78 / 160
そのじゅういち
そのじゅういち-9
しおりを挟む
それから二日。
尊と二人でドラッグストアにいる、あたし。
「検査薬って何種類もあるんだね」
尊は棚の検査薬を一つずつとっては、裏の説明書きを読んでる。
あたしは、こんなことをしているのが。
なんだか。すんごく。
恥ずかしい。
「値段も色々あるけど。どれがいいんだろうね」
そのうちに、店員さんを呼び止める尊。
あれやこれや店員さんに質問する。
店員さんに生理遅れてどれくらいですかあ?とか聞かれて、平然と答える尊。
店員さんと眼が合って、思わず赤くなるあたし。
いや、聞くのは別に恥ずかしい事やないと思うんやけどさ。
いかにもさあ。
ヤっちゃいましたよ。俺ら。
みたいな感じでさー。
いたたまれないっすよ。
なんで、平気なんだろね。この男は。
尊は、店員さんからおすすめされた確実性の高いと言う検査薬を買った。
「はい。みのりさん」
嬉々とした笑顔であたしにドラッグストアの袋を差し出す。
「う、家でやる」
だって、検査ってさあ?
「なんで?今すればいいじゃない」
その。いわゆる、尿検査、なワケでさ。
「いいから。結果見たいからここでやって」
ここで、と言うのは尊の家のトイレなワケで。
決して尊にそう言う趣味があるワケではないですよっ!
そんなこんなで。
トイレから出てきたあたしを待ち構える尊。
ちょっと!そんなにガン見すんじゃねえっ!
恥ずかしいだろっ。
時間が過ぎて。
「ライン、出ないね」
不満そうな尊の声。
反応があると、真ん中の窓にラインがでるらしいが。
出ない。
出来てなかったか。
まあ。やっぱり遅れてるだけでさ。
「みのりさん」
尊が真面目な顔してあたしを見る。
「検査薬って100パーセントじゃないらしいから」
はい。そうらしいですね。
「明日、病院行こ!」
なんだと。病院、て。
産婦人科。に、行くのかああああああ!?
尊が出勤してから、夜になって。
家で仕事をしていると携帯が鳴った。
ディスプレイに表示されている番号は。
瞳子さん。
すんごい嫌な予感。
『みのりちゃんっ!赤ちゃんできたのっ!?』
ああ。やはり。
尊のヤツめ。瞳子さんに言いやがったな。
「いや、まだそうと決まったワケでは」
ないんですよ。
『やだー!どうしよう!私孫ができちゃうの!?』
落ち着いてください。
『おばあちゃんとか呼ばせないでね!!あっ!みのりちゃんのお家にご挨拶行かなくちゃ!』
「瞳子さん、まだ生理が遅れただけで。出来てるかはわかりませんよ」
『……そうなの?』
「そうです」
なぜに、私を置いて行くんだ、この親子は。
『もう、尊ってば。妊娠四週目なんだよ、とか言うから』
「尊が電話したんですか?」
瞳子さんは尊によく電話をかけてくるけど。
尊からはあんまり連絡しないんだよな。
『そうよ。凄く興奮して…俺父親になるよ!って』
尊が電話したのか。
よっぽど言いたかったんだな。
『遅れてるってどのくらい?』
「今日で一週間です。でも検査薬で反応、出なかったです」
瞳子さんがため息をついた。
『…そうなの。尊があんまり嬉しそうに言うから私も本当かと思ったのに』
そんな寂しそうに言われてもですね。反応しないもんはしょうがないですよ?
「明日、尊と一緒に病院行ってきます」
『そう…そうよね、検査薬で出なくても病院行けばはっきりするわよね!』
いや、だから。
『どうしよう。男の子は尊でみちゃってるから、女の子がいいわぁ。みのりちゃんみたいな女の子!きっと可愛いわ!』
なぜ、そうなる。
『あ!フランスのベビー服可愛いのよぉ。今度行った時に買ってこようかしら』
「瞳子さん、まだ出来てると決まったワケでは」
『やっぱり、フランスのは可愛いのよ。赤ちゃんでもおしゃれしないとね』
親子揃って。
似たもの親子。
少し前まで仲良くなかったとは信じがたいくらい思考回路がそっくり。
フランスに買い物に行くのは、とりあえずはっきりしてから、と言うことでお願いした。
そして。
いよいよ。
未知の領域、産婦人科へ。
行って参ります。
産婦人科とは。
妊娠している人が赤ちゃんを産む為に行く病院。
それから、婦人科系の病気を治す為の人。
それと。悲しい思いを持って行く人。
お腹が大きい人以外はわかんないけどね。
だからさ。
そんな満面の笑みしてんじゃねえよ。
「二階に新生児室あるんだって。後で赤ちゃん見に行けるかな」
でれっでれに笑ってやがる。
朝一で来たから、尊は寝てない。
昨日は酒飲んでないらしい。
酒臭い状態で来たくなかったそうな。
でもなあ。あたしは、違う様な気がしてならないんよねえ。
なんか引っ掛かるんだよなあ。
なにかわかんないけど。
「二宮さーん」
ナースさんに呼ばれた。
尊、ピンクのナース服好きだよな。コスプレさせられる時、ピンクだもんな。
関係無いけど。
ナースさんから、検尿の紙コップをわたされた。
「あちらの検査用トイレで採って下さいね」
言われて行こうとしたら、尊がついて来る。
「あのね、尊」
「なに?」
「トイレ行くだけやし。ついて来ないでよ」
尊はしぶしぶ待合室のソファーに戻って行った。
鬱陶しいんじゃ。
トイレから戻ると、尊は微笑みを浮かべて妊婦さんを眺めてる。
見られてる妊婦さんが眼のやり場に困ってるぞ、おい。
「尊、人の事をじろじろ見ない!」
「だってさ」
隣に腰を下ろすあたしの手を握る。
「お腹に赤ちゃんがいるんだよ。凄いよね」
あたしのお腹を見る。
「みのりさんのお腹もおっきくなるんだよね。でも」
少し、心配そうな顔。
「みのりさん、ちっちゃいから。お腹おっきくなったら大変そう」
でもお腹おっきくないと赤ちゃんが小さいって事だし。でも赤ちゃんがおっきくなりすぎたらみのりさんが大変だし。
一人で頭抱えだした。
「二宮みのりさん、診察室二番にお入り下さい」
呼ばれた。
いよいよ。
結果発表か!?
診察室に呼ばれた時、尊は一緒に来て、ナースさんに止められた。
「内診しますのでご主人はこちらでお待ち下さいね」
診察室の前の長椅子を勧められた。
少し不満そうやったけど、ご主人、て言われてニコニコに戻った。
ところで。
あたしは、と言えば。
下着とって診察台に横になって下さい。
ナースさんに言われた。
下着とる!?
しかも診察台て。
なんだあああ!?こりゃあああ!?
下半身部分はカーテンで仕切られてる。
「はい、二宮さん。内診しますねー」
ドクターらしき声がカーテンの向こうから聞こえる。
な。
内診てっっっ!!!!
こ。これは尊に言えない。
言ったらドクター相手になにすっかわかんねえ。
尊、危ねえからな。
「内診て、なんなの?」
診察室から出てきたあたしに尊が聞いてくる。
「いや、まあ。お腹診たりとか」
笑ってごまかす、あたし。
しばらくして。
別の診察室に呼ばれた。
今度は尊も一緒。
カルテを見ながらドクターが真面目な顔で。
「妊娠の兆候は無いですね、残念ですが」
仰った。
「でも、遅れてるんですよ!?生理」
食い下がる尊。
出来てないもんはしょうがないだろ。
「他に病気の傾向も見られませんし」
尊は。
それはそれは。
悲しい顔した。
「生理が遅れてる理由は、病気では無いんですが最近、皮膚科に掛かられてますね?」
ドクターが問診票を見ながらあたしに言った。
「はあ。皮質ホルモンがどう、とか言われましたけど」
「お薬もらいました?」
「塗り薬と飲み薬を」
「多分飲み薬ですね」
ホルモンに作用する薬が影響して遅れたんでしょうね、とドクターが言った。
病院を出るまで、無言だった尊。
なにを考えているのやら。
「みのりさん」
真面目な顔で尊が言った。
「絶対つくろうね、赤ちゃん!」
あたしを置いてきぼりにして。
尊は決意を新たに。
した。
尊と二人でドラッグストアにいる、あたし。
「検査薬って何種類もあるんだね」
尊は棚の検査薬を一つずつとっては、裏の説明書きを読んでる。
あたしは、こんなことをしているのが。
なんだか。すんごく。
恥ずかしい。
「値段も色々あるけど。どれがいいんだろうね」
そのうちに、店員さんを呼び止める尊。
あれやこれや店員さんに質問する。
店員さんに生理遅れてどれくらいですかあ?とか聞かれて、平然と答える尊。
店員さんと眼が合って、思わず赤くなるあたし。
いや、聞くのは別に恥ずかしい事やないと思うんやけどさ。
いかにもさあ。
ヤっちゃいましたよ。俺ら。
みたいな感じでさー。
いたたまれないっすよ。
なんで、平気なんだろね。この男は。
尊は、店員さんからおすすめされた確実性の高いと言う検査薬を買った。
「はい。みのりさん」
嬉々とした笑顔であたしにドラッグストアの袋を差し出す。
「う、家でやる」
だって、検査ってさあ?
「なんで?今すればいいじゃない」
その。いわゆる、尿検査、なワケでさ。
「いいから。結果見たいからここでやって」
ここで、と言うのは尊の家のトイレなワケで。
決して尊にそう言う趣味があるワケではないですよっ!
そんなこんなで。
トイレから出てきたあたしを待ち構える尊。
ちょっと!そんなにガン見すんじゃねえっ!
恥ずかしいだろっ。
時間が過ぎて。
「ライン、出ないね」
不満そうな尊の声。
反応があると、真ん中の窓にラインがでるらしいが。
出ない。
出来てなかったか。
まあ。やっぱり遅れてるだけでさ。
「みのりさん」
尊が真面目な顔してあたしを見る。
「検査薬って100パーセントじゃないらしいから」
はい。そうらしいですね。
「明日、病院行こ!」
なんだと。病院、て。
産婦人科。に、行くのかああああああ!?
尊が出勤してから、夜になって。
家で仕事をしていると携帯が鳴った。
ディスプレイに表示されている番号は。
瞳子さん。
すんごい嫌な予感。
『みのりちゃんっ!赤ちゃんできたのっ!?』
ああ。やはり。
尊のヤツめ。瞳子さんに言いやがったな。
「いや、まだそうと決まったワケでは」
ないんですよ。
『やだー!どうしよう!私孫ができちゃうの!?』
落ち着いてください。
『おばあちゃんとか呼ばせないでね!!あっ!みのりちゃんのお家にご挨拶行かなくちゃ!』
「瞳子さん、まだ生理が遅れただけで。出来てるかはわかりませんよ」
『……そうなの?』
「そうです」
なぜに、私を置いて行くんだ、この親子は。
『もう、尊ってば。妊娠四週目なんだよ、とか言うから』
「尊が電話したんですか?」
瞳子さんは尊によく電話をかけてくるけど。
尊からはあんまり連絡しないんだよな。
『そうよ。凄く興奮して…俺父親になるよ!って』
尊が電話したのか。
よっぽど言いたかったんだな。
『遅れてるってどのくらい?』
「今日で一週間です。でも検査薬で反応、出なかったです」
瞳子さんがため息をついた。
『…そうなの。尊があんまり嬉しそうに言うから私も本当かと思ったのに』
そんな寂しそうに言われてもですね。反応しないもんはしょうがないですよ?
「明日、尊と一緒に病院行ってきます」
『そう…そうよね、検査薬で出なくても病院行けばはっきりするわよね!』
いや、だから。
『どうしよう。男の子は尊でみちゃってるから、女の子がいいわぁ。みのりちゃんみたいな女の子!きっと可愛いわ!』
なぜ、そうなる。
『あ!フランスのベビー服可愛いのよぉ。今度行った時に買ってこようかしら』
「瞳子さん、まだ出来てると決まったワケでは」
『やっぱり、フランスのは可愛いのよ。赤ちゃんでもおしゃれしないとね』
親子揃って。
似たもの親子。
少し前まで仲良くなかったとは信じがたいくらい思考回路がそっくり。
フランスに買い物に行くのは、とりあえずはっきりしてから、と言うことでお願いした。
そして。
いよいよ。
未知の領域、産婦人科へ。
行って参ります。
産婦人科とは。
妊娠している人が赤ちゃんを産む為に行く病院。
それから、婦人科系の病気を治す為の人。
それと。悲しい思いを持って行く人。
お腹が大きい人以外はわかんないけどね。
だからさ。
そんな満面の笑みしてんじゃねえよ。
「二階に新生児室あるんだって。後で赤ちゃん見に行けるかな」
でれっでれに笑ってやがる。
朝一で来たから、尊は寝てない。
昨日は酒飲んでないらしい。
酒臭い状態で来たくなかったそうな。
でもなあ。あたしは、違う様な気がしてならないんよねえ。
なんか引っ掛かるんだよなあ。
なにかわかんないけど。
「二宮さーん」
ナースさんに呼ばれた。
尊、ピンクのナース服好きだよな。コスプレさせられる時、ピンクだもんな。
関係無いけど。
ナースさんから、検尿の紙コップをわたされた。
「あちらの検査用トイレで採って下さいね」
言われて行こうとしたら、尊がついて来る。
「あのね、尊」
「なに?」
「トイレ行くだけやし。ついて来ないでよ」
尊はしぶしぶ待合室のソファーに戻って行った。
鬱陶しいんじゃ。
トイレから戻ると、尊は微笑みを浮かべて妊婦さんを眺めてる。
見られてる妊婦さんが眼のやり場に困ってるぞ、おい。
「尊、人の事をじろじろ見ない!」
「だってさ」
隣に腰を下ろすあたしの手を握る。
「お腹に赤ちゃんがいるんだよ。凄いよね」
あたしのお腹を見る。
「みのりさんのお腹もおっきくなるんだよね。でも」
少し、心配そうな顔。
「みのりさん、ちっちゃいから。お腹おっきくなったら大変そう」
でもお腹おっきくないと赤ちゃんが小さいって事だし。でも赤ちゃんがおっきくなりすぎたらみのりさんが大変だし。
一人で頭抱えだした。
「二宮みのりさん、診察室二番にお入り下さい」
呼ばれた。
いよいよ。
結果発表か!?
診察室に呼ばれた時、尊は一緒に来て、ナースさんに止められた。
「内診しますのでご主人はこちらでお待ち下さいね」
診察室の前の長椅子を勧められた。
少し不満そうやったけど、ご主人、て言われてニコニコに戻った。
ところで。
あたしは、と言えば。
下着とって診察台に横になって下さい。
ナースさんに言われた。
下着とる!?
しかも診察台て。
なんだあああ!?こりゃあああ!?
下半身部分はカーテンで仕切られてる。
「はい、二宮さん。内診しますねー」
ドクターらしき声がカーテンの向こうから聞こえる。
な。
内診てっっっ!!!!
こ。これは尊に言えない。
言ったらドクター相手になにすっかわかんねえ。
尊、危ねえからな。
「内診て、なんなの?」
診察室から出てきたあたしに尊が聞いてくる。
「いや、まあ。お腹診たりとか」
笑ってごまかす、あたし。
しばらくして。
別の診察室に呼ばれた。
今度は尊も一緒。
カルテを見ながらドクターが真面目な顔で。
「妊娠の兆候は無いですね、残念ですが」
仰った。
「でも、遅れてるんですよ!?生理」
食い下がる尊。
出来てないもんはしょうがないだろ。
「他に病気の傾向も見られませんし」
尊は。
それはそれは。
悲しい顔した。
「生理が遅れてる理由は、病気では無いんですが最近、皮膚科に掛かられてますね?」
ドクターが問診票を見ながらあたしに言った。
「はあ。皮質ホルモンがどう、とか言われましたけど」
「お薬もらいました?」
「塗り薬と飲み薬を」
「多分飲み薬ですね」
ホルモンに作用する薬が影響して遅れたんでしょうね、とドクターが言った。
病院を出るまで、無言だった尊。
なにを考えているのやら。
「みのりさん」
真面目な顔で尊が言った。
「絶対つくろうね、赤ちゃん!」
あたしを置いてきぼりにして。
尊は決意を新たに。
した。
2
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる