You Could Be Mine ぱーとに【改訂版】

てらだりょう

文字の大きさ
上 下
112 / 240
そのじゅう

そのじゅう-6

しおりを挟む





「まあ、時間まで食事でもしようよ」

オサレなイタリアン。

各務先生は顔パスらしくなにも言わないのに個室通された。

て、なんの時間?

「松本氏の奥さんて処女かなあ?」

「ぶっ」

思わず水吹いた。

「ああ、もう。みのりさん」

尊がハンカチであたしの顔やら服やら拭く。

「仲良いよねえ。天海サン、離婚して俺んとこ来ない?子供も俺の籍入れてあげるから」

もっかい水吹いた。

「てめっ!いい加減に」

テーブル乗り越えそうな勢いの尊、抱き付いて抑える。

「冗談通じないね、ダンナ」

けらけら笑う各務先生。

冗談の度が過ぎますですよ、ど変態。

「ダンナあ、処女とヤった事ある?」

「はあ?なんでそんな事言わねえといけないんだよ」

「俺の質問には答えてくれるう?」

尊があたし見て苦々しい顔した。ま、ここは一つ大人しくど変態の相手するしかない。

「ヤった事ないね」

「なんで?」

とりあえずあたしゃ目の前のオサレな料理に集中。

「セックス知らないヤツとヤっても楽しくない」

「あ、わかるう!色々試したいもんねえ。セックス知らない身体だと反応が過敏過ぎて愉しくないんだよねえ。逆に言うと開発する愉しさもあるんだけどさ。やっぱ自分好みにしたいとかもあるよね?」

「う。それはまあ」

「でしょ?俺はオモチャ好きにさせるのが愉しいんだ」

「俺はそう言うのより」

「ダンナって、言葉責め好きそうな感じ」

「う…」

「言葉責めってマンネリしやすいからネタ仕入れないとさあ?良いサイト教えよっか?」

尊が一瞬嬉しそうな顔した。

見逃しませんよ、妻として。

「ネタ、ってなんの事かしら?」

にっこり。

「な、なんでもない…です」

あたしと眼合わさず遠く見る尊。

これ以上変態度上げられてたまるかっ!

「そろそろ良いかな。行こうか」

なにが良いのかわからんが。

各務先生に連れて来られた先は。

昼間結婚式が行われたホテル。

とある部屋の前。

「じゃーん」

カードキー手ににこやかな各務先生。

「どっから手に入れたかは聞かないでねえ」

ちょっと待てっ!

キーを差し込む各務先生。

待てっ!まさかっ!

まさかこの部屋はっ!なに考えとんじゃっ!!

このど変態いいいいいいいっっ!?




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

処理中です...