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第2章 荒廃した異世界
第34話:ケット・シーの隠れ里へ
しおりを挟む老騎士の命が、この世界へと還っていく。
ツバサの過大能力【偉大なる大自然の太母】が、それを知覚する。彼の命の輝きが爆発し、それが拡散するとともに世界へ還元されていくのを感じるのだ。
彼は最後の力を振り絞り、空間にできた裂け目を封じたのだ。
文字通り――その全身全霊を賭して。
大地母神となったツバサにはそう感じられた。
「本当に空間の裂け目だったのか……」
では裂け目の向こうから現れる触手どもは何者だ?
老騎士は様々なこと言い残した。
『あなたたちはこの世界を助けるために遣されたのだ』
要約するとこうなるが、どういう意味だろうか?
王や乙女とも口にしていたし、“灰色の御子”がどうとか……?
「そもそもあの老人……何者だったんだ?」
少なくともプレイヤーではなかったはずだ。ならば、この世界に元からいた存在ということになるのか? この異世界の住人だったのだろうか?
だとすれば、このケット・シーらしき子供たちも──。
「騎士の神様……すいません、すいません……」
「ごめんなさい……ミャアたちのために……」
2人のケット・シーは老騎士が消えた場所に祈りを捧げていた。
見たところ幼児のような背格好をしている。
だが全体の雰囲気からすると、人間ならば10代半ばといったところか。体格や外見ではなく、立ち振る舞いから推し量った年齢がそれくらいだ。
顔は猫よりも人間っぽいのだが、微かに猫のヒゲらしきものが伸びている。髪の間からは猫耳が生えており、手足も人間の形をしているが、肘から先は猫の毛で覆われていた。また、お尻からは猫らしき尻尾が生えている。
涙を流して老騎士を悼むケット・シーたち。
もしや彼らはアルマゲドンのNPC ではないか?
そんな考えもなくはなかったが、NPCは人工知能で動く魂のないキャラクターに過ぎない。いくらAIが進化したと言っても、ここまで感情を露わにした挙動をすることはできないはずだ。
となれば──彼らもまたプレイヤーなのか?
それも否だ。
もしもプレイヤーならば、同類であるツバサたちにもっと違うリアクションをするはずだ。しかし、プレイヤーらしき反応は見られない。
そうなると、彼らは見たままの種族だと受け入れるしかなかった。
つまり、この異世界に暮らす現地住民。
しばし様子を見守ってたツバサはおもむろに尋ねてみた。
「君たちはケット・シーなのか?」
声をかけられたケット・シーたちはビクッと震えるも、ツバサたちに向かって両膝を地面につけ、不格好ながら手をついて頭を下げてきた。
小さな者たちは土下座で訴えてくる。
「お願いします、天の女神様! 剣の女神様! 盾の女神様!」
「ミャアたちを……ネコ族をお助けくださいませ!」
詳しく話を聞こうとする前に助けを求められてしまった。
こうなると──ミロが黙っていない。
「うん、いいよ。どうすればいいの?」
「また安請け合いするし……」
ツバサが渋い顔をしても、ミロが方針を変えるわけなかった。
~~~~~~~~~~~~
ツバサはまた空を飛ぶ。
ミロとマリナ、それにケット・シーたちも乗せて──。
向かう先はケット・シーの隠れ里だ。
「……俺はおまえらの乗り物じゃないんだがな」
昨日からこっち、空飛ぶ乗り物みたいな真似ばかりしている。
愚痴りたくもなるが、最初にミロたちを背中に乗せたのはツバサだ。
だから文句を言うのはお門違いかも知れない。
「昔の漫画でさ、ツバサさんみたいな妖怪いたよね」
主人公の少年を背に乗せて空を飛ぶ──獣の姿をした大妖怪。
「誰が妖怪だ」
せめて女神様と言え、と言いかけたところで口を噤んだ。
背中に乗せたミロとマリナがケット・シー1人ずつ抱えている。
黒い耳がターマという少年で、茶斑の耳がミーケという少女。
「じゃあ、みなさんの村があのウニョウニョに襲われているんですか?」
マリナは自分の抱いたターマに話し掛ける。
「はい、ニャアたちはずっと隠れて暮らしていました……」
ターマの言葉をミロに抱かれたミーケが継ぐ。
「大昔……この世界にはミャアたち以外にもたくさんの種族がいたそうです。でも、あの全てを奪っていく触手たちにやられて……もう何十年もミャアたちは他の種族と会ってません……みんな、あのどす黒い触手に……」
――殺やられてしまったのだろう。
辛そうに語るミーケだが、おかげでこの世界について少しだけ知れた。
この世界はやはり、あの触手たちに蝕まれているらしい。
ターマが話を続ける。
「ニャアたちは岩山の奥にある洞窟に隠れてたんですが……そこもとうとう触手たちに見つかり、襲われるようになりました……」
何人ものケット・シーが餌食にされたという。
「でも……ミャアたちは救われました! 神様が現れたんです!」
ミーケは喜びで声を弾ませる。
「神様って……アタシたちのこと?」
「はい、剣の女神様……あなた様たちも神様ですが、少し前にミャアたちの隠れ里へ2人の神様が降臨なさったのです」
神様が来た? もしかしなくてもプレイヤーのことでは?
ツバサたちもそうだが、高LVプレイヤーのほとんどが神族か魔族に成り上がっているはずだ。この世界ならば神様のように振る舞うこともできよう。
その神様は昨日、突然現れたそうだ。
そして、ケット・シーたちを触手から守ってくれたらしい。
「その神様ってのはどんな神様だ?」
ツバサが訊くと、ターマが辿々しく教えてくれた。
「1人は女神様です。ニャアたちを守る光を出したり、触手を倒す不思議な力を持った物知りな神様です。もう1人は金属の身体をしていて、触手たちが来ても色んな武器で追い払ってくれる強い男の神様です」
魔法系に優れた女性プレイヤー、もう1人は男性プレイヤーらしい。
金属の身体とは鎧でも着込んでいるのだろうか?
いや、この子たちは老騎士を見て「騎士の神様」と崇めていたのだから、その男性プレイヤーが鎧姿なら「騎士の神様」と言い表すはずだ。
では──金属の身体とはなんぞや?
「2人の神様はニャアたちを守ってくださいました。でも……押し寄せるたくさんの触手を相手にして、神様たちも疲れています……」
「そんな時、長老が思い出したんです。あそこに騎士の神様がおられるずだと……彼の人ならば助けてくださるに違いないと……」
ターマとミーケは交互に話してくれた。
おかげで、先ほどの状況がなんとなく見えてきた。
「……それで騎士を訪ねてみたら、触手の巣がすぐ側にあったわけか」
「はい……ニャアたちが襲われて悲鳴を上げたら……」
「騎士の神様が助けてくれたのですが……数が多すぎて……」
まともに太刀打ちできず、あの状態になっていたらしい。
「そこへアタシらが駆けつけたってわけだねー」
「そう聞くと、本当に間一髪だったんですね……」
間に合って良かったよ──ミロの言葉は真に迫っていた。
神剣の柄になびく赤い飾り布が風にバタバタと揺れている。
ミロはそっと手を添え、少しだけ黙り込む。
「このままだと、また間一髪なところへ出会しそうだけどな」
ターマとミーケの指し示す方角へ飛んでいると、それらしき岩山を見つけることができた。入り組んだ岩山の奥から煙が上がり、爆発音が聞こえる。
どうやら2人の神様はまだ善戦しているようだ。
~~~~~~~~~~~~
それは金属の身体と言うより、機械の身体だった。
「何人たりとも……こっから先は通さんぜよ!」
機械化したメカニカルな両腕──迫り来る触手の群れに差し向けられた10本の指からは、夥しい弾丸が雨あられとなって吹き荒れる。
肩のパーツが自動的に外れると、そこからロケットランチャーまで発射され、触手たちの群れのド真ん中へと着弾して大爆発。
「まだまだじゃあっ!」
大きく開けた口からはレーザーを放って触手を群れごと薙ぎ払う。
彼はサイボーグ系種族のようだ。
2m近い長身。金属の肌は上半身こそ人間を模した細マッチョな体型だが、両腕は肩から指先までロボットみたいに改造されていた。
ブカブカのアーミーズボンに金属片をあしらった装甲ブーツを履き、上半身は裸のまま袖を引き千切ったロングコートを羽織っている。
若々しくて──イケメン。
てっきりツバサと同年代かと思ったが年下かも知れない。グラサンをかけて誤魔化してはいるが、青年というには顔の造作が若すぎる。
逆立てた短めの銀髪がなかなかクールだ。
大柄なサイボーグ少年は洞窟の前で仁王立ちしている。
彼が守る洞窟には防御結界が張られているものの、それはマリナの結界に比べると頼りなく、その結界を張る彼女には疲労感が色濃く現れていた。
彼女の後ろには、何人ものケット・シーが縋りついている。
みんなを安心させるため、彼女は気丈に微笑んだ。
「大丈夫ッスよ……ウチもダイちゃんも……まだ、戦えるッスから……ッ!」
結界を張っているのは──1人の薄着な女性だった。
こちらもサイボーグ少年同様、まだ少女かも知れない。表情からあどけなさが脱けきってないのだ。ミロと同い年くらいだろう。
しかし、サイボーグ少年同様──この少女も肉体的には成長著しい。
身長は高めで、スタイルはミサキに匹敵する発育の良さ。
そんなメリハリの利いたボディにアラビアンというかエジプシャンというか、その近辺の踊り子を意識した悩ましい装束を着ていた。
顔立ちだけは黒縁眼鏡をかけた文学系美少女。長い藍色の髪はお姫様カットに整えられている。踊り子装束とはアンバランスだった。
手にした大きな本は魔法系技能の発動を助けるのか、それを掲げて防御結界を維持しているが、顔色は疲れ切っていた。
「ダイちゃん……お願い、早く……ウチ、もう……ッ!」
ケット・シーたちには強がったものの、彼女の限界は近いらしい。
消えかかる防御結界、少年は少女を励ますように叱咤する。
「もうちょい辛抱じゃフミィ! もうちょいで全滅させちゃる! だから、おまんも踏ん張るぜよ!! もうちょい、もうちょいなんじゃ!」
しかし、触手の群れは尽きることがない。
触手人間の数はざっと見積もっても千以上、もはや軍勢である。
押し寄せる触手人間の群れは人海戦術でサイボーグ少年に詰め寄っていき、少年は我知らずのうちに後退っていった。
気付いた時には──彼の背中は防御結界に触れていた。
「ダイちゃん……ッ!?」
「クソがぁっ! ここまでか……わしら、ここまでだっちゅうんか!?」
少女が瞳を潤ませて嘆き、少年が絶望を拒んで吠える。
触手の手がいくつもの槍となって少年に狙いを定め、一斉に射出してきた。避けたら結界を貫いて少女たちを貫くだろう。
「な、なめるんじゃねえぜよぉぉぉぉぉぉぉーッ!!」
少年は──両腕を広げて前へと出た。
「ダ、ダイちゃん!? ダメェェェーッ!!」
少女が防御結界を解除し、少年を引き留めようとしたその時──。
「な──なんぜよ!?」
「あ、新しい……防御結界? ウチのじゃなくて……!?」
少年と少女を守るだけではない、洞窟ごと守る広範囲な防御結界が張り巡らされていた。しかも、その防御力は少女のものとレベルが違う。
そして──空に渦巻く大きな力を、誰もが見上げた。
~~~~~~~~~~~~
「ミロスセイバァァー……オォーバァーロォードッッッ!!」
光の柱が振り下ろされると、そこにいた触手人間を触れただけで塵も残さずに消滅させる。引き続き、光の柱は触手の軍勢を薙ぎ払っていった。
「ぜぇはぁぜぇはぁ……こ、今度のはアリでしょ! 問題なしでしょ!?」
またしても全力全開を出し切ったミロ。
ツバサの頭と左肩を足場にして、そこからミロスセイバーの斬撃を地上へ振り落としたのだ。今回はツバサの指示通りだから問題はない。
一仕事終えたミロをツバサは素直に褒めた。
「ああ、よくやった。自前の回復技能でひとまず補っておけ」
初手で最大火力の攻撃を用い──可能な限り数を減らしておく。
あの触手軍団にはこうするより他にない。
ちまちま攻撃しても埒が開かないし、反撃もされたくないからだ。
マリナにプレイヤーと思しき2人やケット・シーたちを守らせてからだが、首尾は上々のようだ。みんな呆然とこちらを見上げている。
「マリナ、ミロに疲労回復の魔法を──防御結界はそのまま維持だ」
「了解です、今のワタシならお茶の子さいさいです!」
マリナの返事を受け、ツバサも行動を起こす。
「何度も何度も大技って……芸がないから嫌なんだけどな」
しかし、千を超える触手の軍勢を武術で倒している場合ではない。
況してあの触手どもは迂闊に触れないのだ。
マンネリかも知れないが、大技で吹き飛ばすしかなかろう。
ミロに【大君】を連続で使わせて、負担をかけさせるのも好ましくない。
何よりそれが──ツバサを立腹させていた。
「おまえらは本当に……面倒くさいなあもうっ!」
ツバサは天候を操って雷雲を招き寄せると、先ほどの轟雷を無制限に落とせる環境を作り出し、残りの触手たちに叩き落としていった。
憂さ晴らしに怪獣王の熱線でも焼き払う。
ミロの波動砲クラスの斬撃で半分は消し飛んだが、これでもう半分も消し飛ばすことができた。後は辛うじて生き残った残党を片付けるのみ。
雷雲に残りの触手を狙うよう自動機能を設定しておく。
ここらへんは【偉大なる大自然の太母】で調整が効くので助かる。
「よし! アタシ全快! もう一働きしてきまーす!」
マリナの回復魔法で元気を取り戻したミロは、一足先に地上へ飛び降りると触手の残党を1匹1匹、虱潰しに斬り滅ぼしていく。
触手の見極めにくい攻撃をパーフェクトに見切り、触手の心臓がどこにあるかを知っているかのような剣捌きで始末していく。
ミロも英雄神となってから戦い方が洗練されていた。
そのことに感心しながら、ツバサはマリナを背負ったまま降りていく。
触手の後始末はミロと雷雲に任せよう。
防御結界をすり抜けて洞窟に入ると、サイボーグ少年と踊り子の少女が腰を下ろしてへばっており、悄然とした様子でこちらを見上げた。
「あ、あの……ご無事ですか? 助けに来ました!」
幼いマリナが声をかけたのが功を奏したのか、2人の表情から緊張感が抜けてホッと和らいだものになる。そして、全身から力を抜いていた。
ツバサはしゃがみ込み、柔らかい口調で話し掛ける。
「よく頑張ったな──もう大丈夫だ」
後は俺たちに任せろ、とツバサは少年と少女に労いの言葉を告げた。
次の瞬間──緊張の糸が切れたらしい。
2人は顔をグシャグシャにすると大粒の涙をこぼして、ツバサの胸に甘えるように抱きついてきた。よっぽど無理をしてきたのだろう。
どちらもまだ若い──やっぱりミロと同じくらいだ。
やがて2人は大声を出して、赤ん坊みたいに泣き始めた。
ツバサは我が子のように抱き寄せると、その背中を優しく叩いてやる。
かつて母親が泣き止まないツバサへそうしたように──。
「よしよし、もう大丈夫だから……心配するな」
この時ばかりは、母親みたいな身体に感謝するツバサだった。
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