209 / 239
I'll make love to you
9
しおりを挟む俺は、正常位が好きだ。
但し、みのりさんに限る。
まあ、面白がってあれこれ試してた時期もあるけどな。
今はみのりさん以外の女なんて、触りたくもねえし。裸なんて見たくもねえよ。
みのりさんが俺で感じてくれてるのを見ると、俺も幸せになるから、みのりさんに関してはほぼ、正常位。
俺としては、その可愛いみのりさんをずっと見てたいんだけどな。
みのりさんの声もすげえ可愛いから、聞きたいんだけど。
満が起きたら困るから、今はなるべく静かに時間短縮。
そりゃあ、生理的には不満じゃねえよ。けど、精神的には満ち足りてねえんだよ。
とは言っても。子供がいる家庭なんてそんなもんだろうけど。
セックスは愛!!なんだから。
どうにかなんねえかな。
満に耳塞いで寝とけ、とか言い聞かせたって無理な話だしな。ホントにやったら爆笑するよ。
そんな事考えてたら、急にみのりさんが。
「日曜日、市立博物館行って来るからみいくん見てて」
とか言い出した。
理由聞いたら、古い日本刀の展示があるから見に行きたいらしい。みのりさんは今は仕事は休業中だけど、資料になるから本身の刀が見たい、って言い張る。
そんなの、人も多いし一人でなんか行かせかれねえし。もし誘拐でもされたらどうするんだ。そんな事されたら犯人探し出して殺してやるけど。
家族で一緒に行けば良い、って俺が言ったら。
「展示品の細部まで見たいし、来歴とかも出来るだけゆっくり見たいもん。みいくんがいると、もしぐずったりしたら外出らんといかんしゆっくり見れんやん」
うん、それもそうだ。でもみのりさんを一人では行かせられねえ。
一緒に行って、俺がみいくんと外出待ってる、って手もあるけど。
「じゃあ、二宮のお母さんにみいくん見てもらって、二人で行こうよ」
「あー、無理。おかんは歌舞伎に行くらしい」
じゃあ、俺の母さんか?無理、て事はねえよな。一応、乳幼児の俺育てた経験あるんだしな。
みのりさんは一人で行きたがってたけど。なんで一人が良いんだ。
「私がみいくんのお世話するの?やだわ、出来るかしら」
会社で社長室行ったついでに、母さんを説得。
「みいくんのご飯とかは用意しとくし。みのりさんがいないとちょっと泣くかもしれねえけど、昔は育児してたんだから大丈夫だろ?」
「そんな昔の事言われても…一人でとか、なにかあったら…」
「なんかあったら電話してくれりゃ良いよ。一人で不安なら各務連れてくりゃ良い」
俺が言ったら、母さんがちょっと赤くなった。
そんで、どうにかOKさせて。
俺はもう当初の目的は全く頭の外。
みのりさんとデート。
デート、だ!!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
19
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる