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そのよん
そのよん-2
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尊の提案で、日曜はデートっぽく待ち合わせする事に。
いや、デートって。なっ、何着てけば良いんだっ。
服を買いに行くお出かけのために、着る服に悩むあたし。
シフォンのワンピは前に着て行ったしなあ。
思えば、あれが尊との初デートだったんだな。
初デートで初えっち。
いや、ま、まぁ。
二人とも大人なんだし。
身体から始まるなんておかしいってことは無いし。
いや、でもちゃんと、好き、って言われたし。
尊は、いつもあたしの事、可愛いって言う。
あたしはチビで童顔だから、年よりは若く見られるけど。
尊みたいな男が惚れてくれる程可愛いんかな?
顔はまあ、自分では人並みだとは思うけど、美人ではナイ。
「あたしってさ、可愛いかな?」
リビングで、サスペンス劇場を見ているおかんに聞いてみた。
「…可愛いんやないの?アンタお母さん似やし」
テレビから目を離さず答るおかん。
うん。
アンタに聞いたのが間違いやった。
とりあえず、あたしはOL時代の服を引っ張り出し。
うむ。
OL時代でもかろうじて着てたスカートは少数派。
まあ、小花がらのワンピとレギンスならどうにかなりそうではある。
そして。
日曜日、彼氏ん家泊まるから、と言って家を出た。
待ち合わせの場所に、少し早めに行くともう着いてる尊の姿。
ちょっと慌てて走って行くと、あたしに気が付いた尊は。
いつもの、あたしを見つけた時の子供みたいな顔で手を振る。
「みのりさん、走ると転ぶよ」
あたしを抱き止めながら笑う。
「みのりさんそのワンピース似合ってる!可愛い!」
毎日のようにあたし見てるのに。
そんで、あたしも尊のこと見てるのに。
やっぱ、ドキドキする。
久しぶりに外で会ったせいか?
今日の尊は、黒のジャケットにチェックのパンツ。
な、なんかかっこいいじゃないか!
改めて思ってしまって、またドキドキする。
いつも見てる仕事帰りの尊じゃないからか、久々心拍数が上がる。
心臓、おかしくなりそう。いや、既にオカシイかも。
「ちょっと早いけど、お昼ご飯にする?」
そうやなあ。
買い物、ゆっくりしたいしな。
「うん」
あたしが答えると、尊はにっこり笑って。
「近くにイタリアンのお店あるから、そこにしよ」
あたしの手を握った。
手なんかいつも握られてるのに!
またドキドキのあたし。
いや、デートって。なっ、何着てけば良いんだっ。
服を買いに行くお出かけのために、着る服に悩むあたし。
シフォンのワンピは前に着て行ったしなあ。
思えば、あれが尊との初デートだったんだな。
初デートで初えっち。
いや、ま、まぁ。
二人とも大人なんだし。
身体から始まるなんておかしいってことは無いし。
いや、でもちゃんと、好き、って言われたし。
尊は、いつもあたしの事、可愛いって言う。
あたしはチビで童顔だから、年よりは若く見られるけど。
尊みたいな男が惚れてくれる程可愛いんかな?
顔はまあ、自分では人並みだとは思うけど、美人ではナイ。
「あたしってさ、可愛いかな?」
リビングで、サスペンス劇場を見ているおかんに聞いてみた。
「…可愛いんやないの?アンタお母さん似やし」
テレビから目を離さず答るおかん。
うん。
アンタに聞いたのが間違いやった。
とりあえず、あたしはOL時代の服を引っ張り出し。
うむ。
OL時代でもかろうじて着てたスカートは少数派。
まあ、小花がらのワンピとレギンスならどうにかなりそうではある。
そして。
日曜日、彼氏ん家泊まるから、と言って家を出た。
待ち合わせの場所に、少し早めに行くともう着いてる尊の姿。
ちょっと慌てて走って行くと、あたしに気が付いた尊は。
いつもの、あたしを見つけた時の子供みたいな顔で手を振る。
「みのりさん、走ると転ぶよ」
あたしを抱き止めながら笑う。
「みのりさんそのワンピース似合ってる!可愛い!」
毎日のようにあたし見てるのに。
そんで、あたしも尊のこと見てるのに。
やっぱ、ドキドキする。
久しぶりに外で会ったせいか?
今日の尊は、黒のジャケットにチェックのパンツ。
な、なんかかっこいいじゃないか!
改めて思ってしまって、またドキドキする。
いつも見てる仕事帰りの尊じゃないからか、久々心拍数が上がる。
心臓、おかしくなりそう。いや、既にオカシイかも。
「ちょっと早いけど、お昼ご飯にする?」
そうやなあ。
買い物、ゆっくりしたいしな。
「うん」
あたしが答えると、尊はにっこり笑って。
「近くにイタリアンのお店あるから、そこにしよ」
あたしの手を握った。
手なんかいつも握られてるのに!
またドキドキのあたし。
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