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番外編18 続・野球帽と初恋(和臣視点)
おまけ②*(※)多紀視点
しおりを挟むひとしきり泣いた後、和臣さんはタオルで顔を拭いて、また俺の胸で丸まっている。泣きつかれて眠る子どもみたい。寝るのかな。
俺はぼそりと言った。
「あと俺、エッチ好きなんですよね……」
身じろぎしかけた和臣さんがピタリと動きを止めた。
「和臣さんに触られると気持ちいいし……キスも好き……」
和臣さんは、俺の声に耳を澄ませている。
「舐められるのも……和臣さんのあれ舐めるのも……エロい気分になってきて好きだし……」
耳ぴくぴく動いてるじゃん。
「乳首を指の腹でこすられるのも……背筋を指先でなぞられるのもよくて……耳弱いし、和臣さんの声が低いのぞくぞくする……」
息荒くなってるぞ。
「和臣さんにあそこを指で広げられるの、期待しちゃうし……」
服の上から感じる和臣さんの呼吸、めっちゃ熱い。ドライヤーの熱風かよ。
「こんなでかいものいつも挿入されてるんだ、て思いながら舌で舐めて口で大きくしていくの、すごいくる……」
ふーふー言ってる。大喜び。
けだものみたい。
「先っぽ当ててくるときから、奥までみっちり入れられる瞬間のことで頭いっぱいで……早く全部俺んなかに入れて、貫いてほしいって思う……」
俺は膝のあたりでやんわり押して、和臣さんの股間を確かめてみる。
和臣さんは少し腰が引けて、膝で追いかけると押し返すみたいにしてきた。
勃ってる。
「奥までくると……あー、俺これでイかされるんだなって……すぐ吹いちゃうし……」
こすりつけてきて熱い。しっとりしてる。湿ってる。先走りすぎ。
「何回もイかされるの好き……なかでイくのも射精させられるのも。和臣さんの気が済むまでやられないと終わらないんだって思うと、我慢しててもイっちゃう……」
和臣さんは呻いた。
そして背中に回した手が、俺の背筋をなぞってくる。つつつ、と下までいって、下着越しに尻の割れ目をすりすりなぞったあと、尻を掴んで揉んでる。
「ずんずん突かれながらキスして、唾液飲まされると、こんなことされてなんで感じてんだろって思いながらも、びんびんになる……」
掴む力が強くなった。
「無理やり扱かれたい……」
手が這ってる。
「えっちな言葉で責められながら、奥で和臣さんの精液出されて、ぐちょぐちょにされたい……」
和臣さんはとうとうがばっと起き上がって、俺を組み敷いた。
性欲復活。据わった目してる。唇を舌で舐めてる。
そして言った。
「全部実行するね……!」
「……」
元気になったようだな。
〈おまけ② 終わり〉
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