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4 ある休み明け(和臣視点)
二 早く帰りたい②
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外資系ホテルのバーラウンジの奥に、ソファ席の個室がある。専務お気に入りの店、変わっていない。
薄暗くて紫煙漂う場に顔を出すとソファ席に座る四人。
課長、係長、営業Bは俺の先輩。誰が呼んだんだっけ。絞めたい。全員絞めたい。
「こんばんは、遅れてすみません」
奥に専務。着慣れた明るい色のスーツ。ほっそりした、上品そうな、少し化粧濃い目の六十代女性。廃棄物処理会社の経営者一族の一人。社内一の権力者。夫は社長。
俺の顔を見て相好を崩している。酒焼けのしゃがれ声。
「小野寺くん」
「専務、ご無沙汰しております。ただいま馳せ参じました」
隣を空けられ、俺は流れるようにそこに座る。革のソファ。紙袋を見せる。
「こちら、よろしければ。お口に合えばいいんですが」
専務は、まだ有名になったとまではいえない、人気が出る寸前の洋菓子が好き。高いものじゃなくてもいい。帰り際に持たせるように、俺の背後についてきた後輩男Aに渡す。こいつで大丈夫かな……。
「お飲み物のおかわりはいかがしましょう。カクテルお好きですよね」
「ドライマティーニお願い。小野寺くんの帰国祝いしましょ」
「僕も同じものを」
後輩Aがあっちへ行く。営業Bからライターを借りて、専務がくわえた新しい煙草に火をつける。
「中和剤の件、ありがとう」
「御社のためなら。でも納期は、かなり頑張ってもらいました」
「ふふふ」
俺が入社当初、偶然、化学薬品仕入れ先の代替提案を担当することになり、そこからの付き合い。
先代からの代替わりの時期で、内部は揉めており、当時は業界下位だった。
その後、国内の処理場の土地探しに関わっているうちに、社内は安定、天下りをいれてお上に食い込んで、業界上位にのしあがった。業績は右肩上がり。現在、リサイクル分野の技術開発で躍進している。
すでに仕入れルートはうちの関連会社がほとんど。だが内製化の話は、俺が担当していたときには進まなかった。子会社と競合しているためだ。
「今、営業じゃないんだ? 何してるの? 経理? 物流?」
「総務で自社のIRです。戻ったばかりですので、まだまだ、新入社員と一緒に総会資料のホッチキス留めから始めたところです」
「やだ、可愛い。うちも上場したい」
「いいですねえ」
そろそろ創業者利益の利食い。
「とりあえず事業資金がいるのよね」
増資。経営者を送り込むことになる。
「ときに小野寺くん、まだ独身?」
この質問は、二十二回目。
「はい、もちろん」
以前質問されたときは、まだ付き合っていなかったな。多紀くんと。
今では結婚も視野に入れているんだから、時間の流れは摩訶不思議。勝手に入れているだけだけど。
「うちの娘はどう?」
「僕には勿体ないお話です」
「一回デートしてみない? 不出来だけど見た目は悪くないわよ。姉さん女房はお嫌?」
「今年三十七歳ですね。たしか六月のお生まれで」
「よく覚えてるわね」
「お財布に可愛らしい七五三のお写真を入れていらっしゃる」
「七歳で四つ身を着せたんだけどね。七年を思い返して、大きくなったなぁって、成人式で着せる振り袖について思いを馳せるじゃない? あのときは、まさか三十年後も振り袖だなんて思わなかったわあ」
「いまは晩婚の時代ですし、結婚しない選択肢もありますから」
「本人はしたいらしいの。小野寺くんのファンなのよね。ほら、会社でコーヒーこぼしてこまってたらハンカチくれたの。返さなくていいっていうからとってるの。可愛くない?」
理解はできる。俺も、多紀くん関連の現物や、多紀くんにもらったものは全て、屋内トランクルームに保管している。時々こっそり愛でに行っている。
「乙女ですね」
だが自分がされていると思うと気持ち悪い。捨ててくれないかな。六年前の使用済みハンカチ。
「特定の人はいるの? 商社マンって超遊んでそう」
「僕、この人って決めたら一筋です!」
「選定が厳しいでしょ?」
「そんなにモテないですよ」
「好みは?」
相田多紀。旧姓森下。埼玉県川越市出身の男性。三月三十一日生まれ、二十七歳。年齢では三つ下、学年では二つ下の同じ高校の後輩で、身長は百六十七センチ、体重五十五キロ、体脂肪率十五パーセント。痩せ型。O型。視力は両方1.5。靴のサイズは二十六センチ。現在ショートカット。黒髪に、こげ茶色の瞳。わりと色白。健康。右利き。小学生のときは野球少年。
小学生の頃に両親が離婚。母親に引き取られ、一度東京に転居。中学卒業の頃、母親が再婚。再び川越市に戻る。父方に弟妹、母方に弟一人。実は四人兄弟の長男。ふふふ。俺も四人兄弟。ちょっとした共通項。
森下家の養父と折り合いが悪く、十八歳のときに就職にともない自立。と同時に相田家の実父に親権者変更。
最終学歴私立高校卒業。営業職。最近は企画にも携わっている。裏表がない。あっさりしている。よくいえば物事にこだわらないタイプ。悪くいえば大雑把。真面目で明るい。ポジティブ。
生き物と旅行が好き。犬派。肉と中華が好き。辛党。苦手なものはスプラッター映画。食べ物はなんでも食べられる。
明るい色が好き。黄色と緑が似合う。緑色のネクタイがお気に入り。ネクタイの共有を仕向けたけれど、色の好みが違って俺のネクタイを使ってくれない。悲しい。次は緑を買おう。お揃いでもいい。お揃いにしよう。いいこと思いついた。
「仕事をがんばる人ですね。真面目で、責任をもって取り組む、フットワークの軽い人が好きです」
「えっ、意外。キャリアウーマン? 同じ会社? 別の会社? 結婚したりする? 聞かせて聞かせて」
絶対に言うな、といううるさい視線を感じる。
俺が恋人と結婚したがっている話は、漏れているらしい。誰だよ、漏らしたの。
俺を使わなければ話を前に進められないこと自体が間違い。
「結婚に興味がない人をその気にさせる方法を、模索中です」
「わたしなら小野寺くんと結婚するのに。いますぐ夫と離婚してくる」
「専務と社長、おしどり夫婦でしょう? うまくするコツ、教えていただけませんか」
「うちは腐れ縁だもの。子供も育ちすぎくらい大きいし。適度に遊ぶことでしょ。少々は目をつぶってるわよ」
多紀くんに、外で遊ばれたくない。お目こぼしはできない。俺だけを見ていてほしい。外で遊んで仲良しを演じるなんて本末転倒。
「プロポーズは?」
「まだまだです」
一度だけ、俺がその気でいることは言ってある。意識させるために。反応を見るために。意識していた。だがその後、記憶を失くしたのでやり直し。
「しよしよ」
多紀くんは、結婚にいいイメージを持っていない。おそらく家庭環境のせい。
少しずつ刷り込んでいくつもり。
「一緒になるしかない状況を作り上げたくて、長期戦になりそうです」
「やだ策士」
「リスクの芽はどれだけかかっても潰しておかないと。そのための手間は惜しみません」
「一緒になりたーい」
気持ち悪いよ。でもあんまりうまくいかないんだよね。多紀くん相手だと。
体は落とした自信があるんだけどな……。
「うちの夫婦がなんだかんだうまくやってるのは、周りが敵ばかりだからよ。内輪揉めしてる場合じゃなかったの。敵の敵は味方、みたいなものかしら」
一理ある……。俺はそういう、周りが敵だらけの閉じた世界でも平気だけれど、多紀くんは孤立を嫌がるだろうな。社交的な生き物だもの。だけどそういう状況に追い込みたい気持ちもある。閉じ込めて俺だけのものにしたい。
「真理ですね」
「娘には条件に合わないって言っておくわ。うまくいくといいわね」
「ありがとうございます。娘さんには申し訳ないです」
「どこでも入れてやるから就職しろって言ったのにしなかったんだから仕方ないわよ」
とけらけら笑っている。
俺は、この女専務の性格をよく知っている。そしてわりと好きだ。娘は大学卒業後ほぼ無職で、雑談すら話が噛み合わないけれど。
でもやっぱり早く帰りたいな。多紀くんに会いたい。後輩A、あくびしてる。誰でもいいからやはり絞めておいてほしい。
いや、こいつら全員絞めたい。うまくいかなかったらどうするつもりだ、という視線。無視。
薄暗くて紫煙漂う場に顔を出すとソファ席に座る四人。
課長、係長、営業Bは俺の先輩。誰が呼んだんだっけ。絞めたい。全員絞めたい。
「こんばんは、遅れてすみません」
奥に専務。着慣れた明るい色のスーツ。ほっそりした、上品そうな、少し化粧濃い目の六十代女性。廃棄物処理会社の経営者一族の一人。社内一の権力者。夫は社長。
俺の顔を見て相好を崩している。酒焼けのしゃがれ声。
「小野寺くん」
「専務、ご無沙汰しております。ただいま馳せ参じました」
隣を空けられ、俺は流れるようにそこに座る。革のソファ。紙袋を見せる。
「こちら、よろしければ。お口に合えばいいんですが」
専務は、まだ有名になったとまではいえない、人気が出る寸前の洋菓子が好き。高いものじゃなくてもいい。帰り際に持たせるように、俺の背後についてきた後輩男Aに渡す。こいつで大丈夫かな……。
「お飲み物のおかわりはいかがしましょう。カクテルお好きですよね」
「ドライマティーニお願い。小野寺くんの帰国祝いしましょ」
「僕も同じものを」
後輩Aがあっちへ行く。営業Bからライターを借りて、専務がくわえた新しい煙草に火をつける。
「中和剤の件、ありがとう」
「御社のためなら。でも納期は、かなり頑張ってもらいました」
「ふふふ」
俺が入社当初、偶然、化学薬品仕入れ先の代替提案を担当することになり、そこからの付き合い。
先代からの代替わりの時期で、内部は揉めており、当時は業界下位だった。
その後、国内の処理場の土地探しに関わっているうちに、社内は安定、天下りをいれてお上に食い込んで、業界上位にのしあがった。業績は右肩上がり。現在、リサイクル分野の技術開発で躍進している。
すでに仕入れルートはうちの関連会社がほとんど。だが内製化の話は、俺が担当していたときには進まなかった。子会社と競合しているためだ。
「今、営業じゃないんだ? 何してるの? 経理? 物流?」
「総務で自社のIRです。戻ったばかりですので、まだまだ、新入社員と一緒に総会資料のホッチキス留めから始めたところです」
「やだ、可愛い。うちも上場したい」
「いいですねえ」
そろそろ創業者利益の利食い。
「とりあえず事業資金がいるのよね」
増資。経営者を送り込むことになる。
「ときに小野寺くん、まだ独身?」
この質問は、二十二回目。
「はい、もちろん」
以前質問されたときは、まだ付き合っていなかったな。多紀くんと。
今では結婚も視野に入れているんだから、時間の流れは摩訶不思議。勝手に入れているだけだけど。
「うちの娘はどう?」
「僕には勿体ないお話です」
「一回デートしてみない? 不出来だけど見た目は悪くないわよ。姉さん女房はお嫌?」
「今年三十七歳ですね。たしか六月のお生まれで」
「よく覚えてるわね」
「お財布に可愛らしい七五三のお写真を入れていらっしゃる」
「七歳で四つ身を着せたんだけどね。七年を思い返して、大きくなったなぁって、成人式で着せる振り袖について思いを馳せるじゃない? あのときは、まさか三十年後も振り袖だなんて思わなかったわあ」
「いまは晩婚の時代ですし、結婚しない選択肢もありますから」
「本人はしたいらしいの。小野寺くんのファンなのよね。ほら、会社でコーヒーこぼしてこまってたらハンカチくれたの。返さなくていいっていうからとってるの。可愛くない?」
理解はできる。俺も、多紀くん関連の現物や、多紀くんにもらったものは全て、屋内トランクルームに保管している。時々こっそり愛でに行っている。
「乙女ですね」
だが自分がされていると思うと気持ち悪い。捨ててくれないかな。六年前の使用済みハンカチ。
「特定の人はいるの? 商社マンって超遊んでそう」
「僕、この人って決めたら一筋です!」
「選定が厳しいでしょ?」
「そんなにモテないですよ」
「好みは?」
相田多紀。旧姓森下。埼玉県川越市出身の男性。三月三十一日生まれ、二十七歳。年齢では三つ下、学年では二つ下の同じ高校の後輩で、身長は百六十七センチ、体重五十五キロ、体脂肪率十五パーセント。痩せ型。O型。視力は両方1.5。靴のサイズは二十六センチ。現在ショートカット。黒髪に、こげ茶色の瞳。わりと色白。健康。右利き。小学生のときは野球少年。
小学生の頃に両親が離婚。母親に引き取られ、一度東京に転居。中学卒業の頃、母親が再婚。再び川越市に戻る。父方に弟妹、母方に弟一人。実は四人兄弟の長男。ふふふ。俺も四人兄弟。ちょっとした共通項。
森下家の養父と折り合いが悪く、十八歳のときに就職にともない自立。と同時に相田家の実父に親権者変更。
最終学歴私立高校卒業。営業職。最近は企画にも携わっている。裏表がない。あっさりしている。よくいえば物事にこだわらないタイプ。悪くいえば大雑把。真面目で明るい。ポジティブ。
生き物と旅行が好き。犬派。肉と中華が好き。辛党。苦手なものはスプラッター映画。食べ物はなんでも食べられる。
明るい色が好き。黄色と緑が似合う。緑色のネクタイがお気に入り。ネクタイの共有を仕向けたけれど、色の好みが違って俺のネクタイを使ってくれない。悲しい。次は緑を買おう。お揃いでもいい。お揃いにしよう。いいこと思いついた。
「仕事をがんばる人ですね。真面目で、責任をもって取り組む、フットワークの軽い人が好きです」
「えっ、意外。キャリアウーマン? 同じ会社? 別の会社? 結婚したりする? 聞かせて聞かせて」
絶対に言うな、といううるさい視線を感じる。
俺が恋人と結婚したがっている話は、漏れているらしい。誰だよ、漏らしたの。
俺を使わなければ話を前に進められないこと自体が間違い。
「結婚に興味がない人をその気にさせる方法を、模索中です」
「わたしなら小野寺くんと結婚するのに。いますぐ夫と離婚してくる」
「専務と社長、おしどり夫婦でしょう? うまくするコツ、教えていただけませんか」
「うちは腐れ縁だもの。子供も育ちすぎくらい大きいし。適度に遊ぶことでしょ。少々は目をつぶってるわよ」
多紀くんに、外で遊ばれたくない。お目こぼしはできない。俺だけを見ていてほしい。外で遊んで仲良しを演じるなんて本末転倒。
「プロポーズは?」
「まだまだです」
一度だけ、俺がその気でいることは言ってある。意識させるために。反応を見るために。意識していた。だがその後、記憶を失くしたのでやり直し。
「しよしよ」
多紀くんは、結婚にいいイメージを持っていない。おそらく家庭環境のせい。
少しずつ刷り込んでいくつもり。
「一緒になるしかない状況を作り上げたくて、長期戦になりそうです」
「やだ策士」
「リスクの芽はどれだけかかっても潰しておかないと。そのための手間は惜しみません」
「一緒になりたーい」
気持ち悪いよ。でもあんまりうまくいかないんだよね。多紀くん相手だと。
体は落とした自信があるんだけどな……。
「うちの夫婦がなんだかんだうまくやってるのは、周りが敵ばかりだからよ。内輪揉めしてる場合じゃなかったの。敵の敵は味方、みたいなものかしら」
一理ある……。俺はそういう、周りが敵だらけの閉じた世界でも平気だけれど、多紀くんは孤立を嫌がるだろうな。社交的な生き物だもの。だけどそういう状況に追い込みたい気持ちもある。閉じ込めて俺だけのものにしたい。
「真理ですね」
「娘には条件に合わないって言っておくわ。うまくいくといいわね」
「ありがとうございます。娘さんには申し訳ないです」
「どこでも入れてやるから就職しろって言ったのにしなかったんだから仕方ないわよ」
とけらけら笑っている。
俺は、この女専務の性格をよく知っている。そしてわりと好きだ。娘は大学卒業後ほぼ無職で、雑談すら話が噛み合わないけれど。
でもやっぱり早く帰りたいな。多紀くんに会いたい。後輩A、あくびしてる。誰でもいいからやはり絞めておいてほしい。
いや、こいつら全員絞めたい。うまくいかなかったらどうするつもりだ、という視線。無視。
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