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ホルモン分泌
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しおりを挟む自己満のセックス。
って。
自分だけ気持ち良かったら。
そんなつもりはねえんだよ?
全然、まったくねえんだけどっ。
結果的にそうなるんだもん。
どうしようもねえじゃん!
「ねえ…また会ってよ」
このまんまじゃ俺のプライドが。
「時間があったらね」
ちいさんは冷たい。
ホテル出たら。
「ちいさん。なにしてるの」
若いっても俺よりは上そうな、男が声かけてきた。
「ああ…なんで場所わかった?」
「GPS」
男が時計指差したらちいさんが自分の時計見た。
「あなたの居場所わからないと俺が困るからね。付けさせてもらった」
「まあ…良いけど」
なんだ?
路駐した車に寄っ掛かってる男は。
見た目、かっこいいじゃねえか。
なにもんだろ。
「乗ってくなら送るけど」
ちいさんが男が開けた助手席乗りながら言った。
「あ、うん!送って」
男がちょっと笑ってリアのドア開ける。
一体なんなんだろ、コイツ。
「俺より若いね」
だからなんだよ。
「ちいさんの趣味もわかんなくなってきたな」
ぼそっと言ってドア閉めた。
「休日に私の行動監視する様な真似止めてほしいね」
「休日なんかあって無い様なもんでしょ。それに監視じゃなくて、俺にはあなたの居場所把握しておく必要があるんですよ」
ハンドル握る男。
どゆ関係?
耳ダンボな俺。
「悟は私に過保護過ぎ」
「過保護じゃありません。あなたがパートナーの俺に無断で一人で行動するからでしょ。嫌なら俺に心配かけないでよ」
んん?パートナー?なんの?
「心配する必要無い。自分でわきまえて行動してる」
「だからね、それが困るの。俺は仕事上あなたの相方なんだから、相方に内緒で動かないでよ」
なんかわかんねえけど。仕事の関係かな。
ん?ちいさんてなんの仕事してんのかな?
聞いたら。
「…公務員」
ちいさんが答えた。
て、市役所とかの人?
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