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てらだりょう

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ドーパミン

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け。

けいぶほ?

警部補?ちいさんが?え?

ちいさん、警察の人だったのお??

え?じゃあ悟も警察?

んで、このキザメガネも警察?

あ?なんで警察のヤツがこんなガラ悪いやつらと一緒いるんだ?

しかもちいさんを狙うとか。なんで?

ちいさんが警察でキザメガネ警察でガラ悪に俺ら捕まって。

混乱して頭ぐるぐるする。

「警察官が機密情報リークして小遣い稼ぎなんて世も末だな…」

ちいさんがキザメガネ睨みつける。

「良い副業ですよ。警察とやくざなんか持ちつ持たれつじゃないですか。それに証拠は無いでしょう?」

「……」

「署内のデータベースのアクセス記録なんか簡単に捏造できるし。決定的な証拠があるとしたら高遠警部補、アンタが持ってるはずだ」

キザメガネがタバコ出したらガラ悪そのいちが火つける。

なんだそれ。警察のくせに。

「高遠さん、アンタのやり方はわかってる。決定的な証拠が出るまで捜査情報は誰にも漏らさないし上にも報告しない。俺が組と繋がってる証拠は出たのかな?」

「……」

「まあ、良いですよ。口の固いアンタに消えてもらえば俺は今まで通り小遣い稼ぎ出来るワケだからな」

消える?って、なんだよ!?ちいさんになにする気だっ。

ちいさんを背中に庇ってキザメガネ睨んだ。

「ところで、コイツなんだ?」

キザメガネがそのいちに顔向けた。

「その女と一緒にいたんで…」

「彼は無関係の一般人だ。何も知らないし巻き込まないで」

ちいさんが俺の肩押してキザメガネに言った。

「ちいさん!俺はちいさんを守るっ!こんなヤツら俺が片付けてやるっ!!」

キザメガネが俺見て。

「威勢の良いガキだな。惚れてんのか?」

煩えっ!笑うなっ!

「良い事思い付いた。美人警部補がストーカーに刺されて死亡ってのはどうだ?」

なにが良い事だ!ストーカーって誰の事だよっ。

「ストーカーは行方不明、実は海の底で魚の餌」

にやにやしやがって。このメガネっ。誰がっ。

魚の餌になんかなるもんかあっ!!




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