24 / 57
6
しおりを挟む「……この話は終わりにしようか。で、その怪我の理由を教えてくれないかな?」
「……理由、ですか」
いきなり話題を変えた神影さんについて行けずにいると、「そうだよ」と笑われた。
「さっき巻き込まれたって言ってたじゃない。詳しく知りたいな」
「神影さんに話すような事じゃないですよ?」
「うん、でもアオくんの事なら知りたい」
そう言う神影さんは顔の前で手を組み、こちらをじっと見つめてきた。
笑顔だけど、その視線がなんだか怖い。
「……」
「教えてくれるよね?」
「じゃあ、これ飲んでから……」
アイスティーを飲むためにテーブルにあったストローに手を伸ばすと、神影さんの顔つきが変わった。
「アオくん、それ……」
「へ?」
「そのブレスレット、自分の?」
「え? これですか?」
神影さんの視線は蒼の手首に縫い付けられている。さっきまで袖で隠れていたブレスレットが手を伸ばした時に見えたらしい。
「そう……それ、自分の?」
「そうですけど……何か?」
阿知波は貸しただけかもしれないが、神影さんはBLACKを警戒しているようだし、あいつと知り合いだと気付かれない方がいいかもしれない。とりあえず自分のだということにした。
「そう……ならいいんだけど……僕の嫌いな奴がいつも同じのを着けててね、びっくりしちゃって」
「へえ……そういう偶然てあるんですね」
まさか阿知波の事じゃないよな。阿知波と神影さんに接点は無いはずだし。
神影さんは偶然と聞いて明らかにホッとしたような顔をしている。同じブレスレットの持ち主が本当に嫌いなんだろう。なんだか申し訳なくて、慌てて袖で隠しておいた。
アイスティーを飲んで一息つくと、神影さんの視線を痛いほど感じた。
「やっぱ、言わなきゃダメですか」
「うん」
笑ってはいるが、拒否する事を許さないといった声色だ。
「まあ……些細な事なんですけど……」
病院で先生に話した時ほど細かくはないが、同じ事を簡単に説明していく。もちろんトラウマが出た事は言わないつもりだ。余計に心配させてしまうから。
「……という感じです」
蒼が全てを話し終わると、聞いていた神影さんは眉間にしわを寄せていた。
「そのお友達は……ちゃんと謝ってくれた?」
「はい。これからはちゃんと守るからって言ってくれました。先生もそいつに責任取ってもらいなさいって」
「……離れようとは思わなかった?」
「思いました。でもそれを言ったら絶対に嫌だって、離れないって言われて……」
「へえ……その子はよっぽどアオ君が好きなんだねえ」
神影さんは軽く笑うと、しみじみと呟いた。
「はあ、そうだったみたいです……俺もまさかそこまで言われるとは思わなくて」
自分がそんなに想われていると気づかなかったし、あいつがそんなに思い詰めているとも思わなかった。やはり自分は鈍いのかもしれない。
昨日の事を思い出すと体温が上がってしまいそうだ。慌てて顔を伏せてやり過ごす。
すると小さな声が静かに聞こえた。
「……ったく、一緒にいるのが気に食わないだと? うちの学園じゃあるまいし……」
「……」
少し低めの不機嫌そうなその声は、今まで聞いた事の無いものだった。
神影さんだよな?
顔を上げて確認するが、目の前には神影さんしかいない。まわりを見渡しても他の客は帰ってしまったらしく、店内には自分達しかいなかった。
「あの……何か言いました?」
「え? 何でもないよ気にしないで」
「……もしかして怒ってます?」
「どうして僕がアオ君に怒るの? 理由が見当たらないけど?」
神影さんはさらりと躱すといつものように笑顔を浮かべた。こうされたら何を聞いても教えてくれないだろう。今までもそうだった。
「なら、いいです……」
「ねえアオ君」
「はい」
「僕も君を守っちゃダメかな?」
「え?」
いつの間にか手を握られ、神影さんの顔が近くなっていた。至近距離で見つめられ、目を逸らす事が難しくなる。
「君を守らせて欲しいんだ」
「あ、の……?」
「ダメかな?」
びっくりして手を離そうと力を入れるが、しっかりと握られた手は外れる気配がない。もしかして自分は力が弱いんだろうか。
それを見た神影さんが、再び同じ言葉を囁く。
「君が心配でたまらないんだ。守らせてくれないかな?」
いつもの笑顔は消えていて、今まで見た事のない真剣な表情がそこにはあった。
「……」
これは一体どういう意味だろうか。
護衛するという意味なのか、それとも阿知波と同じ……いやいやまさかな。
こんな短期間に続けて告白されるなんてありえないし、そう簡単に男を好きな人間が転がっているはずがない。阿知波の事があったから、敏感になっているだけだ。
「アオ君、ダメかな?」
悩む蒼を前に、神影さんはもう一度繰り返す。
力強い瞳を見ると心が揺れる。だが、二人の家は離れているし、寮住まいの神影さんが蒼を守るのはどう考えても無理だ。
気持ちは嬉しいが潔く断ろう。そう心に決めると、神影さんの顔をしっかりと見据えた。
「あの……」
「うん」
「お気持ちは嬉しいですけど……すみません遠慮します」
「アオ君……」
神影さんは肩を落とし、端から見てもがっかりしているように見えた。その姿に心の中で頭を下げながら、断る理由をゆっくり話していく。
「俺と神影さんの家は離れてますし、学校も違います。きっと俺を守るのは神影さんの負担になってしまうと思うんです。寮に住んでる方にわざわざ来ていただくのはちょっと、悪いっていうか……」
「え?」
「俺も子どもじゃありませんし、怪我してても一人で何でもできます。無理だったら友人がいますし。だから、すみません。せっかくのお言葉ですけど……神影さんのお力は借りなくても大丈夫です」
そこまで言って神影さんを見ると、なぜかポカンと口を開けている。
何かまずい事でも言っただろうか。
「アオ君……きみ、」
「え……俺、また何か気に障る事言ってましたか……?」
「もしかして、守るって……怪我が治るまでのボディーガードだと思ってる?」
「え? 違うんですか?」
おろおろしながら見つめると、神影さんは少し震えた後、一気に吹き出した。
「あーーはっはっ! もう……アオ君たら本当に天然なんだから……あー可笑しい……」
神影さんはヒイヒイ言いながら腹を抱えて笑っている。またしても何かがツボに入ったらしい。
つーか、この人がここまで笑っているのを初めて見た。
「あーヤバい……本当にアオ君には僕の気持ちが通じないなあ……可愛いけど」
目尻に浮かんだ涙を拭いながら、神影さんはヤバいと言い続けている。どこか楽しんでいるようにも見えるが、違っていたなら気を悪くしていないだろうか。
「す、すみません……本当に分からなくて」
慌てて頭を下げたが、まだ笑いが収まらないのか神影さんは腹のあたりを押さえていた。
「はー……笑った……まあ、通じないけど……通じないのが面白いかな」
「はあ……」
「ここまで通じない相手って初めて」
そして再びまっすぐに見つめてきた。
「好きって事だよ」
「へ?」
「だから、僕はアオ君が好きなの」
「俺も神影さんは好きですけど……」
神影さんはいつも優しいし、話していて安心できる。嫌いになるはずがなかった。素直に言ったつもりだが、神影さんは不服らしい。はあ……とため息をつくと蒼の顔を覗き込んでくる。
「アオ君の好きは知り合いとしてのライクでしょ? 僕の好きはラブの好きなんだけどな」
「ラブ……?」
「そう、ラブ。恋愛感情って事だよ」
「恋愛、感情……」
それが意味するものはひとつしかない。まさか神影さんまで蒼と付き合いたいと思っているという事だろうか。
「はは……まさか……神影さん冗談がすぎますよ?」
「冗談のつもりはないよ? いい加減信じて欲しいなあ」
少し眉を下げて肩をすくめる神影さんは嘘を言っているようには見えない。
まさか、本当に?
ゴクリと息を飲み、恐る恐る聞いてみる。
「それって、俺と恋人として付き合いたいとか……そういう意味ですか」
「そうだよ」
神影さんは即答した。どうしよう。
「……」
「君にキスしたいし、デートもしたい。恋人になって欲しい」
神影さんは蒼の手を取ると、再びぎゅっと握りしめた。
「……ダメかな?」
「「……」」
二人の間に沈黙が流れ、もう何時間もこうしているような感覚を覚えた。どう返事をすればいいんだろう。
神影さんには世話になっているし、傷つけたくはない。でも、付き合うという選択は絶対に無い。男と付き合うなんて阿知波一人で充分だ。
「すみません……お気持ちは嬉しいですけど、男と付き合うとか考えた事無くて……」
だいたいの男はこういう反応だろうし、無難に返す事にした。だが、神影さんは引いてはくれなかった。
「最初はその気が無くても構わないよ。アオ君がノーマルだってのは分かってるし。だから、形だけでもダメかな?」
「……」
「無理を言ってるのは分かってるんだ。でも、付き合ううちに好きになるって可能性もあるかもしれない。それに賭けちゃダメかな?」
神影さんは縋るような目で見つめてくる。本当に本気のようだった。
しかも、阿知波に言われた言葉とほとんど同じで、最初はその気が無くてもいいらしい。自分だったら虚しいと思うし耐えられない。
そんな事を平気で言える二人は、忍耐強くて器も大きいのだと実感した。
少し前の自分なら、心が動いていたかもしれない。それほど真剣な告白だ。でも、今は阿知波がいる。あれだけの想いをぶつけてくれたのだ。自分で受け入れた以上、裏切るつもりはない。
「すみません。何度言われても無理です」
「……本当にダメ?」
「はい……」
「そうか……」
神影さんは手を離し、椅子に深く身を沈めると天井を仰いだ。
「中学の頃からずっと好きだったんだけどなあ……」
「……すみません」
思わぬ告白にドキリとする。まさかそんな前から好意を寄せられていたなんて。
でも、自分は応えられない。下手に期待させても互いが辛いだけだ。何を言われても断るしかなかった。
「うん、まあ、仕方ないか。いきなり男に好きって言われても困るよね」
「神影さん……」
諦めてくれるんだろうか。さっきよりは声が明るい気がする。だが、ほっと息を吐いてアイスティーに手を伸ばすと、信じられない言葉が聞こえてきた。
「だから、君が振り向くまで頑張ろうと思う」
「は?」
神影さんはいつものように微笑んでいて、悪意は感じられない。でも、その目は笑っていなかった。
「君は僕の事をよく知らないだろ? だから少しずつ知ってもらって、好きになって貰おうかと」
「俺、男に興味ないんですけど……」
「前例が無いからそう思うんだよ。君は押しに弱いみたいだから、絶対に好きになって貰う自信はある」
「……」
「もちろん無理やり弱みを握ったりはしないから安心して。君に嫌われたら元も子もないからね」
「あ、の……」
どうしよう。どうしたらいいんだ。
神影さんの目は本気だ。本気で自分を落とそうとしている。身体中から冷や汗が吹き出してしまった。
神影さんは基本的にいい人だ。でも、強引な所を今まで何度も見ていて、いつの間にかペースに巻き込まれている事が多い。この様子だと諦める気はないらしい。
こんな時にどうしてあいつは来ないんだ。こんな大事な時に。
(今……何時だ……?)
店の壁に掛けてある時計に目を向けると、ここに入ってから一時間が経過していた。
あいつが早く来ていれば神影さんに告白されなかったかもしれないのに。
「くそっ……あいつ、ぶっ殺す……」
思わず口にしてしまうと、神影さんが眉を寄せた。
「アオ君? 何か言った?」
「え? いや、何でもありません……はは」
「おかしいな……ぶっ殺すって聞こえたんだけど……」
「き、気のせいですよ」
「そう? そうだよね。アオ君がそんな事言うはずないよねえ」
「ええ……」
ちょっと無理があるような気がしたが、何とか信じてくれたらしい。この時ばかりは蒼を過大評価している神影さんに感謝した。
しばらく首を捻っていた神影さんだが、まあいいかと呟くと蒼の目を見つめてきた。
「……という事でアオ君」
「は、はい」
「これから覚悟してね?」
「……」
「絶対に君を振り向かせてみせるから」
そう宣言する神影さんは、本当に振り向かせる自信があるらしい。そういう経験があるのかもしれない。これだけかっこよかったら頷けるけど。
「……」
やっぱり恋人がいるって言った方がいいよな。でも相手が男だと分かれば余計に諦めてくれない気がする。そこは伏せて、恋人がいるとだけ言えばいいか。
そう決心して、神影さんに話しかけた。
「あの、実は俺、こい……」
「ちわーっす! おじさんおばさん、お久しぶり~!」
「「え?」」
だが、肝心な部分を口にしようとしたら突然入口の扉が開き、誰かが入ってきた。蒼の声は、その人物の声に消されてしまった。
「あ、影さん……その子誰~?」
「……影さん、お疲れ様です」
入ってきたのは二人で、神影さんと蒼を見るなり挨拶をしてきた。そういえば神影さんと同じ制服を着ている。
「あらあら、二人ともいらっしゃい。好きな所に座ってね」
そして、声に気づいた奥さんがカウンターの奥から出てきて二人を迎えていた。奥さんとも知り合いらしい。常連なのかもしれない。
「おばさんありがと! オレ、イチゴミルクね」
「……アイスコーヒー」
「はいはい、待っててね」
なぜか蒼達の隣の席に座った二人はメニューも見ずに注文した。やっぱり常連らしい。そして、蒼をじろじろと見つめ、神影さんと交互に眺め始めた。
イチゴミルクの男は金髪に少し長めのアシメで、髪で隠れた左耳にピアスがちらついているのが見える。体格は標準だが人懐っこそうな、少し女性らしい顔立ちだ。
対して、もう一人の男は黒髪の短髪を少し立たせていて、見るからに怖そうだ。身長は阿知波くらいあるだろうか。体格も良く、何か格闘技でもやっているんじゃないかと思うほどたくましい。
そこまで対称的な二人の共通点が分からず戸惑っていると、金髪の男が話しかけてきた。
「ねえ君、名前なんて言うの~?」
興味津々といった目で見つめられ、思わず素直に口にしてしまう。
「あ……俺は望月……」
「アオ君、言わなくていいよ」
すると神影さんがすかさず止めに入った。その顔は険しくなっていて、どこか怖い。知り合いではないんだろうか。
「え……でも、神影さんの知り合いでは……」
「知り合いだけど言わなくていい」
きっぱりと告げる神影さんの考えが理解できない。知り合いなら挨拶した方がいいと思うんだけど。
いきなり態度が冷たくなった神影さんに何も言えなくなり、大人しく口をつぐんでいると、空気が凍ったように冷たくなったのが分かった。
しかし、それを破ったのは金髪の男。
「……アオ君? 君、アオ君て呼ばれてるの?」
「え……?」
「藤、黙れ」
藤と呼ばれた金髪の男はなぜかニヤニヤしていて、さっきよりも目が輝いていた。何があったんだろう。
黙れと言われても男が黙る事はなく、蒼の隣に移動してきたかと思うといきなり肩を組んできた。
「君、影さんにアオ君て呼ばれてるの~?」
「はい、そうですけど……あの……」
「石蕗(つわぶき)君、聞いた~?」
「はい」
金髪が黒髪の男に話しかけると、素直にうんと頷いている。どうやら黒髪の男は石蕗というらしい。
「藤、いい加減にしねえと……」
イライラしたように二人を睨んだ神影さんだが、金髪の男の勢いは止まらなかった。
男はそのまま蒼を抱き締め、嬉しそうに叫んだ。
「会いたかったよアオ君!」
0
お気に入りに追加
243
あなたにおすすめの小説
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
[BL]デキソコナイ
明日葉 ゆゐ
BL
特別進学クラスの優等生の喫煙現場に遭遇してしまった校内一の問題児。見ていない振りをして立ち去ろうとするが、なぜか優等生に怪我を負わされ、手当てのために家に連れて行かれることに。決して交わることのなかった2人の不思議な関係が始まる。(別サイトに投稿していた作品になります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる