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セロトニン
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しおりを挟むベッドでちいさんの隣で身体起こして。
ちいさんのほっぺた指でなぞる。
俺は何を間違ってたんだろうなあ。
こんなに綺麗な人が俺みてえなバカなガキんちょ本気で付き合ってくれるワケねえじゃん。
いつも俺がしたがるから。しょうがねえから相手してくれてただけじゃん。
だってさあ、俺としたってちいさんイケないんだよ?
自分で笑えるよ。ホント、バカ。
ちいさんが俺と一緒にいてくれるワケなんかいっこもねえや。
キスしたらいつも頭溶けそうになるのに今日は泣きそうなる。
せめて今日くれえは頑張ってさあ。俺とセックスして気持ち良かった、って覚えてて欲しいよな。
ちいさんの身体にいっぱいキスして。
ちいさんの声にやられそうになるんだけど。
今日はなんか、あんまり興奮しねえな。いや、そりゃ勃ってるけどさ。
指でちいさんの気持ち良いとこ触る。俺いつもこの辺で我慢出来なくなるんだよな。
「ちいさん…気持ち良い?」
ちいさんの耳元で聞いたらちいさんが俺にしがみつく。
声聞いてたら我慢できなくなるからキスして。
俺の口ん中に伝わってくるちいさんの吐息としがみつく手の力で。
ちいさんがイキそうなのがわかる。
このままイって。キスしながら。
俺の最後の。
お願いだから。
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