5 / 49
3話 後半 不良に絡まれたから返り討ちにする
しおりを挟む
ロレッタ視点
「ねぇ……私の大切な友達に何をしたの? 覚悟は出来てるよね?」
私は白猫を下ろすと指を鳴らして一歩前に出た。品のある落ち着いた令嬢なんてどうでもいい。もう許さない……
「覚悟? 何言ってるんだこいつ?」
男たちはゲラゲラとお腹を抑えて笑い転げる。
「お前、まさかこの状況で勝てると思ってるのか?」
下っぱの男が舐めた態度で近づいてくる。私は足元にあった石を手に取るとそいつの顔面に向かって投げつけた。
「痛っ! 何しやがるんだ!」
意表をついた攻撃に下っ端の男が一瞬怯む。その隙に私は一気に距離を詰めると、腕を掴んで足をかけて背良い投げをした。
「テメェー何しやが……うぐぅ!!」
別の下っ端が何かを言おうとしたが、その前に私の蹴りが男の急所にめり込んだ。男は体をくの字に曲げて情けない声を上げる。
「ほらどうしたの? 全員まとめてかかって来なさいよ!」
男たちの顔から笑みが消えて額から汗が流れ落ちる。残りの男たちは各々武器を取ると一斉に襲いかかってきた。
「調子に乗りやがって!」
「後悔しても遅いからな!」
男共は何やら呪文を唱えると杖をふりあげた。
「「「「ファイヤーボール!」」」」
大量の火の玉が私に向かって飛んでくる。なるほど、ここは異世界……当然の様に魔法が実在する。でも関係ない!
私は小刻みなステップで魔法を回避すると、目の前の男に回し蹴りを放った。男は後ろの瓦礫の山まで吹き飛ばされる。
「テメェーいい加減にしろ!」
次は2人の男が私の両手を捕まえてきた。まさかこれで捉えたつもり? 私は強引に拘束を解くとそのまま地面に2人を叩きつけた。残りはリーダーだけだ。
「おい、それ以上暴れたら友達がどうなっても知らないぞ!」
リーダーの男がカトリーヌの首元に刃物を当てる。しまった……下っ端たちに気を取られていた!
「ほら、良いのか? 友達を助けたかったら土下座して謝れよ!」
カトリーヌの首筋から一筋の血が流れる。私は地面に膝をついて土下座をした。
「やめてよロレッタ! 顔を上げて!」
「お前は黙っていろ!」
怒鳴られたカトリーヌは悔しそうに涙を浮かべて俯く。男は私の頭に足を乗せてゲラゲラと笑い声を上げた。
「さぁ、覚悟は出来ているよな!」
リーダーの男が私に杖を向ける。流石にこの距離はまずい! 固く目を閉じて痛みに耐えようとすると、オットアイの白猫が男の顔に飛びついた。
「シャァァァァ!!!」
「おい、何だこいつ! やめろ!」
白猫は小さな爪を立てて男の顔を引っ掻く。私はすぐに起き上がると地面に落ちていた杖を拾って呪文を唱えてみた。
「ファイヤーボール!」
杖の先が赤く光出す。そして巨大な火の玉がリーダーに向かって飛んで行った。えっ、うそ、私……魔法が使えるの!?
巨大な火の玉はリーダーのすぐ横を通り過ぎた。そして後ろの瓦礫が爆発音と共に粉々に吹き飛ぶ。これやばくない?
「おいおい、マジかよ……」
リーダーの男は怯えた目で私を見ると、下っ端達を叩き起こして逃げる様に走り去って行った。
「カトリーヌ! 怪我はない?」
私は柱に縛られていたカトリーヌを解放してあげた。余程怖かったのか体が震えている。
「ありがとうロレッタ……助けてくれて……」
カトリーヌは涙を浮かべると私に抱きついて来た。フワフワの髪が鼻に当たってくすぐったい。それに何だか良い匂いがする。
「ねぇ、どうしてここが分かったの?」
「えっと……この白猫が教えてくれたの」
オッドアイの白猫はどこか誇らしげな表情で「にゃぁ~」っと鳴いた。
「助けてくれてありがとね。ねぇ、この子に名前をつけてあげようよ」
「そうだね……シャーロットとかはどうかな?」
白猫は私の顔を見上げると、嬉しそうにもう一度鳴き声を上げる。どうやら気に入ってくれたようだ。
「ロレッタお嬢様~ 何処にいるのですか~ ロレッタお嬢様! こんな所にいたのですね!」
とりあえず広場を離れようとすると、メイドさんが私を見つけて目を見開く。
「どうされたのですかその顔の傷は!? カトリーヌ様も首元を怪我されていますよ!」
「えっとこれは……」
とてもじゃないけど男共と喧嘩をして蹴散らした何て言えるはずがない。どうしたものかと悩んでいると、足元にシャーロットが寄り添ってきた。
「えっと……その……この猫を撫でようとしたら顔を引っ掻かれて……」
「私も触ろうとしたら首元をやられました……」
顔の怪我と首の怪我を猫のせいにすると、シャーロットは否定をする様に「にゃぁ! にゃぁ!」っと強く鳴いた。そしてプイッとそっぽを向くと、大通りの方に消えて行ってしまった。
「とりあえず傷の手当てをしますので帰りますよ」
「「は~い」」
私たちは声を揃えて返事をすると、メイドさんの後ろについて自宅に向かった。それにしてもあの白猫って……私がトラックに轢かれた時に助けようとした子だよね?
* * *
ユーゴ視点
「やべ……あの女はやばい……」
不良のリーダーのユーゴは、ガタガタと肩を震わせて怯えていた。
「リーダー、ロレッタは化け物ですよ!」
「謝りましょう! そうすれば命だけは助けてくれるはずです!」
子分たちが口々に弱音をはく。あの時放った火の魔法はやばかった。ほんの数センチでも横にずれていたら今頃丸焦げになって死んでいたはずだ……
「ちょっとあんた達! 何負けているのよ! 相手は女なのよ! 情けないと思わないの!」
どうやってロレッタに謝るか考えていると、事の原因のバーバラがやって来た。
「本当だらしないわね。それでもあんた達男なの!?」
事情を知らないバーバラの言葉にプツンっと俺の堪忍袋の緒が切れる。こっちは死にかけたんだぞ!?
「うるせーな! 文句があるなら自分でなんとかしやがれ!」
俺は荷物をまとめるとバーバラに背を向けて軽く手を振った。下っ端達も迷わずに俺の後ろに着いてくる。
「ちょっとあんた達! 逃げるつもり! 私を誰だと思っているの! 名誉ある家の令嬢なのよ!」
バーバラは必死に止めようとするが、俺は無視をした。もうこんな口だけの奴に言いなりになるのはごめんだ。
「覚えておきなさいロレッタ……必ず復讐してやる!!!!!!」
バーバラは歯軋りをすると腹の底から叫び声を上げた。
「ねぇ……私の大切な友達に何をしたの? 覚悟は出来てるよね?」
私は白猫を下ろすと指を鳴らして一歩前に出た。品のある落ち着いた令嬢なんてどうでもいい。もう許さない……
「覚悟? 何言ってるんだこいつ?」
男たちはゲラゲラとお腹を抑えて笑い転げる。
「お前、まさかこの状況で勝てると思ってるのか?」
下っぱの男が舐めた態度で近づいてくる。私は足元にあった石を手に取るとそいつの顔面に向かって投げつけた。
「痛っ! 何しやがるんだ!」
意表をついた攻撃に下っ端の男が一瞬怯む。その隙に私は一気に距離を詰めると、腕を掴んで足をかけて背良い投げをした。
「テメェー何しやが……うぐぅ!!」
別の下っ端が何かを言おうとしたが、その前に私の蹴りが男の急所にめり込んだ。男は体をくの字に曲げて情けない声を上げる。
「ほらどうしたの? 全員まとめてかかって来なさいよ!」
男たちの顔から笑みが消えて額から汗が流れ落ちる。残りの男たちは各々武器を取ると一斉に襲いかかってきた。
「調子に乗りやがって!」
「後悔しても遅いからな!」
男共は何やら呪文を唱えると杖をふりあげた。
「「「「ファイヤーボール!」」」」
大量の火の玉が私に向かって飛んでくる。なるほど、ここは異世界……当然の様に魔法が実在する。でも関係ない!
私は小刻みなステップで魔法を回避すると、目の前の男に回し蹴りを放った。男は後ろの瓦礫の山まで吹き飛ばされる。
「テメェーいい加減にしろ!」
次は2人の男が私の両手を捕まえてきた。まさかこれで捉えたつもり? 私は強引に拘束を解くとそのまま地面に2人を叩きつけた。残りはリーダーだけだ。
「おい、それ以上暴れたら友達がどうなっても知らないぞ!」
リーダーの男がカトリーヌの首元に刃物を当てる。しまった……下っ端たちに気を取られていた!
「ほら、良いのか? 友達を助けたかったら土下座して謝れよ!」
カトリーヌの首筋から一筋の血が流れる。私は地面に膝をついて土下座をした。
「やめてよロレッタ! 顔を上げて!」
「お前は黙っていろ!」
怒鳴られたカトリーヌは悔しそうに涙を浮かべて俯く。男は私の頭に足を乗せてゲラゲラと笑い声を上げた。
「さぁ、覚悟は出来ているよな!」
リーダーの男が私に杖を向ける。流石にこの距離はまずい! 固く目を閉じて痛みに耐えようとすると、オットアイの白猫が男の顔に飛びついた。
「シャァァァァ!!!」
「おい、何だこいつ! やめろ!」
白猫は小さな爪を立てて男の顔を引っ掻く。私はすぐに起き上がると地面に落ちていた杖を拾って呪文を唱えてみた。
「ファイヤーボール!」
杖の先が赤く光出す。そして巨大な火の玉がリーダーに向かって飛んで行った。えっ、うそ、私……魔法が使えるの!?
巨大な火の玉はリーダーのすぐ横を通り過ぎた。そして後ろの瓦礫が爆発音と共に粉々に吹き飛ぶ。これやばくない?
「おいおい、マジかよ……」
リーダーの男は怯えた目で私を見ると、下っ端達を叩き起こして逃げる様に走り去って行った。
「カトリーヌ! 怪我はない?」
私は柱に縛られていたカトリーヌを解放してあげた。余程怖かったのか体が震えている。
「ありがとうロレッタ……助けてくれて……」
カトリーヌは涙を浮かべると私に抱きついて来た。フワフワの髪が鼻に当たってくすぐったい。それに何だか良い匂いがする。
「ねぇ、どうしてここが分かったの?」
「えっと……この白猫が教えてくれたの」
オッドアイの白猫はどこか誇らしげな表情で「にゃぁ~」っと鳴いた。
「助けてくれてありがとね。ねぇ、この子に名前をつけてあげようよ」
「そうだね……シャーロットとかはどうかな?」
白猫は私の顔を見上げると、嬉しそうにもう一度鳴き声を上げる。どうやら気に入ってくれたようだ。
「ロレッタお嬢様~ 何処にいるのですか~ ロレッタお嬢様! こんな所にいたのですね!」
とりあえず広場を離れようとすると、メイドさんが私を見つけて目を見開く。
「どうされたのですかその顔の傷は!? カトリーヌ様も首元を怪我されていますよ!」
「えっとこれは……」
とてもじゃないけど男共と喧嘩をして蹴散らした何て言えるはずがない。どうしたものかと悩んでいると、足元にシャーロットが寄り添ってきた。
「えっと……その……この猫を撫でようとしたら顔を引っ掻かれて……」
「私も触ろうとしたら首元をやられました……」
顔の怪我と首の怪我を猫のせいにすると、シャーロットは否定をする様に「にゃぁ! にゃぁ!」っと強く鳴いた。そしてプイッとそっぽを向くと、大通りの方に消えて行ってしまった。
「とりあえず傷の手当てをしますので帰りますよ」
「「は~い」」
私たちは声を揃えて返事をすると、メイドさんの後ろについて自宅に向かった。それにしてもあの白猫って……私がトラックに轢かれた時に助けようとした子だよね?
* * *
ユーゴ視点
「やべ……あの女はやばい……」
不良のリーダーのユーゴは、ガタガタと肩を震わせて怯えていた。
「リーダー、ロレッタは化け物ですよ!」
「謝りましょう! そうすれば命だけは助けてくれるはずです!」
子分たちが口々に弱音をはく。あの時放った火の魔法はやばかった。ほんの数センチでも横にずれていたら今頃丸焦げになって死んでいたはずだ……
「ちょっとあんた達! 何負けているのよ! 相手は女なのよ! 情けないと思わないの!」
どうやってロレッタに謝るか考えていると、事の原因のバーバラがやって来た。
「本当だらしないわね。それでもあんた達男なの!?」
事情を知らないバーバラの言葉にプツンっと俺の堪忍袋の緒が切れる。こっちは死にかけたんだぞ!?
「うるせーな! 文句があるなら自分でなんとかしやがれ!」
俺は荷物をまとめるとバーバラに背を向けて軽く手を振った。下っ端達も迷わずに俺の後ろに着いてくる。
「ちょっとあんた達! 逃げるつもり! 私を誰だと思っているの! 名誉ある家の令嬢なのよ!」
バーバラは必死に止めようとするが、俺は無視をした。もうこんな口だけの奴に言いなりになるのはごめんだ。
「覚えておきなさいロレッタ……必ず復讐してやる!!!!!!」
バーバラは歯軋りをすると腹の底から叫び声を上げた。
203
お気に入りに追加
361
あなたにおすすめの小説
王子様と乳しぼり!!婚約破棄された転生姫君は隣国の王太子と酪農業を興して国の再建に努めます
黄札
恋愛
とある王国の王女として転生したソフィアは赤毛で生まれてしまったために、第一王女でありながら差別を受ける毎日。転生前は仕事仕事の干物女だったが、そちらのほうがマシだった。あげくの果てに従兄弟の公爵令息との婚約も破棄され、どん底に落とされる。婚約者は妹、第二王女と結婚し、ソフィアは敵国へ人質のような形で嫁がされることに……
だが、意外にも結婚相手である敵国の王弟はハイスペックイケメン。夫に溺愛されるソフィアは、前世の畜産の知識を生かし酪農業を興す。ケツ顎騎士団長、不良農民、社交の達人レディステラなど新しい仲間も増え、奮闘する毎日が始まった。悪役宰相からの妨害にも負けず、荒れ地を緑豊かな牧場へと変える!
この作品は小説家になろう、ツギクルにも掲載しています。
踏み台令嬢はへこたれない
三屋城衣智子
恋愛
「婚約破棄してくれ!」
公爵令嬢のメルティアーラは婚約者からの何度目かの申し出を受けていたーー。
春、学院に入学しいつしかついたあだ名は踏み台令嬢。……幸せを運んでいますのに、その名付けはあんまりでは……。
そう思いつつも学院生活を満喫していたら、噂を聞きつけた第三王子がチラチラこっちを見ている。しかもうっかり婚約者になってしまったわ……?!?
これは無自覚に他人の踏み台になって引っ張り上げる主人公が、たまにしょげては踏ん張りながらやっぱり周りを幸せにしたりやっと自分も幸せになったりするかもしれない物語。
「わたくし、甘い砂を吐くのには慣れておりますの」
ーー踏み台令嬢は今日も誰かを幸せにする。
なろうでも投稿しています。
冤罪を受けたため、隣国へ亡命します
しろねこ。
恋愛
「お父様が投獄?!」
呼び出されたレナンとミューズは驚きに顔を真っ青にする。
「冤罪よ。でも事は一刻も争うわ。申し訳ないけど、今すぐ荷づくりをして頂戴。すぐにこの国を出るわ」
突如母から言われたのは生活を一変させる言葉だった。
友人、婚約者、国、屋敷、それまでの生活をすべて捨て、令嬢達は手を差し伸べてくれた隣国へと逃げる。
冤罪を晴らすため、奮闘していく。
同名主人公にて様々な話を書いています。
立場やシチュエーションを変えたりしていますが、他作品とリンクする場所も多々あります。
サブキャラについてはスピンオフ的に書いた話もあったりします。
変わった作風かと思いますが、楽しんで頂けたらと思います。
ハピエンが好きなので、最後は必ずそこに繋げます!
小説家になろうさん、カクヨムさんでも投稿中。
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
傷物令嬢シャルロットは辺境伯様の人質となってスローライフ
悠木真帆
恋愛
侯爵令嬢シャルロット・ラドフォルンは幼いとき王子を庇って右上半身に大やけどを負う。
残ったやけどの痕はシャルロットに暗い影を落とす。
そんなシャルロットにも他国の貴族との婚約が決まり幸せとなるはずだった。
だがーー
月あかりに照らされた婚約者との初めての夜。
やけどの痕を目にした婚約者は顔色を変えて、そのままベッドの上でシャルロットに婚約破棄を申し渡した。
それ以来、屋敷に閉じこもる生活を送っていたシャルロットに父から敵国の人質となることを命じられる。
とある虐げられた侯爵令嬢の華麗なる後ろ楯~拾い人したら溺愛された件
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
侯爵令嬢リリアーヌは、10歳で母が他界し、その後義母と義妹に虐げられ、
屋敷ではメイド仕事をして過ごす日々。
そんな中で、このままでは一生虐げられたままだと思い、一念発起。
母の遺言を受け、自分で自分を幸せにするために行動を起こすことに。
そんな中、偶然訳ありの男性を拾ってしまう。
しかし、その男性がリリアーヌの未来を作る救世主でーーーー。
メイド仕事の傍らで隠れて淑女教育を完璧に終了させ、語学、経営、経済を学び、
財産を築くために屋敷のメイド姿で見聞きした貴族社会のことを小説に書いて出版し、それが大ヒット御礼!
学んだことを生かし、商会を設立。
孤児院から人材を引き取り育成もスタート。
出版部門、観劇部門、版権部門、商品部門など次々と商いを展開。
そこに隣国の王子も参戦してきて?!
本作品は虐げられた環境の中でも懸命に前を向いて頑張る
とある侯爵令嬢が幸せを掴むまでの溺愛×サクセスストーリーです♡
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる