子は力の象徴であり、同時に水と豊穣を意味する。
「私と同じ蒼い眼と赤い髪……でも、あなたは伝説の赤い獅子…」
激しくファラシャトがせき込んだ。
彼女の肺にたまった血が、赤黒い固まりとなって吐き出される。
「やめろ、もうしゃべるな。大丈夫だ、死にはしない」
アサドがファラシャトの唇に手を当て、言葉を止めようとした。気管に血塊が入ったら、それだけで確実に死期を早めてしまう。
だが、ファラシャトはアサドの手を弱々しく押しのけると、静かに首を振った。
三
「お願い…もう駄目なの、わかっているの。言わせて……」
苦しい息の下から、ファラシャトは懇願する。わずかに開かれたその瞳から、ひとすじ涙が流れた。
「いつも……あなたには教えられて…ばかりだった…から……今度は…私が教えてあげる」
「やめろ……もういい! これ以上しゃべるな!」
アサドの声が聞こえぬようにファラシャトは言葉を継いだ。
「……あなたを…あなたを王にするのは……アティルガン家の血ではなく…」
無理矢理紡ぐその言葉は、切れ切れになる。
「ただ…勝利だけが、あなたを…正統な…王にする…こ…と…を…」
命を振り絞るように一語一語、ファラシャトの言葉は紡がれていく。
「ファラシャト……」
アサドにはもう、黙って聞くしかなかった。
「…ねぇ……アサ…ド……私の…獅子…王……覚えていて……」
ファラシャトの右手が、何かを掴もうとするように持ち上げられた。
アサドがその手を握りしめる。
自分の手がアサドの手に包まれているのを認めると、埃と血にまみれたファラシャトの小さな顔に、幸福そうな微笑みが浮かぶ。
「アサド、わ…たしは……………………………
………………………………………………
…………………………………………
……………………………………
………………………………
…………………………
……………………
……………
……
…
「ファラシャト?」
だが、最後に何かを伝えようとした唇は、微笑みの形のまま閉じられた。
抱きしめた白い肌は、徐々に熱を失い
自分自身を支える力をなくした身体は
アサドの腕の中でズシリと重みを増す。
ヴィリヤー軍師が呆然と立ち尽くし、ミアトがボロボロと涙を流して、しゃくり上げていた。
そして、アサドは───
彼らの背後では、鬨の声が上がった。
赤獅団とウルクルの兵たちが、城壁からアル・シャルク軍を押し戻した歓声だった。
太陽はいつのまにか中天より傾き、ウルクルを囲む砂漠に、午後の乾いた風が吹き始めていた。
四
「き…きさまがファラシャトを殺したのだ! きさまがぁ……ああ…ああああ」
ファラシャトの遺体を抱きしめ、発したウルクル太守の怒号は、しかし、裏がえったまま嗚咽に変わった。
ここはウルクルの王宮。
謁見の間。
「おおお……ファラシャト……。苦しかったろう、苦しかったろうなぁ…ああ我が娘よ」
広間の中央に座り込み、太守は血と土埃に汚れた愛娘の顔を、絹の手巾で拭い接吻しながら、振り絞るように泣き続ける。
広間に居並ぶ家臣達の存在も、今だにアル・シャルク軍との決着が着いていない事も、総て忘れ果てたように、太守は己の悲しみに溺れていた。
王宮の広間の高い天井に太守の泣き声が響く。
余りにもあらわな太守の慟哭に、家臣達が眼を背ける中で、アサドは黙然と太守を見つめている。
その眼帯の奥の碧眼に、いかなる感情が浮かんでいるのか、その場にいる誰にも読み取ることはできなかった。
「アサド! きさまの…任を解く。無能な傭兵どもは即刻ウルクルから追放じゃ!」
太守の憎悪を込めた声が、アサドに叩きつけられた。
飛び出さんばかりに見開かれた眼球は赤く血走り、ファラシャトの遺体を抱く手がブルブルと震えている。
突然の言葉に、左右の重臣達が狼狽した。
今、アサドを解任することは、ウルクルの滅亡を意味している。
赤獅団の奮戦によってようやく、アル・シャルク軍の攻撃をかろうじて撃退できたとは言え、依然として不利な戦力の中、この男無くして一日たりとも守城は難しい…誰もがそれを承知していた。
「太守! 今アサド殿を解任されては、ウルクルは……」
珍しく感情をあらわに詰め寄るヴィリヤーを遮って、太守はさらに大声を上げた。
「黙れ! 黙れ! 黙れ、黙れ、黙れぃ! この男さえおらねば、ファラシャトは死なずにすんだのじゃ!」
「しかし太守……!」
「アサドは敵と内通しておるに違いない。即刻獄に繋ぎ、罪状を吐かせよ!」
太守は、完全に自分を失っていた。
左右に控える衛兵は、太守の狂乱ぶりに戸惑いながらも、オドオドとアサドに近寄る。
その衛兵とアサドの間に、ヴィリヤー軍師が割って入る。
「太守は取り乱しておられるのだ。今のお言葉は無かったのだと思え」
「ヴィリヤー、悔しくはないのか? 儂はお主にファラシャトを娶すつもりであったのだぞ! それをこの傭兵ごときが……」
喚きながら太守は、傍らの杯をヴィリヤーに投げつけた。
■第7章/紅き胡蝶 第5話『羽をたたむ胡蝶』/終■
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
八代とお嬢
えりー
恋愛
八代(やつしろ)は橋野みくる(はしの みくる)の為に昔作られた刀だ。
橋野家は昔から強い霊力をもって生まれてくる女児がいる。
橋野家にいた当時の当主は預言者に”八代目の当主はけた外れの霊力を持って生まれてくる。その女児を護る為の刀を作れ”と言われる。
当主は慌てて刀を造らせた。
それが八代だった。
八代には変化の力があった。
八代目の当主が生まれるまで封印されることになる。
どのくらいの時が経ったかわからなくなった頃封印を破った女児がいた。
それがみくる。八代目の当主だった。
それから八代はみくるの傍から片時も離れない。
みくるは産まれた時から外へは出してもらえない。
強い霊力を持っているため魔物に狙われるからだ。
いつも八代に付きまとわれていた。
それが嫌である日橋野家を抜け出し魔物に襲われる。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる