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アイデンティティ
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しおりを挟む結局。俺は尊さんや龍二さんに笑い提供しただけで終わった。
も、いいもん。
せいぜい俺の悩みで笑って心潤して下さい。
誰にも俺の気持ちなんてわかんねえよ。そりゃあさあ?前よりは良いよ?
とりあえず、一回はちいさんイカせるまで挿れるの我慢出来るようになったしさ。
龍二さんが言うみてえに、好きで好きでたまんねえ、って気持ちが落ち着いたらなんとかなるのかな。
でも好きで好きでたまんねえ気持ちはずっと変わりそうにねえんだけど。
今だって一日中、ちいさんがなにしてるかな、とか考える。
まあ、仕事ん時は接客に集中する様にしてっけど。
気い抜いたらすぐちいさんの事考える。
ちいさんはよっぽどの用がねえと自分からは連絡してくんねえけど、でもこの頃は俺が下らねえ事メッセージしてもちゃんと返事してくれる。
仕事終わって家帰って寝て起きて。起きたら腹減るから。
おなかすいた。ちいさんのご飯食べたいよー。
とかメッセージしたら。
なにが食べたいの?
って。返事が来るんだよ。うわあああ!もうっ!そんだけで頭が天国行っちゃう。
「お前、本気で変なクスリやってねえだろうな」
俺がにやける度龍二さんが不審者見る目つきで言う。
やるワケねえだろ。彼女警察官なのに。
警察官と付き合ってなくてもやんねえけどな。俺そう言う系には昔から興味ねえし。
そんなもん使わなくても。ちいさんの事考えたら俺の頭はいつでもトリップ。
ああ。もうダメ。すんげえ好き。大好き。
この世にちいさんが存在してるだけでも嬉しいのに。
それが俺の彼女とか。
きゃあああああああああああっ!!
叫びてえくれえ好き。
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