2 / 5
序章
2話
しおりを挟む
長いこと眠っていると、頭が上手く働いてくれないことはよくある。風邪を引いた時なんか特にあるあるだ。そして今の私も至って健康体ではあるが、長い時間意識を失っていたからか頭がボーッとしていて目の前の光景についての情報を処理するのに普段の倍以上は時間が掛かっている。
ざっくり言うと、気弱そうだけどハンサムな男性が顔面蒼白で土下座している。相手は私だ。その後ろではこちらに背を向けているが鬼の形相なんだろうなってのが直感で分かるぐらい激怒している女性(恐らく美女)と、その女性の前でギャン泣きしながら怒られている男の子。因みに全員金髪の外国人。アウェーだ。
ようやく頭が正常に動き始めたところで私は自分の状況がおかしいことに気付く。大学生時代に留学して行ったギリシャの様式に似た柱が並ぶ煌びやかな広間と思わしき場所。床は大理石で、外は金色の雲が漂っている。そして感覚だからはっきり言えないが、パワースポットの比ではないレベルの神聖な空気。
私が異変に気付くのと同時に、男性は頭を大理石に擦りながら謝罪してきた。
『本当に、本当に申し訳ありませんでした!私どもの愚息のせいで、貴女をこちらに連れてきてしまい…!!』
「こちら?」
『はい…。俗に言う、"神の世界"というものです。私は数多くいる神々の中でも末端で、主に貴女が暮らしていた地球の監視・報告を生業とする者です』
「はぁ…」
馴染み深いものに例えるなら警備員か?ビルなんかで監視カメラを見てる人みたいな…アレか。
『そして、後ろに居るのは私の妻と息子でして…。その、息子が私の職に興味を持ち、それで一緒に地球の様子を見ていたのですが…私と妻が目を離した隙に神力を使って貴女に接触してしまい、そのままこちらに引っ張ってきてしまったのです…』
「あぁ、それで…」
遠い目で未だに終わりが見えない説教組の方を見ていると父親の神は申し訳ない気持ちでいっぱいのようで、こちらが可哀そうに思える程恐縮している。だが私は聖人君子なんかではないので、そこそこ腹が立ってもいる。ただ私の怒りを凌駕する怒りを母親である女神が語っているのでどうでもよくなってきた。
「それで、私は元の場所に帰れるんですか?」
『ッ……それが、その…』
「……あ?」
『ヒィ!言います!言います!!実は貴女の身体は既に消滅してしまったのです!!だから地球に戻っても魂だけの存在となり、やがて自然消滅してしまうのです!!誠に申し訳ありませんでした!!!』
正常に働いていた頭が痛みを訴え始めてきた。だがこればかりは私のちっぽけな脳みそでは何も解決策なんて思い浮かばない。神という存在に干渉された時点で普通ではなくなるのは覚悟していたつもりなのに、これはない。何でパワースポットでアンラッキーに見舞われなきゃいけないのか。
父親の必死な声がようやく耳に入ったのか母親の女性もこちらに来て旦那の隣りで土下座した。
『本当に、本当に申し訳ございませんでした…ッ』
「いや、起きちゃったことに関して謝られるだけでも困るんですけど。私どうなるんですか?死ぬんですか?」
『そんな!まだ寿命でもない貴女を死なせる訳には参りません!』
「参りませんって…もう私の身体は無いのに、一体どうしろって言うんですか」
『それなんですが、私どもだけでは判断出来ない為…上層部に相談しました所、貴女には地球があった世界と似て非なる世界に転移して頂くのは如何かとの案が出まして』
最悪の事態から余計に頭が痛くなる展開に…何だそのネット小説あるあるの都合の良すぎる話は。そんな話に簡単に乗って後から色々言われたり、厄介事に巻き込まれるのは面倒なのでお断りしたい。
けどお断りすると私の人生は納得のいかないまま終了させられてしまう。それだけは避けたい。だがこれは究極の選択すぎるしな…。
…もう少し詳しく聞いてみるか。
「私が居た世界と似て非なるってどういうことですか?」
『は、はい。"世界"というものは貴女の知る世界以外に数えきれない程存在します。正確な数字まではお教え出来ませんが、軽く億は超えます』
サラッとえげつない数字出されたけど…この際無視しよう。
『そして、それだけの数の世界があるとどうしても似た世界が出来てしまいます。しかし"完全に一緒"の世界というものはありません。全く同じ世界が出来てしまうと、元々あった世界に引き寄せられて衝突し、最悪は消滅してしまうからです。ですから私達末端の神はそういった事態にならないよう、世界1つ1つを監視して他の世界と似過ぎないようにしておりまして、それがまた大変で…。あ、すみません話を戻しますだから睨まないでください……ッ。ゴホン!そういった理由で、多少は似ていても生態系や環境が微妙に異なる世界が幾つかありますので、貴女にはその内の1つの世界で新しい生活をして頂ければと…』
「……私のメリットは?新しい生活を提供されても生きれなけりゃ意味がない。そこんとこ分かってるんですか?」
ただ新しい世界に送り込まれたって右も左も分からない。そんな場所で自力で生きろなんて言われた暁には、ご両親には申し訳ないが子どもにビンタの1発でもお見舞いしたい。それぐらいしても罰は当たらない、筈。まぁ当てる連中が目の前に居るんだけど。
私の質問をポジティブに受け取った神様夫婦は希望でも見えたのか顔色が若干良くなったまま捲し立てる。
『も、勿論です!こちらが出来る最大限の援助をさせて頂くつもりです!上層部からの了承も得ております!』
『私達が責任をもって衣食住を保証致します!愚息には今後一切接触させないようしっかり躾けます!』
『『ですから、どうか!!』』
「………………」
再び土下座した神様夫婦の後ろで今回の元凶である子どもが親の真似なのか猫みたいに丸まって頭を下げている。あれだ、"ごめん寝"ってヤツだ。
しかも泣きながらやってんのか嗚咽が小さく聞こえてくるから居た堪れなくて仕方がない。
「……ハァ…ちゃんとやってくださいよ、援助と躾け」
『!!は、はい!』
『寛大な選択、ありがとうございます!』
泣きそうになりつつも安堵の表情を見せる夫婦の間を抜け、未だにごめん寝を続ける子どもの頭に極力優しく手を置く。子どもは目の周りを赤く腫らした顔で私を見上げる。そんな顔を見せられれば、もう怒る気なんて無くなる。
「今回だけだ、次はない。分かったな?」
『ッ…ごべんな゛ざい゛ぃ~』
「はいはい、もういいから。あー擦るな擦るな。もっと痛くなるぞ」
『ひっぐ…、うん゛……』
子どもを泣き止ませている間、後ろでこの子の親である夫婦が呑気にポカンとしているが…アンタら親として大丈夫か?
ざっくり言うと、気弱そうだけどハンサムな男性が顔面蒼白で土下座している。相手は私だ。その後ろではこちらに背を向けているが鬼の形相なんだろうなってのが直感で分かるぐらい激怒している女性(恐らく美女)と、その女性の前でギャン泣きしながら怒られている男の子。因みに全員金髪の外国人。アウェーだ。
ようやく頭が正常に動き始めたところで私は自分の状況がおかしいことに気付く。大学生時代に留学して行ったギリシャの様式に似た柱が並ぶ煌びやかな広間と思わしき場所。床は大理石で、外は金色の雲が漂っている。そして感覚だからはっきり言えないが、パワースポットの比ではないレベルの神聖な空気。
私が異変に気付くのと同時に、男性は頭を大理石に擦りながら謝罪してきた。
『本当に、本当に申し訳ありませんでした!私どもの愚息のせいで、貴女をこちらに連れてきてしまい…!!』
「こちら?」
『はい…。俗に言う、"神の世界"というものです。私は数多くいる神々の中でも末端で、主に貴女が暮らしていた地球の監視・報告を生業とする者です』
「はぁ…」
馴染み深いものに例えるなら警備員か?ビルなんかで監視カメラを見てる人みたいな…アレか。
『そして、後ろに居るのは私の妻と息子でして…。その、息子が私の職に興味を持ち、それで一緒に地球の様子を見ていたのですが…私と妻が目を離した隙に神力を使って貴女に接触してしまい、そのままこちらに引っ張ってきてしまったのです…』
「あぁ、それで…」
遠い目で未だに終わりが見えない説教組の方を見ていると父親の神は申し訳ない気持ちでいっぱいのようで、こちらが可哀そうに思える程恐縮している。だが私は聖人君子なんかではないので、そこそこ腹が立ってもいる。ただ私の怒りを凌駕する怒りを母親である女神が語っているのでどうでもよくなってきた。
「それで、私は元の場所に帰れるんですか?」
『ッ……それが、その…』
「……あ?」
『ヒィ!言います!言います!!実は貴女の身体は既に消滅してしまったのです!!だから地球に戻っても魂だけの存在となり、やがて自然消滅してしまうのです!!誠に申し訳ありませんでした!!!』
正常に働いていた頭が痛みを訴え始めてきた。だがこればかりは私のちっぽけな脳みそでは何も解決策なんて思い浮かばない。神という存在に干渉された時点で普通ではなくなるのは覚悟していたつもりなのに、これはない。何でパワースポットでアンラッキーに見舞われなきゃいけないのか。
父親の必死な声がようやく耳に入ったのか母親の女性もこちらに来て旦那の隣りで土下座した。
『本当に、本当に申し訳ございませんでした…ッ』
「いや、起きちゃったことに関して謝られるだけでも困るんですけど。私どうなるんですか?死ぬんですか?」
『そんな!まだ寿命でもない貴女を死なせる訳には参りません!』
「参りませんって…もう私の身体は無いのに、一体どうしろって言うんですか」
『それなんですが、私どもだけでは判断出来ない為…上層部に相談しました所、貴女には地球があった世界と似て非なる世界に転移して頂くのは如何かとの案が出まして』
最悪の事態から余計に頭が痛くなる展開に…何だそのネット小説あるあるの都合の良すぎる話は。そんな話に簡単に乗って後から色々言われたり、厄介事に巻き込まれるのは面倒なのでお断りしたい。
けどお断りすると私の人生は納得のいかないまま終了させられてしまう。それだけは避けたい。だがこれは究極の選択すぎるしな…。
…もう少し詳しく聞いてみるか。
「私が居た世界と似て非なるってどういうことですか?」
『は、はい。"世界"というものは貴女の知る世界以外に数えきれない程存在します。正確な数字まではお教え出来ませんが、軽く億は超えます』
サラッとえげつない数字出されたけど…この際無視しよう。
『そして、それだけの数の世界があるとどうしても似た世界が出来てしまいます。しかし"完全に一緒"の世界というものはありません。全く同じ世界が出来てしまうと、元々あった世界に引き寄せられて衝突し、最悪は消滅してしまうからです。ですから私達末端の神はそういった事態にならないよう、世界1つ1つを監視して他の世界と似過ぎないようにしておりまして、それがまた大変で…。あ、すみません話を戻しますだから睨まないでください……ッ。ゴホン!そういった理由で、多少は似ていても生態系や環境が微妙に異なる世界が幾つかありますので、貴女にはその内の1つの世界で新しい生活をして頂ければと…』
「……私のメリットは?新しい生活を提供されても生きれなけりゃ意味がない。そこんとこ分かってるんですか?」
ただ新しい世界に送り込まれたって右も左も分からない。そんな場所で自力で生きろなんて言われた暁には、ご両親には申し訳ないが子どもにビンタの1発でもお見舞いしたい。それぐらいしても罰は当たらない、筈。まぁ当てる連中が目の前に居るんだけど。
私の質問をポジティブに受け取った神様夫婦は希望でも見えたのか顔色が若干良くなったまま捲し立てる。
『も、勿論です!こちらが出来る最大限の援助をさせて頂くつもりです!上層部からの了承も得ております!』
『私達が責任をもって衣食住を保証致します!愚息には今後一切接触させないようしっかり躾けます!』
『『ですから、どうか!!』』
「………………」
再び土下座した神様夫婦の後ろで今回の元凶である子どもが親の真似なのか猫みたいに丸まって頭を下げている。あれだ、"ごめん寝"ってヤツだ。
しかも泣きながらやってんのか嗚咽が小さく聞こえてくるから居た堪れなくて仕方がない。
「……ハァ…ちゃんとやってくださいよ、援助と躾け」
『!!は、はい!』
『寛大な選択、ありがとうございます!』
泣きそうになりつつも安堵の表情を見せる夫婦の間を抜け、未だにごめん寝を続ける子どもの頭に極力優しく手を置く。子どもは目の周りを赤く腫らした顔で私を見上げる。そんな顔を見せられれば、もう怒る気なんて無くなる。
「今回だけだ、次はない。分かったな?」
『ッ…ごべんな゛ざい゛ぃ~』
「はいはい、もういいから。あー擦るな擦るな。もっと痛くなるぞ」
『ひっぐ…、うん゛……』
子どもを泣き止ませている間、後ろでこの子の親である夫婦が呑気にポカンとしているが…アンタら親として大丈夫か?
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧桜 汐香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
聖女様、それもうドラゴンスレイヤーです。
ゆーしゃエホーマキ
ファンタジー
『召喚された聖女様がドラゴンスレイヤーの称号を!?』
どこにでも居る普通の女子大生――柊木冬莉が異世界に召喚されてから、一年が経とうとしていた。
今日はアルトクランツ王国の祝祭『冬送り』
かつて自分を助けてくれたドラゴン娘、フランとのデートの日だ。
うきうき気分なフユリは雪道で転んだり、屋台飯を頬張ったりで、フランからも心配されるほどはしゃぎすぎ?
それもそのはず。未知の土地で、聖女としてフランと旅をしてきた冬莉はいつしか彼女に並々ならぬ想いを寄せていた。
種族も違うし、女の子同士。
それでもフユリは想い続け、奇跡の力で幾度となく困難を乗り越えてきた。
そして、今日も。二人は最大の困難を乗り越える。
古の火竜ブレイフルムの末裔であるフランは体温が高く、体の一部は火傷するほど熱い。
「火傷してもいい。回復し続ければ平気です! 私、聖女ですから!」
――これは、聖女がドラゴンスレイヤーな異種百合ファンタジー。
百合の間に挟まる男は絶対に許さない物語である!
*この作品は、全5話となる短期連載作品です。
R15タグは保険です。
感想などいただけると嬉しいです!
◇小説家になろう、カクヨムにも投稿しています◇
https://ncode.syosetu.com/n2660in/
https://kakuyomu.jp/works/16817330667547330423
25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい
こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。
社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。
頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。
オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
猫耳幼女の異世界騎士団暮らし
namihoshi
ファンタジー
来年から大学生など田舎高校生みこ。
そんな中電車に跳ねられ死んだみこは目が覚めると森の中。
体は幼女、魔法はよわよわ。
何故か耳も尻尾も生えている。
住むところも食料もなく、街へ行くと捕まるかもしれない。
そんな状況の中みこは騎士団に拾われ、掃除、料理、洗濯…家事をして働くことになった。
何故自分はこの世界にいるのか、何故自分はこんな姿なのか、何もかもわからないミコはどんどん事件に巻き込まれて自分のことを知っていく…。
ストックが無くなりました。(絶望)
目標は失踪しない。
がんばります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる