96 / 366
4 ある休み明け(和臣視点)
五 その後(※)
しおりを挟む
午後十一時過ぎ。ベッドの上。
ここ半月ほどで、多紀くんは積極的になった。以前ならば恥ずかしがっていたことも自分からしている。
ベッドに座った俺の股に顔を埋めて必死にぺろぺろと舐めてむぐむぐ咥えて、一度飲んで、また美味しそうに咥えて……。
多紀くんの口に吐精すると、多紀くんはかならず飲む。喉を通って、胃に俺の精液が流れ込んだと思うと、ぞくぞくする。
下からも頻繁に注ぎ込んでいるのだから、上からも下からも犯していて、多紀くんはすっかり俺のもの。
「多紀くん、エッチ好きだね。平日なのに。明日も仕事なのに。たくさん運動したでしょ。汗だくになってさ。なのにいっぱいされたいんだね?」
バックで挿入しながら問いかける。
腰をあげる多紀くんの下半身を抱え込むように、ベッドに両手をつく。
多紀くんの背中に時々キスする。きれいな肌、背筋、骨格。皮膚。唇でなぞる。舌を這わせる。汗ばんでいる。
なめらか。しょっぱい。美味しい。
突くたびに喘ぎ声を洩らしている。高い鳴き声。シーツを掴んで耐えている。
這いつくばって、下半身をこすりつけてくる。全身で重なる。思い切り掻き抱く。
温かくて気持ちいい。溶けそう。溶けてしまえばいいのに。
強く押しつける。結ばれてる。
多紀くんと結ばれていると思うとさらに昂ぶってくる。我ながら棍棒みたい。がちがち。
多紀くんに思う存分突き刺して、押し広げて、誰も知らない多紀くんの内側を知る。奥深く、届くところまで蹂躙する。余すことなく味わい尽くす。
「あっ、あっ、か、かず、せんぱ……あ、ひい、い、そこ、あう、お、奥……」
「もっと奥? 届くかな……」
「あ……そこ、だ、だめ……だめ、です、だめぇ……」
「だめなの?」
俺はくすくす笑いながら、浅くする。
「あ……」
「どこがいい? 多紀くんの好きなところ、してあげる」
「っ……さっきの……とこ……」
「だめじゃなかったの? ここがいいんだ」
「あああ、いい、いいです……そこ、して……」
おねだりされるとなんでもしてあげたくなる。だめといわれてもなんでもしたくなる。
「こんなところ犯されていいなんて、多紀くん、やらしいね」
「や、あ……あ……イ、イく……イく、あああああ、せんぱい、か、カズせんぱ、あうぅ……」
多紀くんはイきやすい。
だが今夜は、引き抜いたら倒れて気を失ってしまった。
疲れているせいか。大丈夫だろうか。
様子を見つつ、背中の上に射精する。ティッシュで拭い、倒れ伏した多紀くんに問いかける。
汗だく。濡れた額。へとへとで可愛い。
「多紀くん、大丈夫?」
「は……はい。大丈夫です……」
隣に横たわると、多紀くんからのキス。
「せんぱい、好き……」
可愛い……愛しい……。以前はほとんどなかった愛情表現。
「俺も好き。多紀くん、無理しないでね。気持ちよかった?」
「気持ちよかったです……もっとしたいです……」
「俺も。だけど、疲れてそうだから、また今度にしようね。またいっぱいしよう」
「はい……」
開発したなぁ。俺も気持ちいいけれど、多紀くんのほうがずっと気持ちよさそう。どんなだろう。想像すると痛そうなんだけど……。
髪を撫でつつ、体力切れの多紀くんの局部などをウェットティッシュで拭っていく。中に出してないから拭くだけでいいか。
シャツと下着、半パンを履かせて、上掛けをかける。自分はシャワーを浴びにいく。
洗って戻ると、多紀くんは幸せそうな顔で、すぴすぴ寝息を立てていた。
よく寝てる。ほっとする。
常夜灯を限界まで暗くする。
多紀くんが寝ていると俺も眠くなってくる。俺の隣で安心しきって眠る様子に安心する。自然体で嬉しい。
俺の近くにいる人は、大抵の場合、俺に対して緊張する。だけど多紀くんは違う。俺の外見に興味がない。むかしからそうだった。太郎次郎と同じ。
死ぬまで一緒にいられるんだったら、死ぬまでの時間は可能な限り長いほうがいいな。
多紀くんのほうが年下だから順当にいけば多紀くんに看取られる。それがいいね。まあ、たかだか二歳、三歳なんて誤差の範囲か。
多紀くんは長生きしそう。時代を重ねるという名前。
大病をしないように定期的に健康診断を受けてもらわないと。肉体関係も考えもので、あまり無理はさせられないな……。
万一多紀くんが先に死ぬようなら、その一秒後に俺も死んでしまいたい。悲しみや絶望を自覚する前に。
仕事についてよく考えないと。六十歳、七十歳まで働いていたら、多紀くんといられる時間が短くなってしまう。気づいたら老後になっている。
時間は有限だ。できるだけ二人でいられるようにしたい。ハードな働き方はできない。
いまの勤め先のまま一生を過ごすのも考えたけれど、もう少しプライベートの時間を大切にしたい。転職したい。仕事しながら挑戦して、限界を感じたら仕事は辞めて勉強を続けて、合格できなかったら二年以内なら再雇用制度で戻るか。
N社長、入れてくれないかなあ……。そうしたらすべてが解決するね。四六時中いっしょにいられるもの。多紀くんといっしょなら、二十四時間仕事でも構わないんだ。
多紀くんの寝顔をしばらく眺めた後、寝室を出る。
ダイニングのカウンターテーブルに今夜読む本を積んでいく。寝るまで三時間。眠いけどがんばろ。
三時間勉強して、ベッドに入るときに、多紀くんは少しだけ目を覚ました。
くぐもった声。
「せんぱい」
「多紀くん。起こしてごめんね。おやすみ」
隣にもぐりこみながら、多紀くんの頬に手を添える。そうしていると、多紀くんは俺の腕の中にすり寄ってくる。
くっついてくる多紀くんの肩を抱いて、額に唇を寄せる。可愛い可愛い可愛い。
なんて可愛いんだろう。寝ぼけているのかな。でもせんぱいって言うし。俺を求めて呼ぶなんて滾る。
また勃ってくる。やりたい。一晩中犯したい。
これまでも一晩中犯すことはあったけれど、今の素直な多紀くんと、二言目には好きだとか愛してるだとかを言い合うような、甘い甘い、新婚三日目みたいな蜜月のエッチをしたい。
お互いの精液まみれになって、唾液も飲み合って、とろとろに溶かして、やりまくってイかせまくりたい。
体中を吸って、俺のものだって印を刻み込みたい。名前を書いておきたい。
「カズ先輩、勉強してたんですか」
「うん。少しね」
「お疲れ様です……」
かすれている声。夢うつつ。
はあ、ちょっと落ち着こう……。
「かずせんぱい」
「どうしたの」
もしできることならまた和臣と呼ばれたいな……。でもよく考えると俺をカズ先輩と呼ぶのは多紀くんだけだから、多紀くん専用の呼び方だったら何でもいいのかもしれない。
どちらでも構わないか。都合がいい部分だけ思い出してもらいたい。虫が良すぎる気持ち。
思い出を共有できないことはとても寂しいんだ。寂しくて寂しくてたまらなくなる。
バンコクに赴任していた二年間、遠くて不安で会えなくて見られなくて寂しかったけれど、多紀くんと会えると幸せで、大切な思い出もたくさんあるから、帰国したらそういう思い出を、「あのときはあんなことがあったね」なんて語りたかった。
でも仕方ない。
大きな物音がして駆けつけて、倒れている多紀くんを見つけたとき、頭が真っ白になった。ショックだった。記憶とたんこぶで済んでよかったんだ。
打ちどころが悪いこともあるんだから。
「きもちいー……」
多紀くんは俺のシャツをくしゃっと掴んで、そう呟いた。多紀くんの手。左手。
薬指には、俺と交換した指輪。多紀くんはずっとつけてる。
記憶がなくなっても、俺と付き合っていたことを知らなかったときにも、指輪をつけていた。
「たぶんこれずっとつけてましたよね」と言って。
泣きたくなったんだ。我慢したけれど。多紀くん、その指輪ね、俺とお揃いなんだよって言いたかった。
多紀くんが生きてるだけでいい。
多紀くん。好き。大好き。愛しい。愛してる。可愛い。ぜんぶ好き。
「多紀くん。好き……」
「俺も……せんぱい、好きです……好き……」
また寝息を立てている。寝言かな。ご褒美みたいな寝言。
夢じゃないかな。
多紀くんに片想いをしていたときは、二人で寄り添って眠る日が来るなんて想像だにしなかった。いまが幸せの絶頂かもしれない。
はあ、このまま死んでしまいたい……。
ここ半月ほどで、多紀くんは積極的になった。以前ならば恥ずかしがっていたことも自分からしている。
ベッドに座った俺の股に顔を埋めて必死にぺろぺろと舐めてむぐむぐ咥えて、一度飲んで、また美味しそうに咥えて……。
多紀くんの口に吐精すると、多紀くんはかならず飲む。喉を通って、胃に俺の精液が流れ込んだと思うと、ぞくぞくする。
下からも頻繁に注ぎ込んでいるのだから、上からも下からも犯していて、多紀くんはすっかり俺のもの。
「多紀くん、エッチ好きだね。平日なのに。明日も仕事なのに。たくさん運動したでしょ。汗だくになってさ。なのにいっぱいされたいんだね?」
バックで挿入しながら問いかける。
腰をあげる多紀くんの下半身を抱え込むように、ベッドに両手をつく。
多紀くんの背中に時々キスする。きれいな肌、背筋、骨格。皮膚。唇でなぞる。舌を這わせる。汗ばんでいる。
なめらか。しょっぱい。美味しい。
突くたびに喘ぎ声を洩らしている。高い鳴き声。シーツを掴んで耐えている。
這いつくばって、下半身をこすりつけてくる。全身で重なる。思い切り掻き抱く。
温かくて気持ちいい。溶けそう。溶けてしまえばいいのに。
強く押しつける。結ばれてる。
多紀くんと結ばれていると思うとさらに昂ぶってくる。我ながら棍棒みたい。がちがち。
多紀くんに思う存分突き刺して、押し広げて、誰も知らない多紀くんの内側を知る。奥深く、届くところまで蹂躙する。余すことなく味わい尽くす。
「あっ、あっ、か、かず、せんぱ……あ、ひい、い、そこ、あう、お、奥……」
「もっと奥? 届くかな……」
「あ……そこ、だ、だめ……だめ、です、だめぇ……」
「だめなの?」
俺はくすくす笑いながら、浅くする。
「あ……」
「どこがいい? 多紀くんの好きなところ、してあげる」
「っ……さっきの……とこ……」
「だめじゃなかったの? ここがいいんだ」
「あああ、いい、いいです……そこ、して……」
おねだりされるとなんでもしてあげたくなる。だめといわれてもなんでもしたくなる。
「こんなところ犯されていいなんて、多紀くん、やらしいね」
「や、あ……あ……イ、イく……イく、あああああ、せんぱい、か、カズせんぱ、あうぅ……」
多紀くんはイきやすい。
だが今夜は、引き抜いたら倒れて気を失ってしまった。
疲れているせいか。大丈夫だろうか。
様子を見つつ、背中の上に射精する。ティッシュで拭い、倒れ伏した多紀くんに問いかける。
汗だく。濡れた額。へとへとで可愛い。
「多紀くん、大丈夫?」
「は……はい。大丈夫です……」
隣に横たわると、多紀くんからのキス。
「せんぱい、好き……」
可愛い……愛しい……。以前はほとんどなかった愛情表現。
「俺も好き。多紀くん、無理しないでね。気持ちよかった?」
「気持ちよかったです……もっとしたいです……」
「俺も。だけど、疲れてそうだから、また今度にしようね。またいっぱいしよう」
「はい……」
開発したなぁ。俺も気持ちいいけれど、多紀くんのほうがずっと気持ちよさそう。どんなだろう。想像すると痛そうなんだけど……。
髪を撫でつつ、体力切れの多紀くんの局部などをウェットティッシュで拭っていく。中に出してないから拭くだけでいいか。
シャツと下着、半パンを履かせて、上掛けをかける。自分はシャワーを浴びにいく。
洗って戻ると、多紀くんは幸せそうな顔で、すぴすぴ寝息を立てていた。
よく寝てる。ほっとする。
常夜灯を限界まで暗くする。
多紀くんが寝ていると俺も眠くなってくる。俺の隣で安心しきって眠る様子に安心する。自然体で嬉しい。
俺の近くにいる人は、大抵の場合、俺に対して緊張する。だけど多紀くんは違う。俺の外見に興味がない。むかしからそうだった。太郎次郎と同じ。
死ぬまで一緒にいられるんだったら、死ぬまでの時間は可能な限り長いほうがいいな。
多紀くんのほうが年下だから順当にいけば多紀くんに看取られる。それがいいね。まあ、たかだか二歳、三歳なんて誤差の範囲か。
多紀くんは長生きしそう。時代を重ねるという名前。
大病をしないように定期的に健康診断を受けてもらわないと。肉体関係も考えもので、あまり無理はさせられないな……。
万一多紀くんが先に死ぬようなら、その一秒後に俺も死んでしまいたい。悲しみや絶望を自覚する前に。
仕事についてよく考えないと。六十歳、七十歳まで働いていたら、多紀くんといられる時間が短くなってしまう。気づいたら老後になっている。
時間は有限だ。できるだけ二人でいられるようにしたい。ハードな働き方はできない。
いまの勤め先のまま一生を過ごすのも考えたけれど、もう少しプライベートの時間を大切にしたい。転職したい。仕事しながら挑戦して、限界を感じたら仕事は辞めて勉強を続けて、合格できなかったら二年以内なら再雇用制度で戻るか。
N社長、入れてくれないかなあ……。そうしたらすべてが解決するね。四六時中いっしょにいられるもの。多紀くんといっしょなら、二十四時間仕事でも構わないんだ。
多紀くんの寝顔をしばらく眺めた後、寝室を出る。
ダイニングのカウンターテーブルに今夜読む本を積んでいく。寝るまで三時間。眠いけどがんばろ。
三時間勉強して、ベッドに入るときに、多紀くんは少しだけ目を覚ました。
くぐもった声。
「せんぱい」
「多紀くん。起こしてごめんね。おやすみ」
隣にもぐりこみながら、多紀くんの頬に手を添える。そうしていると、多紀くんは俺の腕の中にすり寄ってくる。
くっついてくる多紀くんの肩を抱いて、額に唇を寄せる。可愛い可愛い可愛い。
なんて可愛いんだろう。寝ぼけているのかな。でもせんぱいって言うし。俺を求めて呼ぶなんて滾る。
また勃ってくる。やりたい。一晩中犯したい。
これまでも一晩中犯すことはあったけれど、今の素直な多紀くんと、二言目には好きだとか愛してるだとかを言い合うような、甘い甘い、新婚三日目みたいな蜜月のエッチをしたい。
お互いの精液まみれになって、唾液も飲み合って、とろとろに溶かして、やりまくってイかせまくりたい。
体中を吸って、俺のものだって印を刻み込みたい。名前を書いておきたい。
「カズ先輩、勉強してたんですか」
「うん。少しね」
「お疲れ様です……」
かすれている声。夢うつつ。
はあ、ちょっと落ち着こう……。
「かずせんぱい」
「どうしたの」
もしできることならまた和臣と呼ばれたいな……。でもよく考えると俺をカズ先輩と呼ぶのは多紀くんだけだから、多紀くん専用の呼び方だったら何でもいいのかもしれない。
どちらでも構わないか。都合がいい部分だけ思い出してもらいたい。虫が良すぎる気持ち。
思い出を共有できないことはとても寂しいんだ。寂しくて寂しくてたまらなくなる。
バンコクに赴任していた二年間、遠くて不安で会えなくて見られなくて寂しかったけれど、多紀くんと会えると幸せで、大切な思い出もたくさんあるから、帰国したらそういう思い出を、「あのときはあんなことがあったね」なんて語りたかった。
でも仕方ない。
大きな物音がして駆けつけて、倒れている多紀くんを見つけたとき、頭が真っ白になった。ショックだった。記憶とたんこぶで済んでよかったんだ。
打ちどころが悪いこともあるんだから。
「きもちいー……」
多紀くんは俺のシャツをくしゃっと掴んで、そう呟いた。多紀くんの手。左手。
薬指には、俺と交換した指輪。多紀くんはずっとつけてる。
記憶がなくなっても、俺と付き合っていたことを知らなかったときにも、指輪をつけていた。
「たぶんこれずっとつけてましたよね」と言って。
泣きたくなったんだ。我慢したけれど。多紀くん、その指輪ね、俺とお揃いなんだよって言いたかった。
多紀くんが生きてるだけでいい。
多紀くん。好き。大好き。愛しい。愛してる。可愛い。ぜんぶ好き。
「多紀くん。好き……」
「俺も……せんぱい、好きです……好き……」
また寝息を立てている。寝言かな。ご褒美みたいな寝言。
夢じゃないかな。
多紀くんに片想いをしていたときは、二人で寄り添って眠る日が来るなんて想像だにしなかった。いまが幸せの絶頂かもしれない。
はあ、このまま死んでしまいたい……。
113
お気に入りに追加
1,986
あなたにおすすめの小説
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
執着男に勤務先を特定された上に、なんなら後輩として入社して来られちゃった
パイ生地製作委員会
BL
【登場人物】
陰原 月夜(カゲハラ ツキヤ):受け
社会人として気丈に頑張っているが、恋愛面に関しては後ろ暗い過去を持つ。晴陽とは過去に高校で出会い、恋に落ちて付き合っていた。しかし、晴陽からの度重なる縛り付けが苦しくなり、大学入学を機に逃げ、遠距離を理由に自然消滅で晴陽と別れた。
太陽 晴陽(タイヨウ ハルヒ):攻め
明るく元気な性格で、周囲からの人気が高い。しかしその実、月夜との関係を大切にするあまり、執着してしまう面もある。大学卒業後、月夜と同じ会社に入社した。
【あらすじ】
晴陽と月夜は、高校時代に出会い、互いに深い愛情を育んだ。しかし、海が大学進学のため遠くに引っ越すことになり、二人の間には別れが訪れた。遠距離恋愛は困難を伴い、やがて二人は別れることを決断した。
それから数年後、月夜は大学を卒業し、有名企業に就職した。ある日、偶然の再会があった。晴陽が新入社員として月夜の勤務先を訪れ、再び二人の心は交わる。時間が経ち、お互いが成長し変わったことを認識しながらも、彼らの愛は再燃する。しかし、遠距離恋愛の過去の痛みが未だに彼らの心に影を落としていた。
更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です
X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl
制作秘話ブログ: https://piedough.fanbox.cc/
メッセージもらえると泣いて喜びます:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる