You Could Be Mine 【改訂版】

そのに

そのに-2

「顔、隠しちゃダメだよ。恥ずかしい顔見せて」

顔を覆う両手を奪われる。

「すっげぇ、びしょびしょなってるよ」

クスクス笑いながら尊が言う。

あたしの羞恥を刺激する。

「キスしかしてないのに、なんでこんなに濡らしてるの？」

「やめ…て、は、はずかし…」

「どんどん溢れてくるよ。見られて恥ずかしいから？恥ずかしいと濡れるの？」

「や…ちが…」

違うと思うのに、尊の言う通りあたしは羞恥で刺激される。

あたしってオカシイの？

「ほら。ひくひくしてるよ？触ってほしいの？」

ふうっ、と尊がソコに息を吹きかけた。

「ぅああん！」

それだけの刺激でビクビクと腰が震える。

「今の声、本物？あれだけで感じたの？演技なら許さないよ？」

「ちが…」 

演技なんか、する余裕無い！ 

「ねえ。触ってほしいの？どうなの？」

うう。さっきまでとキャラが違う！！

どＳやんっ！！

心の中で悪態をつくけど。

でも、尊に触られたらどうなるんだろう。

うう…。

期待する気持ちに負ける。

「さ…わって」

「なに？ちゃんと言って」

「あたしの…さわって…」

「よく言えました、偉いね。でも、まだだよ」

え！？なにそれ！？

なんでよっ！？

困惑するあたしのほっぺたに、尊はちゅっとキスした。

耳たぶを軽く噛かんでそのまま、あたしの首筋を舌が這っていく。

「ふぅ…ん」

くすぐったい様な気持ち良い様な。

なんか、身体が敏感になってる気がする。

尊の舌は胸まで下りてきて。

尊はあたしの先端、指で摘まんだ。

「はう…っん」

今まで、触られてもくすぐったいだけだったのに。

尊に触られただけで感じたことない感覚が身体を駆け巡る。

尊は片方の先端を、口にふくんで舌で転がす。

もう片方は掌で転がしたり、引っ張ったり。

「あっやあんっ！」

「乳首、感じる？」

「ふぁっ…んっ」

こんなになったこと、今までない。

尊の手が脇腹を撫でながら下に下りてく。

「ぅあっん…」

それだけで気持ち良い。

下に下りた手は、脚の付け根なぞる。

あたしはもう限界で、潤んだ瞳で尊を見つめる。

「触ってほしいならおねだりしてみて？」

にっこりと微笑む尊。

あうう。意地悪だこいつ。

「尊に…触ってほしいの…お願い…」

尊は目を丸くして嬉しそうに笑った。

「今の無茶苦茶可愛い！」

キスをしながら、尊の指は熱くなったあたしに触れた。

「んっ…んんっ」

尊の指が、軽くその部分撫でた。

塞がれた唇から、くぐもった声が漏れる。

指は、軽く撫でるだけでそれ以上の刺激をくれない。

どうにかしてほしくて。

どうにかなりたくて。

焦れったさに腰を浮かす。

指はようやく閉じた割れ目を開く。

あたしから溢れる液体が零れるのが自分でもわかる。

「んんっ…」

零れ落ちる液体を、尊の指が掬い、小さな核に塗り付けた。

「んっ！んーーっ！」

ようやく与えられた刺激に、腰がビクビクする。

指は、それを押し潰したり摘まんだりする。

「硬くなってきたよ」

耳元で尊が囁く。

それ、凄くぞくぞくする。

「あっ…ぅああんっ」

核を弄ぶ指は止まらない。

解放されたあたしの唇からは絶え間なく漏れる声。

「ここ、気持ち良い？」

「うっ…んっ…」

指に力が入り、突起を擦る。

あたしはたまらず、尊のシャツを掴んだ。

「あっ…んああんっ」

ビリビリする刺激が頭まで突き抜けた。

あれ、なんか。

「今、イッちゃった？」

「うっ…うん、そうみたい」

尊はあたしを見下ろして、微笑んだ。

「ダメだよ」

へ？

ダメって何が？

「黙って勝手にイッたら。今度勝手にイッたら、お仕置きだからね」

にっこり。

な、何それええええええ！？