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番外編20 季節ものSS
年度末のお二人 四 思い出しちゃう Side和臣(※)
しおりを挟む多紀くんを後ろから抱いて、あぐらをかいた膝の上に座らせて、おなかを優しくさすってあげる。
「か、和臣さん、っ、おなか、だめって……あ、ぅ……」
「優しくしてあげるね」
「っ、気持ちい……なか、熱い……」
「多紀くんの中、いつも熱いよ。熱くて絡みついてくる。入れると、食らいついて離さないみたいに締めつけてきて、俺の精液を搾り取ってくるよね。昨日、奥までハメちゃったね。多紀くん、あそこにハメるの、すごく感じるよね」
多紀くん、全身真っ赤。汗が滲んでる。よだれ垂らしてる。おなかを円を描くように指でさすっているだけなのに。
「ん……ふ、感じる、ハメられると、弱いれす……」
「どう弱くなるの?」
「奥が……切なくて……疼いて……つ、突かれると、勝手に、イっちゃう」
「そっか」
最高。そして優勝。
自分のペニスの先端も、多紀くんのそれと同様、我慢汁で濡れている。ローションを足して扱いて、多紀くんのアナルに食い込ませた。下のお口にちゅう。
「あっ」
多紀くんの喘ぎ声、うれしそう……。期待に満ちている。でも全部は入れずに先っぽだけ。内腿やおなかを撫でつづける。撫で撫で。
多紀くんは恨みがましい目で振り仰いで見つめてくる。可愛い……。毎日可愛い……。出会ったころの可愛さも今の可愛さもすべてが愛おしい。
この子が俺のものなんだったら、もう一生、他には何もいらない。
撫で撫で。多紀くん、びくびくしてる。とろとろ。多紀くんの手を取って、指先を舐める。
「っ、ふ、イ、あ……」
「多紀くん、愛してる」
「俺も、っ」
両足はがくがくして震え、アナルをひくつかせて、ペニスの先端を咥え込んで、もっと飲み込みたいと腰を揺らして、勃起して我慢汁たくわえて垂らして、体の中で甘くイっている様子。
これが見られて本当によかった。俺の人生に一片の悔いナシ。
多紀くんの指をぺろぺろ。あむあむ。
「か、かず、和臣さ、ん、俺、へん」
「どうしたの?」
「も、も、イきそ」
「まだ何もしてないよ」
「きの、の、思い出して、イ」
最高。昨日のエッチを思い出しておなか撫でられるだけで絶頂寸前だなんて、ご褒美すぎる。
「おねが、い、和臣さん」
「ん?」
「ちょうだい……」
多紀くんのおねだり。すぐあげたくなっちゃう。あげるあげる。
俺は多紀くんの腰を掴む。食い込ませた先っぽがねち、と音を立てる。
にゅーっとゆっくり焦らすように時々止めながら挿入していく。
小刻みに揺らして、一気に奥までハメたら、多紀くんは俺の腕を掴みながら、のけぞるように背をそらして、その瞬間、射精した。白濁の液体がぴゅくぴゅく漏れ出て飛ぶ。
射精している多紀くんのペニスと多紀くんの表情を交互にガン見しつつ、ハメた奥を軽く小突く。
「お、あ、や、イ……イく、イく!」
「ハメられただけでイっちゃったねー」
「イく、イくイく、か、かずおみさん、っ、ちんぽきもちぃ、奥きもちい、やら、も、ずこずこして、あそこよしよしして、こすって、奥、奥がい、奥シて、ちんぽで奥して……!」
えっちすぎる……。
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