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外伝
幕間「新たな生活」
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漁業地域を隔てる道から5本分農業地域に入り、さらにその道をずっと端まで辿っていった先。
そこには広大な畑とよく踏みならされた土の道で繋がったいくつかの家々がある。
陸国や農業地域の中心から多少奥まったところにある人気の少ないそこは、馬が引く荷車でもそれなりの時間がかかるような場所だ。
「見えてきました、あの家が私の実家です」
馬を御していた霙の指差す先を荷車の上から覗き見た彼は目の前に現れた家の立派さに驚き、思わず「えっ…?」と声をあげる。
「ちょっと待って、あれが…実家だって?」
「そうです」
「へぇ…ひ、広い…ね?」
霙が指差した家は高さこそ2階建てで低めだが、その分横に広く、美しい経年変化を経た外観の素晴らしさも相まってまさに『立派な家』といった様子だ。
陸国の中心地寄りにある彼自身の実家もそれなりに良い造りをした家ではあるのだが、霙の実家は周囲の長閑な風景も相まってか数倍素晴らしく見える。
彼は何度も瞬きをして見ている光景が夢ではないことをたしかめた。
「ついたらすぐ昼食になると思いますが、先に私達が暮らす家の方に行きましょうか?少し休んでからが良ければそうしますし、母屋で一緒に食事をするのが負担なら料理を離れに持っていくこともできます」
「ううん、僕は大丈夫、大丈夫だけど…でもやっぱり突然僕が行ったらご両親が驚くんじゃないのかな」
「いえ、あなたの話をした時から父も母もすごく会いたがっていたんですよ。それこそ目が輝いているようでした」
「あんな両親は私も初めて見ましたね」と口の端に笑みを浮かべる霙。
荷車を引く馬の手綱をしっかりと握りつつ、前方を真っ直ぐに、姿勢良く見据えている姿はなかなかのものだ。
そんな霙の横顔に目を惹かれていると前方から「兄ちゃん!」という大きな声が響いてきた。
声がした方を見てみると、あの立派な家のすぐ横の道に1人の女性が立っている。
農業地域特有の衣を着て白い前掛けをしたその女性はどこか霙に似た容貌をしていて、すぐにその人が霙の妹なのだと分かった。
目が合い、咄嗟に会釈をした彼。
するとその女性は彼に会釈を返して少し間をおくと、ぱっと駆け出して家の戸を勢いよく開け放ち、中に向かって叫んだ。
「母さん!!どうしよう、どうしよう!もう…ものすっっごい美人が来た!!!」
外まで轟くようなその声。霙は「すみません、うるさい妹で」とため息をついて詫びた。
ーーーーーーーー
霙の両親と妹が驚くほど喜びをあらわにして歓迎してくれたため、彼は拍子抜けしてしまう。
怪訝な表情をされても仕方のないことと思っていたのだが、霙の家族は彼のことを想像以上に気に入ってくれたらしい。
これからここで一緒に暮らす、と霙が言った時も、霙の両親や妹は「突然男の子を連れてきてそんな事を言うなんて」という戸惑いより「冴君のご家族はちゃんと知ってるのか?所在が分からなくなったら心配するだろう、挨拶に行かないと」や「霙、あなた冴君を無理に、有無を言わさず連れてきたんじゃないでしょうね?」「兄ちゃん、いくら好きでも誘拐はまずいよ…冴さん、困ったことがあったらあたしに言って、兄ちゃんを懲らしめてやるから」と彼の意思が尊重されているのかをまず心配した。
彼がきちんと自らの意志で霙についてきたことを言うと、家族は一様に胸を撫で下ろして微笑む。
「あの…突然押しかけて住みたいだなんて、おかしな事を言っているのは重々承知なんですが……」
「ううん、家と部屋はあるもの!冴君さえ良ければここで暮らすのは大歓迎よ」
「そうそう!むしろこんな中心地から離れたところに来てくれるなんて…兄ちゃん、冴さんに感謝しなきゃね」
まさか霙の家族がここまで様々なことに関して寛容だとは、と彼は驚いた。
自己紹介を済ませると霙の母親は霙に「霙、手洗い場とか全部教えてあげて。冴君を困らせちゃだめよ、分かってるわね?」と言いつけ、さらに体調が万全ではない彼のために食べやすいものまで手早く用意していく。
父親も妹も同じく彼のための席を用意したりと、賑やかに、和やかに初対面は済んだ。
ーーーーーーーー
彼が霙と2人で暮らすための離れは母屋と 硬い土の道で繋がった先にあって、そちらもなかなかの広さをもつ2階建てとなっている。
母屋と同じく立派な木の造りをして落ち着いた雰囲気のその家は元々霙と妹がそれぞれの部屋としながら住むためのものだったのだが、妹はほとんど母屋で寝泊まりをしており、長らく霙の1人暮らしの場のようになっていたらしい。
霙が漁業地域に行っている間は妹が時々管理をしに来るくらいで空き家同然だったのだが、もうじき結婚で工芸地域に引っ越していく妹に代わって今度は彼と霙がその家に住むことになった。
母屋と道が繋がっているとはいえ2つの家の間には少々距離がある。
妹はそれが不便に感じて仕方なかったそうだが、彼はむしろ霙と連れ立って歩く道が長いことを喜んだ。
朝は霙と共に離れで目覚め、午前に畑仕事などを手伝い、日中から午後にかけては昼と夕の食事の支度をする霙の母親を手伝いつつ掃除なども済ませる。
そして母屋で夕食をとった後、翌朝の分の食事を持たせてもらった彼と霙は連れ立って離れに帰り夜を明かすのだ。
それが彼の新たな生活だ。
霙は父親からの引き継ぎで地域のあちこちに顔を出したりすることが多く、彼は日中のほとんどを霙の両親と過ごすようになっている。
初めこそ緊張し、毎日神経を張り詰めての生活だったのだが、今ではすっかり実の息子同然として彼は霙の両親達に親しまれていた。
ーーーーーーー
「冴君、ちょっとこれの味をみてくれる?」
鍋から小さな具材を1つ取り、少し冷ましてから彼へと差し出す霙の母親。
「はい…あっ、すごく美味しいです!」
「そう?良かった!これね、冴君好みの味かなと思って作ってみたの。気に入ってくれそうな気がして」
和気藹々とした母屋の調理場。
彼は霙の母親とこうして並んで昼食の支度をするのが好きになっていた。
霙の母親はとても料理上手で他地域の伝統料理でもそつなくこなし、特に彼が酪農地域の実家で親しんでいたものも良く食卓へ並べてくれる。
さらに彼にも調理を教えてくれる他、好きに調理場を使えるようにもしてくれるのだ。
「ねぇ、冴君はちょっと味の濃いものが好きなんでしょ?この間作ってくれた佃煮とかは作り慣れてたし、すごく美味しかったものね。もし良かったら今度昆布とかのも作り置きしておきましょうか、それから川海老のも。そこの外の小川で獲れる小さい川海老なんかでも結構美味しいのができるのよ」
「えっ!川海老の佃煮!お、美味しそう…食べてみたいです!」
「ふふっ、それじゃ今度一緒に作りましょ!」
霙の母親は「でもあんまり食べ過ぎると体に良くないから、ちょっとずつね」と霙によく似た笑みを見せる。
「そうだ、冴君は甘いものは好き?」
「甘いものですか?はい、好きですよ」
「あら!それなら桃の甘露煮は?というより、食べたことある?」
霙の母親の言う『桃の甘露煮』がどういったものか想像がつかない彼は「いえ…食べたことはないと思います」と素直に答えた。
「桃って、果物の桃ですか?」
「えぇそうよ。ほら、ここと離れとを繋ぐ道の途中に大きな木があるでしょ。あの木は桃の木なんだけどね、大きくなる前の若い実を取って甘露煮にすると美味しいの。甘いものが好きなら、きっと冴君も好きなんじゃないかな」
「へぇ…初めて知りました、桃の甘露煮。食べてみたいです!」
「良いわよ、来年作ってあげる!ただし冴君にも沢山手伝ってもらうからね?美味しい分手間が掛かるのよ、面倒だからもう何年もほったらかしにしてたんだけど…私も久しぶりに食べたくなってきちゃった。桃の実は霙に取らせましょ」
クスクスと笑う霙の母親からはただただ温かな気持ちが伝わってくる。
当初、彼は突然この家へ来た自分が内心ではどう思われているのかと気を揉んだりもしたのだが、霙の母親はそんな彼の不安をすべて取り去るように接してくれた。
彼の家族のことも気にかけ、「近いうちに挨拶もさせていただきたいわ」とまで言ってくれた霙の母親。
彼はいつしかそんな霙の母親を『お義母さん』と呼ぶようになった。
そこには広大な畑とよく踏みならされた土の道で繋がったいくつかの家々がある。
陸国や農業地域の中心から多少奥まったところにある人気の少ないそこは、馬が引く荷車でもそれなりの時間がかかるような場所だ。
「見えてきました、あの家が私の実家です」
馬を御していた霙の指差す先を荷車の上から覗き見た彼は目の前に現れた家の立派さに驚き、思わず「えっ…?」と声をあげる。
「ちょっと待って、あれが…実家だって?」
「そうです」
「へぇ…ひ、広い…ね?」
霙が指差した家は高さこそ2階建てで低めだが、その分横に広く、美しい経年変化を経た外観の素晴らしさも相まってまさに『立派な家』といった様子だ。
陸国の中心地寄りにある彼自身の実家もそれなりに良い造りをした家ではあるのだが、霙の実家は周囲の長閑な風景も相まってか数倍素晴らしく見える。
彼は何度も瞬きをして見ている光景が夢ではないことをたしかめた。
「ついたらすぐ昼食になると思いますが、先に私達が暮らす家の方に行きましょうか?少し休んでからが良ければそうしますし、母屋で一緒に食事をするのが負担なら料理を離れに持っていくこともできます」
「ううん、僕は大丈夫、大丈夫だけど…でもやっぱり突然僕が行ったらご両親が驚くんじゃないのかな」
「いえ、あなたの話をした時から父も母もすごく会いたがっていたんですよ。それこそ目が輝いているようでした」
「あんな両親は私も初めて見ましたね」と口の端に笑みを浮かべる霙。
荷車を引く馬の手綱をしっかりと握りつつ、前方を真っ直ぐに、姿勢良く見据えている姿はなかなかのものだ。
そんな霙の横顔に目を惹かれていると前方から「兄ちゃん!」という大きな声が響いてきた。
声がした方を見てみると、あの立派な家のすぐ横の道に1人の女性が立っている。
農業地域特有の衣を着て白い前掛けをしたその女性はどこか霙に似た容貌をしていて、すぐにその人が霙の妹なのだと分かった。
目が合い、咄嗟に会釈をした彼。
するとその女性は彼に会釈を返して少し間をおくと、ぱっと駆け出して家の戸を勢いよく開け放ち、中に向かって叫んだ。
「母さん!!どうしよう、どうしよう!もう…ものすっっごい美人が来た!!!」
外まで轟くようなその声。霙は「すみません、うるさい妹で」とため息をついて詫びた。
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霙の両親と妹が驚くほど喜びをあらわにして歓迎してくれたため、彼は拍子抜けしてしまう。
怪訝な表情をされても仕方のないことと思っていたのだが、霙の家族は彼のことを想像以上に気に入ってくれたらしい。
これからここで一緒に暮らす、と霙が言った時も、霙の両親や妹は「突然男の子を連れてきてそんな事を言うなんて」という戸惑いより「冴君のご家族はちゃんと知ってるのか?所在が分からなくなったら心配するだろう、挨拶に行かないと」や「霙、あなた冴君を無理に、有無を言わさず連れてきたんじゃないでしょうね?」「兄ちゃん、いくら好きでも誘拐はまずいよ…冴さん、困ったことがあったらあたしに言って、兄ちゃんを懲らしめてやるから」と彼の意思が尊重されているのかをまず心配した。
彼がきちんと自らの意志で霙についてきたことを言うと、家族は一様に胸を撫で下ろして微笑む。
「あの…突然押しかけて住みたいだなんて、おかしな事を言っているのは重々承知なんですが……」
「ううん、家と部屋はあるもの!冴君さえ良ければここで暮らすのは大歓迎よ」
「そうそう!むしろこんな中心地から離れたところに来てくれるなんて…兄ちゃん、冴さんに感謝しなきゃね」
まさか霙の家族がここまで様々なことに関して寛容だとは、と彼は驚いた。
自己紹介を済ませると霙の母親は霙に「霙、手洗い場とか全部教えてあげて。冴君を困らせちゃだめよ、分かってるわね?」と言いつけ、さらに体調が万全ではない彼のために食べやすいものまで手早く用意していく。
父親も妹も同じく彼のための席を用意したりと、賑やかに、和やかに初対面は済んだ。
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彼が霙と2人で暮らすための離れは母屋と 硬い土の道で繋がった先にあって、そちらもなかなかの広さをもつ2階建てとなっている。
母屋と同じく立派な木の造りをして落ち着いた雰囲気のその家は元々霙と妹がそれぞれの部屋としながら住むためのものだったのだが、妹はほとんど母屋で寝泊まりをしており、長らく霙の1人暮らしの場のようになっていたらしい。
霙が漁業地域に行っている間は妹が時々管理をしに来るくらいで空き家同然だったのだが、もうじき結婚で工芸地域に引っ越していく妹に代わって今度は彼と霙がその家に住むことになった。
母屋と道が繋がっているとはいえ2つの家の間には少々距離がある。
妹はそれが不便に感じて仕方なかったそうだが、彼はむしろ霙と連れ立って歩く道が長いことを喜んだ。
朝は霙と共に離れで目覚め、午前に畑仕事などを手伝い、日中から午後にかけては昼と夕の食事の支度をする霙の母親を手伝いつつ掃除なども済ませる。
そして母屋で夕食をとった後、翌朝の分の食事を持たせてもらった彼と霙は連れ立って離れに帰り夜を明かすのだ。
それが彼の新たな生活だ。
霙は父親からの引き継ぎで地域のあちこちに顔を出したりすることが多く、彼は日中のほとんどを霙の両親と過ごすようになっている。
初めこそ緊張し、毎日神経を張り詰めての生活だったのだが、今ではすっかり実の息子同然として彼は霙の両親達に親しまれていた。
ーーーーーーー
「冴君、ちょっとこれの味をみてくれる?」
鍋から小さな具材を1つ取り、少し冷ましてから彼へと差し出す霙の母親。
「はい…あっ、すごく美味しいです!」
「そう?良かった!これね、冴君好みの味かなと思って作ってみたの。気に入ってくれそうな気がして」
和気藹々とした母屋の調理場。
彼は霙の母親とこうして並んで昼食の支度をするのが好きになっていた。
霙の母親はとても料理上手で他地域の伝統料理でもそつなくこなし、特に彼が酪農地域の実家で親しんでいたものも良く食卓へ並べてくれる。
さらに彼にも調理を教えてくれる他、好きに調理場を使えるようにもしてくれるのだ。
「ねぇ、冴君はちょっと味の濃いものが好きなんでしょ?この間作ってくれた佃煮とかは作り慣れてたし、すごく美味しかったものね。もし良かったら今度昆布とかのも作り置きしておきましょうか、それから川海老のも。そこの外の小川で獲れる小さい川海老なんかでも結構美味しいのができるのよ」
「えっ!川海老の佃煮!お、美味しそう…食べてみたいです!」
「ふふっ、それじゃ今度一緒に作りましょ!」
霙の母親は「でもあんまり食べ過ぎると体に良くないから、ちょっとずつね」と霙によく似た笑みを見せる。
「そうだ、冴君は甘いものは好き?」
「甘いものですか?はい、好きですよ」
「あら!それなら桃の甘露煮は?というより、食べたことある?」
霙の母親の言う『桃の甘露煮』がどういったものか想像がつかない彼は「いえ…食べたことはないと思います」と素直に答えた。
「桃って、果物の桃ですか?」
「えぇそうよ。ほら、ここと離れとを繋ぐ道の途中に大きな木があるでしょ。あの木は桃の木なんだけどね、大きくなる前の若い実を取って甘露煮にすると美味しいの。甘いものが好きなら、きっと冴君も好きなんじゃないかな」
「へぇ…初めて知りました、桃の甘露煮。食べてみたいです!」
「良いわよ、来年作ってあげる!ただし冴君にも沢山手伝ってもらうからね?美味しい分手間が掛かるのよ、面倒だからもう何年もほったらかしにしてたんだけど…私も久しぶりに食べたくなってきちゃった。桃の実は霙に取らせましょ」
クスクスと笑う霙の母親からはただただ温かな気持ちが伝わってくる。
当初、彼は突然この家へ来た自分が内心ではどう思われているのかと気を揉んだりもしたのだが、霙の母親はそんな彼の不安をすべて取り去るように接してくれた。
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