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【豪雨の翌朝】
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豪雨が降りしきった日の翌朝のこと。
乱れたところのないベッドの中で穏矢は目を覚ました。
柔らかく射し込む陽の光に眉根をひそめて何度か瞬きをし、思い切り伸びをする。
彼は元々酒をあまり飲まないということもあって昨夜の食事の席でもシラフのままであり、自分がなぜいつもの寝室ではないところで休んでいたのかについてはよく理解している。
「………」
少しの間じっとして眠気が完全に醒めるのを待っていると、リビングの方からなにやら音が聞こえてきて、彼はようやくのそのそとベッドから起き出した。
リビングへと続く寝室の扉を音を立てないようにゆっくりそっと開けると、そこには一足先に目を覚ましていたらしい真祐の姿がある。
「………」
リビング越しのキッチンでなにやら手を動かしている真祐。
どうやら朝食の支度をしているらしい。ふわりといい香りが漂ってくる。
なんとなくリビングに出て行きづらい気がした穏矢が扉の影からその姿をじっと見ていると、そんな彼の姿に気付いた真祐は「あっ、おはよう」と微笑みかけてきた。
「よく寝れたか?」
柔らかなその声に穏矢がうんと頷くと、真祐は「そうか、それならよかった」とさらに微笑んで続けた。
「ご飯、食べるか?ちょうど今用意出来たところなんだ」
「…うん」
「うん、よし。それじゃ顔を洗っておいでよ。ご飯とかはよそっておくからさ」
あまりにも穏やかな朝に少々面食らいながら、穏矢は素直に従って洗面台に向かった。
ーーーーーー
少し跳ねていた寝癖を直してから洗顔まで済ませた穏矢がリビングへと戻ってくると、食卓には味噌汁や焼き魚、それにホカホカとした炊きたての白米などが並んでいる。
なんというか、絵に描いたような完璧な朝食だ。
穏矢はまじまじとそれらを見つめながら(あぁ…そうだ、真祐はこういうご飯を作るのが上手いんだった)と懐かしいような気持ちになった。
(朝ご飯こそちゃんと食べないとダメなんだって言って、毎日きちんと用意してたっけ。質素でもバランスが良くて、作ってくれるご飯はどれもすごく美味しくて…)
真祐の家に泊まった次の日の朝は必ずこうした朝食が用意されていて、2人でなんということもない会話を交わしながら朝のひとときを過ごしたものだ。
あの何気ない日々がそっくりそのまま帰ってきたかのように懐かしく思えるのは、当時 穏矢の定位置とされていた場所に今朝の分の食事が用意されているからということもあるだろう。
ごく自然に定位置だったその場所へと腰を下ろした穏矢を見て笑みを浮かべた真祐は、冷蔵庫の扉を開けながら訊ねた。
「なぁ、まだ《めかぶ》って好きか?」
突然の問いに「めかぶ?まぁ、うん」と穏矢が応えると、真祐は「そっか、それなら良かった。ちょうど買ったばっかりのがあるからこれも一緒に出すよ」と冷蔵庫からタレ付きのめかぶを2パック手にして食卓に戻ってきた。
それを見て穏矢は文字通り目を丸くした。
めかぶは穏矢の好物であり『めかぶと一緒ならご飯は何杯でもいける』とまで言わしめたものだ。
もちろんそれを真祐も知っているわけだが…まさか急に泊まることになった翌朝にもそれが用意されているとは。
あまりにも出来過ぎた偶然のような話に「買ったばっかりって…なに、わざわざ朝のこの時間に買い物行ったの?」と訝しがって訊ねると、真祐は「いや、そうじゃないんだ」と向かいの椅子に腰かけた。
「本当にただ俺もよく食べるから買っておいてたってだけだよ。いつからかな…俺もなんとなくめかぶが無性に食べたくなることがあるようになってさ。昔からそりゃあ美味しいとは思ってたけど、でも常備したくなるくらいになっちゃって」
「それ本当?」
「本当だよ、嘘なんてつくもんか」
「ほら、もういいからとにかく食べよう。ご飯が冷める」
「…うん」
「うん。それじゃ…」
「「いただきます」」
ほとんど同時に手を合わせてから始まった2人の朝食。
ほかほかと艶やかに炊かれた白米は穏矢好みの少しだけ柔らかめに仕上げられていて、香りも食味も良い。
卵焼きも…特に変わったところのないまったく普通のものなのだが、その普通さが穏矢にとっては一番美味しいと思えるものだった。
その他にも大きめの豆腐とわかめが沢山入った味噌汁やほうれん草のベーコン炒め、銀鱈の西京焼きが食卓に並んでいる。
手間がかかっていそうな品数だが、きっと真祐は「そんな手間はかかってないよ。魚はグリルに置くだけだし、ほうれん草は冷凍のをベーコンと炒めただけ。味噌汁も顆粒出汁使えばすぐできるし、ご飯だって昨日の夜にセットしといたら朝には炊けてるからね」と何の気なしに言うだろう。
それだって穏矢にしてみれば(そんなの毎日なんて僕には絶対無理だな)ということなのだが。
窓の外は昨夜の豪雨が嘘だったかのようによく晴れていて穏やかだ。
平凡な日常の平凡な一日が始まった朝、というような雰囲気はあまりにも心地良く、すっかり穏矢も自然体のまま料理を口に運んで味わう。
そこには2人きりであるということの気まずさなどは少しもなかった。
おかずを一品ずつ白米と共に食べ進めていく穏矢。
だがどのおかずもご飯との相性が良かったせいで、穏矢は一番最後に手を付けようと思っていた好物に辿り着く前に茶碗を空にしてしまったのだった。
空になった茶碗を前に何やら思案する穏矢を見て、真祐は「ご飯、もう1膳よそおうか?」と微笑みかける。
「めかぶ食べるならご飯がないとな」
「まだご飯あるの?」
「あるよ。茶碗貸して、よそってくるから」
「いいよそんな、自分でやるから」
「いいって、俺のほうが近いんだしそんな手間はかかんないんだからさ。それよりほら、俺がご飯よそってくる間にめかぶを混ぜときなよ、タレをよく混ぜておかないとだろ」
「ご飯の量はどうする?さっきと同じくらいでいい?」
「あぁ、うん、それくらいで」
「よし……はい、熱いから気をつけてな」
再び穏矢に炊きたての熱いご飯が手渡される。
冷えていた茶碗の側面がじわじわと熱くなるところからして、よそわれたばかりのこの白米をそのまま口にかきこんだとしたら火傷は必至だろう。
穏矢はそのご飯にめかぶをかけると、熱さを冷ますように少しかき混ぜてから美味しそうにそれを頬張った。
わざわざ声に出さずとも『美味しい』と思っていることが分かるような表情を浮かべる穏矢を見て、真祐も頬を綻ばせながら味噌汁の中の味が染みた大きめの豆腐を口に運ぶ。
いわずもがな朝食が乗っていた皿は一つ残らず綺麗になった。
ーーーーーー
「パジャマっていうか、トレーナーとかそういうの…とにかく借りたものは全部ちゃんと洗って返すから」
「そんなの気にしなくていいのに」
「僕が気にするんだってば」
朝食を終えた後、『世話になってばかりでは悪いから』と皿洗いを買って出た穏矢。その隣で食器類を拭って棚に戻していく真祐は穏矢のその真面目な性格から来る話し振りに懐かしさを憶えつつ、『洗って返す…ってことはまた会う口実が1個できたわけだな』などと内心嬉しく思いながら「そうだな、じゃあまた今度都合のいいときにでも」と応えた。
「返すのはいつでもいいからさ」
「うん」
「しかしまぁ…昨日の大雨が嘘みたいだな。すっかりいい天気になって」
「そうだね」
「道路とか電車ももう大丈夫みたいだし。よかったよかった」
レースカーテンの隙間から射す陽の光は暖かさに満ちている。
穏矢は皿洗いをしながらこっそりと横目で真祐のことを見つめたが、当の真祐はそれに気づかないまま窓の外に目を向け続けていたのだった。
乱れたところのないベッドの中で穏矢は目を覚ました。
柔らかく射し込む陽の光に眉根をひそめて何度か瞬きをし、思い切り伸びをする。
彼は元々酒をあまり飲まないということもあって昨夜の食事の席でもシラフのままであり、自分がなぜいつもの寝室ではないところで休んでいたのかについてはよく理解している。
「………」
少しの間じっとして眠気が完全に醒めるのを待っていると、リビングの方からなにやら音が聞こえてきて、彼はようやくのそのそとベッドから起き出した。
リビングへと続く寝室の扉を音を立てないようにゆっくりそっと開けると、そこには一足先に目を覚ましていたらしい真祐の姿がある。
「………」
リビング越しのキッチンでなにやら手を動かしている真祐。
どうやら朝食の支度をしているらしい。ふわりといい香りが漂ってくる。
なんとなくリビングに出て行きづらい気がした穏矢が扉の影からその姿をじっと見ていると、そんな彼の姿に気付いた真祐は「あっ、おはよう」と微笑みかけてきた。
「よく寝れたか?」
柔らかなその声に穏矢がうんと頷くと、真祐は「そうか、それならよかった」とさらに微笑んで続けた。
「ご飯、食べるか?ちょうど今用意出来たところなんだ」
「…うん」
「うん、よし。それじゃ顔を洗っておいでよ。ご飯とかはよそっておくからさ」
あまりにも穏やかな朝に少々面食らいながら、穏矢は素直に従って洗面台に向かった。
ーーーーーー
少し跳ねていた寝癖を直してから洗顔まで済ませた穏矢がリビングへと戻ってくると、食卓には味噌汁や焼き魚、それにホカホカとした炊きたての白米などが並んでいる。
なんというか、絵に描いたような完璧な朝食だ。
穏矢はまじまじとそれらを見つめながら(あぁ…そうだ、真祐はこういうご飯を作るのが上手いんだった)と懐かしいような気持ちになった。
(朝ご飯こそちゃんと食べないとダメなんだって言って、毎日きちんと用意してたっけ。質素でもバランスが良くて、作ってくれるご飯はどれもすごく美味しくて…)
真祐の家に泊まった次の日の朝は必ずこうした朝食が用意されていて、2人でなんということもない会話を交わしながら朝のひとときを過ごしたものだ。
あの何気ない日々がそっくりそのまま帰ってきたかのように懐かしく思えるのは、当時 穏矢の定位置とされていた場所に今朝の分の食事が用意されているからということもあるだろう。
ごく自然に定位置だったその場所へと腰を下ろした穏矢を見て笑みを浮かべた真祐は、冷蔵庫の扉を開けながら訊ねた。
「なぁ、まだ《めかぶ》って好きか?」
突然の問いに「めかぶ?まぁ、うん」と穏矢が応えると、真祐は「そっか、それなら良かった。ちょうど買ったばっかりのがあるからこれも一緒に出すよ」と冷蔵庫からタレ付きのめかぶを2パック手にして食卓に戻ってきた。
それを見て穏矢は文字通り目を丸くした。
めかぶは穏矢の好物であり『めかぶと一緒ならご飯は何杯でもいける』とまで言わしめたものだ。
もちろんそれを真祐も知っているわけだが…まさか急に泊まることになった翌朝にもそれが用意されているとは。
あまりにも出来過ぎた偶然のような話に「買ったばっかりって…なに、わざわざ朝のこの時間に買い物行ったの?」と訝しがって訊ねると、真祐は「いや、そうじゃないんだ」と向かいの椅子に腰かけた。
「本当にただ俺もよく食べるから買っておいてたってだけだよ。いつからかな…俺もなんとなくめかぶが無性に食べたくなることがあるようになってさ。昔からそりゃあ美味しいとは思ってたけど、でも常備したくなるくらいになっちゃって」
「それ本当?」
「本当だよ、嘘なんてつくもんか」
「ほら、もういいからとにかく食べよう。ご飯が冷める」
「…うん」
「うん。それじゃ…」
「「いただきます」」
ほとんど同時に手を合わせてから始まった2人の朝食。
ほかほかと艶やかに炊かれた白米は穏矢好みの少しだけ柔らかめに仕上げられていて、香りも食味も良い。
卵焼きも…特に変わったところのないまったく普通のものなのだが、その普通さが穏矢にとっては一番美味しいと思えるものだった。
その他にも大きめの豆腐とわかめが沢山入った味噌汁やほうれん草のベーコン炒め、銀鱈の西京焼きが食卓に並んでいる。
手間がかかっていそうな品数だが、きっと真祐は「そんな手間はかかってないよ。魚はグリルに置くだけだし、ほうれん草は冷凍のをベーコンと炒めただけ。味噌汁も顆粒出汁使えばすぐできるし、ご飯だって昨日の夜にセットしといたら朝には炊けてるからね」と何の気なしに言うだろう。
それだって穏矢にしてみれば(そんなの毎日なんて僕には絶対無理だな)ということなのだが。
窓の外は昨夜の豪雨が嘘だったかのようによく晴れていて穏やかだ。
平凡な日常の平凡な一日が始まった朝、というような雰囲気はあまりにも心地良く、すっかり穏矢も自然体のまま料理を口に運んで味わう。
そこには2人きりであるということの気まずさなどは少しもなかった。
おかずを一品ずつ白米と共に食べ進めていく穏矢。
だがどのおかずもご飯との相性が良かったせいで、穏矢は一番最後に手を付けようと思っていた好物に辿り着く前に茶碗を空にしてしまったのだった。
空になった茶碗を前に何やら思案する穏矢を見て、真祐は「ご飯、もう1膳よそおうか?」と微笑みかける。
「めかぶ食べるならご飯がないとな」
「まだご飯あるの?」
「あるよ。茶碗貸して、よそってくるから」
「いいよそんな、自分でやるから」
「いいって、俺のほうが近いんだしそんな手間はかかんないんだからさ。それよりほら、俺がご飯よそってくる間にめかぶを混ぜときなよ、タレをよく混ぜておかないとだろ」
「ご飯の量はどうする?さっきと同じくらいでいい?」
「あぁ、うん、それくらいで」
「よし……はい、熱いから気をつけてな」
再び穏矢に炊きたての熱いご飯が手渡される。
冷えていた茶碗の側面がじわじわと熱くなるところからして、よそわれたばかりのこの白米をそのまま口にかきこんだとしたら火傷は必至だろう。
穏矢はそのご飯にめかぶをかけると、熱さを冷ますように少しかき混ぜてから美味しそうにそれを頬張った。
わざわざ声に出さずとも『美味しい』と思っていることが分かるような表情を浮かべる穏矢を見て、真祐も頬を綻ばせながら味噌汁の中の味が染みた大きめの豆腐を口に運ぶ。
いわずもがな朝食が乗っていた皿は一つ残らず綺麗になった。
ーーーーーー
「パジャマっていうか、トレーナーとかそういうの…とにかく借りたものは全部ちゃんと洗って返すから」
「そんなの気にしなくていいのに」
「僕が気にするんだってば」
朝食を終えた後、『世話になってばかりでは悪いから』と皿洗いを買って出た穏矢。その隣で食器類を拭って棚に戻していく真祐は穏矢のその真面目な性格から来る話し振りに懐かしさを憶えつつ、『洗って返す…ってことはまた会う口実が1個できたわけだな』などと内心嬉しく思いながら「そうだな、じゃあまた今度都合のいいときにでも」と応えた。
「返すのはいつでもいいからさ」
「うん」
「しかしまぁ…昨日の大雨が嘘みたいだな。すっかりいい天気になって」
「そうだね」
「道路とか電車ももう大丈夫みたいだし。よかったよかった」
レースカーテンの隙間から射す陽の光は暖かさに満ちている。
穏矢は皿洗いをしながらこっそりと横目で真祐のことを見つめたが、当の真祐はそれに気づかないまま窓の外に目を向け続けていたのだった。
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