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ドーパミン
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しおりを挟む「ちいさん…」
もっかい、ちいさんにキス。
ちょ、俺の部屋でとかっ!マジ興奮すんですけどおっ!
「もう…やめなさいってば」
そんな。無理。
だって俺、一回我慢したからな。もう無理っ。
「キミ、仕事は?」
仕事?そんなん、ちいさんと一緒にいる事に比べたらっ。
あ、休むなら連絡しねえといけねえな。当欠の罰金取られるな。無欠だったら倍取られるからな。
仕方ねえ。先に連絡するか。
ちいさんから離れたら。
「仕事はちゃんとした方が良いと思うけど」
ちいさんに言われた。
「ええっ、でもっ」
「仕事に情熱持ってる人っていいわよね」
ちいさんがにっこりして言うから。
よし!俺は頑張って仕事するっ!
仕事に情熱燃やすんだあっ!
「なんだ、気合入ってんな」
「俺はやる時はやる男なんすよ、龍二さん!」
客にガンガン営業電話しまくって。メールも。
頑張って稼げる男になって、俺も一人前の男なんだぞ!ってちいさんに認めてもらうんだ。
でもアフターはしばらくはキャンセルっ。
だって。ちいさんが家にいるんだもんねえ!
「ちいさんっ!ただいまっ」
って、寝てるかもしんねえのに。
と思ったら。玄関に男の靴。
「やあ、お疲れ様」
なんでてめえがいるんだよっ!悟っ!
布団の横座って。なんだよ、そのさわやかな笑顔は。
ちいさんは洋服のままなんかだるそうに布団寝そべってるし。
むうう。なんだこの状況。
まさか。
「じゃ、くれぐれも気をつけて下さいよ」
「わかってるよ」
悟が俺の横通り過ぎながら。
「戸締りはちゃんとしてね」
そのくれえわかってるっ!さっさと帰れっ!
ムカつくから鍵閉めてチェーンかけてやった。
「思ったより早いのね」
俺がっ!?ちいさんとすると確かに早いけどっ。
悟が早いのっ!?
「朝まで帰って来ないと思ってたわ」
なんだ、そっちか。
「アフター行かなかったから…」
「そう。お疲れ様」
布団に寝そべってるちいさんにそのまま覆い被さる。
「なに」
「ちいさん…悟とヤったの?」
ちいさんが眼見開いて。
まさか。まさか。ましゃかっ!
「悟とはそんな関係じゃないわよ」
ホントに?ホントにそうなの?
ちいさんにキスしたら。そんな事どうでも良くなるくれえ気持ち良い。
「ちいさん…お願い…」
俺はすぐイっちゃうし、ちいさんから見たらお子様かもしんねえけど。
「他の男としないで…」
ちいさんがちょっと笑って。
「キミはホント…」
なに?俺がどうしたの?
ちいさんがキスしてくれたからその先はどうでも良くなった。
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