You Could Be Mine ぱーとに【改訂版】

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なんとか入った高校はレベルは中の中。

ホントならもっと下の行くとこねえヤンキーの受け入れ場所みてえな学校もあったんだけどな。

俺としちゃ、そっちの方が面白そうだったけど。

いくら高校行く気になったからってあそこだけは止めてくれ、って本気で母さん泣くし。

せっかく行く気になったんだから、て野口に勉強させられてどうにか偏差値上げて。

同じ中学からヤンキー仲間も何人か一緒だった。

まあ、それなりに俺らも努力つーもんはしたんだよ。

初日から入学式の講堂内じゃ同じ様なヤツらがそれぞれグループなってるし。

もう、入学式からガンとばし合いだよ。

俺らのグループでもやっぱ俺が一番目立つ。

入学式の日には学ラン改造して短ランだし髪も染めてたし。

次の日からさっそく。

「てめえ目立ち過ぎなんだよ」

て、来るからな。

俺の名前で最初から俺の下につくヤツらもいて。

けどまあ、みんなそれなりに中学ん時に名前売ってるのばっかだから。

大人しくはしてねえよな。

最初の頃は毎日ケンカだな。

二ヶ月くれえで一年シメた。圧倒的に俺らの方が踏んだ場数が多かったんだな。

俺とケンカするにはまだ甘え。

つうか、俺が学校に見あわないクソヤンキーなだけだけどな。

んで俺もシメたのは良いけど弱えヤツには興味ねえから、ケンカして気に入ったヤツらでまわり固めて。

二年もシメちまえ、てなって。

割とあっけなくやっちまって、今度は三年。

「あー、悪いけど俺がこの学校シメっから」

て、俺が言った時点でびびってたからな。

二学期の中頃には学校シメた。

女はもうその頃は学校の女とかだったな。

高校くれえになったら女に見えっからな。でもヤンキーくさい女しかいねえんだけど。

「付き合って」

とか言われたりすんだけど。俺は女なんてヤるだけのもんだし。

そうしてるうちに俺とヤるだけでも良い、みてえなんばっか来る様になった。