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1 冬のカツ丼定食
四 (※)
しおりを挟む恥ずかしい格好。両足を片手でまとめて上げられたまま、冬くんはもう片手でふたたび穴をほぐしてくる。
「っ、あっあっ、あ、あ」
「手マン、気持ちよさそう。気持ちいいですか?」
「ふゆ、くん、そこ、気持ち、あっあっ」
指の腹が前立腺を責めてくる。柔らかく押されてこりこりこすられて、射精感。
「いっちゃう、いく、いっちゃう」
動きがゆっくりになった。
「俺の指、いい?」
「い、いいっ、いいよぅ」
手の動きが激しくなる。塗りたくったローションのぐちょぐちょという音が、俺の耳を犯していく。執拗な責めにシーツを掴んで耐える。イきそう。
見下ろしてくる冬くんと目が合う。優しいのに意地悪な表情をしてる。そんな表情もするなんて反則だよ。ぜんぶ捧げちゃうって。
「あふ、あっ、あっ」
体の中が作り変わっていく感じ。中が熱くて、気持ちいい場所を嬲られてる。
とろとろにできあがってるのにまだ手でやられて、執拗にほぐされて、俺は涎を垂らして絶頂寸前。
「いく、いく……!」
冬くんの指がずるりと抜けていった。
冬くんは両足を片手でまとめたまま、ぐっと近づいてくる。
唇を舐める冬くんと目が合った。冬くんは据わった目をして、黙ったまま、あてがってきた。
うあ、やばい。みち、という音がして、ずぶりとはめられていく。
息ができない。
「っ、ぁ、っ、ふ、ふゆ、く」
時々引きながらも、挿入はやめようとしない。俺の様子を見ながら楽しんでる。冬くんの目に映るなんて恥ずかしい。恥ずかしさがクる。
かなりほぐしてあって、ぜんぜん痛くない。ぞくぞくする。くわえて、この支配されてる感覚。
軽く引いたり押したりしながら奥に進んでくる。奥に当たってる。やがて俺の両足をがばっと開かせて、のしかかってきた。
涙や涎まみれの頬をぺろぺろと舐めてる。
「花火くんに入っちゃいました」
「っ、ぅ、ン、っ」
「苦しいですか?」
「ら、らい、じょ、ぶ」
息も絶え絶えに言うと、冬くんはうれしそうに俺の頬を両手で挟んで、優しいキス。
「やっと入れられて、うれしいです」
はにかむような微笑み。うっわぁ、可愛い……。繋がっている下半身の質量は凶悪だけど。ギャップ萌え。
「ところてんしてますねー?」
「っ、ン、うぅ」
「花火くん。触ってもいないのに、挿入されたら勝手にイっちゃいましたね? ザーメン垂れてますよ?」
「や、やら」
「十歳も年下の男に犯されて、そんなにとろとろに喘いじゃって。いいんですか? こんなやらしい姿見せて」
「い、いい、ぁぅ」
「花火くんのここ、気持ちいいですよ。俺の、もっと咥えてください」
冬くんのイケボで言葉責めって。何これ。俺、何か善行でも積んだっけ。理由でもなきゃ整合性がとれないぐらい幸せなんだけど。
口づけながら押しつぶすように突いてくる。冬くんはいれたまま、俺の股間の上にヤンキー座り。根元までしっかり入れてきて、奥にぐぽ、とはめられた。
俺は声にならない。長いペニスは初めてで、こんな深くまでやられるのかと思う。思わず悲鳴のような喘ぎ声が漏れた。
「ひっ、あひっ、あぅ」
「大丈夫ですか?」
「いいっ、いい、もっと来て……!」
「えっろ。花火くんのアナルぐちょぐちょでエロいです」
「ぅぐ、奥、あぅ……!」
冬くんはねっとりかきまぜてくる。
「あーーー!」
「んん、花火くん、気持ちい……」
セックスってこんなんだっけ?
こんなことしてたっけ? もっとあっさり、入れて動かして出す、みたいな。
これまでは楽しむ余裕があったんだけど、でもこれはそういうのじゃない。
今までのが少年サッカーだとしたら、こっちはワールドカップ。
「~~~!!!」
俺の腹にピュッピュッと潮が吹く。潮吹き、初めて。
本当に吹くんだ。自分のことじゃないみたい。冬くんを汚さないようにしないと。体にかかってしまいそう。
冬くんは微笑みながら、透明に濡れた俺の棒をつかんで、褒めるみたいに撫でてくる。
「冬くん、だめ……」
「どうして? 花火くん、潮吹き上手ですね」
「は、初めて……」
「初めての潮吹きなんですか?」
「う、うん」
「うわ、可愛いです……」
「ぁ、や、奥、ふか」
喜びを全身で表現する冬くんの大きな身体が俺を押しつぶす。最後の最後、冬くんの先っちょが奥にかすめて、電流が走る。
ぬこぬこやられて腰こすりつけあって、交尾してる。
熱が膨らむみたいな快感が止まらない。
足の指まで開いて、震えて、宙をかく。
頭が真っ白になった。何これ。へん。こんな感じ方、したことない。気持ちいい。
全身が熱くて熱くて、強烈な快感にくらくらする。
「ァっ、あっ、ァ……!」
「イってますね。よしよし。イくのも上手ですね」
「あ……あ……!」
なんだか、年齢感が逆転してるみたい。乳首もくりくりしながら、冬くんの先っちょがぬちょぬちょと俺の奥をほじる。
「ぅあ、冬くん、ふゆ、く、ァ」
「ここまで花火くんに入れたのは、俺が初めてですか?」
「ん、ぅん」
「ナカイキは?」
「したこと、な、い」
「あは。花火くんの初めて、いっぱいいただいてますね、俺」
首筋をぺろりと舐められながら、乳首を両手の指で潰され、腹の間で俺のものは勝手に射精。奥をつんつんされながら、絶頂。
「ぁひっ、ふ、ぁ、あ、いく、いくぅ……!」
「いって」
四つん這いにさせられて、尻が壊れるかと思うほど奥まで激しく掘られた。
「ぉ、あ」
「花火くん、花火くん……!」
「冬、くん、冬く、の、おちんちん、やば」
「はまって抜けないです、すごいいい。ねえ、俺の、俺のものになってくれませんか、花火くん」
こんな極太で生ハメされて、とっくに堕ちてる。もうどうなってもいい。
「冬くんっ、俺も、俺も、やられたくて、あっ」
「ここ突いてあげます。可愛い花火くん、俺の……。あっ、あっ、イっていい……!?」
「イって……!」
「中に出していい? 出しますよ? 嫌でも知りません、出る、ァっ」
「あっあっ」
冬くんと同時に、俺もイった。
「冬くん、いっぱい出てる……!」
「っ……」
冬くんは俺を背中から抱きしめて、びゅうびゅうと大量に出してる。熱い。注がれてる。
幸せすぎて溶けそう。
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