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第6章 東の果てのイシュタル

第132話:ジャジャマリナ! お昼休み編

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「まったく……おいた・・・が過ぎますよ、お嬢様方」

 あれから──ジャジャとマリナは、クロコに捕まってしまった。

 小動物よろしくメイドの両脇に抱えられ、応接間を通り抜けてキッチンへと連行されていく。お仕置きでもされるのだろうか?

 クロコはメイドとして子供たちの世話も焼いてくれる。

 しかし、子供たちが悪さをしても叱りつけるイメージはない。むしろ彼女が子供たちにセクハラをして、ツバサに折檻せっかんをされているイメージばっかりだ。

 子供のお守り役としては駄々甘だだあまである。

 クロコは2人をダイニングテーブルに座らせると、自分はキッチンに入って料理を始めた。その手を止めず、柔らかくお説教をしてくる。

「ツバサ様とミロ様のGLかつNLな愛の営みに興味を覚える気持ちはよくわかりますが、貴方あなたたちには時期尚早。参加はおろか見るのも早いです」

「変態エロメイドがまともなこと言ってるでゴザル」
「明日のお天気は槍が降りますね」

 まあ酷い、とクロコは堪えた様子もなく微笑む。

 ポーカーフェイスの無表情なのでわかりにくいが、確かに微笑んでいた。

「確かに私は変態を良しとするエロメイドでございますが、エロスをとするからこそ分別を弁えているつもりでございます」

 対象年齢もそのひとつ──クロコは明言する。

 泡立て器をシャカシャカとリズミカルに振って、ボウルの中で生クリームをホイップさせている。他にも手際よく準備を進めていた。

 ボウルの生クリームに目を落としたままクロコは言う。

「お嬢様たちのお年頃ならば、性的なものに興味を持たれるのは致し方ないこと……しかし、早熟なのはいけません。何事にも適した時期があります」

 2人の身体は──まだ出来上がっていない。

 性的なものを受け入れるようにできていないというのだ。

「知識として知るぐらいならば大目に見ますが……いえ、それさえも些か早すぎますわね。知識を得れば、実践してみたくなるもの。幼い心ならば尚のこと、我慢が効かぬでしょう……それに身体が追いついてこない」

 次に粉物を練って生地きじを用意しつつ、フライパンを熱して油を引き、片手間でフルーツなどをカットしている。

 さすがは優秀な万能メイド、料理だってお手の物だ。

 変態で、優秀で、瀟洒しょうしゃで、エロくて、万能で、働き者な──メイド。

 この駄メイド、何気なにげに男の理想が余すところなく揃ってない?

「そう──私こそメイドという空想を具現化した究極の存在アルティメッツッッ!」
「勝手に人の心を読むなでゴザル」

 このメイドは時折、よくわからない読心術をかましてくる。

 ツバサでさえ「あれは防げない」とむ能力だ。

 当人曰く「第四の壁を突破する能力」とか言っているのだが、未習得技能を隅から隅まで検索しても、それらしい技能スキルは見当たらないのだが……?

 話が逸れましたね──クロコは会話を軌道修正する。

「エロスに興味津々なのは大いに結構。人も獣も神も、エロいことをしなければ子孫繁栄しませんからね。それはよろしいのです。でも、幼い身体で無理やりエロスを覚えてしまうと、後々になって支障が出てくるものなのですよ?」

「……そ、そうなのですか?」

 マセガキ上等と粋がっていたマリナが神妙になる。

 支障が出る、と聞いて脅えたようだ。

「そうなのです。お酒や煙草も、お子様には禁じられているでしょう? 成長期にある子供の身体に、ああいったものは刺激が強すぎるのです」

 性的な刺激もまた同様である。

「子供の頃に刺激の強いものに慣れてしまうと、大人になってちゃんと楽しめなくなります。だからこそ、適齢期というものがあるのです」

 フライパンから生地の焼ける音がする。

 香ばしさの中に甘味が感じられる匂いが漂ってきた。

「いずれ、時が来ればツバサ様やミロ様、良ければこのクロコがいくらでもご教授いたしましょう。それこそ手取り足取りみっちりと……ですが、その時まではを弁えて、年相応のエロスで我慢なさいませ」

 マリナが──後7年くらい。

 ジャジャは──後10年ほどだろう。

「ちょうど、それぐらいのお年頃が食べ頃……いえ、適齢期ですわね」

 クロコがいやらしく舌なめずりしたのを見逃さない。

 待ってますよ──果実がみっちり・・・・・・・熟すまで・・・・

 子供を太らせて食べ頃を見計らう魔女。

 凄艶な笑顔を見せるクロコに、ジャジャたちはどん引きだ。

 一転、いつもの無表情に戻るクロコ。

 フライパンを操りながら、素知らぬ顔でボソリと呟いた。

「まあ、2割は冗談ですから本気になさらずに……」

 ジャジャとマリナは小さく悲鳴を上げながら、互いに抱き合ってドン引きする。

「それって8割本気ですよね!?」
「こ、このメイド……自分たちの貞操を狙ってるでゴザル!?」

 恐ろしい目論見が発覚した。

 青田刈あおたがりか、光源氏計画か──変態による百合の花園計画か?

 あとで母上に報告だ、ジャジャは心のメモ帳に書き付けた。

「それに……性的なことに興味はおありでしょうが、お2人とも身体がそれを受け付けないはずですよ。特にジャジャ様──」

 元少年のあなたなら──心当たりがあるのでは?

 クロコにそう問われて、ジャジャはハッと我に返った。

 かつて15歳の少年だったジャジャは、本番こそ未経験ながらも、性的なことにはそこそこ通じていた。健全な青少年ならば普通である。

 男子特有の性衝動もよく覚えている。

 だが、幼女の肉体になってからは──それがない。

 ツバサの例えようもないほど柔らかい爆乳に甘えて、その胸からハトホルミルクを飲まされて、ツバサは元よりミロやクロコとも一緒にお風呂に入り、彼女たちの一糸まとわぬ女神の裸体を拝んだりしている。

 幼女って役得! と喜ぶ気持ちは隠せない。

 だが悲しいかな──身体は無反応だ。

 無論、元少年としての心は「我が生涯に一片の悔いなし!」と歓喜するのだが、肉体的にはいやらしい気持ちに反応しなかった。

 ぶっちゃけ、性欲が湧かない。

 少年の精神は男としての性欲を覚えているにもかかわらず、幼女の肉体はそれに呼応しなかった。ここ最近の違和感にジャジャはようやく気付いた。

 ジレンマを覚えぬほど、幼女の身体に慣れてきているのかも知れない。

「……道理で母上やママ上と一緒に川の字で寝ても、幸福感でいっぱいになるだけで淫らな気持ちにならないはずでゴザル」

「幼女なら当然ですわね」

 逆に言えば、とクロコは逆説的に説いてくる。

「性欲全開でエロいことしか頭にない幼女なんて御免こうむりますわ」
「誰にも愛されそうにないでゴザルな」

 一部の層に需要はなくもない──のかも知れない。

「それにジャジャ様の場合、成長すればツバサ様のようなダイナマイトボディへ成長する可能性が有り得るわけですよね?」

 爆乳のクノイチ、装着するのはタイトなボディスーツ。

 悩ましい肉体美を惜しげもなく晒す、その艶やかな姿はまさに──。

「○魔忍でゴザルな」
「対○忍ですわね」

 考えることは一緒、エロメイドと意見が一致してしまった。

「対魔○……って何ですか?」

 唯一、その名の意味を知らない無垢むくなマリナが首を傾げていた。

「姉上は知らなくていいでゴザル」

 ジャジャは神妙な表情でかぶりを振った。

「しかし、○魔忍と言われると真っ先に考えてしまうのは……」

 ナイスバディと、それを包むタイトな戦闘衣装だろう。

 思わず、ツバサみたいな扇情的なスタイルに成長した自分を妄想するジャジャに、クロコは迫り来る未来について示唆してきた。

「そんなドスケベボディな対魔○に成長したジャジャ様は果たして将来、殿方と愛を睦み合うのでしょうか? それとも淑女同士の恋愛を?」

「──ゴザルッッッ!?」

 いつか訪れる未来──敢えて考えずにいた現実的問題。

 ジャジャの恋愛対象は、女性化した今でも女性のままである。

 いつか適齢期に成長しても、恐らくそれは変わるまい。元男性であるジャジャが同性である男と乳繰り合うような未来は、決して思い描けなかった。

 そうなるとやはり──。

「女性同士の、恋愛……百合で、レズビアンな……」

 ゴクリ、と息を呑みながらマリナやクロコを盗み見てしまう。

 彼女たちと恋に落ちるなら、まあ、悪くはない……かも。

「ようこそ百合の世界へ……歓迎いたしますよ」

 クロコは調理の手を止め、両手を広げてジャジャを招いてきた。

「や、やめるでゴザル! 幼女じぶんを引きずり込むのは早いでゴザルゥ!? 適齢期が云々うんぬん言ったのはクロコ殿でゴザルよぉッ!?」

 そうでしたわね、とクロコはほくそ笑む。

「まあ、そのようなわけですから……」

 調理したものを皿に盛りつけたクロコは、それを手にウェイトレスみたいに優雅な歩調でこちらにやってくると、2人の前に並べた。

 ──三段重ねのふっくらパンケーキだ。

 アイスクリームとホイップクリームで飾り付け、蜂蜜で目を引くデザインの模様を描き、色取り取りのフルーツで飾った豪華すぎる逸品だ。

 配膳をした後、クロコは2人の後ろに控える。

 幼女たちの肩に手を添えると、柔らかく抱き寄せるように少しだけ内側に引き寄せながら、自分の顔を近付けて耳元で優しく囁いた。

「お嬢様たちは今が可愛い盛り。私たちに可愛がられるのがお仕事だと思っていただければ幸いです。時が来れば、否応なしにツバサ様の百合ハーレムに巻き込まれる日が来るでしょう。その時は…………」

 初々しく実ったその肢体──是非とも賞味させていただきます。

 ジュルリ、と異様な舌なめずり音がした。

 特製パンケーキに目を奪われていたジャジャとマリナだが、その音にビビって振り向く。しかし、クロコはいつも通りのお面みたいな無表情だ。

 味気ない無表情が穏やかな色を帯びる。

 クロコはそういう時、優しいベビーシッターみたいな顔をしていた。

「少し早いですがお昼にしてしまいましょう。ささ、どうぞ召し上がってくださいませ。クロコ特製、一流店仕込みのスペシャルパンケーキでございます」

「は、はい……いただきますです」
「えっと……自分もいただくでゴザル」

 一抹の不安は拭えぬものの、目の前に出された極上のスイーツに幼女たちはメロメロだ。ジャジャもマリナもフォーク片手に食べ始める。

 一口食べただけで──ほっぺたが落ちそうな美味さだった。

「んんん~ッ! 美味しいです! クリームとバニラアイスが最高です」
「パン生地もフワフワしてて仄かに甘くて……美味でゴザル!」

「──お褒めに預かり光栄です」

 クロコは胸に手を当てて軽く礼をする。

 ジャジャは少年だった頃、筋金入りの辛党だった。

 しかし、幼女になってからは信じられないほどの甘党になって困惑したが、これほど甘美なものを味わえるなら悪くない。

 身も心も味覚も、骨の髄まで幼い女の子になっていっているのだ。

 それが怖くもあり寂しくもあるが──順応しつつもあった。

 夢中でパンケーキを頬張る幼女たちにクロコも満足げだ。

 この世で最も尊いものを見守る眼差しで、こちらを見つめている。

「やはり素材が最高ですと料理の完成度も違いますね……ちなみに、クリームとバニラアイスとパン生地には、すべてハトホルミルクが使われております」

 嗚呼……とジャジャもマリナも納得する。

 これ、ツバサの目の前で食べたら真っ赤に赤面するやつだ。

 きっとクロコは、あとでこれを部屋に籠もるツバサとミロにも差し入れるつもりだ。そして、ツバサの恥じらいを楽しそうに観察するに違いない。

 などと思いつつも、絶品パンケーキに幼女2人のフォークは止まらず、もうすぐ食べ終えてしまいそうな勢いだった。

「ところでお嬢様方、お手空てすきのようでございますね」

 ──お手伝い・・・・をする気はございませんか?

 そう言ってクロコは、キッチンから大きな3つのバスケットを持ってくると、ダイニングテーブルの上に並べた。中からいい匂いが漏れてくる。

「これは……お弁当でゴザルか?」

「正解です。他の家族の方々は本日、“ハトホルの谷”のあちこちでお仕事をされております。これは皆さんのためのお弁当でございます」

 ハトホルの谷──この一帯のことだ。

 緩やかな傾斜が続く地帯にはネコ族の村があり、少し東へ行った先にある川には河原にヒレ族の村がある。そこから山に向かって歩いていくと、低めの山の頂上を真っ平らにしたところがハルピュイア族の村だ。

 この中心に、ハトホル一家ファミリーの拠点がある。

 最近ではみんな『我が家』マイホームと呼んでおり、谷全体のことを現地種族たちが「ハトホルの谷」と呼んでいるので、いつしかそう名付けられていた。

「ドンカイ様とトモエ様はヒレ族の村、セイメイ様とジョカ様はネコ族の村、ダイン様とフミカ様はハルピュイア族の村におられるはず……ですので、このお弁当を皆さんに届けていただけませんか?」

 可愛いお手伝いです、とクロコは幼女たちに勧めてくる。

 ジャジャとマリナには明確な仕事がない。

 まだ子供だから当然だが、現地種族に教えられるような生産系技能もあまりないので、基本的に1日をフリーダムに過ごしていた。

 マリナはハトホルの谷の結界をメンテする作業とか、ジャジャは分身を派遣しての偵察任務など、まったく働いていないわけではない。

 それでもアダルト組と比べたら、毎日が日曜日みたいなものだ。

「──お勉強はしてますけどね」
「ウチは講師陣も厚いでゴザルからな──」

 ツバサ、ドンカイ、クロコ、フミカ、ダイン。

 この5人から様々なことを教えてもらう時間が週に数日ある。

 ツバサやドンカイからは武術や体術がメイン。ダインとフミカ、それにクロコからは色んな知識を教わる。内容はもちろん、それぞれの得意分野だ。

「今後、私の授業スケジュールには性教育も入れておきましょう」

 駄メイドがなんか言っている。

 それを聞かなかったことにして、ジャジャとマリナはほぼ同時に特製パンケーキを平らげると、合掌して「ごちそうさまでした」とクロコに礼を述べた。

「お粗末様でございました──では、お嬢様方」

 お手伝いの件はいかがいたしますか? とクロコに尋ねられる。

 無理にやらなくてもいい、という意味だ。

 遊びたいなら遊んでてもいい。

 ジャジャとマリナに頼むことなく、クロコが配達するつもりだ。

 ただ、ジャジャとマリナの幼女組が暇を持て余して、ツバサとミロの部屋を覗き見していたから、「お暇ならやりますか?」と勧めてきたらしい。

 正直、みんなが何をしているか興味はある。

 ジャジャとしては“お手伝い”を引き受けるつもりだ。

 問題はお姉ちゃんマリナがどうするかだが──。

「うん、お手伝いやります。いいですよね、ジャジャちゃん?」

 ジャジャがOKを口にする前に、マリナがやる気を見せた。

 こうなると、妹であるジャジャは従うしかない。

 お姉ちゃんには逆らえないのだ。

「はいでゴザル──姉上」



 ジャジャは妹らしく素直な笑顔で応じた。


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