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第5章 想世のケツァルコアトル

第122話:幽閉された交雑種の王

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 奈落の底に張られた結界──その中央。

 分厚いガラス板みたいな結界の中心に、ナアク・ミラビリスが何食わぬ顔で佇んでいた。両腕を広げたポーズは相変わらずだ。

「アイツ……なんで? 我らが獣王のフレンズは……まさか!?」

 何度目か忘れたが、ミロは情の深い女だ。

 仲良くなったアハウの身を案じて、目の前のナアクに殺気を募らせる。

「いや、アハウさんは負けていない」

 逆上しかけたミロに小声で告げ、ツバサは彼女を手で制した。

 アハウはまだ戦っている──五感ごかんが彼の気配を捉えていた。

 内壁にある遺跡群でナアクと激闘中である。

 地の底まで伝わってくる震動からも、アハウの怒りを感じ取ることができた。彼は宿敵ナアクを目の前にして、それを滅ぼすべく全力を尽くしているはず。

 では、目の前にいるナアクは何だ?

「じ、自分の分身と同じようなものでゴザルか?」

 クロコの背中に庇われたジャジャが、人見知りする幼女みたいにメイドスカートの後ろから恐る恐る顔を覗かせた。こんな時でも愛らしい仕種だ。

「分身には違いないが……似て非なるってところだな」

 ナアクの過大能力オーバードゥーイングについては、おおよその考察が済んでいた。

 1度はナアクを追い詰めたアハウから聞いた話を元に、この大穴に来るまで2人で議論を重ねた後、この奈落の底に降りる途中でジャジャとクロコの報告も聞いているので、奴の過大能力の輪郭ぐらいは掴むことができた。

 輪郭の中身については、想像の域を出ない。

 もしも想像通りの能力だとしたら──とてつもなく厄介だ。

 ツバサでは殺しきれないし、ミロの過大能力でも難しい。ツバサとミロの能力を連動させても怪しいので厄介さも一入ひとしおだった。

 それでも──滅ぼす手段は講じてある。

 なので、ミロたちには「ナアクの相手はするな」と言い付けておいた。

 その時が来たら欠片かけらも残さず殺し尽くしてやる。

「力とは──魅惑的なものです」

 こちらの意図を読まれぬようポーカーフェイスで黙り込んでいると、勝手に向こうから話し掛けてきた。どちらかといえば独り言か?

「心ある者は力に魅了されます。自分の持たざる力に憧れます」

 ゆっくり降下するツバサたちをナアクは見上げている。

 そして、つらつらと1人で語り始めた。

 ツバサたちは警戒しながら降りていく。

 念のため、ミロたちには「結界に降りても足をつけずに飛行系技能で宙に浮いたままにしておけ」と、ジェスチャーで伝えておいた。

 いつでも飛べるように──そして、あること・・・・への対策だ。

 ついでに「俺以外は口を開くな」とも命じておく。

 ジャジャの報告によれば、ナアクの洞察力どうさつりょくは侮れない。

 誰かが迂闊うかつなことを口走っただけでも、そこから何を推察されるかわかったものではない。そういうやからに情報流出は控えたいところだ。

「そして、誰しもが力を求めます。それがたとえ自分たちの世界を脅かす異形の力であろうと……いいえ、自分たちを脅かすほどの力であればこそ、何としてでも欲しがることでしょうね」

「……それがこの下で眠っている物だと?」

 結界に到達したツバサは降り立ったフリをしながら問う。

 ナアクは率直には答えず、迂遠うえんに語り続ける。

「最初は懐柔かいじゅうを試みたのでしょう。しかし、それは適わなかった。彼らを犬や猫、もしくは家畜のように飼い慣らすことは不可能だった。あなた方はこのような異形について御存知の様子……実感したのではありませんか?」

 こちらの態度から異形と接触したことを勘付いたらしい。

 なるほど、この洞察力は驚異的だ。

 下手に応対すると酷い目に遭わされかねない。

 ツバサもナアクにはいくつか問い質したいことがあった。

 こちらの情報はなるべく与えず、できるだけ相手から情報を引き出すように会話を進めていく必要がある。言葉選びは慎重にせねばなるまい。

「さあ、どうだろうな」

 ツバサは適当にはぐらかしたが、ナアクの弁は理解できた。

 奴らを飼い慣らすなど──不可能だ。

 触手のアブホス、蜘蛛のアトラクア、竜犬のティンドラス、そして、巨大蝙蝠のシャゴス。どいつもこいつも意思疎通さえできなかった。

 捕獲はともかく、懐柔なんてとんでもない。

 飼い慣らすどころか手懐けることさえ論外というものだ。

 いや、意志を通わせる方法はあるのか?

 ゼガイと名乗ったGMゲームマスターとその姉は、本人たちが意図せず彼らと融合してしまい、おかげでアトラクアたちを支配下に置けていた。

 ジョカの兄ムイスラーショカもティンドラスの王と融合することで、あれだけの竜犬を統率することができていた(最期には反逆されたが)。

 しかし、あれらは例外中の例外というべきかも知れない。

 そもそも奴らの軍門に降ったも同然。この世界を裏切り捨てて、別次元の侵略者側に投降し、彼らの末席に加わったようなものだ。

 どちらかと言えば──懐柔されたのはこちら・・・である。

 だとすれば、この別次元の異形の因子を備えながら、真なる世界ファンタジアの生物の遺伝子を持つ封印されたシャゴスの王はどういった存在なのか見当がつく。

「懐柔できないなら……飼えるように品種改良・・・・したってところか?」

「知恵あるならば誰しもが選ぶ道ですよね」

 ──ご理解が早くて嬉しいです。

 そんなことを言いたげにナアクは笑みを濃くした。

「かつて──この幻想世界ファンタジアを支配していたという神族と魔族。私たちが新たな神や魔だとすれば、古代神族や古代魔族とでも呼ぶべきでしょうかね」

 彼らは別次元からの侵略者と大戦争を引き起こした。

「遺跡を調べてわかりましたが、この穴はその戦争中に作られたもののようです……そして戦争の最中、誰もがこう考えたことでしょう」

 奴らの力を利用することはできないか──?

「敵の兵器を鹵獲ろかくして再利用しようとでもしたのか」

「曲がりなりにも生物なので捕虜のつもりだったのでしょう」

 捕虜を再教育するなり調教するなりして、自軍の兵力として転用する。

 算段はわからないでもないが無理な相談だ。

「しかし、あなた方も味わったように連中を飼い慣らすことは不可能です。ならば、奴らの因子とこの世界の生物の遺伝子を掛け合わせて、別次元の力を宿した新種の生物を産み出すことで、戦力とすることはできないか?」

 猪を豚にしたように、狼を犬としたように、鳥を鶏にしたように――。

 自分たちにとって都合のいい家畜に仕立てようと目論んだわけだ。

「そうして産み出されたのが、これ・・か……」

 ツバサはナアクに用心を払ったまま結界の下を覗き込んだ。

 卵膜に覆われ、鎖で拘束されたシャゴスの王。

 半開きの眼がギョロリとこちらを見上げる。

 封じられても意識はあるらしい。ミロたちが「巨神兵だ」と大騒ぎしていたが、今のは風の谷の地下のワンシーンを思い出させた。

 シャゴスの王の周りには、無数の玉のようなものが転がっている。

 玉ではない──あれは卵だ。

 定期的に産んでいるのか、それともシャゴスの王と共に封じられたのか、両生類の卵のように半透明ながらも鶏卵けいらんのような形をしていた。

 ツバサの視線に気付いたのか、ナアクは続ける。

「あれを彼と呼ぶべきか彼女と呼ぶべきか──周期的な排卵行為を行っているところを見ると、彼女と呼ぶべきかも知れませんね。しかも、あれに見えるはすべて無精卵ですから、いつまで待とうとかえりませんよ」

 この男──蘊蓄うんちくたれだ。

 情報を引き出すまでもなく、ベラベラ喋ってくれた。

 だが、自身にまつわる重要な部分は隠しているはずだ。そこはいずれ問い詰めるとして、この場は聞き流すように相づちを打っていればいいだろう。

「ですが、これが彼女の面白いところでね」

 ナアクが指を鳴らすと、結界の底からシャゴスの卵がひとつ浮かび上がってくる。それは結界をすり抜けてナアクの横で止まった。

 そして、ナアクは白衣の下から1匹の小動物を取り出す。

 まだ生きている大きめの齧歯類げっしるいらしき動物。それを卵に放り投げると、ゼラチンのような表面をすり抜けて飲み込まれてしまった。

 次の瞬間──シャゴスの卵は急激に活性化した。

 瞬く間に膨張すると、透ける内部では凄まじい勢いで細胞分裂が始まっており、気付けば蝙蝠のような生物が形作られている。

 卵は膨れ上がり、蝙蝠はシャゴスへと成長を遂げていった。

「そいつは……ッ!」

 ツバサは眉間を懲らすと、そこから強烈な稲妻を発して孵化ふかへと走り出した卵を弾け飛ばした。飛び散る粘液をナアクは雲塊クラウドで防いでいる。

「ね、面白いでしょう?」

 ナアクは本当に楽しげにアルカイックスマイルを歪ませた。

「彼女は無精卵しか産めませんが、その無精卵がこの幻想世界ファンタジアの生物を取り込むと即座に孵化するんですよ。孵るのはすべて彼女と同じ姿をした小さな個体になるのですが、取り込んだ生物によって能力が多少変動するようですね」

「てめえ……ちょくちょく試してたな!?」

 ツバサは思わず江戸っ子の素を露わにして、口汚く激昂げっこうしてしまった。

 雰囲気からしてナアクはツバサより随分と年上だ。

 しかし、この男には年功序列で言葉遣いを改める気にはなれない。

「おや、アハウさんたちのみならず、あなた方にも迷惑を掛けておりましたか? どうやら皆さんはかなり遠方よりいらっしゃった御様子……有翼生物なのは見ての通りですが、なかなか行動力があるようですね」

 新たな発見です、とナアクは喜んでいる。

 人の迷惑など顧みず──研究成果だけを重んじる。

 マッドサイエンティストの見本みたいな男だ。

「成長した彼女の子らは、兄弟たちを孵化させるための精子代わりの生物を求めて飛び立っては、獲物を捕らえて戻ってくるようになりました。研究のためにと出入りを自由にさせておきましたが……本当にそれだけなんですよ」

 他のことは一切しません、とナアクは肩をすくめて呆れ気味だ。

「本能にそうプログラムされているのでしょうが……彼女らは“産めよ増やせよ”しか頭にないようです。そして別次元からやって来る異形同様、何者の命令も受け付けません。飼い慣らすことも手懐けることもできませんよ」

 それゆえこの奈落へ封じられたのだろう。

「古代の神族も魔族も手に負えず、ここに封印するしかなかったのでしょうね……まあ、研究対象としてはなかなかの素材でしたし、これを作るために異形たちから抽出したと思しき“蕃神の髄液”も入手できたのは幸い……」

「それ──1ヵ月で足りたのか?」

 悦に入ったように語るナアクにツバサは指摘する。

 茶々を入れるような口調にナアクも気付いたのか、冗舌じょうぜつな語りを途切れさせる。心なしかアルカイックスマイルも薄らいだ。

 その表情の変化を認めた上でツバサは指を差した。

「この結界の下にいる交雑種ハイブリッドを研究しつつ、遺跡群も調査しながら研究施設に改築して、蕃神の髄液とやらも入手して効能を確かめて……」

 よく1ヵ月でやったもんだ、とツバサは茶化すように言った。

「おまえがアハウさんたちの前に現れたのが約2ヵ月前、その後にやらかした・・・・・のが1ヵ月前だ……おまえが大穴に引き籠もったのはたった1ヵ月だろ? その1ヵ月でよくそこまで調べ上げたもんだと思ってさ……」

 無理なんだよ──どう考えてもな。

「この地にやってきたのが2ヵ月前。そこからすぐに大穴の中身に気付いて、あの頑丈な結界を潜り抜ける方法をアハウさんたちに気付かれずに見つけようと努力したとしても……早くて2週間ってところか。つまり、1ヵ月半だ」

 多めに見積もっても1ヵ月半しかない。

 それだけの時間で、これだけのことを成し遂げるのは不可能だ。

「そこはそれ、頑張りましたからね」
「努力をすれば短時間で何でも出来る、ってのは机上の空論だぞ」

 無理なモンは無理だ、とツバサは断言する。

「遺跡群を改築した研究施設からしてそうだ。あれだけの規模を改築するには時間がかかる。資材を集めるのも一苦労だ……おまえはプレイヤーとしては錬金術師の職能ロールのようだから物作りも達者だろう。しかし……」

 この男──建築関係はそこまで得手ではない。

 ここに降りてくる前、破壊された研究施設やまだ無事な部分を少しだけ拝見させてもらったが、あまりにもお粗末な作りだった。

 たくみ長男ダインのおかげで、建物に関するツバサの眼も肥えている。

 こいつは建築関係にはそこまで秀でていない。

「その程度の技能スキルであれだけの研究施設を造り上げるには、さぞかし時間がかかっただろうな……ああ、あの大量のホムンクルス共にも手伝わせたのか? だとしたら、あれらを用意するにも相当の時間がかかったんじゃないか?」

 ホムンクルスの製作にも時間を費やすものだ。

 クロコの使うメイド人形もホムンクルスに近い生体人形なので、1体造るのにどれくらいの時間がかかるのは聞き及んでいる。

 1ヵ月半であの人数を培養するのは不可能だ。

「つまり……何が言いたいのですか?」

 ナアクの表情から徐々に笑みが消えていき、仮面のようなアルカイックスマイルが真顔へと変わっていく。そこには奇妙な凄味があった。

 その凄味を上回る、鬼気迫る微笑みでツバサは言い切った。



「おまえは──最初からこの・・・・・・大穴にいたんだ・・・・・・・



 アルマゲドンから真なる世界ファンタジアへ転移させられた──あの日から。

「いや、最初からと言うのは語弊ごへいがあるな……この世界に飛ばされてから、真っ先に此処ここを目指して、大穴の結界をすり抜けて潜んでいたんだろう。そうでなければ辻褄が合わないんだよ、おまえのやってきたことにはな……」

 この世界にプレイヤーが飛ばされて約半年。

 半年もあれば、先ほどの挙げた事柄をやり遂げることもできるだろう。

 ナアクが最初に飛ばされた地点がどこかは知らないが、ここの場所を知っているならば全速力で向かえば訳はない。

 曲がりなりにも──神族なのだから。

「そうやって転移とほぼ同時にこの大穴に引き籠もって、1人でこそこそと拠点を作りながら、この結界に眠る怪物や遺跡群に残された遺物を調査して、その蕃神の髄液とやらを手に入れたんだろうな」

 そこへ──アハウたちが地上にやってきた。

 ジャングルを切り開いてヴァナラたちと共に村を作り始めたアハウたちを見て、「いい実験材料が来た」とでも思ったに違いない。

「おまえは穴から這い出てくると、あたかも今まで彷徨さまよっていたプレイヤーのフリをして、アハウさんたちの仲間に入り込むことに成功した……」

 そして1ヵ月の観察期間を経て──蕃神の髄液を試したのだ。

 アハウの仲間たちをどのように変貌させたのかが謎だったが、クロコとジャジャの報告によって原因物質が判明したし、その入手先も奈落の底で眠るシャゴスの王からだということもわかった。

 おかげで、この仮説の裏付けにもなった。

「……以上のことから、おまえが最初からこの大穴の中であれこれ企んでいることを推理できたわけだ。反論があったら受け付けるぜ?」

 ツバサは挑発的に手招きをした。

 これにナアクは──かつてないアルカイックスマイルで応じた。

 子供が見たら泣くレベルの怪奇さだ。現にマリナはもう涙目である。もはや笑顔とはいえない形相でナアクは楽しそうに呟いた。

「ああっ……素敵ですね。私に匹敵する観察眼を持つ方と邂逅かいこうする日が来ようとは……ああ、良かった、本当に良かった……」

 ヴァナラの森に来たのが──ツバサあなたでなくて良かった。

「あなたなら……出会ったと同時に私の目論見を見破っていたでしょうね」

「それ以前にウチのミロがてめえを斬り殺してるぜ」

 直感と直観によるミロの勘はツバサ以上だ。

 ナアクを目にした瞬間、「この人は邪悪!」と排除するに違いない。

 マッドサイエンティストはサディスティックな笑い声を上げ、身体を捻って額と胸に妙な角度で手を当てて、抑えきれない感情を露わにしていた。

「まさか、私のこれまでの行いを、ここまで精確に、なぞるように、トレースするかの如く言い当ててしまうなんて……さすがは天空の大母神と讃えられた名プレイヤー! ツバサ・ハトホルさん! お美事ですッ!」

 やっぱり、こっちの素性もバレていたか。

 ただでさえツバサやミロはアルマゲドンで目立っていたのだ。

 クロコの情報によれば、この男もGMの間では悪目立ちしていた男。自分以外のプレイヤーにも目を光らせていただろうことは読めていた。

 そんなことより──腑に落ちない点がある。

「さて、ここからが本題だ……おまえ、誰に聞いたんだ・・・・・・・?」

「……はて、誰に聞いたとは?」

 皆目見当がつきません、とナアクは首を90度以上も傾けた。

「惚けるな。この世界に古代の神族や魔族が遺した遺跡……つまり、此処・・のことをだ。おまえの行動は、すべてを承知の上でしか成り立たないんだよ」

 この男ナアクは──魔神の大穴のことを最初から知っていた・・・・・・・・・

 そもそも手際が良すぎるのだ。

 この大穴を異世界に飛ばされたマッドサイエンティストが発見する確率は? 

 その探究心から奈落に封じられたシャゴスの王に辿り着く可能性は?

「そんな低い確率や可能性、論じるのも馬鹿らしい」

 この男の行動力を鑑みれば、承知の上で・・・・・動いていたと見るべきだ。

 いや、話はこれだけに限らない。

「おまえ……アルマゲドンの頃からアバターがプレイヤーの魂その物だと知っていたな? だから、GMに目をつけられるようなアバター改造技術を……違うな、魂をも作り替える・・・・・・・・技能スキルを習得することができたんだ」

 クロコから聞いた話で、その辺りも窺い知ることができた。

「これらのことをおまえ単独で閃いたとは到底思えない……協力者がいなきゃ話にならん。GMの誰かか? それとも製作に携わった何者かか?」

 真なる世界ファンタジアのことを──誰からどのように知り得た?

 問い質すツバサに、ナアクはアルカイックスマイルを強めるだけだ。

 そこには過剰なまでの不敵さを滲ませていた。

 そして、「自分は特別だ」と信じて疑わない眼で告げる。



「“灰色はいいろ御方おんかた”──と言っても、あなたたちにはわかりませんよね」


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