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第7章 還らずの都と灰色の乙女
第170話:笑う骸骨紳士 クロウ・タイザン
しおりを挟むその骸骨は高笑いを上げていた。
「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!」
兆しの谷の底から一陣の風が吹き上がる。
その風に乗って、明朗な笑い声が聞こえてきた。
声の主は──骸骨の頭を持つ紳士。
身長2mはある長身にタキシードのような正装を着込み、首元を飾るのは赤い蝶ネクタイ。羽織るマントは襟を立て、裏地は真っ赤で表地は真っ黒。
そして、骸骨の頭にはシルクハットを被っていた。
魔法使いというか、怪人じみたヒーローというか……アニメ黎明期に一世を風靡したヒーローを懐古させる見た目だ。動く骸骨をモチーフとした様々なキャラクターたちの面影も重なっているような気がする。
一言で言い表すなら──骸骨紳士か?
その骸骨紳士は笑いながら飛翔し、ヨイチを、ウノンとサノンを、ホクトを追い抜いて、迫り来る腐った古竜に立ち向かっていく。
「クロウ様……ッ!」
突如現れた骸骨紳士をクロウと呼び、ホクトの凛々しい顔には安堵の笑みが浮かんでいた。前衛であるはずの彼女が後ろに下がるほどだ。
クロウの接近に気付いた先頭のアンデッドエルダードラゴン。
彼を迎え撃つべく、腐肉を引き千切って首を伸ばす。
古びた櫛のように歯が抜け落ちた顎を開いて、内臓も動いてないだろうにクロウを喰らおうとする。骨なので食べではなさそうだが……。
一飲みにされる寸前、クロウは残像を残して消えた。
瞬間移動にも匹敵する速度で古竜の噛みつきを避けて竜の眉間に飛び乗り、すぐさましゃがんで右手を押し当てた。
高級そうな革手袋に覆われた──クロウの右手。
その右手を押し当てた瞬間、クロウの眼窩が激しく燃え上がった。
絶大な魔力の波動を撒き散らしてクロウは渋い声で告げる。
「溢れよ──地獄」
次の瞬間、アンデッドエルダードラゴンは内側から爆ぜた。
燃え盛るまま回転する大車輪、真っ赤に焼けた鉄柱、鋭く刺々しい剣の山、鋼の棘を生やした茨、煮え滾るマグマの波、黒く染まった業火……。
そういったものが体内を突き破って現れ、死に損ないの古竜を破裂させる。
クロウが呟いた通り、地獄が溢れたかのようだ。
やがて溢れた地獄とともにアンデッドエルダードラゴンのすべてが業火に包まれ、急速に収縮しつつクロウの右手へと吸い込まれていった。
後には何も残らない──この間、わずか2秒。
普通のモンスターならば、目の前で起きた現象を多少なりとも受け入れ、クロウを危険視して怯むだろう。しかし、アンデッドはそうはいかない。
彼らを突き動かす原動力は生への渇望のみ。
理性に基づく危機管理能力という打算は欠如しているのだ。
かつては人間以上の知識と経験を蓄えたエルダードラゴンであろうとも、アンデッドになれば生への欲求のみで動く怪物でしかない。
同類を消滅させたクロウを恐れもせず、襲いかかってくる。
「──浅ましや、生に妄執する者よ」
クロウは哀れみを込めて、わずかに目を伏せた。
怯むことなく牙を剥く、残り2匹の古竜にも引導を渡そうとして──。
「──ミロスセイバー! オーバーロード!」
少女とも少年とも聞き取れる、覇気を漲らせた一声。
その声にクロウは動きを止まった。
声の主は天地を斬り裂くようなサイズの光の剣を振り翳すと、クロウに迫っていたアンデッドエルダードラゴンを一刀両断に斬り裂いた。
そして、もう一体の腐った古竜にも──。
「落ちよ轟雷──神鳴る力を受けるがいい!」
天と地を結ぶ大樹のように野太い稲妻が落ちてきて、もう一体の腐ったエルダードラゴンを骨の髄まで焼き尽くす。
同時に両断された腐れ古竜にも雷が落ち、その腐肉にまみれた残骸を消し炭さえ残すことなく消滅させた。わずかな塵が舞うぐらいのものだ。
その塵を旋風で吹き飛ばして、ツバサとミロは舞い降りる。
「君たちは…………?」
クロウはシルクハットの鍔を指で持ち上げ、こちらを見つめている。骸骨の表情はさすがに読めないが、所作や口調からその心中は窺い知れた。
自分たち以外のプレイヤーに会えた驚き、助けられたという感謝の念。
そして──見知らぬ他人を警戒する危機管理能力。
キョウコウの手先に攻め込まれた件もあり、用心深くなっているようだ。
これは当然だろう。むしろ注意しない方がおかしい。
そこへクロウの警戒心を氷解する者が現れる。
「クロウ殿ーッ! ただいま戻りましたーッ!」
カンナがバイクを走らせて、こちらにやって来たのだ。
ドンカイやハルカたちも一緒におり、共に行動しているところからツバサたちとの関係性もわかったのだろう。クロウの態度が少しだけ緩む。
「おお、カンナ君! 無事だったのですね!」
帰ってきたカンナを目にした途端、クロウのしゃれこうべな顔には心からの安心が表れた。骸骨でも意外と表情豊かである。
空中でも駐車できるバイクを置いて、カンナはクロウへと駆け寄っていく。
心配させた自覚もあるのか、申し訳なさそうに眉尻を下げていた。
「申し訳ありません、クロウ殿! 勝手に出陣し…………てッ!?」
パン! と乾いた破裂音が谷間に木霊する。
カンナの釈明を遮り、クロウが彼女の頬を引っ叩いたのだ。
呆気に取られたカンナは叩かれた頬を抑え、クロウを見つめている。
クロウは歯を食いしばり、肩を震わせていた。
「どうして…………1人で勝手に行ったのですかッ!?」
骨が発したとは思えない、重々しい怒声。
骸骨な顔を歪ませるほどクロウは怒っていた。
具体的に言えば、眉間の骨が皺寄り、眉の骨がつり上がっている。普通の人間が怒るとそうなるように、目元を歪ませているようだ。
頭蓋骨はひとつの骨ではない。
いくつもの骨片を複雑なパズルの組み合わせたものだ。
激情によって筋肉が怒張することで、このように動くのかも知れない。
顎関節をカタカタ鳴らしてクロウは激昂する。
「相手の勢力は未知数! 迂闊に手を出せば、どのようなしっぺ返しがあるかわからない! 無闇に報復戦を仕掛ければ、痛い目を見るのはこちらかも知れない! 下手に刺激するのは下策だと……私はそう言ったはずです!」
「し、しかし、やられっぱなしのままでは……ッ!?」
「しかしも案山子もありません!」
言い訳しようとするカンナをクロウは一喝で黙らせる。
「あまつさえ、たった1人で彼らのアジトへ襲撃に向かうなど……あなた自身に何かあったらどうするつもりだったのですか!? もっと自分を大切にしなさい! 自身を愛せぬ者に、誰かを守る資格などありませんよ!」
これは──お説教だ。
カンナが独断でキョウコウたちに攻撃したことを叱るのは勿論、自分の安全を顧みない彼女の無鉄砲さに怒っているのだ。
カンナのことを大事に思うからこそ──厳しい。
生徒を大切に思うからこそ本気で怒る先生。
クロウの第一印象はそんな風に感じられた。でなければ、初対面のツバサたちを差し置いて、ここまでカンナを叱るなんてことはしないだろう。
この人もいい人だ──ツバサは思わず頬が緩む。
彼ならば新たな同盟を組むに値するかも知れない。
そんな期待に胸を膨らませながら、クロウによるカンナのお説教が終わるのを何も言わずに待つことにした。
お説教開始から──十数分後。
言いたいことを言い終えたのか、ようやくクロウの怒声がトーンダウンする。
カンナは「ごめんなさい」「すいません」「申し訳ない」を繰り返し、もう涙目どころか滝のような涙をドボドボと流していた。
「…………でも、無事で良かった」
本当に良かった……クロウはカンナを抱き締める。
眼球や涙腺があれば彼も泣いていたのだろうが、あいにく骨しかない顔では泣くこともできないのだろう。しかし、声は涙声に震えている。
カンナも涙を流しながら、クロウに抱きついていた。
先生と生徒──厳しい父親とちょっと足らない愛娘。
2人の関係はそんな風に見えた。
口調や言葉遣い、それに声質からしてクロウはドンカイやアハウ(共にアラサー)よりも年上に感じられる。
初老の紳士といった具合だ。
カンナも泣き止んで落ち着いた頃、そのツインテールの頭を撫でてやりながら、クロウはツバサたちへ振り向いてきた。
「……察するに、あなた方がカンナ君を助けてくださったのですね?」
お礼申し上げます、とクロウは礼を述べた。
姿勢を正して模範例のようなお辞儀を添えるのも忘れない。
気付けば彼の後ろには、巨大すぎるメイドと幼女なメイド2人、それに軍服めいた執事服の少年が居並んでいた。そして、女騎士もそこに加わる。
クロウを筆頭に──紳士で瀟洒なパーティーである。
一方、ツバサは横に姫騎士な格好のミロがおり、後ろにはドンカイ、カズトラ、トモエ、ハルカ……と、やや統一性に欠けるメンバーが揃った。
クロウはシルクハットを脱いで胸に当て、折り目正しい自己紹介を始める。
「申し遅れました。私はクロウ──クロウ・タイザンと申します。故あってこの地を守るようなことをしております。どうぞよろしく……」
これはご丁寧に、とツバサも頭を下げた。
「俺……いや、自分はツバサ・ハトホルといいます」
丁寧に挨拶されたので、ツバサも言葉を正して挨拶で返す。
シルクハットを被り直すと、クロウは話を切り出してきた。
「ウチのカンナ君がお世話になった様子ですが……あなた方もアルマゲドンのプレイヤーですよね? やはり、この世界での生き方を模索して……」
「その件も含めて、ご相談したいことや提案したいこと、それにあなた方を襲った連中に関する報告など……お話ししたいことが山ほどあります」
聞いていただけませんか? とツバサは会談を求める。
これにクロウは快く応じてくれた。
~~~~~~~~~~~~
兆しの谷──と呼ばれる複雑怪奇な谷。
その谷底へ向かってツバサ一行は降りていく。
先導するのは勿論、クロウたちだ。
谷底にあるというキサラギ族の里にクロウたちも拠点を構えており、「立ち話も何ですから」と、そこへ案内されることになった。
カンナの報告もあってか、クロウたちの信頼を得られたようだ。
でなければ見ず知らずの初めて会ったプレイヤーを、自分たちの守る現地種族の村へ招き入れたりはすまい。ツバサたちだって同じである。
ましてや、彼らはキョウコウ一味に襲われてるのだから……。
道中、ツバサはクロウに掻い摘まんで話した。
この真なる世界が置かれている現状──。
別次元の侵略者である蕃神の脅威──。
灰色の御子たちの思惑──。
いつの日か転移してくる人類──。
「……そして、あなたたちは他のパーティーと同盟を組むことで、この世界をより良い方向へ立て直そうとしていると……文明を失った現地住民にとっても、いずれやってくるであろう人間たちの新天地としても……」
「簡潔に言えばそうなりますかね」
素晴らしい、とクロウは絶賛してくれた。
先頭に立って歩いて(正確には谷底に向かって飛行系技能で飛んでいたのだが)いたクロウだが、話し終えたツバサの前まで来ると、こちらの両手をガシッ! と掴んで喜びを隠さずに何度も振った。
革手袋越しの感触からして──やっぱり手も骨になっている。
恐らく、服の中身も骨格のみだろう。
種族的にはスケルトンになるのだろうか?
割とどうでもいいことをツバサが考えていると、クロウは感動したような口振りでこちらを賞賛する。褒め殺しなので、いささか気恥ずかしい。
「あのようなならず者か、破落戸みたいなプレイヤーしかいないのか……と嘆いていたところに、あなた方のような正しい信念を持って活動しているプレイヤーたちに出会えるなんて……ああ、やはり人間も捨てたものではありませんね」
教師生活25年──こんなに嬉しいことはない!
どこかで聞いたような台詞を感極まったまま叫び、クロウは袖で目元を覆い隠しながら、おいおいと号泣した。
声だけで涙は一滴も流れないが……。
「教師生活? 骨のオッチャン、先生だったの?」
「こら、ミロ。クロウさんだろ?」
クロウを骨呼ばわりするアホを叱りつけるも、クロウは手で「気にするな」と合図を送ってミロの疑問に答えてくれた。
「ええ、こう見えて小中高で教鞭を執っておりました……もっとも、事情があって数年前に退職しましたがね。今はしながい塾講師ですよ」
やっぱり先生じゃん、とミロはツッコんだ。
道理でカンナへの説教も、堂に入っていたわけである。
教師生活25年と言うことは……やはり50代ぐらいだろうか? 今まで出会ったプレイヤーの中では、キョウコウに並ぶ年長者だろう。
性格はまるっきり違うが──どちらにも年を重ねた大人の貫禄があった。
キョウコウは威圧的だが、クロウには親近感を持てそうだ。
案内の先導役に戻りながらも、クロウはツバサとの会話を求めてきた。
主に神族たちによる同盟に関しての詳しい話をだ。
「是非、私たちのパーティーも参加させていただきたい。先に襲撃された件もありますが……やはり、同じ志を持つ者がいるというのは心強い」
「俺たちも同感です。そして、その襲撃者なんですが……」
「……キョウコウ、というGMだとか?」
クロウの声が重くなる。ツバサの頷きも自然と重苦しくなった。
「俺たちの暮らす里も、奴が差し向けた連中に襲われかけました。幸い、腕の立つ用心棒がいるので事なきを得ましたが……かなり広範囲で暴れています」
キョウコウ一味の目的は、主に2つ。
現地種族を集めてキョウコウに献上すること(その意図は不明)。
還らずの都に眠る最高の軍事力を手に入れること(これも詳細は不明)。
「…………還らずの都、ですか」
還らずの都が話題に出ると、クロウの口が重くなった。
ツバサたちがここまで出張った理由のひとつであり、「この谷の底にある」ことはカンナから聞いているので、問い質さないわけにはいかない。
念のため、ツバサは前置きする。
弁解めいているが、クロウには明かしておきたいことだ。
「俺たちは還らずの都とやらに興味はありません……当然、そこに眠るという正体の見えない軍事力にもです。ですが……」
「キョウコウなる者たちが狙う以上、放置できないというわけですね?」
「取られたらヤバそうなのは確定的に明らかだかんねー」
ツバサの心中を代弁するように、ミロがのんきな声でクロウに返した。
「アタシら欲しいものは全部持ってるから、必要以上のもんなんていらない。ツバサさんと家族、それに現地種族が幸せならそれでいい」
他に欲しいものなんてないし、とミロは言い切った。
「でもさ……それを邪魔するってんなら覚悟してもらわないとね」
ミロは覇王の如き雄々しい微笑みを浮かべる。
──キョウコウに還らずの都を渡さない。
ミロの強い意志を感じたのか、クロウの唾を飲む音が聞こえた。
覇気を漲らせたかと思えば一転、ミロはいつものお気楽極楽なアホガールの表情に戻って、クロウの横に並ぶとせがむように問い詰める。
「そんなわけで、アタシら還らずの都っていうのがどんなものか知りたいんだ。骨のオッチャンは守ってるんだから、どんなものか知ってるんでしょ?」
教ーて♪ とミロは無邪気にお願いする。
このギャップにクロウは少なからず戸惑うも、ミロの覇気に気圧されたのか悪意のなさに気を許したのか、重い口を開いてくれた。
「……私も、全貌を把握しているわけではないのです。そして、大昔から守ってきたキサラギ族でさえ、どういったものかを正確に知る者はおりません……」
ただし──キサラギ族は口を揃えて言うそうだ。
「還らずの都とは……偉大なる英雄が眠る墓地なのだと……」
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