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番外編7 カンヅメ小旅行
四(※)
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和臣さんは俺を覗き込みながらまた上から唾液を垂らしてくる。俺はぼんやりしながら、それを舌で受け止めて飲む。
和臣さんは、杭のように奥に打ったきり、止まっている。なかでさらに大きくなってる感じがする。
「かず、おみ、さん……」
「多紀くんのだめなところに入っちゃってる。ここ、やっちゃっていーい?」
「だ、め……」
「ね。こんなとこ、俺のちんぽ入れたらいけないね。やっちゃだめだね。でもやられちゃってるね?」
「あ、う……い、いじわる、言わないで」
「多紀くん。ふふふ。かわいい」
「あ……」
「かわいい多紀くん。俺だけの多紀くん……。俺以外にそんなえっちな顔見せちゃだめだよ。ここに入っていいのは一生俺だけだよ。エッチするのは俺だけ。わかった?」
和臣さんは、俺を上からすりつぶすみたいにして、強く重く揺さぶってくる。太いものでこじ開けられたそこから、ねちょねちょと粘着質な音がする。いやらしい。
「わかっ、わかっ、て、ます」
「いい子だね」
やっとがつがつ突いてきて、俺はただ喘ぐしかできない。
「ああっ、あっ、あっ、まって、そんな、動いちゃ」
「俺がどれほど我慢してたと思ってるの? 楽しそうにうきうきしてるから、ちゃんと観光させてあげたかったのに。着いた途端にあんなキスやフェラまでされたらエッチ我慢できないじゃん。わざと?」
「わ、わざと、じゃない、です」
「煽ってたね? やられたかった? もう離せないよ。多紀くんのここ、好きにさせてもらうから」
力強く、好き放題に蹂躙してくる。
「あっ、あっ、あっ、ああっ」
「あーあ、俺の腰もって引き寄せちゃうの、多紀くん。ほら、うそだったね。こんなにやられて悦んでてさ。エッチしたかったんだ。やらしい。はぁ、そんなに締めてイかせようとしても、一回じゃ絶対に足りない」
と、和臣さんはベッドの上で正座になって、屈んできた。背中に回された腕で抱いて持ち上げられる。腰も上半身も浮かされて、がくがく揺さぶられて、和臣さんにすがりつくしかできない。
「あっあっあっあっ、お、おねが、はげし、ま、待って、か、かずおみさっ、あっ」
「多紀くん、もっと足開いて」
「は、はい」
「ふふ。素直だね。つかまっててね」
「うあ、はげしい、きもちい、あっあっ、和臣さんっ、きもちい、俺、きもちよくて、イっちゃ、う」
「すぐイっちゃうね、多紀くん」
「あっあっ、あああ……うう……」
「よしよし。こんなにすぐイっちゃう子だなんて知らなかった」
こんないつもより力強く奥までごりごりやられて、耳元で低い濡れた声に意地悪く囁かれたら、すぐイくに決まってる。
「やっ、あっ、ああっ」
射精してなくて、なかで。全身が熱くなって強張って、俺の体をしっかり抱えている和臣さんに縋りつく。絶頂感がなかなか抜けていかない。熱い。溶ける。体から力だけが抜けていく。
俺の体が達したと知りながら、和臣さんは止まってくれない。むしろ激しさを増してる。
「や、あっあっ、おねがいっ、おねが、あっ、かずおみさん、こんなの、も、も、だめ、あっ、イく、イく……!」
「またイくの。いいよ。ずっとイかせてあげる。何度でもイかせてあげる」
「だめ、だめぇ……!」
力の抜けた体は、和臣さんにされるがままだ。
「なにがだめだって? そんな可愛い泣き顔で、男の子なのにこんなに大きく股開いて、アナルほぐされて、俺の勃起ちんぽで突かれて、ぐちゃぐちゃかきまぜられて、奥やられるの許して、扱かれながら俺のツバまで飲んで、足絡ませて縋りついて、いつもナマ中出しされて。多紀くんにだめなことなんて何ひとつない」
「あっ、イっちゃう……っ、和臣さん、和臣さん……っ」
「そんなすぐイっちゃってさ。よしよし、かわいいね、多紀くん。頭の中、俺でいっぱいだね?」
「は、はい、いっぱい、れす、かずおみさん、もう、だめ……」
「だめなことなんてないからさ、全部やっちゃおうね」
和臣さんは俺を覗き込んで、体全体で潰すようにのしかかってきて、俺の顎を掴んで、唇に噛みついてくる。
次は首、うなじのあたりに鼻を埋めるみたいに。強く吸われて、痕つけたな、と思う。目立つところはだめだって。
でも快感でとろとろにされた身も心も、抵抗なんてできっこない。理性なんてどっかいってしまった。あとから考えればいいや。
和臣さんのいうとおり、どうせ何をやられても許してしまうんだから。
「和臣さん、和臣さん……!」
「っ……多紀くん」
両腕で和臣さんの上半身を引き寄せながら、両足で下半身を密着させる。それを、合図に、和臣さんは、俺の求めている動きをする。
嬲るみたく小刻みに擦ってくる。
「あっ、イ、イく、イく……!」
「いいよ」
イきすぎて頭回らない。俺の抵抗がないのをいいことに、和臣さんは噛んでくる。
甘噛み。ぺろぺろしてる。
歯型ついていそう。
和臣さんは、杭のように奥に打ったきり、止まっている。なかでさらに大きくなってる感じがする。
「かず、おみ、さん……」
「多紀くんのだめなところに入っちゃってる。ここ、やっちゃっていーい?」
「だ、め……」
「ね。こんなとこ、俺のちんぽ入れたらいけないね。やっちゃだめだね。でもやられちゃってるね?」
「あ、う……い、いじわる、言わないで」
「多紀くん。ふふふ。かわいい」
「あ……」
「かわいい多紀くん。俺だけの多紀くん……。俺以外にそんなえっちな顔見せちゃだめだよ。ここに入っていいのは一生俺だけだよ。エッチするのは俺だけ。わかった?」
和臣さんは、俺を上からすりつぶすみたいにして、強く重く揺さぶってくる。太いものでこじ開けられたそこから、ねちょねちょと粘着質な音がする。いやらしい。
「わかっ、わかっ、て、ます」
「いい子だね」
やっとがつがつ突いてきて、俺はただ喘ぐしかできない。
「ああっ、あっ、あっ、まって、そんな、動いちゃ」
「俺がどれほど我慢してたと思ってるの? 楽しそうにうきうきしてるから、ちゃんと観光させてあげたかったのに。着いた途端にあんなキスやフェラまでされたらエッチ我慢できないじゃん。わざと?」
「わ、わざと、じゃない、です」
「煽ってたね? やられたかった? もう離せないよ。多紀くんのここ、好きにさせてもらうから」
力強く、好き放題に蹂躙してくる。
「あっ、あっ、あっ、ああっ」
「あーあ、俺の腰もって引き寄せちゃうの、多紀くん。ほら、うそだったね。こんなにやられて悦んでてさ。エッチしたかったんだ。やらしい。はぁ、そんなに締めてイかせようとしても、一回じゃ絶対に足りない」
と、和臣さんはベッドの上で正座になって、屈んできた。背中に回された腕で抱いて持ち上げられる。腰も上半身も浮かされて、がくがく揺さぶられて、和臣さんにすがりつくしかできない。
「あっあっあっあっ、お、おねが、はげし、ま、待って、か、かずおみさっ、あっ」
「多紀くん、もっと足開いて」
「は、はい」
「ふふ。素直だね。つかまっててね」
「うあ、はげしい、きもちい、あっあっ、和臣さんっ、きもちい、俺、きもちよくて、イっちゃ、う」
「すぐイっちゃうね、多紀くん」
「あっあっ、あああ……うう……」
「よしよし。こんなにすぐイっちゃう子だなんて知らなかった」
こんないつもより力強く奥までごりごりやられて、耳元で低い濡れた声に意地悪く囁かれたら、すぐイくに決まってる。
「やっ、あっ、ああっ」
射精してなくて、なかで。全身が熱くなって強張って、俺の体をしっかり抱えている和臣さんに縋りつく。絶頂感がなかなか抜けていかない。熱い。溶ける。体から力だけが抜けていく。
俺の体が達したと知りながら、和臣さんは止まってくれない。むしろ激しさを増してる。
「や、あっあっ、おねがいっ、おねが、あっ、かずおみさん、こんなの、も、も、だめ、あっ、イく、イく……!」
「またイくの。いいよ。ずっとイかせてあげる。何度でもイかせてあげる」
「だめ、だめぇ……!」
力の抜けた体は、和臣さんにされるがままだ。
「なにがだめだって? そんな可愛い泣き顔で、男の子なのにこんなに大きく股開いて、アナルほぐされて、俺の勃起ちんぽで突かれて、ぐちゃぐちゃかきまぜられて、奥やられるの許して、扱かれながら俺のツバまで飲んで、足絡ませて縋りついて、いつもナマ中出しされて。多紀くんにだめなことなんて何ひとつない」
「あっ、イっちゃう……っ、和臣さん、和臣さん……っ」
「そんなすぐイっちゃってさ。よしよし、かわいいね、多紀くん。頭の中、俺でいっぱいだね?」
「は、はい、いっぱい、れす、かずおみさん、もう、だめ……」
「だめなことなんてないからさ、全部やっちゃおうね」
和臣さんは俺を覗き込んで、体全体で潰すようにのしかかってきて、俺の顎を掴んで、唇に噛みついてくる。
次は首、うなじのあたりに鼻を埋めるみたいに。強く吸われて、痕つけたな、と思う。目立つところはだめだって。
でも快感でとろとろにされた身も心も、抵抗なんてできっこない。理性なんてどっかいってしまった。あとから考えればいいや。
和臣さんのいうとおり、どうせ何をやられても許してしまうんだから。
「和臣さん、和臣さん……!」
「っ……多紀くん」
両腕で和臣さんの上半身を引き寄せながら、両足で下半身を密着させる。それを、合図に、和臣さんは、俺の求めている動きをする。
嬲るみたく小刻みに擦ってくる。
「あっ、イ、イく、イく……!」
「いいよ」
イきすぎて頭回らない。俺の抵抗がないのをいいことに、和臣さんは噛んでくる。
甘噛み。ぺろぺろしてる。
歯型ついていそう。
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