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第3章 彼方に消えしは幽冥街

第68話:舞台裏を切り盛りする女主人

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 アルマゲドンで名を馳せた、ベスト16プレイヤーたち。

 不動のランキング“アシュラ八部衆”に数えられたツバサたちに今一歩及ばなかったが、彼らとて上位ランキングを死守した歴戦の猛者たちだ。

 中には現実リアルでの格闘界でチャンピオンに輝いた者もいる。

 筋肉暴君きんにくぼうくん ジャガナート。
 撞球紳士どうきゅうしんし ハスラー・キュー。
 多刀剣客たとうけんきゃく 百足むかで卍郎まんじろう

 その3人が融合した存在──アシュラ・トリムルティ。

「……なんだ、その巫山戯ふざけた格好は」

 ツバサは三白眼になるほど瞳を見開いて悪態をついた。

 ドンカイにも匹敵する2m50㎝を超える筋肉の巨漢。

 鍛えすぎた上半身は鋼鉄をも凌駕する筋肉の城塞。制止不可能の巨大な力ジャガーノートの名前を体現するべく、ジャガナートが鍛え上げてきた自慢の肉体だ。

 アルマゲドン時代は古い映画の主役を意識して全身を黒のレザーファッションで身を固めていたのに、今ではレザーパンツとサングラスしか残っていない。

 上半身は際限なく筋肉を盛り上げた筋骨隆々たる身体。

 そのこぶみたいな三角筋から、ハスラーと卍郎が生えている。

 彼らの体型は人並み、おまけに腰から上しかない。アルマゲドンにて巨体を有する種族になっていたジャガナートならば、苦にもならないだろう。

 いや、それ以前の問題か──。

「人間の肩から人間は生えない……ッ!」

 誰がこんな真似を! とツバサは唇を噛み切りそうなほど歯噛みする。

 人間──いや、神族プレイヤーの仕業ではない。

 物理的に人体改造を行える技能スキル過大能力オーバードゥーイングを持つ者はいるだろうが、ちょっとでもまともな倫理があれば、こんなバカげた融合合体など行わないはずだ。

 そもそもの話、運動性能や人体工学を無視しすぎている。

 マッドサイエンティストならば、もっと合理的な改造を選ぶに違いない。

 こんな正気を疑う真似ができるのは──。

「ツバサさん、大丈夫!? いっぱい斬られてたけど……ッ!」

 ミロがツバサを案じて抱きついてくる。

「心配ない、こんなのかすり傷だ」

 実際、かすり傷すら負っていない。

 過大能力【万能にしてオールマイ全能なる玉体ティ・ボディ】は、アダマントを粉砕するほどの攻撃力でも傷つかない。ツバサの肌には引っ掻いた程度の跡しか残っていなかった。

「……でも、せっかくの勝負服はズタボロだよね」
「ああ、ハルカ特製のオートクチュールが台無しだ……」

 いつも着ている赤いジャケットや黒のパンツがズタズタにされていた。

 予備が何着もあるとはいえ、少々ムカついている。

「もうちょっとで輪チラしそうで……なんと際どい!」
「何だよ輪チラって!?」

 言葉の意味はわからないが、なんとなく理解したツバサは破れかけたジャケットの両胸を手で隠した。多分、その輪・・・がチラリと見えることだろう。

 それでなくとも、衣装が破られて際どい姿なのだ。

 アダマント繊維で織られた特注ジャケットもパンツもズタボロ、激しく動けばあれこれはだけてしまいそうな状況だし、豊満な女体がはみ出しそうになる。

 こんな時ばかりは、女性化した肉体が恨めしい。

「そんなことより……ミロ、あいつはもしかしなくても……」

 うん、とミロは抱きついたまま頷いた。

「あれはもうジャガさんじゃない……勿論、肩の2人でもない」

 どちらかと言えば──ニンゲンモドキに近い。

 この世界ではない、別次元の力で侵食されてしまっている。

「だからほら、あの眼を見て!」

 ミロに促されジャガナート……いや、トリムルティたちの6つの眼を見る。

 どの眼も不気味な紫色に発光しており、その眼光には既視感があった。散々蹴散らしてきた多脚蜘蛛アトラクアの複眼が放つ光とそっくりなのだ。

「蜘蛛の女王か……ッ!」

 ハトホルフリートを捕らえようとした、幽冥街に巣食うもの。

 アブホスの王より器用なのか、捕らえた者をこのように手駒として利用することもできるらしい。

 だとしたら──その脅威は計り知れない。

 トリムルティはひとしきり唸ると、3つの頭で轟くような雄叫びを上げて突っ込んでくる。こうなっても飛行系技能は使えるようだ。

 再び空中戦となり、その電柱柱みたいな腕を振り回す。

 同時に、両肩の卍郎とハスラーも自分の得物で攻撃してくる。どちらの肉体も自由が利くのか、ジャガナートの肩からろくろ首のよう・・・・・・・に伸びてくる。

 3人同時攻撃を仕掛けられているも同然だ。

 それをツバサは──普通に捌いた。

 ミロを背中に庇うと、太い腕も棒術も無数の刀も軽々と受け流す。

「その両肩には面食らったが……所詮は奇策だ」

 狂戦士バーサーカーと化して力は上がっているが、理性に欠けた攻撃は大振りで見切ることが容易たやすい。本人たちが現役の頃の精密さはまるでなかった。

 単に素早さが上がって手数が増えただけ、ならば相応に対処すればいい。

 全ての攻撃を捌き終えたところで、トリムルティを合気の技で投げ飛ばす。風を操って竜巻に乗せるように回転させながらだ。

「奇策ってのはな──最初の一回・・・・・しか通じないんだよ!」

 同じ相手に二度も使えば愚策になる。

 竜巻に踊らされるトリムルティにツバサは轟雷を解き放つ。

 それはクリティカルヒットすると思いきや──。

「……雷切らいきりの太刀か」

 卍郎が振るう小太刀に斬り払われた。

 魔法系攻撃を相殺できる剣術系技能──使える理性はあるようだ。

 ジャガナートに対応が難しい攻撃ならば、卍郎やハスラーがフォローする。

 文字通りの三位一体トリムルティはコンビネーションも完璧だった。

 ちょっと厄介だな、とツバサは気を引き締める。負ける気はまったくしないが、完封してやり込めるには難しい力量と感じられた。

 竜巻を振り切り、またしても突進してくるトリムルティ。

 今度はミロがツバサの前に出た。

「ツバサさん、あれやろうあれ! 練習したやつ!」
「……あれか、よし」

 ジャガナートの露払いか、両肩のハスラーと卍郎が棒と刀で仕掛けてくる。

 それをミロは神剣と短剣の二刀流で迎え撃った。

 両者の武器が火花を散らしてぶつかり合う。実質、相手は二人がかりだがミロは怯むことなく受けきった。彼女の技量も確実に成長している。

 そんなミロを──ツバサは投げた・・・

 ただ投げたのではない。まるで武器でも取り回すかのように投げたのだ。

 投げたミロに手を添えたまま、トリムルティにも応戦する。

 いきなり相手が変わったのであちらもやりにくそうだが、ツバサとミロの知ったことではないし、その混乱こそがこちらの目的だ。

 投げられたミロはツバサの身体を支点にくるりと回り──。

「あらよっこいしょっ!」

 勢いをつけて戻ってきて、ハスラーを斬りつけた。

 振り回していた棒を叩き斬り、その右腕に深い斬撃をお見舞いする。

 ツバサは神剣二刀流で戦うミロを時に投げ飛ばし、または手を取ってクルクルと回して、あるいは抱き上げてから槍のように振り下ろす。

 まるで社交ダンスを踊っているように見えるだろう。

「見たか! アタシとツバサさんのコンビネーションアタック!」
「おまえはただ戦ってるだけだからな?」

 2本の剣を持ったミロを武器とみなして・・・・・・・・・・、ツバサがそれを振り回しているようなものだ。でもまあ、息が合ってなければできない芸当ではある。

 あちらが三位一体トリムルティなら──こちらは二心同体コンビネーションというわけだ。

 ミロを抱き寄せたツバサはトリムルティと距離を取った。

 そして、そっと彼女に耳打ちする。

「ミロ──あいつを殺すぞ」

 さすがのミロも狼狽したのか、微かな震えが伝わってきた。

「ああなったらニンゲンモドキと同じ……いや、蜘蛛どもに直接手を加えられたようだから尚更にたちが悪い。生かしておけば誰のためにもならん」

 この世界のためにも、他のプレイヤーのためにも──彼ら自身のためにも。

「トドメは俺が刺す……いいな?」

「…………うん、わかった」

 ミロは憐憫の情を隠さぬまま不承不承に頷いた。

 ミロは──情が深い女なのだ。

 仲良くなった友達を切り捨てることなどできやしない。

 だからこそ、敢えて念を押した。

 そんなツバサやミロの気持ちなど露知らず、狂戦士と化したトリムルティは咆哮を上げながら襲いかかってくる。もはや完全に怪物だ。

「来るぞ、油断するなよ!」

 ツバサとミロはそれを迎え撃つ。

 彼らを殺すことで──その魂を解放するために。

   ~~~~~~~~~~~~

「……やれやれ、改造してあげたのはいいけれど」

 高層ビルの壁面に大穴が開けられている。

 アシュラ・トリムルティがぶち抜いていったものだ。

 その穴を通って何処いずこかへと爆走していくトリムルティを見送りながら、ゼガイは浅いため息をついた。それほど困ってはいないらしい。

「言うことは聞かないし、暴れることしか能がないとは……」

「貴様ぁ……あやつらに何をした!?」

 怒りに駆られたドンカイが声を荒らげるも、ゼガイは意に介さない。

 ただ、事も無げにこう言った。

「だから、改造ですよ──御覧の通り、三位一体トリムルティにしてあげたんです」

 ゼガイがクイッ、と顎をしゃくり上げる。

 その先にいるのは蜘蛛の女王。

 彼女の細長い指先から、鋭利な毒針のような爪が飛び出す。その先端から紫色の光る液体がしたたり、ゼガイはそれを掌で受け止めた。

「彼らもあなた方同様、幽冥街に迷い込んできたプレイヤーですよ……1人は頑丈だったので五体満足でしたが、2人は外で何者かに襲われたのか、下半身と生き別れておりましてね……せっかくだから、くっつけて・・・・・あげたんです」

 この──姉さんの寵愛・・・・・・を使ってね。

 ゼガイは受け止めた紫色の液体を甘露かんろのように飲み干した。

「そうしたら、見ての通り元気爆発。おつむはすっかり弱ってしまったようですが、闘争本能が底上げされています。それに、“女王ねえさん”と“身内ぼく”と“甥と姪こどもたち”には手を出しませんから……まぁ、ぼくらを守る戦闘機械ウォーマシンとしては有能ですよ」

 姉さんの命令は聞きますし──ゼガイは補足する。

「ちょっと融通の利かない狂戦士、ってところですかね……今も強敵の匂いを嗅ぎ付けたらしくて、飛び出して行ってしまいましたよ」

 ドンカイあなたもああなるのですよ、とゼガイはほくそ笑む。

「この姉さんの寵愛を受けて、姉さんとぼく、そして甥や姪を守るための狂戦士にね……これが、あなたは繭に吊さなかった理由です」

 ドンカイは口を一文字に結んだまま、ゼガイを睨みつけていた。

 その顔は「ようやく理解できた」と言いたげだった。

 将棋の駒は、取れば自分の駒として使える。

 ゼガイはドンカイという超攻撃特化の駒を手に入れ、幽冥街という自陣の防備を固めるつもりなのだ。あの毒液を使えば、当人の意志に関係なく手駒にできる。

 文字通り、女王の色に染め上げられてしまうだろう。

「さあ、関取──準備はよろしいですか?」

 ゼガイが両手を広げて歓迎し、蜘蛛の女王は紫色の液体をたらす。

「女王の寵愛を授かり、その忠実なる下僕しもべとなる時です!」

 ドンカイは牙を噛んで舌打ちする。

 これにいち早く動こうとしたのが──マリナだった。

 我を忘れて飛び出そうとするマリナを、フミカとダインが押し止める。

「待つッス、マリナちゃん! 今出てってもバレるだけッスよ!」
「そうじゃ! 蜘蛛の大群に阻まれて横綱んところまで行けんがじゃ!」

 マリナの体格では、2人にあっさり制止させられてしまう。

「で、でも……ドンカイさんが、あんな怪物にッ!?」

 あの、アシュラ・トリムルティとかいう人たちみたいにされてしまう。そんなことはさせられない! と小さな正義感が訴えてくる。

 ツバサなら必ず助けに行く──ならば今、教え子の自分が動かなければ!

 奮起するマリナの小さな肩を抱いたダインが宥めてくれる。

「誰も助けんとは言うちょらん! チャンスを待つんじゃ……あの液体を横綱に注ぎ込む寸前、きっと隙ができる! そこを狙うんじゃ……フミッ!」

「あいあい、こっちは準備OKッス!」

 フミカは【魔導書】グリモワールを何十冊も周囲に浮かべていた。

 それぞれがツバサの攻撃魔法を収めたものだ。

 ダインも焼夷弾や手榴弾といった蜘蛛を蹴散らすための武器を、両腕の発射装置に装填している。いつでも動ける準備は整えていた。

「ゼガイに隙ができたら、わしらがそこを意地でもこじ開ける……マリナ嬢ちゃんは得意の結界で横綱を守るんじゃ……いいな?」

 少し乱暴だが、ダインの立てた作戦は理に適っていた。

 考えなしに突っ込むより全然マシだ。

「はい……わかりました」 

 マリナが承諾したところで、ダインは注意深く物陰から状況を見守る。

「とは言うたものの、そこまでん隙ができよるかどうか……いざとなれば玉砕覚悟で総攻撃をかけるぐらいしか、わしの頭じゃ思いつかんきに……」

「よろしければ、その隙──“私”わたくしがお作りいたしましょうか?」

 背後からの美声に、一同は心臓が口から飛び出そうなほど驚いた。

 驚愕のあまり絶句したのは幸いだった。

 誰かが大声を出していたら、すべて水泡に帰すところだ。

 そこにいたのは瀟洒しょうしゃに立ち尽くすメイド服姿の美女。

 ──クロコ・バックマウンド。

 まさか!? と思ってドンカイたちに振り返る。

 ドンカイの横にはやはり、蜘蛛の糸で縛られたクロコがいる。いや、それだけではない。ドンカイの広い背中に隠れてもう1人──3人目のクロコがいる。

 彼女はドンカイを拘束する糸を断ち切ろうとしていた。

   ~~~~~~~~~~~~

「さあ、関取……受け取りなさい、姉さんの寵愛を!」

 アトラクアの女王が腕を持ち上げ、その細長い指先を尖らせる。紫色の液体を飛び散らせ、ドンカイへと突き立てるべく伸ばしてきた。

 距離にして残り5m──そこで事態は急転する。

 ドンカイが糸の拘束を引き千切って立ち上がったのだ。

「なっ……どうやってぼくたちの糸をッ!?」

 ゼガイが驚いた隙を突いてクロコを小脇に抱えると、ドンカイは空いている右腕を振るって【大洋と大海ミキシング・を攪拌せしオーシャンズ轟腕】・アームを発動させる。

 太い海流を一本背負いしたかのように海水があふれ出す。

「ぬぅぅぅりゃああああああッ!」

 一瞬で津波を起こして、蜘蛛の女王とゼガイを怯ませた。

「仕込みは上々、ですわね」

 ドンカイの背中から、もう1人のクロコが顔を覗かせる。

「ああ、上手くいったわい……まったく、大したメイドさんじゃ!」



 クロコの過大能力──【舞台裏を切りバックヤード盛りする女主人・ミストレス】。



 亜空間にある自分の道具箱インベントリを舞台裏に変え、クロコを中心に半径500m以内なら何処どこにでも様々な出入り口を設けられる、神出鬼没の能力。

 自分に似せたメイド人形を使えば、このような計略もできる。

 ドンカイと共に捕まったのはメイド人形の1体。ドンカイはそれを本物のクロコだと思わせるような振り・・をしていたのだ。

 マリナたちに協力を申し出たのも、分身のメイド人形である。

 本体のクロコは今、ドンカイの背中に張りついていた。

「……いちいち乳を押しつけんでええわい!」
「只今サービス期間中で強めに押し当てております」

「チィッ! それがおまえの過大能力オーバードゥーイングか、エロ駄メイドッ!」

 津波が引いた後、ゼガイは忌々しげに舌打ちした。

「ほれ、おまえさんにプレゼントじゃ!」

 ドンカイは小脇に抱えていたクロコ(人形)を投げつける。

 投げられる最中、クロコ(人形)はエプロンとメイド服の胸元をわざとはだけると、胸の谷間を露わにしてからゼガイへ抱きついた。

 両手どころか両足まで使い、「もう2度と離さない」体勢である。

「えぇぇい! なんのつもりだ、この駄メイド…………はっ!?」

 クロコ(人形)の胸元に気付いて、ゼガイが凍りつく。

 その谷間には──ぎっしりTNT火薬が詰め込まれていた。

 クロコ(人形)はゼガイを見上げ、かつてない笑顔で告げる。

「無理心中は恋の浪漫ろまん──ですわよね?」
「そんな浪漫はノーサンキューーーッッッ!?」



 ゼガイは壮絶な自爆に巻き込まれ、爆心地でひどい絶叫を上げた。


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