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番外編15 リクエストなどなど2
縛りたい⑤(※)*
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「あーっ、あっ、あーっ!」
「嫌だって言ってもやめないよ。縛ってあるし、ね」
「和臣さん、イっちゃう、イくっ、イっ、イっちゃう、イってる、も、イくの、止まら、な、あっ、イっ」
下半身が麻痺してきて、意識が朦朧としてくる。唾液やら汗やら涙やらでぐちゃぐちゃの顔を、和臣さんは犬みたいにべろべろ舐めてくる。息がかかるのでさえも快感に変わっていく。耳を責められるし、首筋から鎖骨にかけても、口づけを落としたり、舐めたり、吸ったり。ひりひり。
和臣さんは俺の上でにこにこ。余裕そうな顔をしている。本心ではきっと、余裕なんてないくせに。
「連続でイっちゃったね、何回目かな? 連続で何回イけるか挑戦しようね。いっぱいイこうね。多紀くん」
「ああっ、あ、あ、あ」
「対面座位好きなんだよね。よいしょ」
引っ張り上げられて、和臣さんの上に座ると、別の角度で刺さって、膝ががくがく震えた。
足に力が入らない。
「ひ、い」
「あ、とろんってしてきた。可愛い多紀くん。俺の多紀くん」
両手を後ろ手にされているから支えが必要で、俺は和臣さんの胸にもたれかかって、俺も和臣さんの首筋を吸う。跡をつけたり、舌を這わせたり。
どこもかしこも犯されて、嬲られて、限界なんてとっくに越している。
和臣さんは、とうとう言った。
「多紀くん、これからはお酒はほどほどにね。このあいだも、会社の飲み会でべろべろに酔っぱらってたもんね。そろそろいい加減にしないとね。健康にも悪いし」
「は、はい、あ、あぅ、ぅン、あ、も、奥やらぁ、和臣さん、いい、気持ちいいの、も、らめ」
「外で飲んで帰ってくる多紀くん可愛いけど、多紀くんって淫乱だからさ、わかってもらいたいな……」
「わかっ、わかったからぁ、あ……また、また出ちゃうぅ」
もう全身汁まみれのどろどろ。先走りに、精液と潮、汗だく、涙。和臣さんの太いペニスで突き上げられて、自重で深く刺さっての繰り返し。激しいピストンと、擦り付けるみたいなねっとりした動きと、ぐるぐるかき混ぜるみたいな動きに、前後不覚になってくる。
腰をそらせて喉をそらせていると、腰を掴まれる。俺の喉を舐めながら和臣さんは言った。
「もっとわかるまで、今日はとことんエッチしようね。あと、これから、もし多紀くんが外でお酒を飲むときは、帰ってきたらこれぐらいは抱くから、体で覚えておくようにね。お返事は?」
これまでで一番早く突きながら訊ねられて、返事なんてできっこない。
「あっあっあっあっ、あーっ! あぁあああ!! も、やぁっ、あっ、んぅっ、ぅっ、あっ、イ、イくっ、イ、あっ」
「ちゃんとお返事しようね」
「わかっ、わかり、まし、あっ」
「ご褒美にもっとイかせてあげる」
「もう、無理ぃ……ご褒美、いらない……」
「何回イけるか、お仕置き」
「あうぅ……ごめんなさい……っ」
俺は息も絶え絶えに言ったが、和臣さんは止まることはなかった。
だが逆に、お酒を飲んだら抱き潰されるのかと思い、機会があればちょっとだけ飲んで、すぐ帰って、たくさん飲んできたふりをして、縛られて激しく抱かれながらごめんなさいするようになってしまったのは、また別の話。
和臣さんは、「俺を煽るな」と言って怒りながら喜んでいた。
<縛りたい 終わり>
「嫌だって言ってもやめないよ。縛ってあるし、ね」
「和臣さん、イっちゃう、イくっ、イっ、イっちゃう、イってる、も、イくの、止まら、な、あっ、イっ」
下半身が麻痺してきて、意識が朦朧としてくる。唾液やら汗やら涙やらでぐちゃぐちゃの顔を、和臣さんは犬みたいにべろべろ舐めてくる。息がかかるのでさえも快感に変わっていく。耳を責められるし、首筋から鎖骨にかけても、口づけを落としたり、舐めたり、吸ったり。ひりひり。
和臣さんは俺の上でにこにこ。余裕そうな顔をしている。本心ではきっと、余裕なんてないくせに。
「連続でイっちゃったね、何回目かな? 連続で何回イけるか挑戦しようね。いっぱいイこうね。多紀くん」
「ああっ、あ、あ、あ」
「対面座位好きなんだよね。よいしょ」
引っ張り上げられて、和臣さんの上に座ると、別の角度で刺さって、膝ががくがく震えた。
足に力が入らない。
「ひ、い」
「あ、とろんってしてきた。可愛い多紀くん。俺の多紀くん」
両手を後ろ手にされているから支えが必要で、俺は和臣さんの胸にもたれかかって、俺も和臣さんの首筋を吸う。跡をつけたり、舌を這わせたり。
どこもかしこも犯されて、嬲られて、限界なんてとっくに越している。
和臣さんは、とうとう言った。
「多紀くん、これからはお酒はほどほどにね。このあいだも、会社の飲み会でべろべろに酔っぱらってたもんね。そろそろいい加減にしないとね。健康にも悪いし」
「は、はい、あ、あぅ、ぅン、あ、も、奥やらぁ、和臣さん、いい、気持ちいいの、も、らめ」
「外で飲んで帰ってくる多紀くん可愛いけど、多紀くんって淫乱だからさ、わかってもらいたいな……」
「わかっ、わかったからぁ、あ……また、また出ちゃうぅ」
もう全身汁まみれのどろどろ。先走りに、精液と潮、汗だく、涙。和臣さんの太いペニスで突き上げられて、自重で深く刺さっての繰り返し。激しいピストンと、擦り付けるみたいなねっとりした動きと、ぐるぐるかき混ぜるみたいな動きに、前後不覚になってくる。
腰をそらせて喉をそらせていると、腰を掴まれる。俺の喉を舐めながら和臣さんは言った。
「もっとわかるまで、今日はとことんエッチしようね。あと、これから、もし多紀くんが外でお酒を飲むときは、帰ってきたらこれぐらいは抱くから、体で覚えておくようにね。お返事は?」
これまでで一番早く突きながら訊ねられて、返事なんてできっこない。
「あっあっあっあっ、あーっ! あぁあああ!! も、やぁっ、あっ、んぅっ、ぅっ、あっ、イ、イくっ、イ、あっ」
「ちゃんとお返事しようね」
「わかっ、わかり、まし、あっ」
「ご褒美にもっとイかせてあげる」
「もう、無理ぃ……ご褒美、いらない……」
「何回イけるか、お仕置き」
「あうぅ……ごめんなさい……っ」
俺は息も絶え絶えに言ったが、和臣さんは止まることはなかった。
だが逆に、お酒を飲んだら抱き潰されるのかと思い、機会があればちょっとだけ飲んで、すぐ帰って、たくさん飲んできたふりをして、縛られて激しく抱かれながらごめんなさいするようになってしまったのは、また別の話。
和臣さんは、「俺を煽るな」と言って怒りながら喜んでいた。
<縛りたい 終わり>
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