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伝達信号
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しおりを挟む夜中に女ん家放り出されて。
一人で自分ん家帰るとか。
情けな。
んなの初めてだよ。
自分ん家帰ったら。
「家、汚い」
独り言出る。汚えな。
大抵、我慢出来なくなったら掃除してくれそうな女呼んでやってもらうけど。
そんな気なんない。
ちいさんで頭いっぱい。
敷きっぱなの布団に転がる。
夜中も仕事とかそんな忙しいのかな。
でも悟のヤツが一緒なんだよな。いいなあ。
仕事でもちいさんと一緒いられて。
アイツ、ちいさんの事絶対好きだからな。
徹夜仕事とかって休憩しよ、ってホテルで休憩とかだったらどうしよう!?
ぎゃああ!嫌だあ!
て、んなワケねえか。
俺の手に残ってるちいさんの感触と。
ちいさんの香り。
あ、もう。さっきしたばっかなのに。
思い出すとヤバい。
俺覚えたての子供かよ。
ティッシュ、ティッシュ!て、ホント俺バカだな。
バカだけど好きなのは本気だよ。
だから仕事ばっかしてないでさあ?
俺と遊んでよ、ちいさん。
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