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第5章 想世のケツァルコアトル
第108話:ハルピュイア族は面食い?
しおりを挟む「なるほど──大体わかりました」
拠点内の応接間にあるソファにやや気怠げに腰掛けたツバサは、ドンカイから何が起きたかについての報告を聞き終えた。
出来事そのものは難しいことではない。
ドンカイとトモエが川で釣りをしていたら、南の空から鳥人らしき種族の群れが飛んできて、それを追うように巨大蝙蝠の怪物が現れた。
巨大蝙蝠は別次元の気配がしたので、ドンカイとトモエで撃破。
その後、鳥人たちを保護──この谷に連れてきたという。
床にあぐらで座るドンカイは親指で外を指した。
「連れてきたお嬢さんたちには今、クロコ君たちが温かい食事を振る舞ってくれておる。どうやら、かなりの長旅を強行軍で続けてきたようでの……」
痩せ衰えて見るに堪えん、とドンカイは哀れんだ。
ドンカイの指につられてツバサも外を見遣る。
拠点前の広場には翼の腕を持った女性たちが集まっていた。
みんな若々しく、年齢的にはほとんど10代の少女ばかりのようだ。年長者でも20代半ばぐらいだろう。あまり老化しない種族なのかも知れない。
彼女たちのために大鍋で用意された大量のシチュー。
クロコが突貫作業で作ったものである。
それをクロコが皿に取り分け、トモエとマリナとジャジャが手分けして鳥人たちに配っている。シチューを掬うためのスプーンも添えてだ。
ここで疑問が浮かぶ──その翼でスプーンを使えるのか?
しかし、そんな心配は杞憂のようだ。
よく観察せねばわからないが、彼女たちの翼には羽に隠れて人間の指と同じ器官が備わっていた。翼の骨格を人間の骨格に置き換えると、手や指のある部分が人間と似たような形状になっていた。
鳥の翼で言えば翼角、翼を折り畳む頂点部分。
小翼羽と呼ばれる羽毛が生える辺りから、ニョキッと指が出てきていた。
ただし──親指と人差し指と中指しかない。
薬指と小指の骨格は翼を支える骨格の一部として伸びており、そこから翼の先端が生えているのだ。これらの指は翼と同化していて指の役割を果たさない。
その分、3本の指がとても器用らしい。
巧みにスプーンを使い、シチューを掬って美味しそうに食べている。
一見するとモンスターだが、彼女たちも現地種族のようだ。
「ケット・シーやセルキーに続いて、ようやく第3の種族か……」
ネコ族やヒレ族によれば、かつて真なる世界には多くの種族がいた。
なのに、ここまで現地種族との遭遇率が低いとなると、別次元からの侵略者どもに根こそぎ搾取されたと推察するしかない。
「ついでに新しい別次元の異形もおでましというわけじゃな」
「そっちはお呼びじゃないですけどね」
ドンカイに言われて思い出したツバサはうんざりする。
カミツキガメみたいな頭を持ち、全身は甲殻で鎧われており、古代龍もかくやという翼長30m越えの巨大な蝙蝠のような怪物。
仕留めたドンカイによれば「手応えがなさすぎた」とのこと。
「ありゃあアトラクアやティンドラス同様、兵隊なんじゃろうな」
「……となると、また大ボスがいるわけか」
兵隊で30m級ならば、その親玉は倍どころの図体ではないだろう。
おまけにあんな怪物が群れで現れたら堪ったものじゃない。
すぐにでも見つけて駆除せねば犠牲者が増えるだけだ。そいつらが出入りしている空間の裂け目を探して、ミロに封じてもらわねばならない。
「せっかくの休みだってのに……仕事を追加された気分ですよ」
誰に当たるわけでもないが、ツバサはこれ見よがしにため息をついた。気怠げだった態度を本当に怠そうにして、ソファの肘掛けにしなだれかかる。
それを見ていたドンカイが目のやり場に困っていた。
「しかし……休みとはいえ、随分とまた色っぽい格好をしとるのぉ」
指摘されたツバサは居住まいを正した。
ツバサが着ているのは真っ赤な襦袢──着物の下につける下着みたいなものだ。昔はこれを寝間着にする人もいたし、一見すると浴衣にも見える。
本来、襦袢はもっと地味な肌色や白色のものが主流だ。
真紅の襦袢はどことなく扇情的であり、偏見かも知れないが遊郭の遊女が着ていそうなイメージがある。我ながら派手な寝間着だとは思う。
着物の合わせ目からは爆乳の谷間が覗けているし、ちょっとでも油断したら肩がはだけて豊かな胸元を露出してしまいそうだ。
ドンカイは紳士だからガン見こそしないが、チョコチョコと視線を向けてしまう気持ちもわかる。もっとも彼の場合、ソファに埋もれかかっているツバサのお尻にばかり目が動いているのだが──。
「どんだけ好きなんですか、お尻が……」
「いやっ! これは男の性というか何というか……すまんのぅ」
正直に謝るドンカイ。謝るだけマシである。
どこぞの酔っ払いなんて、ツバサとジョカのおっぱいを凝視していたので叱りつければ「そんなエロいおっぱいしている方が悪い!」と開き直ったのだ。
女性陣でフルボッコにしたのは言うまでもない。
しかし、この寝間着はちょっと派手すぎたかも知れない。
こうしてドンカイの報告を聞く様子など、端から見れば『部下の報告を寝床で聞き流すエロい格好の女ボス』みたいな構図だろう。
当たらずも遠からずなので反論もできない。
「いや、これはまあ……色々ありまして……家事も一段落したから、ちょっと昼寝していただけです……特に他意はないんですけど……まあ、その……」
ツバサは決まりが悪そうに半笑いを浮かべる。
「そんなナリで昼寝って……何かしてたと勘ぐってしまうぞ」
ドンカイはからかい半分で笑いながら返してきた。
「──“ナニ”してました!!」
突然、ミロの大声が応接間に響き渡る。
びっくりして振り向けば、ツバサの部屋から飛び出してくるミロがいた。素っ裸にシーツを巻き付けただけ、あられもない格好だ。
「こ、こら!? 出てくるならちゃんと服を着なさい!」
ツバサが叱りつけても聞く耳を持たず、ミロはズンズンと苛立ちを隠さない足取りで応接間にやってくると、ツバサに覆いかぶさってきた。
乳房の狭間に顔を埋めたミロは、ふて腐れたまま大声を上げる。
「せっかくの日曜昼下がり! ツバサさんが珍しく何もやることもないからって最愛の夫であるアタシと爛れた時間を送っていたんです! “ナニ”して“アレ”して“コレ”して……ニャンニャンしてたんです!」
「人前でそういうこと言うんじゃりません!」
途中で切り上げたのがよっぽど腹に据えかねているのか、ツバサが本気で怒鳴りつけてもミロはギャンギャンと愚痴を喚いた。
「アタシが“タチ”でツバサさんが“ネコ”なのは言わずもがな……盛り上がった5回戦目が終わって、ピロートークを楽しんでいたのに……ミロさん、6回戦目に向けてやる気スイッチ入れようとしてたのに台無しです! このやり場のない怒りをどこにぶつけたらいいの!?」
「だからって俺の胸にぶつけるな……あっ、こら、やめ……んんっ! 谷間で大声出すな、響っ……くぅ♪ やめ、痛いって……こらぁ!?」
人前だと再三注意しているにも関係なく、ミロはツバサの胸に顔を挟んだまま喚いたり思いっきり深呼吸したり、両手で乳房を抱き寄せていわゆる“パフパフ”を楽しんだりと、傍若無人の限りを尽くしてくれた。
ツバサは敏感な胸をもてあそばれてまともに抵抗できず、情けない嬌声を上げて身悶えることしかできない。さっきまでと一緒である。
この“ナニ”していたせいで、巨大蝙蝠の接近に感づくのも遅れた。
ドンカイたちが撃退してくれたからいいものの……あまり羽目を外すのも良くないという教訓だ。今後はもう少し自重するし、ミロには自重させよう。
「やれやれ……本当に目のやり場に困るとはのぅ」
ドンカイは片手で目元を覆い、ミロに注進するように告げる。
「大昔から“英雄色を好む”とはよく言ったものだが、ミロ君はちと好みすぎなところがある。もう少し慎みを持った方がいい」
ツバサを一家の“親”と見做して配下に着いたドンカイにとって、“姐さん”的な位置にいるミロも格上として敬っている。
まるでバカ殿に諫言する苦労人な家老のようだ。
ツバサのおっぱいで遊び倒して、ひとまず気を落ち着けたミロは半眼で振り返ると、ドンカイに向けて茶化すように言い返した。
「ふーんだ。なにさ、親方だって隅に置けないくせに──」
敢えてツバサはツッコミを入れずにいたが、ドンカイもなかなかどうして、ミロと組んずほぐれつしているツバサを笑えない状態にあった。
あぐらで座るドンカイ──その膝に腰掛ける鳥人の少女が1人。
少女というのは大人びており、ツバサと同い年くらいに見える。
連れてきたドンカイの弁では「鳥人の群れのリーダー」的なポジションにいる子らしい。ネコ族やヒレ族で言えば長老格に当たるようだ。
初見の印象は“鷹”だった。
翼やお尻から生える尾羽からして鷹に似ているのだが、それ以上に彼女の醸し出す雰囲気が猛禽類を感じさせるものだった。
他の鳥人と比べて身長が高く、気の強そうな目元に凜とした顔立ち。スポーツ選手のような引き締まった体型だがスタイルは抜群に良い。
そんな身体を申し訳程度のボロ布で隠している。
他の言葉で言い表すなら──武家の少女。
そんな武人めいた気位の高さを感じさせるのだ。
彼女もまた餓えと戦っていたらしく、クロコ製のシチューを先ほどから夢中で食べており、ツバサたちの会話には加わっていない。
「会ったばかりなのに、もうベッタベタじゃなーい?」
ミロのいやらしく微笑まれて、ドンカイも申し開きができないようだ。
「う、うむ……どういうわけか懐かれてしまってのぉ」
話を聞けば、ドンカイは彼女を助けた恩人。
恩義を感じるのは当然かも知れないが、懐かれすぎである。
彼女が鳥人たちのリーダーだと聞いたので応接間に招き入れたのだが、入ってくるなりドンカイの隣に座り、徐々にすり寄っていき、気付けばいつしか媚びを売るみたいに横綱の膝に乗っていたのだ。
好感度が急上昇だとしてもチョロすぎる。
それでも凛とした表情を崩さないのは大したものだ。
「……ハァ、馳走になりました」
シチューを食べ終えた鳥人の少女はお礼を述べると、ドンカイの膝から降りて応接間の隅に控え、跪いてから丁寧に名告る。
「お初にお目に掛かります──私はハルピュイア族の族長エアロ」
エアロと名告る少女は、自分たちをハルピュイア族を呼んだ。
ツバサも聞いたことのある名前なので、フミカなら一発でわかるはずだ。
後で呼び出して蘊蓄を並べてもらおう。
エアロはツバサたちに頭を下げたままお礼の言葉を綴る。
「この度は一族の危機をお救いくださり、このように暖かい食物まで振る舞っていただき、感謝の言葉もございません……つかぬことをお伺いしますが、あなた様方はもしや、その……神族ではございませんか?」
「そうだ──神族は珍しいか?」
ツバサが答えるとエアロは「嗚呼……」と感嘆の声を漏らす。
顔を振り上げると、その瞳は感涙で潤んでいた。
「神族の方々……ようやくお会いできました……ッ!」
エアロは嬉し泣きで咽び泣く。
翼で顔を覆って泣き声を漏らす彼女が落ち着くのを待ってやり、ひとしきり泣き終えたエアロは、明るい表情でツバサたちに訴えかけてきた。
「我らハルピュイア一族はかつて、神族の末席に加えていただいた誉れ高き部族なのでございます。この自慢の翼を使って風に乗り、時には神族の方たちと天空にて戯れ、時には伝令として役目を仰せつかっておりました……」
神族と縁のある種族、ということらしい。
エアロの話は別次元の侵略者たちとの戦争にも触れる。
「先ほどドンカイ様が駆逐してくださった、忌まわしき別次元の侵略者……奴らとの戦争でも、我が祖先は神族と共に死力を尽くして戦ったそうです」
やがて戦争が終わり、荒廃した真なる世界。
「我が祖先は何人か生き残りましたが、共に過ごしてきた神族の方々は戦争で討ち死にしてしまい……一族が住み家とした地もなくなったため、祖先は安住の地を求め旅に出たそうです……」
当て処のない流浪の旅──それはエアロの代まで続いた。
「侵略者の残党どもに追われながら、大人は若い者を守り、老いた者は自分を盾にして幼い者に先を譲り……どうにか私の代まで命を継いできました」
今日という日まで──そこでエアロの感情が爆発する。
感極まったエアロはその場に突っ伏すと、土下座を崩したような四つん這いになって泣いた。翼が床へと広がり、その奥から嗚咽が聞こえてくる。
「いつの日か、神族の方々がこの世界に帰ってくると……かつてのように晴れやかな世界を復興してくださると……我らは信じてッ!」
エアロの言う通り、ツバサたちは図らずも世界を復興している。
そして、彼女たちのような現地種族の助けていた。
「もういい……もう泣かなくていい、ハルピュイア族のエアロ」
優しい声を投げ掛けると、エアロは涙まみれの顔を上げる。
こちらを見つめる瞳は希望に縋ろうとしていた。
ツバサは自分用のソファを玉座に見立てて尊大に座り直す。ミロを隣に侍らせるように座らせ、自分がこの場で一番権威があることをアピールする。
ヒレ族の時もそうだが、こういう演出は意外と重要なのだ。
ツバサたちは神族──真なる世界において最強の種族。
その神なる力を振るって暴虐の限りを尽くすなど言語道断だが、かと言って彼らに隣人感覚で気安く接するのはいけない。
神族や魔族は、現地種族と一線を画する超常的存在。
彼らと仲良くなるのは構わないが、必要以上に打ち解けるのは考え物だ。それはやがて精神的、あるいは文化的な軋轢を起こす要因になりかねない。
最近、ツバサはそれを学びつつあった。
ネコ族はこれがなあなあだったために、彼らの中ではハトホルファミリーの序列がやや曖昧なのだ。ツバサが主神だと理解しているようだが──。
エアロたちハルピュイア一族は、どうやら神族の眷族として扱われてきた種族のようだから、その辺りの線引きはしっかりやっておくべきだろう。
趣味ではないが、ツバサは女王を演じるつもりで告げる。
「自己紹介が遅れたな──俺はツバサ・ハトホル」
この一帯を治めている地母神だ、とこちらの素性を明かす。
「おまえたちハルピュイア一族が探し求めていた神族だ……もしも、おまえたちが望むなら俺たちの庇護を与えよう。もう渡り鳥の如く安住の地を求めて彷徨うことのない、確かな止まり木を用意してやる」
俺たちの許に留まるか? とツバサは手を差し伸べる。
この言葉を聞いたエアロは涙を拭いて姿勢を正した。まずは片膝をついて跪くと、ツバサたちに敬意を込めて頭を垂れた。
「ハハッ──そのお誘い、喜んでお受けいたします!」
凛とした表情は主君に忠誠を誓う武士の如くだ。
「安住の地を授けていただき、その庇護に与らせていただけるならば、我らハルピュイア一族、何なりとハトホル様たちのお役に立ちましょう!」
神族に仕えることを誇りとしたハルピュイア一族。
ツバサからの申し出はまさに願ったり叶ったりだし、かつて神族のために働いていた過去もあるため、恩恵を与えた分の働きにも期待できそうだ。
「よろしい──今日よりハルピュイア族は我が眷族とする」
「ハッ、よろしくお願い申し上げます!」
かくして第3の種族、ハルピュイア族が加わった。
時に……エアロはこちらの様子を窺っている。
何らかの要望を伝えたそうな表情だ。
「どうした、何か希望でもあるのか?」
叶えられる範囲でなら聞こうか、とツバサは寛大に応じる。
「ハッ! ハトホル様の眷族に加えていただいたばかりだというのに、このような失礼極まりないお願いをするのは、甚だ分不相応だと思うのですが……何分、我が一族の存続にまつわる重要な問題ですので……」
「ハルピュイアの存続に……?」
エアロは恐縮そうに頭を下げると、ツバサだけではなくドンカイの反応にも注意を寄せていた。異様に懐いた件と関係あるのだろうか?
心なしか──エアロの顔色がどんどん真っ赤に染まっていく。
当初、エアロはツバサに向けて跪いていた。
それがクルリと方向転換してドンカイに向くと、あらん限りの大声で彼に向けて一世一代の告白をやってのけたのだ。
「どうか──ドンカイ様の子種を私にくださいッ!」
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