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オキシトシン
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しおりを挟む退院したら。
ちいさんの部屋で。
むぐふふふふふふふふふ。
ちいさんがメシ作ってくれて。
「食べさせてあげるね。あーん」
「あーん」
とかやっちゃったりしたりしてっ!そんでそんでっ。夜はっ!
「ちいさん、好きだよ…」
って上になったり下になったり!
むぎゅううううっ!
「なに布団抱き締めてんだ。お前は」
おっと、龍二さんだ。
「俺の妄想タイム邪魔しないでよお」
「どうせエロい事考えてるだけだろ」
むきっ。ちいさんとのセックスをエロいとか言わないでよ。あ。エロいか。
また手ぶらかと思ったら今日は違えな。なんか紙袋持ってるし。
じいっと見てたら龍二さんが気が付いて。
「ああ。これ、莉緒がお前にって。野菜の蒸しケーキ」
「うわあ!さすが莉緒ちゃん!彼氏と違って気が利くう」
「俺はお前の事考えて菓子とか持って来ねえ様にしてるんだぞ」
「もう。良いから早くちょうだいよ」
袋開けたらオレンジとか黄色とか緑とかの蒸しケーキ。
「人参とかぼちゃと枝豆。なんで俺が材料費出さねえといけねえんだ」
「旨あい!」
莉緒ちゃん料理上手いからな。
「いっぺんに全部食うんじゃねえぞ、太るからな」
龍二さんが母ちゃん見てえな事言う。そんなん聞こえねえふりして全部食った。
「まったく、お前は。休み明け子豚になってて客に逃げられても知らねえぞ」
俺は退院しても完全に治るまで休んで良いって社長に言われてる。社長も身内が絡んでるからか、休んでる間の給料は最低保証は出してくれるって言われた。
まあ、その間の営業はやっとかねえとどっちみち客に逃げられるけどな。
子豚、か。ちいさんも料理上手いからな、いっぱい食べてね、とか言われたらいっぱい食っちゃうよ俺。
二人でメシ食って。楽しみだな。
そんで夜はもっと楽しみだな。
うああ!ちいさんと毎日一緒いられるうっ!
「…お前、やっぱ頭診てもらえ。悪い事言わねえから、そうしろ。いいな」
枕抱き締めて一人悶えてたら。
龍二さんが呆れた顔した。
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