エリート先輩はうかつな後輩に執着する

番外編２０ 季節ものＳＳ

おまけ 三* タガが外れたお二人（※）

　頭真っ白。ずっと揺さぶられてる。
　奥を執拗に嬲られて、楔みたいに打ち込まれて、獰猛なけだものにむちゃくちゃに食われてる。気持ちいい。とろとろ。

「あっ、ふ、かずおみ、さん」
「あ、ここ、拘束具ある」

　枕元の両サイドに鎖とベルトがあった。
　和臣さんは入れたまま、それを、俺の両足を広げて、足首に巻く。

「こんな、かっこ……」
「閉じられなくて絶景だね。つながってるのよく見えるよ。俺のちんぽと多紀くんのアナル、ナマではめてる」
「っ、ぅ」

　根元までずっぽりと沈められてるのがよく見えた。

「多ー紀くん。交尾きもちいーね。あー、いい。すっごい、いい、締めてくる」
「きもちい……」
「いいんだよ。多紀くん。ここラブホだもの。いつもより大きな声出して」

　和臣さんもつながっているのを見てる。
　見ながら、和臣さんのペニスがまた大きくなってる。
　俺のなかで興奮してる。

「んっんっ、あっあっ」

　シーツを握り締めていた手を取られ、指を絡めた。見つめられて瞳の奥に吸い込まれそう。
　余裕ぶった表情、ずっこい。俺ばっか溶かされてるみたい。

「好き？」
「好き……！」
「あ、そろそろ出そう」
「あっあっ、中にください、なか、俺のなかで出してっ、俺にちんぽぶっ刺してイって」

　和臣さんが片手をほどいて、敏感になってぴんと立った乳首を強くつまんでくる。指の腹でこすられて電気が走った。

「あン、あっ、すご」
「多紀くん。なかで射精されるのって、どんな気分？」

　熱くてぼーっとして、頭がまったく働かない。恥ずかしさもどっか言った。声出してもいいんだっけ。
　囁かれるまま、和臣さんが俺の体内で射精するときの感覚を思い出す。

「雌みたいになる……和臣さんの、精液、ここで、のみたい」

　俺は空いた手を伸ばして、つながっている部分に指先で触れた。
　肉棒をのみこんでいるあそこ。こすられすぎて、すりきれそう。

「多紀くん、雄なのにね。そんなあんあんよがっちゃって」
「らって、きもちい」
「はぁ、いい。イく。多紀くん、中出しするよ」
「んっんっ、して、中に、して」
「あー……イく……」

　どくどく注がれてるのがわかった。雌になってる。和臣さん専用。昨日もあんなにしたのに、今日も大量に出てる。
　ぽたぽたと汗が落ちてくる。すんごいエロ顔。和臣さんは射精を終え、ゆーっくりとペニスを引き抜いた。
　俺は指先でそこを広げる。

「和臣さんの、精液、溢れてくる……」

　びちゃ、と噴き出す音がして、注がれた精液が尻のほうへ垂れていく。

「多紀くん、えっろ……」

　和臣さんはまだ勃起していてぱんぱんな先端で精液をすくいとるようにして、ふたたび、俺のなかに挿入してきた。
　ぽっかりあいた穴が塞がれて、それだけで俺はイってしまう。

「あっふ、ああぁ……もぉ、きもちい、すごい、和臣さん……」
「いっぱい出た……」
「もっとして……」

　和臣さんの手が俺の頭を撫でる。
　髪をかきあげるように抱かれて、顔のあちこちをついばまれて、舌で、頬やら額やら、あちこち舐めてる。
　腕をあげさせられて、汗ばんだ脇もぺちゃぺちゃ舐められて、くすぐったいし抵抗できないしで俺はへろへろ。

「またイったの？」
「なかで、イきました……」
「なんで言わないの。俺の言うことを聞けない子は、そろそろ躾が必要だね？」

　躾が必要なのは俺じゃなくて和臣さんのほうだし……。

「和臣さん……お願い……」
「次、四つん這いになろっか」

　和臣さんがゆっくりと抜けていく。
　肉棒がかすめた場所が絶妙で、俺はまたなかで甘くイって喘いだ。

「んっんっ、あっ、はぁ……」
「……ねぇ、多紀くん、抜いただけでイってない？」
「……だって」
「言い訳は許さないよ。なってない子には、厳しくしないとねー」

　それからバックでたっぷりしてもらい、汁だくで泣き叫んで、声はかすれて、なんかもうぐちゃぐちゃだった。
　休憩タイムの退室時間ぎりぎりまでやってて慌てた。



〈おまけ　終わり〉