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神々とその側仕え達について(物語読了後推奨)
水の神/白蛇
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・水の神
陸国の水(湖や川、井戸などを含むすべて)を守護し、操ることができる男神。
雨量を調節することで川の氾濫や干ばつなどを抑え、人々の暮らしを守っています。
水の神が何らかの理由で役割をはたさずにいると、陸国はたちまち大雨に見舞われ、他の神々でも抑えきれないほどの洪水を引き起こしてしまいます。
(※3「思い出」参照)
目醒めた当初は魚などを獲る人間達を快く思っていませんでしたが、そのうち水を大切にする人々に心を動かされ、次第にきちんと務めをはたして陸国の暮らしを守護するようになりました。
目醒めた当初から人間にしておおよそ26~27歳くらいの背格好をしていて、常に気怠げな雰囲気を纏い、しっとりとした艶やかな青みがかった長い髪は毛先の方を軽くまとめる程度に結っています。
ですが、髪は美しく結い上げられていることもあるのだとか…どうやらそれは白蛇によって結い上げられているようです。
淡水色の濃淡が美しい衣に身を包んでおり、薄い青色に澄んだ瞳が特徴的な男神です。
屋敷は農業地域の端の端、奥の奥にあるようです。
大きな湖とそのそばに滝があるどこかの洞穴をずっと奥まで行った先に屋敷となっている洞窟があるそうですが…そのあまりの遠さに水の神と白蛇しか出入りしたことがなく、さらに正確な位置に関してもまったく知られていないのだとか。
細く一筋の明かりが射す大きな地底湖と体を清めることのできる泉、そしてその周りを取り囲むようにいくつかの空間(部屋)が設けられているという構造をしていて、閨はさらに奥まったところにひっそりとあるそうです。
どこも常に湿っていて乾くことがない場所なので、白蛇がこのような空間は好まないのではないかと思った水の神は「どこか別のところへ居を移そうか」と相談したことがありましたが、白蛇は「どうして?ここはすごく素敵なところだよ」「スイと俺しかいない世界みたいで…最高だ」と言ってそのままそこを居所として定めさせます。
白蛇は水の神が自らの落ち着く地として選んだその洞窟を守ったのです。
後に白蛇との間に2匹の蛇の霊獣【湲】と【漾】が誕生しました。
~蓬屋から一言~
ー いつも…甘々、ですね…?
水の神:……///
ー ^^
ーーーーーーー
・白蛇
水の神の側仕えである雄の白蛇。
転生前の水の神からの愛称は『くじゃ』でしたが、転生後は『黄鱗』という名に改められたため、愛称も『リン』に変わりました。
転生前の白蛇はそこまで大きい蛇ではなかったため、人の姿になっていないときは水の神の懐に潜り込んで共に移動していたようです。
(転生後は常に人の姿でいるようになったので、いつも隣に並び立っている)
蛇として【地界】に生きていたときから水辺に住んでいて、よく川や湖を泳いでいました。
他とは違う輝くような白い体色をしていたこともあって水の神の目に留まった白蛇でしたが、水の神はなかなか【地界】に姿を現すことがなかったため、直接互いの姿を目にすることは少なかったようです。
しかし、白蛇と水の神は水を通して常に互いがどうしているのかを気にするようになっていました。
白蛇はそうした日々の中で『水の神とさらに近しい存在になりたい』という想いを募らせており、やがてある日【地界】に水の神が姿を現したところで腕に巻き付き、さらには懐に潜り込むなどして『けっして離れない』というような意思表示をしました。
引き剥がそうとしてもまったく離れる気配のない白蛇に観念した水の神は結局そのまま白蛇を側仕えとして【天界】にあがらせ、正式な側仕えとして屋敷に迎え入れます。
白蛇は明るく快活な性格をしており、主である水の神のことも『水』と主従を感じさせないような愛称で呼んでいます。
なにかとジトジトしがちな水の神をからかうようにして扱うこともありますが、心の奥底から愛し、気分が沈んでいるときは元気づけるためにわざと飄々としてみせることもしばしば…。
元々白の体色に薄い黄色の鱗で模様がある蛇でしたが、転生して神格を得た後は色づいていた鱗の色がさらに濃くなり、キラキラとした黄金に輝く鱗の大蛇になりました。
(ただし転生後は完全な蛇の姿に戻ることはまったくと言っていいほどなく、時々鱗が体に現れるなどでしかその様子を見ることができなくなっていますが…これに関しては少々後述しています)
人の姿になっても蛇の姿の時と同じような模様のはいった衣を纏っていて、真っ白な中に細かな鱗模様の金が光るその衣はとても特徴的で美しいと【天界】でも有名なんだとか。
瞳の色は赤みがかかっていて一見すると恐ろしいようですが、その表情や話しぶり、仕草などでただの元気のいい青年だということが分かります。
髪はやはり鱗のような輝く金色をしており、緩く結った髪を適当に折りたたむようにしてまとめています。
側仕え達の中でも特に白馬とは親友と言えるほど仲がよく、なんでも気さくに話をし合うことができているようです。
(森の神の側仕えや風の神の側仕えよりは白馬との方が【地界】にいた時代が近いため『元々親近感があった』ということもあるのだとか)
転生して神格を得た後も白馬などの他の側仕え達は主である神の補佐をするために元の動物の姿に戻ることがしばしばありますが、白蛇の場合はほとんど人の姿のままで補佐をしています。
『目線が高い方が何かと便利だから』というのと『いつでも水の神の腰に手を回せるから』というのが主な理由だそうですが…ほとんど後者のためでしょう。
一般的に側仕えの動物達は人の姿をしているときに元の動物の特徴的な部分(例として『馬の耳』や『羽毛』など)を出現させることを『神力の制御ができていない証』として忌避する傾向にありますが、白蛇の場合はむしろそれを好んでしがちです。
いつとは言いませんが、白蛇は蛇としての特徴を人の姿に出現させる(混ぜる)ことを効果的に使う術を心得ており、『自由自在に元の姿を混ぜることができてこそ神力を操っていると言える』という持論を持っています。
白蛇は体の様々な部分において思いのままに蛇としてのものに変化させることができ、黄金の鱗を浮かび上がらせたり、舌やモノを蛇のソレにしたり…と楽しみながら色々と試しているようです。
~蓬屋から一言~
ー 水の神様とはとっても仲良しなんですね。
黄鱗:当たり前だろ?スイ、本っ当に可愛いよなぁ~
ー …^^;
ーーーーー
~【地界】での白蛇について~
人間として【地界】に転生していた白蛇。
捨て子として人々に保護された当時から、すでにおくるみには農業地域の言葉で『金の鱗をもつ子』という意味の名が記されていました。
愛称は『金』。
転生の泉によって赤子の姿で【地界】に降りた後、牧草地の神の側仕えである白馬が転生した『銀』と共に陸国の城で一時的に養育され、別の家庭ではありますが同じ酪農地域に引き取られることになります。
【天界】での姿同様 生まれつき金髪に赤みがかった色の瞳をしており、少々他にはいない容姿と言えるようでしたが、ただそれは『珍しい』というだけのことであって遠巻きにされるようなことはありませんでした。
むしろ『快活な性格をした頼れるしっかり者』として老若男女問わず人気があったようです。
もちろん【天界】での記憶は失っていましたが、心の奥底では水の神を求めており、時間があるとよく湖や川などの水辺へ行って泳いでいました。
酪農地域内ではどうやら鴨小屋の近くで働いていたようですが、彼自身泳ぎが上手かったこともあり、子供達に泳ぎを教えることもあったのだとか…育ての一家の家を出てからは1人暮らしをしていました。
やはり『銀』とは親友同士であり、泳ぎに行った際に捕った魚をあげたりしつつ、1人暮らしをしている『銀』の家に入り浸ったりと、よく一緒に過ごしていたそうです。
病を患った『銀』のことを熱心に看病していましたが、結局先に『銀』は【天界】に戻ってしまいます。
ひどく気落ちしながらも『銀』の家の片付けなどをした白蛇。
しかし、『銀』の埋葬が済んだその帰り道で森の中にある湖に美しい人の姿を見つけ、なぜか『駆けつけなければならない』という思いに駆られた彼は周りの止める声も聞かずに湖に飛び込み、それをきっかけとして【天界】へ戻ってきました。
彼が見かけたという美しい人とは、もちろん水の神のこと。
牧草地の神の側仕えが【天界】に戻ってきたにもかかわらず、白蛇が未だに戻ってこないことを懸念した水の神が様子を見に【地界】へ降りてきていたのでした。
結果として水の神が連れ戻したようなものですが、きっとそれが彼の運命だったのでしょう。
白馬とは同時に転生の泉に入りましたが、【天界】に戻ってくる日時は白馬よりも多少遅れています。
これは元の体の大きさ(馬と蛇)の違いによって『充分に魄を育てるまでに時間がかかったから』という理由があってのことのようです。
しかし、たった数日の違いで済んだのは白蛇の行いが良かったからであることに他なりません。
そもそも『転生』とは『神格を持たない存在が【地界】で暮らし、人々に感謝を伝え、そして同じように感謝を伝えられることで神格を帯びた魄を一から形成する』という工程であると、森の神とその側仕えの『梟』によって結論付けられています。
白蛇は子供達に泳ぎを教えるなどして感謝したりされたりする機会が比較的多かったため、本来の体の大きさが全く違う白馬とも数日の違いで済んだのだとか。
もしそうでなければ、彼が【天界】に戻る日はもっと遅くなっていたことでしょう。
陸国の水(湖や川、井戸などを含むすべて)を守護し、操ることができる男神。
雨量を調節することで川の氾濫や干ばつなどを抑え、人々の暮らしを守っています。
水の神が何らかの理由で役割をはたさずにいると、陸国はたちまち大雨に見舞われ、他の神々でも抑えきれないほどの洪水を引き起こしてしまいます。
(※3「思い出」参照)
目醒めた当初は魚などを獲る人間達を快く思っていませんでしたが、そのうち水を大切にする人々に心を動かされ、次第にきちんと務めをはたして陸国の暮らしを守護するようになりました。
目醒めた当初から人間にしておおよそ26~27歳くらいの背格好をしていて、常に気怠げな雰囲気を纏い、しっとりとした艶やかな青みがかった長い髪は毛先の方を軽くまとめる程度に結っています。
ですが、髪は美しく結い上げられていることもあるのだとか…どうやらそれは白蛇によって結い上げられているようです。
淡水色の濃淡が美しい衣に身を包んでおり、薄い青色に澄んだ瞳が特徴的な男神です。
屋敷は農業地域の端の端、奥の奥にあるようです。
大きな湖とそのそばに滝があるどこかの洞穴をずっと奥まで行った先に屋敷となっている洞窟があるそうですが…そのあまりの遠さに水の神と白蛇しか出入りしたことがなく、さらに正確な位置に関してもまったく知られていないのだとか。
細く一筋の明かりが射す大きな地底湖と体を清めることのできる泉、そしてその周りを取り囲むようにいくつかの空間(部屋)が設けられているという構造をしていて、閨はさらに奥まったところにひっそりとあるそうです。
どこも常に湿っていて乾くことがない場所なので、白蛇がこのような空間は好まないのではないかと思った水の神は「どこか別のところへ居を移そうか」と相談したことがありましたが、白蛇は「どうして?ここはすごく素敵なところだよ」「スイと俺しかいない世界みたいで…最高だ」と言ってそのままそこを居所として定めさせます。
白蛇は水の神が自らの落ち着く地として選んだその洞窟を守ったのです。
後に白蛇との間に2匹の蛇の霊獣【湲】と【漾】が誕生しました。
~蓬屋から一言~
ー いつも…甘々、ですね…?
水の神:……///
ー ^^
ーーーーーーー
・白蛇
水の神の側仕えである雄の白蛇。
転生前の水の神からの愛称は『くじゃ』でしたが、転生後は『黄鱗』という名に改められたため、愛称も『リン』に変わりました。
転生前の白蛇はそこまで大きい蛇ではなかったため、人の姿になっていないときは水の神の懐に潜り込んで共に移動していたようです。
(転生後は常に人の姿でいるようになったので、いつも隣に並び立っている)
蛇として【地界】に生きていたときから水辺に住んでいて、よく川や湖を泳いでいました。
他とは違う輝くような白い体色をしていたこともあって水の神の目に留まった白蛇でしたが、水の神はなかなか【地界】に姿を現すことがなかったため、直接互いの姿を目にすることは少なかったようです。
しかし、白蛇と水の神は水を通して常に互いがどうしているのかを気にするようになっていました。
白蛇はそうした日々の中で『水の神とさらに近しい存在になりたい』という想いを募らせており、やがてある日【地界】に水の神が姿を現したところで腕に巻き付き、さらには懐に潜り込むなどして『けっして離れない』というような意思表示をしました。
引き剥がそうとしてもまったく離れる気配のない白蛇に観念した水の神は結局そのまま白蛇を側仕えとして【天界】にあがらせ、正式な側仕えとして屋敷に迎え入れます。
白蛇は明るく快活な性格をしており、主である水の神のことも『水』と主従を感じさせないような愛称で呼んでいます。
なにかとジトジトしがちな水の神をからかうようにして扱うこともありますが、心の奥底から愛し、気分が沈んでいるときは元気づけるためにわざと飄々としてみせることもしばしば…。
元々白の体色に薄い黄色の鱗で模様がある蛇でしたが、転生して神格を得た後は色づいていた鱗の色がさらに濃くなり、キラキラとした黄金に輝く鱗の大蛇になりました。
(ただし転生後は完全な蛇の姿に戻ることはまったくと言っていいほどなく、時々鱗が体に現れるなどでしかその様子を見ることができなくなっていますが…これに関しては少々後述しています)
人の姿になっても蛇の姿の時と同じような模様のはいった衣を纏っていて、真っ白な中に細かな鱗模様の金が光るその衣はとても特徴的で美しいと【天界】でも有名なんだとか。
瞳の色は赤みがかかっていて一見すると恐ろしいようですが、その表情や話しぶり、仕草などでただの元気のいい青年だということが分かります。
髪はやはり鱗のような輝く金色をしており、緩く結った髪を適当に折りたたむようにしてまとめています。
側仕え達の中でも特に白馬とは親友と言えるほど仲がよく、なんでも気さくに話をし合うことができているようです。
(森の神の側仕えや風の神の側仕えよりは白馬との方が【地界】にいた時代が近いため『元々親近感があった』ということもあるのだとか)
転生して神格を得た後も白馬などの他の側仕え達は主である神の補佐をするために元の動物の姿に戻ることがしばしばありますが、白蛇の場合はほとんど人の姿のままで補佐をしています。
『目線が高い方が何かと便利だから』というのと『いつでも水の神の腰に手を回せるから』というのが主な理由だそうですが…ほとんど後者のためでしょう。
一般的に側仕えの動物達は人の姿をしているときに元の動物の特徴的な部分(例として『馬の耳』や『羽毛』など)を出現させることを『神力の制御ができていない証』として忌避する傾向にありますが、白蛇の場合はむしろそれを好んでしがちです。
いつとは言いませんが、白蛇は蛇としての特徴を人の姿に出現させる(混ぜる)ことを効果的に使う術を心得ており、『自由自在に元の姿を混ぜることができてこそ神力を操っていると言える』という持論を持っています。
白蛇は体の様々な部分において思いのままに蛇としてのものに変化させることができ、黄金の鱗を浮かび上がらせたり、舌やモノを蛇のソレにしたり…と楽しみながら色々と試しているようです。
~蓬屋から一言~
ー 水の神様とはとっても仲良しなんですね。
黄鱗:当たり前だろ?スイ、本っ当に可愛いよなぁ~
ー …^^;
ーーーーー
~【地界】での白蛇について~
人間として【地界】に転生していた白蛇。
捨て子として人々に保護された当時から、すでにおくるみには農業地域の言葉で『金の鱗をもつ子』という意味の名が記されていました。
愛称は『金』。
転生の泉によって赤子の姿で【地界】に降りた後、牧草地の神の側仕えである白馬が転生した『銀』と共に陸国の城で一時的に養育され、別の家庭ではありますが同じ酪農地域に引き取られることになります。
【天界】での姿同様 生まれつき金髪に赤みがかった色の瞳をしており、少々他にはいない容姿と言えるようでしたが、ただそれは『珍しい』というだけのことであって遠巻きにされるようなことはありませんでした。
むしろ『快活な性格をした頼れるしっかり者』として老若男女問わず人気があったようです。
もちろん【天界】での記憶は失っていましたが、心の奥底では水の神を求めており、時間があるとよく湖や川などの水辺へ行って泳いでいました。
酪農地域内ではどうやら鴨小屋の近くで働いていたようですが、彼自身泳ぎが上手かったこともあり、子供達に泳ぎを教えることもあったのだとか…育ての一家の家を出てからは1人暮らしをしていました。
やはり『銀』とは親友同士であり、泳ぎに行った際に捕った魚をあげたりしつつ、1人暮らしをしている『銀』の家に入り浸ったりと、よく一緒に過ごしていたそうです。
病を患った『銀』のことを熱心に看病していましたが、結局先に『銀』は【天界】に戻ってしまいます。
ひどく気落ちしながらも『銀』の家の片付けなどをした白蛇。
しかし、『銀』の埋葬が済んだその帰り道で森の中にある湖に美しい人の姿を見つけ、なぜか『駆けつけなければならない』という思いに駆られた彼は周りの止める声も聞かずに湖に飛び込み、それをきっかけとして【天界】へ戻ってきました。
彼が見かけたという美しい人とは、もちろん水の神のこと。
牧草地の神の側仕えが【天界】に戻ってきたにもかかわらず、白蛇が未だに戻ってこないことを懸念した水の神が様子を見に【地界】へ降りてきていたのでした。
結果として水の神が連れ戻したようなものですが、きっとそれが彼の運命だったのでしょう。
白馬とは同時に転生の泉に入りましたが、【天界】に戻ってくる日時は白馬よりも多少遅れています。
これは元の体の大きさ(馬と蛇)の違いによって『充分に魄を育てるまでに時間がかかったから』という理由があってのことのようです。
しかし、たった数日の違いで済んだのは白蛇の行いが良かったからであることに他なりません。
そもそも『転生』とは『神格を持たない存在が【地界】で暮らし、人々に感謝を伝え、そして同じように感謝を伝えられることで神格を帯びた魄を一から形成する』という工程であると、森の神とその側仕えの『梟』によって結論付けられています。
白蛇は子供達に泳ぎを教えるなどして感謝したりされたりする機会が比較的多かったため、本来の体の大きさが全く違う白馬とも数日の違いで済んだのだとか。
もしそうでなければ、彼が【天界】に戻る日はもっと遅くなっていたことでしょう。
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