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番外編11 ツイノベまとめ

10 宅飲みif①

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 もしただの先輩後輩の二人が和臣の部屋で宅飲みをして、和臣がフツーに告白して、なんやかんやあってフツーに恋人同士になっていたとしたら…というifです。


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「たきくん、映画のタダ券あるんだけど行かない?」
「いきます! あ、でもこの映画、前作みてないんですよね汗」
「明日金ローでやるよ」
「実はうちテレビなくて…」
「…………俺の家で観る?」
「いいんですか?」
「土曜休み? うち泊まる?」
「休みです。泊まります! 初めてですね先輩のおうち」
「ねー^^」

 ~金ロー観た~

「面白かったですね!」
「明日映画館で続き観ようよ」
「はい!」
「ベッド使って。俺ソファで寝る」
「えっ俺ソファで寝ますよっ」

 ~押し問答~

「わかった一緒に寝よ。俺酔っちゃって眠いし」
「え!?」

 ベッドに連行

「おやすみ」
「おおおやすみなさい…!?!?」

 ~朝~

(先輩まだ寝てる、きれいな顔だな。先輩って女顔だよな。しかも美しいし肌きれー髪の毛もさらさら。背高くて体つきよくて羨ましい…さぞかしモテるだろな)

「nmm…」

(唇は薄いんだ。形いいな。鼻高い。まぶた薄い…ハッ俺なに先輩のこと観察してんだ。でも男とは思えない…って、なしなし!)

「あ、おはよ~」
「おはようございます…」

(ぼんやりしてる…いつもよりさらに雰囲気が柔らかい…)

「あ~二度寝したいね~」

(こういうとこあるんだ、意外。もっときちんとしてるのかと思ってた。すごいプライベート感。先輩って家でこんな感じなのか…)

「どうしたの?」

(ハッ)

「いえっなんでも」
「出かけよっか。俺の服、着ていいよ」
「ありがとうございます!」
「ちょっと大きいかな^^」
「ですねぇ」
「映画楽しみだね~」
「はい!」

(……先輩のにおい。いいにおいだな……。ハッ俺おかしいって。意識し過ぎ。男なのに!こんなこと考えてるなんて先輩に悪いし!だめだなんとかしないと!)

 ~映画館~

「飲み物なににする?食べたいものあればそれも。おごるよ」
「えっでも」
「映画付き合ってくれてありがとう。一人だと居心地悪いから」

(でも先輩なら誘う子いくらでもいそうなのに…俺じゃなくても)

「たきくんだと気兼ねしなくて楽なんだ」

(先輩、俺には心許してるなぁ…俺だけ…だよね)

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