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三年目の冬の話
二 お仕置き(※) ※潮吹きあり
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午後十一時。
特別室を出て、それぞれが客室に向かう。客室はスイートツインルームで、広いリビングルームとベッドルームがある。
十分すぎるほどの立派な部屋だが、自宅と似たようなモダンな内装で、レンは少し安心する。特別室は異世界だ。貴賓室ともいうらしい。豪華客船然り、ルイス越しに見る景色は、レンにとって異次元である。慣れられない。
ベッドはセミダブルが二つだ。シャワーを浴びたあと、寝る準備をして、レンはベッドに入ろうとし、ルイスはレンのベッドに夜這いをかける。
「セミダブルだと、少し狭いね」
そう言いながら、ルイスは上になって、レンを抱きしめて口づけた。
レンの唇を舐める。
「さて、お仕置きの時間ですが」
「まだ言っているの、それ」
ルイスはレンが着ていた、ホテルに備え付けのセパレートのパジャマを手早く脱がせる。ついでに自分も脱ぐ。レンも自分で下着を脱いだり、ルイスの下着を脱がせたりする。
肌を重ねると温かくて気持ちいい。
自宅ではないので、新鮮な感じがする。明かりを落として、抱きしめたり撫でたり、肌に唇を這わせたり、ついばむようなキスをしたりと、くすくす笑いながらスキンシップを楽しむ。
「レン。明日は少し外に出て、この辺りを観光しようか。何か買い物する?」
「食べ歩きがしたいな」
「では、そうしようね。夜の食事はレストランを予約してあるよ。僕、明日はレンを独り占めするんだ」
次第にキスを深くして、舌を絡めたりする。少しずつ本気になってくる。汗ばむ。
ルイスはレンの胸を撫でたり、突起を口に含む。吸ったり舐めたり指でつまんだりするので、レンは小さく喘いだ。
「あっ、ジェイミー、気持ちいい」
「僕も気持ちいい。レン、好きだよ。……だけど、これではお仕置きにならないな」
「もういいよ、そんなの……」
ルイスは、先ほどのように優しく愛撫するのを、少し強くする。
「んん、あっ、気持ちいい、んん」
「痛くない?」
「ん、大丈夫」
「おいで、レン」
ルイスは座って足を広げ、レンを四つん這いにさせて、自分の性器を舐めさせることにした。
レンは夢中になってルイスのそれをしゃぶる。
「僕の可愛いレン。美味しい?」
「ん、おいしい」
「素直だね。可愛いね」
ルイスはレンの顔を挟んで、やや強く掴むように力を入れる。
レンはルイスが何をしようとしているのかを察して、されるがままになる。口を無理に使われているみたいに苦しいほど喉に入れられると、レンはぞくぞくする。
「こんな風に犯されてもいいの、レン」
「ん、んん」
レンは返事ができない。ルイスはレンの喉の奥まで強く入れる。全部は入らない。苦しそうにおさめようと一所懸命なレンの様子を見ているとルイスはたまらない。張りつめすぎて痛いほどになる。気が済んだところでレンの口から引き抜く。唾液が垂れて、レンの唇を濡らした。
「は、はあ……」
息を整えさせて、ルイスはレンの口に片手の親指を入れる。レンはルイスの親指に吸いつく。口の中に含んで、先ほどのように舌を這わせる。
ルイスは笑った。
「レン。いやらしいよ」
「ジェイミー、もう、欲しい」
ルイスはレンを下にして、仰向けに寝かせて両足を抱え上げた。ルイスは自分の両肩にレンの足を乗せさせて、レンの腰の下にクッションを入れ、レンのそこを丁寧にほぐす。
それから、視線を合わせながら少しずつ入れた。
「ああ……」
ルイスは全部は入れず、浅く突く。ベッドのスプリングが自宅と異なって、きしみやすい。あまり激しくできない。
ルイスはレンの屹立を激しく扱いた。もう片方の手で胸の突起を強く摘まんで、腰を浅く動かしながら、両方ともを強くこねる。
強烈な快感に、レンは頭が真っ白になる。
「あああっ、ん、ん、あ、ああっ、気持ちい、もっと」
「もっと?」
「もっと、奥まで、あっ、奥までして」
どうしてすべて入れてくれないのだろうとレンは思う。どうせろくでもないことを考えているに違いない。
レンの膝を抱えるように覆いかぶさってくるルイスに、レンは縋りついて甘える。ルイスの髪をくしゃくしゃに撫でて、端正な顔に浮かぶ汗を舐める。
「ジェイミー、全部ちょうだい、深くしてほしい」
「悪い子だね。誘っちゃうの、レン」
「こんなときに、すごいいじわる……」
「考えてたんだよ。レンの中で、僕しか入り込んでいない領域について」
やっぱりろくでもない。浅いのもそのせいだ。
「もうそういうの考えないで」
「これくらい?」
ルイスは全然聞いていない。
ルイスは、平均的な日本人程度のところまで入れて止まる。具体的過ぎて、レンは困る。もう思い出すこともできないのに。
「こんなの、ジェイミーだけだよ」
「ここから先は、僕だけ?」
「違うってば……」
「何?」
「好きだよ。こんな、こんなにも好きなのは、後にも先にもあなただけだ」
ルイスの目を見つめながらレンは言う。どうして伝わらないのかと思う。
ルイスは微笑みながら、レンの額にキスをする。唇を舐めて、口づけて、熱い舌を差し入れる。
レンは捕まえるように舌を絡めて応えた。唾液が溢れて交換する。
ルイスはレンの奥のほうまで少しずつ挿入していく。
「いじわるでごめんね」
「ほんとにわかってなくて困る……っ、ああ、気持ちいい、あ」
ルイスは腰を揺らす。つい、打ちつけるようにする。
「ああ、あああ、あっ、あん、気持ちいい、好き、好き、ジェイミー、好き」
「僕も好き。愛してる、レン」
ルイスは、レンが感じるように擦る。
「ああ、そこ、あ」
レンのほうは、何も考えられなくなる。全身が性感帯のようになってどこに触れても感じてしまう。
ルイスはレンの太ももを撫でながら、レンを抉る。口づけながら、ルイスはレンの雄を勢いに任せて握って擦る。
「レン、可愛い。こっちも固くなってるよ」
「んんん、ふ、あ、強い、出るっ、んんっ」
「いいよ。僕に犯されながら出して、レン」
「あっ、ああ、イく、イく、あっ、あ、や、好き、あっ、出る」
レンは腰をそらせながら、自分の腹部に射精した。白濁はレンの胸にまで何度も飛ぶ。
「はあ……はあ……」
「いい子だね」
そう言ったルイスは、腰の動きも手の動きも止めずに、レンを責め続ける。
なぜか、レンの陰茎を扱くのを止めない。
レンは嫌がった。
「あっ、ジェイミー、待って、あ、止まって、もう出たからっ」
だが、それでもルイスは動かし続ける。奥深くにぐりぐりと押しつけながら、精液にまみれたレンの先端を重点的に弄る。
レンはルイスの身体を遠ざけようと押し、ルイスはレンを押し返すように口づけた。レンは唇を離して首を横に振る。
ルイスが、性器を擦り続ける手を離さない。レンが抵抗しても敵わない。
「もうだめ、だめ、やめて、やだ、いや」
ルイスは、レンに唾液を垂らした。レンの唇に落ちる。レンは思わずそれを舐めるが、追いつかなくて頬に伝う。
レンは涙目になる。涙が溢れてくる。
「お、お願い、やだ、離して、死ぬ、死んじゃう」
敏感になった亀頭を激しくこねられて、レンは悶絶する。
「ああああ……!」
「痛い?」
「つらい、それだめ、もうだめ、やだ、なんでっ」
逃れようとして、レンは急に、こみあげてくるものを感じて震えた。何かが出そうになる。むず痒い。
初めての感覚に、わけがわからなくなる。
「いやだ、なにこれ、待って、本当に、離して……!」
「お仕置きだよ」
ルイスはレンへのお仕置きを諦めていないのだった。
お仕置きという言葉の響きが魅力的だからだ。
「さあ、ちゃんと吹けるかな?」
ルイスはレンの尿道に指先をねじこむ。レンの身体がはねる。
「ひっ」
「僕の可愛いレン。何か出そうだったら思う存分出していいよ。我慢しなくてもいいからね」
ことさら優しく言いながら、ルイスはレンを押し潰すように腰を使って上から打ちつける。奥深くだ。レンのここを犯すのは自分だけだとルイスは思う。
「いやだ、ひ、やめ」
「大丈夫、僕はどんなレンでも大好きだよ。恥ずかしくないよ、ねえ、レン」
「いや、ああ、ゆ、許して、お願い、あああ」
「レン、愛してる。おいで、中に出すよ」
ルイスはレンを押し潰すように抱いて、レンの奥で達しながら言った。呻きながら、レンの奥深くの自分以外知らない場所に精を放つ。
レンは涙を流しながら、ルイスの射精を受け入れるのと同時に、自身の陰茎の先端から潮を吹く。
「ああああ、やだ、やだああ」
無色透明の液体がとぷとぷと溢れてくる。
ルイスは手を止めるが、溢れるのはなかなか止まらない。
「あああ、は、はあ、な、なに……?」
このようなことを、レンはまったく知らないので、困惑しきりで、息も絶え絶えになる。
大成功をおさめてルイスは物凄く嬉しい。
「潮吹き。ああ、すごく可愛い。レンはいい子だねえ。上手にできたよ。とっても可愛いね。大丈夫だよ。気持ちよかったね」
お詫びのように首やら額やら頬やらにわざとらしく口づけられながら、レンは怒った。
「もう、ひどい、本当にひどい!」
ルイスに優しく抱かれながら、レンはわめく。ルイスは幸せそうに笑う。大きな手のひらでレンを撫でてなだめる。
今後もこれをされると恐ろしいとレンは思った。射精よりも気持ちいい。こんなこと、絶対に言えない。
ルイスはわかっている。
「レン、こういうの好きでしょ」
「……!」
ルイスがベッドボードの時計を見ると、十二時になっていた。ルイスはレンから引き抜いて、レンを拭いたり、後処理をしつつ、レンの手を取って手の甲にキスをする。
「お誕生日おめでとう、レン。君の一年が幸せなものでありますように」
レンはあまりのことに動けない。
「前途多難な感じ……」
「なかなか激しいスタートだよね、二十八歳」
「誰のせいですか……」
そうは言っても気持ち良いので、レンとしてもどうしようもない。ルイスのほうは、レンが悦ぶことをしてあげたいので、ついやりすぎてしまう。
特別室を出て、それぞれが客室に向かう。客室はスイートツインルームで、広いリビングルームとベッドルームがある。
十分すぎるほどの立派な部屋だが、自宅と似たようなモダンな内装で、レンは少し安心する。特別室は異世界だ。貴賓室ともいうらしい。豪華客船然り、ルイス越しに見る景色は、レンにとって異次元である。慣れられない。
ベッドはセミダブルが二つだ。シャワーを浴びたあと、寝る準備をして、レンはベッドに入ろうとし、ルイスはレンのベッドに夜這いをかける。
「セミダブルだと、少し狭いね」
そう言いながら、ルイスは上になって、レンを抱きしめて口づけた。
レンの唇を舐める。
「さて、お仕置きの時間ですが」
「まだ言っているの、それ」
ルイスはレンが着ていた、ホテルに備え付けのセパレートのパジャマを手早く脱がせる。ついでに自分も脱ぐ。レンも自分で下着を脱いだり、ルイスの下着を脱がせたりする。
肌を重ねると温かくて気持ちいい。
自宅ではないので、新鮮な感じがする。明かりを落として、抱きしめたり撫でたり、肌に唇を這わせたり、ついばむようなキスをしたりと、くすくす笑いながらスキンシップを楽しむ。
「レン。明日は少し外に出て、この辺りを観光しようか。何か買い物する?」
「食べ歩きがしたいな」
「では、そうしようね。夜の食事はレストランを予約してあるよ。僕、明日はレンを独り占めするんだ」
次第にキスを深くして、舌を絡めたりする。少しずつ本気になってくる。汗ばむ。
ルイスはレンの胸を撫でたり、突起を口に含む。吸ったり舐めたり指でつまんだりするので、レンは小さく喘いだ。
「あっ、ジェイミー、気持ちいい」
「僕も気持ちいい。レン、好きだよ。……だけど、これではお仕置きにならないな」
「もういいよ、そんなの……」
ルイスは、先ほどのように優しく愛撫するのを、少し強くする。
「んん、あっ、気持ちいい、んん」
「痛くない?」
「ん、大丈夫」
「おいで、レン」
ルイスは座って足を広げ、レンを四つん這いにさせて、自分の性器を舐めさせることにした。
レンは夢中になってルイスのそれをしゃぶる。
「僕の可愛いレン。美味しい?」
「ん、おいしい」
「素直だね。可愛いね」
ルイスはレンの顔を挟んで、やや強く掴むように力を入れる。
レンはルイスが何をしようとしているのかを察して、されるがままになる。口を無理に使われているみたいに苦しいほど喉に入れられると、レンはぞくぞくする。
「こんな風に犯されてもいいの、レン」
「ん、んん」
レンは返事ができない。ルイスはレンの喉の奥まで強く入れる。全部は入らない。苦しそうにおさめようと一所懸命なレンの様子を見ているとルイスはたまらない。張りつめすぎて痛いほどになる。気が済んだところでレンの口から引き抜く。唾液が垂れて、レンの唇を濡らした。
「は、はあ……」
息を整えさせて、ルイスはレンの口に片手の親指を入れる。レンはルイスの親指に吸いつく。口の中に含んで、先ほどのように舌を這わせる。
ルイスは笑った。
「レン。いやらしいよ」
「ジェイミー、もう、欲しい」
ルイスはレンを下にして、仰向けに寝かせて両足を抱え上げた。ルイスは自分の両肩にレンの足を乗せさせて、レンの腰の下にクッションを入れ、レンのそこを丁寧にほぐす。
それから、視線を合わせながら少しずつ入れた。
「ああ……」
ルイスは全部は入れず、浅く突く。ベッドのスプリングが自宅と異なって、きしみやすい。あまり激しくできない。
ルイスはレンの屹立を激しく扱いた。もう片方の手で胸の突起を強く摘まんで、腰を浅く動かしながら、両方ともを強くこねる。
強烈な快感に、レンは頭が真っ白になる。
「あああっ、ん、ん、あ、ああっ、気持ちい、もっと」
「もっと?」
「もっと、奥まで、あっ、奥までして」
どうしてすべて入れてくれないのだろうとレンは思う。どうせろくでもないことを考えているに違いない。
レンの膝を抱えるように覆いかぶさってくるルイスに、レンは縋りついて甘える。ルイスの髪をくしゃくしゃに撫でて、端正な顔に浮かぶ汗を舐める。
「ジェイミー、全部ちょうだい、深くしてほしい」
「悪い子だね。誘っちゃうの、レン」
「こんなときに、すごいいじわる……」
「考えてたんだよ。レンの中で、僕しか入り込んでいない領域について」
やっぱりろくでもない。浅いのもそのせいだ。
「もうそういうの考えないで」
「これくらい?」
ルイスは全然聞いていない。
ルイスは、平均的な日本人程度のところまで入れて止まる。具体的過ぎて、レンは困る。もう思い出すこともできないのに。
「こんなの、ジェイミーだけだよ」
「ここから先は、僕だけ?」
「違うってば……」
「何?」
「好きだよ。こんな、こんなにも好きなのは、後にも先にもあなただけだ」
ルイスの目を見つめながらレンは言う。どうして伝わらないのかと思う。
ルイスは微笑みながら、レンの額にキスをする。唇を舐めて、口づけて、熱い舌を差し入れる。
レンは捕まえるように舌を絡めて応えた。唾液が溢れて交換する。
ルイスはレンの奥のほうまで少しずつ挿入していく。
「いじわるでごめんね」
「ほんとにわかってなくて困る……っ、ああ、気持ちいい、あ」
ルイスは腰を揺らす。つい、打ちつけるようにする。
「ああ、あああ、あっ、あん、気持ちいい、好き、好き、ジェイミー、好き」
「僕も好き。愛してる、レン」
ルイスは、レンが感じるように擦る。
「ああ、そこ、あ」
レンのほうは、何も考えられなくなる。全身が性感帯のようになってどこに触れても感じてしまう。
ルイスはレンの太ももを撫でながら、レンを抉る。口づけながら、ルイスはレンの雄を勢いに任せて握って擦る。
「レン、可愛い。こっちも固くなってるよ」
「んんん、ふ、あ、強い、出るっ、んんっ」
「いいよ。僕に犯されながら出して、レン」
「あっ、ああ、イく、イく、あっ、あ、や、好き、あっ、出る」
レンは腰をそらせながら、自分の腹部に射精した。白濁はレンの胸にまで何度も飛ぶ。
「はあ……はあ……」
「いい子だね」
そう言ったルイスは、腰の動きも手の動きも止めずに、レンを責め続ける。
なぜか、レンの陰茎を扱くのを止めない。
レンは嫌がった。
「あっ、ジェイミー、待って、あ、止まって、もう出たからっ」
だが、それでもルイスは動かし続ける。奥深くにぐりぐりと押しつけながら、精液にまみれたレンの先端を重点的に弄る。
レンはルイスの身体を遠ざけようと押し、ルイスはレンを押し返すように口づけた。レンは唇を離して首を横に振る。
ルイスが、性器を擦り続ける手を離さない。レンが抵抗しても敵わない。
「もうだめ、だめ、やめて、やだ、いや」
ルイスは、レンに唾液を垂らした。レンの唇に落ちる。レンは思わずそれを舐めるが、追いつかなくて頬に伝う。
レンは涙目になる。涙が溢れてくる。
「お、お願い、やだ、離して、死ぬ、死んじゃう」
敏感になった亀頭を激しくこねられて、レンは悶絶する。
「ああああ……!」
「痛い?」
「つらい、それだめ、もうだめ、やだ、なんでっ」
逃れようとして、レンは急に、こみあげてくるものを感じて震えた。何かが出そうになる。むず痒い。
初めての感覚に、わけがわからなくなる。
「いやだ、なにこれ、待って、本当に、離して……!」
「お仕置きだよ」
ルイスはレンへのお仕置きを諦めていないのだった。
お仕置きという言葉の響きが魅力的だからだ。
「さあ、ちゃんと吹けるかな?」
ルイスはレンの尿道に指先をねじこむ。レンの身体がはねる。
「ひっ」
「僕の可愛いレン。何か出そうだったら思う存分出していいよ。我慢しなくてもいいからね」
ことさら優しく言いながら、ルイスはレンを押し潰すように腰を使って上から打ちつける。奥深くだ。レンのここを犯すのは自分だけだとルイスは思う。
「いやだ、ひ、やめ」
「大丈夫、僕はどんなレンでも大好きだよ。恥ずかしくないよ、ねえ、レン」
「いや、ああ、ゆ、許して、お願い、あああ」
「レン、愛してる。おいで、中に出すよ」
ルイスはレンを押し潰すように抱いて、レンの奥で達しながら言った。呻きながら、レンの奥深くの自分以外知らない場所に精を放つ。
レンは涙を流しながら、ルイスの射精を受け入れるのと同時に、自身の陰茎の先端から潮を吹く。
「ああああ、やだ、やだああ」
無色透明の液体がとぷとぷと溢れてくる。
ルイスは手を止めるが、溢れるのはなかなか止まらない。
「あああ、は、はあ、な、なに……?」
このようなことを、レンはまったく知らないので、困惑しきりで、息も絶え絶えになる。
大成功をおさめてルイスは物凄く嬉しい。
「潮吹き。ああ、すごく可愛い。レンはいい子だねえ。上手にできたよ。とっても可愛いね。大丈夫だよ。気持ちよかったね」
お詫びのように首やら額やら頬やらにわざとらしく口づけられながら、レンは怒った。
「もう、ひどい、本当にひどい!」
ルイスに優しく抱かれながら、レンはわめく。ルイスは幸せそうに笑う。大きな手のひらでレンを撫でてなだめる。
今後もこれをされると恐ろしいとレンは思った。射精よりも気持ちいい。こんなこと、絶対に言えない。
ルイスはわかっている。
「レン、こういうの好きでしょ」
「……!」
ルイスがベッドボードの時計を見ると、十二時になっていた。ルイスはレンから引き抜いて、レンを拭いたり、後処理をしつつ、レンの手を取って手の甲にキスをする。
「お誕生日おめでとう、レン。君の一年が幸せなものでありますように」
レンはあまりのことに動けない。
「前途多難な感じ……」
「なかなか激しいスタートだよね、二十八歳」
「誰のせいですか……」
そうは言っても気持ち良いので、レンとしてもどうしようもない。ルイスのほうは、レンが悦ぶことをしてあげたいので、ついやりすぎてしまう。
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