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そのじゅうよん
そのじゅうよん-22
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なんやかんやで友達含め各方面からお祝い頂いたり。
お返しは尊がやってる。
あたしにやらせるとアバウトになるから。
失礼な。
ま、それはそれで。楽出来るけど。
ほとんどてっちゃんと遊んで仕事しないまま。
尊が迎え来た。
ランチはグランドホテルのビュッフェ。
なんか。
懐かしいな。
「みのりさん、ちゃんと食べて!」
あたしの前には。
山盛りのサラダやらローストビーフやら。
食べろて言われてもさ。
「こんなに食べれんし」
ぶつぶつ言うと。
「みのりさん一人の身体じゃないんだから。食べられるだけ食べて!赤ちゃんのために栄養取らなきゃ!」
怒られる。
仕方なしにもぐもぐ。
昔来た時は。
緊張したのもあるけど。
こんないい男の前でがつがつ出来んと思って。
あんま食べられんかったな。
もしあの時。
食い気につられんかったら。
尊がくすっと笑う。
「なに」
「うん。初めてここでご飯食べた時、みのりさん可愛いかったなあ、て思い出した」
多分ここ来る度言うんやろな、それ。
「もしみのりさんが来てくれなかったら俺、どうしてたかな…」
ちょっと遠く見る。
「どうしてた?」
「さあ…わかんないけど」
どうしたやろうね。
「でも俺、絶対あきらめなかったと思う」
「あたしが断っても?」
「何回断られてもあきらめなかったよ。多分」
「ずっと断っても?」
「うん。だってみのりさんが好きだもん。俺の事好きになってくれるまで追っかけてたよ」
運命ってわかんないね。
あの時は想像も出来なかったよ。
「もしみのりさんが振り向いてくれなかったら」
あきらめたか?
「誘拐して監禁してたかも」
笑いながら言うなよ。
そんじゃあたしは。
犯罪者になったかも知れない尊を救ったのか。
ホント。運命って。
わかんないや。
ウェディングドレスは二人で選んだ。
て、言うか。
プランナーさんに紹介してもらったデザイナーさんに作ってもらった。
オーダーメイドだよ。
なんか凄いな。
式場はゲストハウス。
レストランウェディングとかさ。
ちょっと憧れてたんだけど。
二人共予想以上に仕事関係の招待客が多くて、こじんまりした披露宴は無理、てワケで。
併設のチャペルでお式。
次の打ち合わせにはおとん連れて来んとな。
リハーサルやからな。
式はなるべく急いで暖かくなる頃の大安吉日。
招待状やら席次やら引き出物やら。
案外面倒やな。結婚式って。
ドレスが仕上がったんで今日は試着。
妊娠発覚前にオーダーしてたけど。
デザインは胸の下で切り替えなってて。ふんわりしたギャザーのドレス。
デザイナーさんと尊の意見が主やったけど。あたしのイメージはこんならしい。
しかし。このデザインならお腹が少し大きくなっても目立たない。
偶然って凄い。
「どう?みのりさん」
尊が見に来た。
口開けて固まった。
なによ。
なんなんよ。
「…尊?」
「…かっ」
「は?」
「可愛いっ!!みのりさんっ!!」
「うわっ」
あたしに抱きついて。
「ああっ!もう!すっごい可愛いっ!!」
デザイナーさんが笑う。
やめれ、恥ずかしい。
「可愛い…みのりさん」
あたしのほっぺた両手で包んで。
やばいな。このパターン。
人まわりにいっぱいいるんやから。
頼むから、止めてくれ。
後ずさるあたしの頭固定して。
尊は思い切りディープな。
キスをした。
お返しは尊がやってる。
あたしにやらせるとアバウトになるから。
失礼な。
ま、それはそれで。楽出来るけど。
ほとんどてっちゃんと遊んで仕事しないまま。
尊が迎え来た。
ランチはグランドホテルのビュッフェ。
なんか。
懐かしいな。
「みのりさん、ちゃんと食べて!」
あたしの前には。
山盛りのサラダやらローストビーフやら。
食べろて言われてもさ。
「こんなに食べれんし」
ぶつぶつ言うと。
「みのりさん一人の身体じゃないんだから。食べられるだけ食べて!赤ちゃんのために栄養取らなきゃ!」
怒られる。
仕方なしにもぐもぐ。
昔来た時は。
緊張したのもあるけど。
こんないい男の前でがつがつ出来んと思って。
あんま食べられんかったな。
もしあの時。
食い気につられんかったら。
尊がくすっと笑う。
「なに」
「うん。初めてここでご飯食べた時、みのりさん可愛いかったなあ、て思い出した」
多分ここ来る度言うんやろな、それ。
「もしみのりさんが来てくれなかったら俺、どうしてたかな…」
ちょっと遠く見る。
「どうしてた?」
「さあ…わかんないけど」
どうしたやろうね。
「でも俺、絶対あきらめなかったと思う」
「あたしが断っても?」
「何回断られてもあきらめなかったよ。多分」
「ずっと断っても?」
「うん。だってみのりさんが好きだもん。俺の事好きになってくれるまで追っかけてたよ」
運命ってわかんないね。
あの時は想像も出来なかったよ。
「もしみのりさんが振り向いてくれなかったら」
あきらめたか?
「誘拐して監禁してたかも」
笑いながら言うなよ。
そんじゃあたしは。
犯罪者になったかも知れない尊を救ったのか。
ホント。運命って。
わかんないや。
ウェディングドレスは二人で選んだ。
て、言うか。
プランナーさんに紹介してもらったデザイナーさんに作ってもらった。
オーダーメイドだよ。
なんか凄いな。
式場はゲストハウス。
レストランウェディングとかさ。
ちょっと憧れてたんだけど。
二人共予想以上に仕事関係の招待客が多くて、こじんまりした披露宴は無理、てワケで。
併設のチャペルでお式。
次の打ち合わせにはおとん連れて来んとな。
リハーサルやからな。
式はなるべく急いで暖かくなる頃の大安吉日。
招待状やら席次やら引き出物やら。
案外面倒やな。結婚式って。
ドレスが仕上がったんで今日は試着。
妊娠発覚前にオーダーしてたけど。
デザインは胸の下で切り替えなってて。ふんわりしたギャザーのドレス。
デザイナーさんと尊の意見が主やったけど。あたしのイメージはこんならしい。
しかし。このデザインならお腹が少し大きくなっても目立たない。
偶然って凄い。
「どう?みのりさん」
尊が見に来た。
口開けて固まった。
なによ。
なんなんよ。
「…尊?」
「…かっ」
「は?」
「可愛いっ!!みのりさんっ!!」
「うわっ」
あたしに抱きついて。
「ああっ!もう!すっごい可愛いっ!!」
デザイナーさんが笑う。
やめれ、恥ずかしい。
「可愛い…みのりさん」
あたしのほっぺた両手で包んで。
やばいな。このパターン。
人まわりにいっぱいいるんやから。
頼むから、止めてくれ。
後ずさるあたしの頭固定して。
尊は思い切りディープな。
キスをした。
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