熊の魚〜オメガバース編〜

(俺がオメガだってこと、俺自身も忘れそうだな)

 子供の頃の出来事により【香り】も【発情期】もない体になってしまったオメガの『彼』。
 一生をこうして1人で過ごすのだと諦めていた彼は、ある日何故か目を惹かれる1人の男に出逢う。
 その男に世話を焼かれるうち、いつしか会って話をすることが楽しみになっていく彼。

(あぁっ!もう、とにかく好きだって言いたい!だっていつの間にかこんなにも好きになっちゃったんだ)

 男がアルファかベータか、それともオメガかも分からないまま惹かれていく彼は、ある日突然忘れ去っていた自らの【香り】を思い出す。

「え…これ、俺の…」

※こちらは『熊の魚』のオメガバース編です。
※第3話に暴力的なシーンがございます。苦手な方はご注意ください。
24h.ポイント 21pt
344
小説 25,400 位 / 194,358件 BL 6,328 位 / 25,740件
【陸国】のオメガバースに興味をもって下さった方へ…詳細については【陸国について】の『オメガバース編』というところにまとめていますので、是非そちらも併せてご覧下さい。また、蓬屋の他作品にもオメガバース編が公開されているものがあります。そちらは今後も更新予定ですので、お楽しみに……【以下、蓬屋のBL他作品紹介】《陸国が舞台の作品》: ・クール(?)攻め×美人受け『彼と姫と(オメガバース編有)』 ・陸国の司書×特別体質受け『図書塔の2人(今後オメガバース編の予定有)』 ・神の側仕え×陸国の神『牧草地の白馬(多数カップル有)』 ・酪農地域の若領主×若き医者受け『酪農地域にて』  《現代が舞台の作品》:・元ゲイビ男優×フリーランス税理士『悠久の城(リバあり)』 それぞれの甘々カップル達をよろしくお願いします★

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