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第1章 VRMMORPG アルマゲドン

第21話:戦女神──その名はイシュタル

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「ミサキ・イシュタルって……あの、戦女神いくさめがみか!?」

 ミロの足下でくたばりかけていたプレイヤーが声を上げた。

 兵士らしい格好をしているのだが、どうにもレトロ感が目立つ。

 どこかで聞いた声だし、見覚えがある風体をしたキャラだ。ミロの方が覚えているのか、しゃがみ込んで親しげに話し掛ける。

「あの時の情報屋さんじゃん。また会ったねー」

 そのプレイヤーは古びた眼鏡の位置を直してミロに挨拶する。

「あ、どうも、豊乳VS轟腕ん時のミロちゃんじゃ……って、またツバサ姐さん案件なの!? 前回といい暴れすぎじゃないですかね!?」

 思い出した──ドンカイ戦の時、解説してくれたプレイヤーだ。

 出っ歯と眼鏡が目立つ、古びたミリタリーファッションの小男。アルマゲドンに関する情報を収集するのが趣味のプレイヤーだという。

「ま、情報屋としてはイベントが尽きないので有り難いですけども!」

 フハッ! と勢いよく吹き出す鼻息が個性的だ。

「ちょうど良かった、情報屋さん、あのめちゃんこ強くてパープルなナイスバディの女の子についての情報プリーズ?」

「よござんす、ミロちゃんにならロハで教えやしょう」

 ミロはいつの間にか変な人脈(人望?)を得ていたらしい。

 情報屋は眼鏡をクイッと持ち上げて解説する。

 人差し指と親指でレンズを挟む、やや独特な持ち上げ方だ。

「ミサキ・イシュタル──二つ名は戦女神のイシュタル。最近メキメキと頭角を現してきた新星……喜々として対人戦闘を繰り返し、無敵の強さを誇っている噂の女の子です! 先日、轟腕のドンカイとドゴォーン山脈で激戦を繰り広げ、引き分けに持ち込んだなど武勇伝にも事欠きません! しかも、彼女はそれらを最弱の人間種のままでやってるってんですから驚きです!」

 へえ、とミロやツバサは感心する。

あの子・・・も人間のままなんだ。じゃあアタシらのお仲間だね」

 これを聞いた情報屋は愕然とした。

「ミロちゃんやツバサ姐さんも人間種のままなの!?」

 てっきり女神様だと思ってた……なんて情報屋の呟きが聞こえる。

「誰が女神様だよ」

 情報屋にツッコんでからミサキに向き直る。

 見覚えがあるはずだ。何度も会っているんだから──。

 こちらの強さを肌で感じているのか、先ほどまでの勢いでは仕掛けてこない。警戒心を隠すことなく、いつでも動けるように身構えている。

 ツバサは柔らかい声で尋ねた。

「──獅子翁ししおうとは連絡が取れたかい?」

 それだけでミサキは花が咲いたように笑顔をほころばせた。

 警戒心を解きほぐし、懐かしい人物に会えた喜びを露わにする。

 この朗らかな表情はアバターながら見覚えがあった。

師匠・・を御存知なんですか!? じゃあ、あなたも……」

「アシュラ経験者だ。君とも会ってるぞ」

 君──姫若子ひめわこミサキ君だろう?

 確認するとミサキは素直に頷いた。

「はい、そうです。獅子翁ししおうの一番弟子、姫若子ミサキです」

「俺はウィングってハンドルネームだったんだが……覚えてるかな?」

 獅子翁とウィングはネット友達。

 しかも、アシュラ以前からの長い付き合いだ。

 アシュラ時代も八部衆として切磋せっさ琢磨たくました間柄。戦い過ぎて互いに何戦何勝何敗したのかわからなくなったほどである。

 その獅子翁だが──いつも凜々しい少女を連れていた。

 彼は誰にはばかることなく彼女を「愛弟子」だと自慢し、彼女もまた人目をはばかることなく獅子翁を「師匠」と慕っていた。

 それがアシュラ八部衆の1人──姫若子ミサキだ。

 姫若子とは「姫のように美しい少年」という意味だが、それは彼が少女のアバターを使いながら「オレは男です」と公言していたためである。

 獅子翁とよく行動を共にしたウィングツバサは、ミサキとも稽古をつける意味で対戦したり、武術の手ほどきをしてやったことがある。

 あの頃はまだまだ未熟だったが、随分と鍛え上げたようだ。

 対峙たいじしただけでも成長ぶりが窺える。正直、見違えてしまった。立ち居振る舞いや所作、それに先ほどミロを圧倒した腕前……。

 ツバサがそそる・・・と認められるほどの強者になっていた。

 こちらが名乗ると、ミサキの態度が更に変わった。

 親近感が一転、今度は尊敬の眼差しに変わる。ミサキは気をつけをすると、深々と頭を下げた。アシュラ時代もそうだったが礼儀正しい子なのだ。

「──お久し振りです、ウィングさん!」

「アルマゲドンではツバサ・ハトホルと名乗ってるんだ」

 戦場の空気が一転、和やかになった。

 ツバサをウィングと知ったミサキは戦闘態勢を解いて、懐いた子犬みたいにこちらにやってきた。獅子翁が溺愛する理由がちょっとだけわかる。

 この子――可愛いのだ。

 男の子とか女の子とか関係ない、人柄に可愛げがあった。

「ウィングさ……いえ、ツバサさんもアルマゲドンをやってたんですね。先日、オヤカタさ……いえ、ドンカイさんとも会いましたよ」

「ドンカイさんなら俺も会ったよ。君のことも話していたな」

 しかし、明言はしなかった。臭わせる程度だ。

 あのアゴキバ親父、ミサキのことを知りながらツバサに伝えるのわざと渋った節がある。どうやら彼なりの“遊び心”のつもりらしい。

「しかし、あの横綱だけじゃなく君もアルマゲドンにいるとはな。なんとなく予感はあったが……そういえば君、男の子じゃなかったかい? 獅子翁が美少年だと自慢していた……記憶が…………?」

 ツバサが疑問を抱く一方、ミサキも不思議そうな顔をする。

「そういうツバサさんも男性ですよね? 師匠とよくおっぱい星人しかわからない話で盛り上がって……まし、たし……?」

 男性だったという記憶──なのに女性アバターな現状。

 SPを無駄遣いしてまで女性アバターを使うわけがないゲーマーの合理性。

 それらを踏まえ、両者が瞬時に理解した。

「まさか……君も・・か!?」
「ツバサさんのそれも・・・ですか!?」

 2人して相手のアバターを指差す。

 お互いの人差し指がおっぱいに当たったのは偶然だ。

 初期アバターの不備による女性化──自分以外の人間に初めて会えた。

 そういえばドンカイがミサキのことを臭わせる話をした際、「男の子から美少女になった親切な子」とか言っていたが……。

「やったねツバサさん! オンナノコ・・・・・仲間が増えたよ!」
「これっぽっちも嬉しくないわ!」

 むしろ“アルマゲドン女体化被害者の会”とか結成したいわ。

 ミロは足下の情報屋を気絶させてから茶々を入れてきた。「ツバサが本当は男」という事実を世に流布させたくないからだろう。

 この娘、アホのくせしてしたたかなのだ。

 ミサキは乾いた笑みを浮かべ、ツバサはやるせない苦笑で応じる。

「オレは元から女性アバターばっかり使ってましたから、そんな苦にならなかったですけど……ツバサさんは大変だったんじゃないですか?」

「言うな、女性扱いならまだマシなんだから……」

 最近では動画でも「ツバサさんマジオカン」と大量にコメントされて凹んでいるのだ。その度にミロにチョップを入れて気を紛らわしてきた。

 気を取り直して、この場でのことを訊いてみる。

「なんにせよ、知り合いに会えたのは嬉しいことだ……ところで、今日はどうしてここに? やっぱり君もアダマント鉱石狙いか?」

「いえ、オレは鉱石にも生産系にも興味ないんですけど……」

 相棒・・がうるさくて……とミサキは言葉を濁した。

 相棒──その二文字があるインスピレーションを引き起こす。

 それは、あの変態がよく口にする単語ではなかったか?

「この騒ぎが収まるまで、そこらに隠れてると思うんですけど……ジン!」

「ハァ~~~イ♪ 俺ちゃんならこ↓こ↑でぇ~~~す!」

 ミサキの呼びかけに応じて現れたのは、工作の変態だった。

 あの赤いアメコミマスクを見忘れるわけがない。

 ジン・グランドラックである。

「え、ちょ、なに……きゃあああああああああああああーっ!?」

 そして、マリナの絹を裂くような悲鳴。

 どうやったのかは知る由もないが、ジンは地面の下に埋もれていた。ミサキの声で姿を現したのはいいが、その上にはマリナが立っていたのだ。

 現れたジンは──マリナのスカートに顔を突っ込む。

 次の瞬間、変態は少女と幼女に踏み潰される。

 それも連続、プロレスでいうところのストンピングだ。

「ロリコン死すべし! 慈悲はないッッッ!」
「キャーッ! キャーッ! きゃー! キャーッ!? キャアーッ!」

 ミロとマリナに踏まれまくるジンは──大喜びだった。

「あぁ~ん♪ もっと、もっと強く踏んでぇ~♪ 犬と呼んで、豚でも可! そう、無慈悲に残酷に、そして時に躊躇ためらいを込めてソフトに踏んでぇぇぇ~!」

 歓喜の雄叫びを上げるジンにミサキはげんなりしていた。

 ツバサは眼を逸らして一言だけ忠告する。

「……友達は選ぶべきだぞ?」

「悪い奴じゃないんです。いい奴なんです……あれ・・さえ目をつぶれば!」

 そこは目をつぶっちゃいけないと思う。

 ミロとマリナに散々踏みつけられたジンは、目をハートにしたままズルズルと這いつくばっていき、ミサキの足に縋りついていた。

「ミサキちゃぁ~ん、ただいまぁ~ん……最高のひとときでしたぁん♪」
「おかえり──オレも踏んでやる」

 怒りの粛正でミサキはジンの頬を踏む。

 踏まれて喜ぶんだからジンにはご褒美にしかならない。

「……つまりアレか、ジン君が言っていた『相棒』ってのはミサキ君のことだったんだな。なるほど、それなら合点が行く」

 ジンは相棒のことを「グラマラスな女の子」と自慢していた。

 しかし、まともな感性の女の子に変態ジンの相棒など務まるはずがない。

 だが──中身が少年のミサキなら話は別だ。

 ジンの頬をねじるように踏みながら、ミサキは疲れたように言う。

「こいつとは腐れ縁なんです。アルマゲドンに誘ってくれたのもこいつで……ああ、ジンがよく言ってた『クールなお姉さま』のお客って」

「言うまでもなく俺だろうな」

 変態ジンを通じてニアミスしていたとは──世間は狭い。

 ミサキはグリグリと相棒をにじりながら語る。

「今日はこいつの頼みで、例のアダマント鉱石を採りに来たんです。こいつがアダマントを採ってる間に、俺は他のプレイヤーを倒してSP稼ぎ……って算段だったんですけど、まさかツバサさんと会えるなんて……」

 変態に感謝ですね、とミサキは一際強くジンを踏んだ。

「ああああああ~ん♪ 美少女の足裏で虐げられるこの陶酔感~っ!!」

 それがご褒美なのだから、ジンの変態ぶりも大したものだ。

 クロコと引き合わせたら──どうなるだろう?

 いや、やめよう。どんなキテレツな化学反応を起こすか読めない。

「よし、じゃあこうしないか?」

 状況を読んだツバサは、ミサキとジンに提案をする。

「ジン、君は一足先に洞窟でアダマント鉱石を好きなだけ採掘してくるといい。この様子だと、君が一番乗りになるんじゃないか?」

「ホワッ!? いいんですかお姉さま!?」

「ああ、俺が許そう。そして、君たちに独り占めさせてやる」

 その代わり──注文をつける前にジンが立ち上がった。

 商人みたいに揉み手をして、ヘコヘコとツバサに寄ってくる。

「わかってますとも! お姉さまやお嬢ちゃんやおチビちゃんの装備をアダマント製に一新! 他にも拠点改築やお望みの装備も承りまっせ~♪」

「わかってるじゃないか、話が早くて助かる」
「誰がおチビちゃんですか!?」

 チビと言われたのが心外か、マリナがミロの後ろから怒っていた。ツバサの「誰がお母さんだ」という決め台詞を子供っぽく真似たらしい。

 こちらの提案はすべてジンが上げてくれたので、ツバサから言うことはない。

「よし、商談成立だ……ミサキ君もそれで構わないか?」

「ええ、オレに異論はありません」

 ミサキもこころよい笑顔で同意してくれた。

「アシュラ時代に世話になった恩を思えば、安すぎて恥ずかしいくらいです」

「……律儀な少年だな、君も」

 こればかりは獅子翁のしつけが良かった、としか褒めようがない。

「それじゃあ俺ちゃん、アダマント採掘にレッツラゴーッ!!」

 よっぽど嬉しいのか、ジンはバレエダンサーみたいに片足で回転するように踊りながら洞窟へ突っ込んでいった。どうやって進んだのかは謎である。

「良かった……」

「どしたのマリナちゃん、変態が消えて安心した?」

 安堵するマリナを見て、ミロがその理由を探っていた。

「あ、いえ……前回のドンカイさんもそうでしたけど、アシュラを知ってる人たちがセンセイに会うと、また天変地異みたいなバトルが始まると思って……」

 ツバサとミサキは意気投合。

 アダマントを取り合うこともなく、目的も達成されそうだ。

 何事もなく平和に終わる──マリナはそう思っているのだろう。

「ハッハッハッ、何を言ってるのマリナちゃん」

 ミロは遠い目になって笑い、ツバサとミサキを指差した。

 そのツバサとミサキは──る気満々だった。

 ミロは道具箱インベントリから機動隊で使われるような大型ライオットシールドを取り出すと、黄色い工事現場用ヘルメットを被った。

るに決まってんでしょ、そんなもん」
「対ショック防御結界、展開します──10枚重ねぐらいで!」

「さて……本題はここからだよな?」

 ツバサは構えることはしない。基本的に自然体のままだ。

 だが、戦おうとして闘志に火をつけると、最近では魔術と連動してツバサから風が吹き荒れ、身体のあちこちから稲妻が弾けるようになった。

「ええ……ここで再会できたのは幸運でした」

 ミサキは油断なく身構える。

 アシュラ時代同様、身軽さを重視する打撃系な構えだ。気功系技能が連動しているのか、戦意と呼応して気のオーラが激しく噴き上がる。

「アシュラ時代のオレは、師匠にもツバサさんにも勝てた例しがなかった……でも、あれからオレも強くなりました……だから……ッ!」

「強くなった分、察しも良くなったんだろう? 戦う前から、俺の強さをなんとなく感じているようだしな。そして、自分との実力差も……」

 だけど───挑みたくてしょうがない。

 それでこそ、アシュラ・ストリートを生き抜いた者だ。

 ならば、フルコースで歓迎してやろう。

 遊び心を働かせたツバサは、妖艶さを意識した仕種で手招いてやる。

「おいで、こんな胸で良ければいくらでも貸してやる」
「では……遠慮なく!!」



 ミサキは遠慮なく、初手から全力でぶつかってきた。


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