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第11章 大開拓時代の幕開け
第265話:ハトホル魔法魔術学校
しおりを挟む講武館からけたたましい気合いが響く頃──。
総合訓練場の別館でも、各種族から選ばれた若者たちが戦闘に関する知識を学んでいた。こちらは運動能力よりも資質が物を言う能力だ。
魔術訓練場──と名付けられた建物が数棟並んでいる。
多くの種族から『ハトホル魔法魔術学校』と呼ばれていた。
「いくらハトホルの国だからって……何でもかんでも神々の乳母の名前を付ければいいってもんじゃないだろ! 誰だあんな名前付けたの!?」
この学校名にツバサは異を唱えたことがある。
住民の誰かが言い出したとは思えないネーミングセンスに、ツバサは「発案して広めた者は名乗り出なさい。お母さん怒らないから」と握り締めた拳に血管を浮き立たせて説教したが、この名前を広めた張本人は見つからなかった。
……十中八九、フミカとプトラだ。
読書家の2人なら、あの有名作品から思いつくことは造作もない。
きっとツバサが抗議せずにいたら、各教室にグリフィ○ドールやらスリザ○ンやらと好き勝手に組み分けしていたのは想像に難くない。
それはさておき──魔術関連は確かにツバサの領分だった。
神々の乳母は魔法を司る女神でもある。
実際、格闘技ばかり教えているわけじゃない。
徒手空拳を主として戦闘をこなし、合気の技で敵を軽やかに投げ飛ばし、義憤に駆られれば鉄拳制裁。これがツバサの基本スタイルなので『戦いの女神』と思われがちだが、大きな勘違いである。
ツバサの神族としての権能は大地母神。
その技能構成は本来、魔法や魔術に重きを置いていた。
役割的には魔法職に特化しているのだ。
しかし、現実世界においてインチキ仙人を自称する師匠から格闘技術を叩き込まれたおかげで、ツバサ自身は合気を主流とした武術の達人。
それを活かした格闘スタイルに、魔法を付与して戦ってきた。
あと──アホが無茶してもフォローできるように、戦闘系の魔術技能のみならず回復系や補助系も充実させたら、魔術魔法特化になったというのもある。
アルマゲドンでは、魔術と魔法は明確に線引きされていた。
魔術とは──魔力を技術で操作して様々な現象を起こす。
これは修練さえ積めば人間を初めとした種族でも使える。
魔法とは──膨大な魔力で世の法則をねじ曲げて超常現象を起こす。
こちらは神族や魔族といった上位種族にのみ許される奇跡。
具体的に例えれば──以下の通り。
魔術によって起こされた火や雷は自然現象に準ずるものだ。火なら水で消化できるし、雷も海に落ちればすぐに威力が弱まる。
しかし、魔法によって生じた火や雷は違う。
費やされた魔力にもよるが、ツバサのようにLV999の魔法使いならば、水の中でも盛んに燃える業炎を生み出すこともできるし、海中を減衰することなく進む稲妻を迸らせることも可能なのだ。
魔術と魔法には歴然とした差があった。
この魔術訓練場は種族のために用意されたものなので、『ハトホル魔術学校』と呼ぶべきだろう。魔法は教えられないし習得もできないからだ。
……訂正するのも今さらだけど。
住民たちに定着してしまった上、調子に乗ったダインが魔術訓練場の入り口に『ハトホル魔法魔術学校』なんて仰々しい看板まで作ってしまった。
本当、悪ノリ好きな子供たちである。
そんなわけで、ハトホル魔法魔術学校では今日も多くの種族たちが通い、一人前の魔術師になるべく練習に練習を重ねていた。
~~~~~~~~~~~~
ハトホル魔法魔術学校──その一角。
ここは体育館みたいな天井の高いイベント会場にも似た建物だが、床が張られておらず地面がむき出しになっていた。踏み固めの甘いグラウンドみたいに土が敷き詰められている。
そこには──何本もの木が植えられていた。
背が低い割に多くの枝を伸ばしている果樹のような枝振りだが、どの木にも花が咲くどころか葉の1枚もついていない。一見すると枯れ木のようだ。
閑散とした冬の屋内果樹園。
そんな風景の中で、多くの種族が魔術の基礎を学んでいた。
「ま、あたいの被造物だからちゃんとした植物じゃないし」
プトラは木々の枝振りを見て回りながら呟いた。
──プトラ・チャンドゥーラ。
イヒコやヴァトとともに、世界樹の跡地に隠れていた妖人衆との一件でハトホル一家に加わったプレイヤーの1人である。
年の頃はダインやフミカと同じ17歳。
現実ではコギャルな女子高生だったそうだが、アルマゲドンでのキャラクターもコギャルな女子高生というキャラ造りを徹底していた。強制転移により真なる世界に飛ばされても、そのスタイルを変えるつもりはないらしい。
女子高生を意識したコスチューム。
やけに凝ったデザインのブラウスに、かなり攻めた短い丈のスカート。足回りは特殊効果を付与したというレッグウォーマーで固めている。
長い金髪は片側だけ派手に盛り上げて、もう半分はサイドテール風にまとめている。コギャルの割にお化粧は薄めだが、それは彼女の美貌に合っていた。
シルバーアクセサリーの代わりではないだろうが、腰で交差させた2本のベルトには物作りに欠かせない道具をジャラジャラと下げている。
プトラは生産系の天才と言っても過言ではない。
運動神経ゼロなので戦闘においては役立たず、読書家と言い張る割に頭が悪いのか魔法系技能も低く、私生活においても家事全般はまるでダメ。
一緒に旅をしていたイヒコやヴァトからも「ダメ人間!」と呼ばれ、当人もケラケラ笑いながら否定しない、自他ともに認めるダメ人間。
しかし、生産系では天才肌なのだ。
ダインやジンのように工作系に秀でているわけではない。
彼女は小物や雑貨といった、身の回りのちょっとした小道具を作ることに秀でており、そうしたアイテムに特殊効果を付けるのが上手いのだ。
現実でもシルバーアクセサリーなどの小物を作るのが趣味だったというが、その才能が真なる世界で開花したらしい。
神の力が──彼女の才能を加速させる。
プトラの過大能力──【工芸の女神が編み出す一風変わった小技】。
この過大能力によって、彼女の手作りしたアイテムには神懸かり的な効果が付与されるようになった。その威力は一言で評するなら「やりすぎ!」だ。
例えば──注いだ液体がなくならない水筒。
水不足には悩まされなくなるが、万が一にでも横倒しにして放置すれば、その地は一昼夜で大きな湖に没してしまう。
例えば──無限に使えて火力調整ができるライター。
最大火力は森を一瞬で灰燼に帰し、岩石や岩盤さえも焼き溶かして溶岩に変えてしまう。もはや自然災害を兵器にしたレベルの威力だ。
例えば──龍宝石を灯芯にした永久に明るい角灯。
これも光量調整できるのだが、最大光量に設定するとレーザー光線みたいな威力となる。指向性も調節できるため、これも兵器となるだろう。
……こんな具合に付与される効果が半端じゃない。
使い方を一考すれば価値がありそうなものばかりだが、ツバサたちが使うにしろ種族に貸し与えるにしろ、危なっかしいのだ。
『もう少し手心というか、付与効果の加減を覚えなさい』
『ちょっと手を抜くぐらいでいいんスよ。あと安全装置つけるッス』
ツバサの教育とフミカの助言により、最近ようやく様になってきた。
「そんなあたいの春の新作──『マジックツリー』だし」
プトラは魔術訓練場に立ち並ぶ木々を紹介する。
「あの木、各種族の魔術練習用に作ったんですよね? 一体どういう使い方をするんですか? ワタシ、先生役は今日が初めてで……」
プトラの横に立つマリナが興味から尋ねた。
ゴシックロリータなドレスに身を包み、王冠型帽子を被るマリナ。
彼女にとっての正装であり戦闘用装備だ。
これらの衣装には魔法系に強化を付与する効果がある。
戦闘技術だけではなく魔術などの技能も教えていくことになり、魔術の上位互換である魔法を使える神族は持ち回りで講師役を務めていた。
今日はマリナの初当番──プトラがサポート役だ。
「木といってもあたいが作った造花……木だから造木かな? だから自然に帰しても増えたりはしないけどね。マリナちゃんなら見てればわかるし」
百聞は一見に如かず、とプトラは木を指差した。
プトラの指先に釣られて、マリナは訓練場内の様子を観察する。
マジックツリーの回りには、生徒である各種族の魔術師候補生が立っていた。彼らは木を見上げて、その枝先に手を伸ばしている。
枝の先端──そこに結ばれた蕾を両手で軽く包んでいた。
蕾を風から庇うように、両手で包み込むようにして覆っている。そんな彼らの手から魔力が出ているのをマリナは感じ取った。
放出される魔力は、マジックツリーの蕾を感化させる。
魔力を浴び続けた蕾はやがて──。
「あ、お花が……?」
とあるケット・シーの少女が蕾に魔力を注いでいると、その蕾は見る見るうちに膨らんでパッと花開いた。真っ赤な花弁が幾重にも複雑に絡んだ、見たこともない花である。多分、プトラのデザインした想像上の花だろう。
その花の中央には──魔力の炎が灯っていた。
隣の木でもハルピュイアの娘が同じことをしており、こちらも蕾が花開いたのだが、こちらの花はハイビスカスに似ているのに爽やかな青だった。
その花には──魔力の風が渦巻いている。
「……そっか、わかりました。あのマジックツリーって木、魔力を注いであげると花が咲くんですね。しかも、注いだ人によって咲き方が違います」
「ピンポーン、大正解だし♪」
プトラはネイルアートが煌めく人差し指を立ててクルクルと回す。
マジックツリーに関しても説明を加えていく。
「あの造木はね、魔力を受けると増えたり変わったりするあたい特製の紙を何百枚も折り重ねて、ちょいと特殊なアレンジを加えてできてるからね。ああやって魔力を注いでいくと、その魔力に応じた花を咲かせるってわけだし」
咲いた花は自然に枝から離れ、種族の手の内に収まる。
自分の魔力で咲いた花を両手で掬うように持ち、魔術師候補生たちはこちらへ集まってくる。ポン! とプトラはマリナの背中を押した。
「さ、こっから先はチビッコ先生の出番だし。あの花はまだ特製の紙が生きているから、魔力を注いでやれば色んな風に変わるし」
「なるほど、そうやって魔力の使い方を練習させてあげるんですね」
一を聞いて十を知る──マリナはすぐさま理解した。
そういうことだし、とプトラは賢い妹に微笑んだ。
「マジックツリーやそこから生まれた花に何かあったら、あたいがちょちょいと直してあげるから、マリナはみんなの先生お願いするし」
「はいです、わかりました。それじゃあ……はーい! お花を咲かせられた人はこっちに集まってくださーい! ワタシの前に順番に整列して……はい、ココから順に4列……いえ、5列に並んでくださーい!」
マリナは魔術師候補生の人数をザッと数えて、5列がちょうどいいと判断すると彼らを等間隔に整列させて、「まずは魔力の花から出てくる火や風や水を、掌の中で持続できるようにしてみましょう」と課題を与えている。
そうして、1人1人を漏らさずチェックするように見て回りながら、筋のいい子にも不器用そうな子にも、分け隔てなくアドバイスしていく。
なかなかどうして──いい先生っぷりだ。
マリナの先生っぷりを見守りながら、プトラはマジックツリーの整備をしつつ、魔力の花を散らしてしまった候補生たちに次の蕾を用意してやっていた。
セイメイの講武館と、マリナとプトラの魔術訓練場。
どちらの授業も恙なく進行しているようで何よりである。
~~~~~~~~~~~~
千里眼による視察を終え、ツバサの視界は我が家へ戻ってくる。
今では地母神の権能でハトホルの国の全てを知覚できるツバサだが、人間だった頃の感覚が捨てきれないためか、どうしても視覚情報に頼ってしまう。
視界が戻ると、まずミロの姿を探した。
すると欄干にもたれかかって「ボケーッ……」としていたので、無意識に抱き寄せるとその頭を爆乳の支えにする。
いつでもハトホルの国の隅々まで視界が届くように千里眼はそのままにしておくと、ツバサは秘書役のフミカの第一次産業の状況を尋ねてみた。
「フミカ、食糧自給はどんな具合になっている?」
「農業、畜産、酪農、漁業、林業……すべてにおいて順調ッス。林業はさっきオリベさんが視察に行ってましたけど、一応ご報告すると全種族の中から力自慢な子たちが山の木を切り出して、街と結んだ街道を毎日えっちらおっちら荷車を引いて建材となる材木を一生懸命に運んでくれてるッス」
「そうか……伐採した森はどうしている?」
千里眼で見る限り問題なさそうだが、報告として聞いておきたかった。
報告書としてまとめられた【魔導書】をフミカはめくる。
「ダイちゃんやジン君の教えた通り、植林活動してるッスよ。本来なら数十年かかるところを、バサ兄が地母神の力で植物育成を早めてくれてるおかげで、数年後には木材として使えるまでに成長すると思われるッス」
ツバサは頷きながらも、あまり釈然としなかった。
これは植林に限った話ではない。
住民たちが必要とする物資で、ツバサが大地母神の力で用意できるものはできる限り増産できるように地脈へ働きかけているのだ。
「本来、こういうのは神の力を利用したズルなんだが……種族たちには急いで文明的な力を取り戻してもらわないと、いつ蕃神が総攻撃を仕掛けてくるかもわからないからな。あちこち急かすようだが仕方ないか……」
「子供を甘やかしたくないお母さんみたいだねー」
「誰がお母さんだ」
ツバサに抱き締められて子猫みたいにゴロゴロ喉を鳴らしていたミロが、不意に茶化してきた。だが、その発言は言い得て妙である。
我が子同然である種族を甘やかせたくはない。
かといって、いつ蕃神が大攻勢を仕掛けてくるやも知れない、このイカレた時代を生き抜くためには、大急ぎで文明の力を取り戻させる必要がある。
そのためには、何かと入り用なのだ。
幸いにも現実世界のように金銭的なコストこそかからないし、神の力に目覚めたプレイヤーたちが援助できるのだから、やらないに越したことはない。
「戦争ってばお金がかかるばっかりで得るもの少ないッスからね」
フミカはシニカルな微笑みで知ったような口を利く。
ツバサも承知の上で愚痴を垂れる。
「おまけに蕃神から吹っ掛けてくる侵略戦争。こちらは防戦一方だからな……勝利したとしても自軍の陣地とも言えるこの世界を守れるだけ。蕃神どもの領地が得られるわけでもない……クソ、言葉にしてみたらムカついてきたな」
勝ったとしても旨味がない。
国力や民が疲弊する戦いを強いられても、得られるのは安全のみ。
既に述べた通り、蕃神どもの世界や領地をこちらのものにできたり、倒した蕃神から有用な素材でも剥ぎ取れれば話は違うのだが、どちらも望むべくもない。
蕃神の潜む異次元は、ツバサたちが気軽に手を出せる領域ではない。
また、蕃神たちの死骸も瘴気をばらまくばかりで使い道がない。むしろ後始末に更なる労力がかかる負の産物である。
浄化する手立てはいくつかあるが、再利用しにくいのが悔しい。精々、蕃神たちの瘴気や死骸を綺麗にして幾許かの“気”を得られるのがいいところ。
奴らを倒しても得られる物は少ないのだ。
苦労の割にリターンは限りなく0、見返りがないのが業腹だった。
「でも、戦んなきゃみんな滅ぼされちゃうからね」
戦るしかないっしょ、とミロだけが前向きな意見を述べた。
胸に抱き締めたままのミロを褒める代わりに、そのほっぺを両手でムニムニこねくり回しながら、ツバサは気になった農業についても訊いてみた。
「そういえば農業はどうなってる? 一気に人口が増えたから、かなり広い農地を用意して、農作業のための人員もそれなりに投入したはずだが……」
言い忘れていたが──他の種族も増えている。
ケット・シー、セルキー、ハルピュイア。
ハトホルの谷の頃から居着いていた種族たちの別の部族が、各地を巡回していたスプリガンの高速艦によって発見、保護されていたのだ。
コボルトにノームにラミアも、複数の部族を時間差で保護していた。
このためハトホルの国の総人口は爆発的に増え、現在では数千人にまで膨れ上がっていた。だからこそ、第一次産業の拡充や街の発展を急いでいるのだ。
この急激な人口増加──ハトホルの国に限った話ではない。
「アタシのおかげで、どの陣営も絶賛人口爆発中だもんね~♪」
ツバサの両手で頬をこねられたまま、ミロは得意気にドヤ顔で偉そうにふんぞり返った。シニョンにまとめた頭がツバサのお腹にめり込んでくる。
そう──ミロが過大能力にて行った大号令。
あの効果は今なお続いており、各陣営に続々と種族が集っているのだ。
ハトホルの国がこの通りなのは言わずもがな、イシュタルランドも、ククルカンの森も、タイザン平原にある還らずの都周辺も……。
各陣営に集まった種族は、そのまま保護下にある集落に住み着いて、それぞれの陣営に属する住民として暮らしていた。どの陣営の人口も平均して2000人ほどを数えている。
ある意味望んだことではあるものの、ウチのアホが思いつきで何の相談もなしにやったことなので、各陣営に迷惑を掛けているなぁ……と思わないでもないツバサはそこはかとない罪悪感も覚えていた。
「ムギュゥゥゥッ! ツバサさんギブギブギブッ!?」
憂さ晴らし代わりに、これでもかとミロの顔を両手で押し潰してやった。
「増えた住民のためにも、食糧増産は最優先すべき事項だ。しばらくは俺たちから供給するのはやむを得ないが、それに頼るようになったら困る」
「いずれ税という形で取り立てもするからには自立してほしいッスね」
「その通りだ。それで、農業も順調だと言ったな?」
言ったッス、とフミカは答えてニンマリ笑った。
「なんせスプリガン族の面々が、簡単な耕作機械やらまで手作りして手伝ってくれてるッスからね。そりゃ捗るのも当然ってなもんッスよ」
これを聞いたツバサは目を丸くした。
「えっ……スプリガン族が? どうしてまた?」
彼らは他の種族と違い普通の食事を摂らない。“気”を凝縮させた結晶体である気密体という特殊なエネルギー食で生命活動を維持している。
だから──農業に参加する義務も必要性もない。
「そんな彼ら……いや、彼女たちが農作業を手伝ってくれているのか?」
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