さわらないで

ココ

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二人で

巧目線 4

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抱き締めて由里子の温もりや柔らかさを感じていると 次第に落ち着いてくる。

由里子からも俺を 慕う気持ちを感じて。

終業後に落ち着いて 時間をとることになった。

抱き締める腕の中の由里子は 本当に愛しくて

泣きそうな顔も俺のものだと。

それでも 心配で総務の部屋まで送った。

、、、本当は俺が離れ難かった。

ゆっくりなんて無理だ。

ずっと一緒いたい。

俺の逸る気持ちは 急速に膨れ上がった。



昼過ぎ 川辺から連絡があった。昼に社へ戻ると

由里子の周りが大変なことになってると。えらい数の社員が今朝の事で

由里子を見に来てるらしい。

しまった。

飲み会で周りを陣取る女性達や いつもは気にしない秋波。

悪い時にはお互いいがみ合う。

まだ良い時は仲良しグループで。

あれが由里子に襲いかかったら 由里子が潰れる。

俺は即座に

「川辺 申し訳ないがメールとラインで出来るだけ多く流して欲しい。

 礼は必ずする。」

そう言って 俺は文面を作り 川辺に送信した。

俺からのアプローチであること、

お付き合いしてること、是非皆さんに暖かく見守って頂きたいと、 

この件で用事があるなら 砂川が窓口であること、精神的苦痛になるので

見学にいかないこと、これらが守ってもらえなければ 残念だが 

社内コンプライアンスに話を持っていく と 

俺からの依頼として 顔の広い川辺に頼んだ。

プライベートな事なので 社内メールは憚れるのと 

俺のアドレスからだと経験上 後々訳のわからない 女性達からのメールがきて

アドレスを変えないといけなくなるから。


終業直後 そのメールは発信された。
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