17 / 19
王都【ベルフォン】編
#17 お前が良いんだ
しおりを挟む
「昨日も話したと思うが…あいつは、元孤児なんだ」
空になった杯をカウンターへと置いたダインは、そう言って視線を移動させる。
その先には———、衛兵達と何やら楽しそうに談笑に興じる、幼い少女の姿。
「両親のことを聞いたことはねえが、ありゃ多分…死別したんだろう。俺が最初に出会った時、あいつは心を閉ざしっ放しだったんだ」
「え…リュナがですか?」
とても信じられない———、と、レイは思わず目を丸くする。
一方、ダインはそれを見て、まあそうだよなと言わんばかりの苦笑を浮かべる。
「今でこそあんな感じだがな、当時は何があっても笑わない奴だったよ。食事をしても、話をしても…表情一つ崩さねえから参ったもんだぜ」
「…じゃあ、今は」
「ああ…徐々にではあったが、ああして笑うようになっていったんだ。こう言っちゃなんだがよ…俺とここで過ごしていく中で、あいつ自身、思うところもあったんだろうよ」
情景。そう語るダインの瞳が、また少しばかり潤み出したのを、レイは確かに見逃さなかった。
「それなら…彼女はここに居た方がいいのでは?」
「…いや、違うんだ。レイ、お前だからこそ頼みたいんだ」
そう言うとダインは、くるりとその場を向き直ると、今一度、レイと顔を突き合わせるようにして対面する。
そして———、今度は言い淀むことなく、はっきりとした自分の言葉によって放った。
「お前といる時のリュナを見て、確信したんだ。お前なら…あいつを真っ直ぐ導いてやれる。真っ直ぐに導いて…その過去すらも、清算してやれるってな」
「………」
簡単には、答えられなかった。
何故なら———、ダインの気迫が、意気込みが、他のどれより真剣なものだったから。
「…僕に、務まるでしょうか」
「勿論、やれるさ。育てて来たこの俺が言うんだ。心配は要らねえよ。…それにな、意地の悪いことを言わせて貰うが」
「…?」
「俺だって、国王代理を引き受けるんだぞ? これでお前が不安だからっつうのは…ちょっと公平じゃないよな?」
「…!」
ニヤリとした笑みをしてそう言うと、ダインは放置していた自分の杯に、なみなみと酒を注いでいく。
その様子を呆然としつつ眺め———、レイは、少しの間考えを巡らせた。
(今こうして思えば…僕とリュナは、どこか似ているところがあるのかも知れない)
似ている、とは、彼の境遇である。
曰く———、実はレイも、幼くして母親を亡くした身であるということ。
(状況や経緯は違くても…辛さは分かる。助けてくれる人がいるにしても、一人って…本当に辛いんだ。僕の場合、村の皆が居てくれたから何とか立ち直れたけど…リュナは?)
ダインと出会い、人と笑えるようになったのは、確かに良いことだ。
だけど———、その前は?
(きっと一人で…たった一人だけで、両親の死と向き合っていたんだ。それこそ…笑顔を忘れてしまうくらいに)
その絶望は、一体どれほど残酷なものか———、想像に難くない。
人が一つの感情を失くしてしまうほどだ、それはもう、思い出したくもない過去に違いない筈。
実際、笑えるようになったというのも、そんな記憶に少なからず蓋をしてのことだろう。
もしこれで、ダインにも拾われることがなければ———、
(…真っ直ぐに導いてやれる、か)
彼女には理解者が必要だ、先刻のダインの発言には、そうした意味があるのだということに彼は気がついた。
一度目のそれは、ダインと巡り会えたことによる、感情の回復。
そして二度目———、次なる役目は、今、レイの手へと。
ダインはその大役を、彼にこそ託すと、そう言っている訳だ。
「…僕で良いんですね、ダインさん」
「ああ。お前が良いんだ、レイ」
決心は済んだ、と、隣を見やるレイ。
するとそれに応えて、今にも溢れそうなまでに酒が注がれた杯を掲げながら、ダインはそう断言した。
ここまで言われて、引き受けない訳にはいかない。
国王代理を請けてもらったという負い目もあるにはあるが———、しかしそれ以上に、任されたものの重大さが、レイの心を律させる。
この先の旅路、一体どんなことが起こるのか、それは誰にも分からない。
だが———、彼女を一人にすることだけは、絶対にしない。
それだけは———、してはいけない。
「分かりました…精一杯、やらせて貰います」
「そうこなくっちゃな。お前に頼んで正解だったぜ」
真剣な表情のレイ、フッと笑んだダイン。
双方、腹は決まった。
ならば後は———、杯を交わすだけ。
「「乾杯」」
カァンという、心地の良い乾いた音が響いた後、二人は杯の中の酒を一気に流し込む。
一人はこれからの旅の先行きを、そしてもう一人は、これからの二人の行く先を想いながら。
レイとダイン、そしてリュナ。彼らの運命が動き出すと共に———、決意の夜は更けていく。
~ ☆ ~
時は戻って———、下町広場。
「では、そろそろ行きます。皆さんも、どうかお元気で」
「おう。またな、レイ」
「いつでも帰って来いよ! そん時は盛大に迎えてやるぜ!」
「留守は任せろ! 【ベルフォン】には、俺達がいるからな!」
最後に一つ、レイが頭を下げると同時に、周囲の者達からはそんな温かい言葉の数々がかけられる。
ただ一人———、未だ彼らの後方で、顔をやや俯かせた少女を除いては。
「…あの、ダインさん」
「ああ…てっきり自分から言い出すと思ったんだがな。すまんが、念の為地下に入ったら少し待ってて貰えるか?」
「それは構いませんけど…」
小声でダインとそう交わしつつ、少女———、リュナの方へと視線をやったレイ。
何を思っているのか、何をしようとしているのか。ここからでは、その表情を読み取ることさえ出来ない。
そしてそれは、当の依頼主であるダインでさえも、また同じだった。
「最悪、俺が言い聞かせるからよ。それでもダメなら…仕方ねえ、力づくで追い出す形で…」
「い、いやいや! それはマズいです! 第一、リュナが本当に行きたいと思ってるのかも…」
ばつの悪そうな顔でそんなことを口走るダインに、レイは慌てて制止をかける。
というのも、昨晩のこと———。聖戦前夜に倣い、再びリュナの部屋を借りて夜を明かした彼だったが、結局その時間を経てしても、リュナからは特に何も聞くことが出来ないでいたのだった。
(ひょっとすると、これ、別に何とも思っていないのでは…)
自分やダインが舞い上がっていただけの可能性も案じ、心配を抱えながら眠りについたのは、正直なところ否定出来ない。
ましてや、こんな気弱な思考をする奴に、着いていきたいだなんて———、と。
「…ッ、待って!」
「…!」
振り絞られた一声。
その声を、二人は待っていた。
「…どうした、リュナ」
「え、えっと、その…」
振り返ることなく、ダインは問う。
それに対し———、声の主であるリュナは、斯くも言い辛そうに声を潜めながらも、何処か曖昧とした言葉を紡いでいく。
「本当に…勝手だっていうのは、分かってるけど…でも、それでも、私は…」
「…何が言いてえんだ」
その一言を中々言えずにいる彼女へ、ダインは語気を少しだけ強めてみせる。
すると、それに煽られてか、意を決したようにして俯かせていた顔を上げたリュナは———。
「私…レイと一緒に行きたい」
一緒に行って、旅がしたい———、と、彼女はそう続けるのだった。
空になった杯をカウンターへと置いたダインは、そう言って視線を移動させる。
その先には———、衛兵達と何やら楽しそうに談笑に興じる、幼い少女の姿。
「両親のことを聞いたことはねえが、ありゃ多分…死別したんだろう。俺が最初に出会った時、あいつは心を閉ざしっ放しだったんだ」
「え…リュナがですか?」
とても信じられない———、と、レイは思わず目を丸くする。
一方、ダインはそれを見て、まあそうだよなと言わんばかりの苦笑を浮かべる。
「今でこそあんな感じだがな、当時は何があっても笑わない奴だったよ。食事をしても、話をしても…表情一つ崩さねえから参ったもんだぜ」
「…じゃあ、今は」
「ああ…徐々にではあったが、ああして笑うようになっていったんだ。こう言っちゃなんだがよ…俺とここで過ごしていく中で、あいつ自身、思うところもあったんだろうよ」
情景。そう語るダインの瞳が、また少しばかり潤み出したのを、レイは確かに見逃さなかった。
「それなら…彼女はここに居た方がいいのでは?」
「…いや、違うんだ。レイ、お前だからこそ頼みたいんだ」
そう言うとダインは、くるりとその場を向き直ると、今一度、レイと顔を突き合わせるようにして対面する。
そして———、今度は言い淀むことなく、はっきりとした自分の言葉によって放った。
「お前といる時のリュナを見て、確信したんだ。お前なら…あいつを真っ直ぐ導いてやれる。真っ直ぐに導いて…その過去すらも、清算してやれるってな」
「………」
簡単には、答えられなかった。
何故なら———、ダインの気迫が、意気込みが、他のどれより真剣なものだったから。
「…僕に、務まるでしょうか」
「勿論、やれるさ。育てて来たこの俺が言うんだ。心配は要らねえよ。…それにな、意地の悪いことを言わせて貰うが」
「…?」
「俺だって、国王代理を引き受けるんだぞ? これでお前が不安だからっつうのは…ちょっと公平じゃないよな?」
「…!」
ニヤリとした笑みをしてそう言うと、ダインは放置していた自分の杯に、なみなみと酒を注いでいく。
その様子を呆然としつつ眺め———、レイは、少しの間考えを巡らせた。
(今こうして思えば…僕とリュナは、どこか似ているところがあるのかも知れない)
似ている、とは、彼の境遇である。
曰く———、実はレイも、幼くして母親を亡くした身であるということ。
(状況や経緯は違くても…辛さは分かる。助けてくれる人がいるにしても、一人って…本当に辛いんだ。僕の場合、村の皆が居てくれたから何とか立ち直れたけど…リュナは?)
ダインと出会い、人と笑えるようになったのは、確かに良いことだ。
だけど———、その前は?
(きっと一人で…たった一人だけで、両親の死と向き合っていたんだ。それこそ…笑顔を忘れてしまうくらいに)
その絶望は、一体どれほど残酷なものか———、想像に難くない。
人が一つの感情を失くしてしまうほどだ、それはもう、思い出したくもない過去に違いない筈。
実際、笑えるようになったというのも、そんな記憶に少なからず蓋をしてのことだろう。
もしこれで、ダインにも拾われることがなければ———、
(…真っ直ぐに導いてやれる、か)
彼女には理解者が必要だ、先刻のダインの発言には、そうした意味があるのだということに彼は気がついた。
一度目のそれは、ダインと巡り会えたことによる、感情の回復。
そして二度目———、次なる役目は、今、レイの手へと。
ダインはその大役を、彼にこそ託すと、そう言っている訳だ。
「…僕で良いんですね、ダインさん」
「ああ。お前が良いんだ、レイ」
決心は済んだ、と、隣を見やるレイ。
するとそれに応えて、今にも溢れそうなまでに酒が注がれた杯を掲げながら、ダインはそう断言した。
ここまで言われて、引き受けない訳にはいかない。
国王代理を請けてもらったという負い目もあるにはあるが———、しかしそれ以上に、任されたものの重大さが、レイの心を律させる。
この先の旅路、一体どんなことが起こるのか、それは誰にも分からない。
だが———、彼女を一人にすることだけは、絶対にしない。
それだけは———、してはいけない。
「分かりました…精一杯、やらせて貰います」
「そうこなくっちゃな。お前に頼んで正解だったぜ」
真剣な表情のレイ、フッと笑んだダイン。
双方、腹は決まった。
ならば後は———、杯を交わすだけ。
「「乾杯」」
カァンという、心地の良い乾いた音が響いた後、二人は杯の中の酒を一気に流し込む。
一人はこれからの旅の先行きを、そしてもう一人は、これからの二人の行く先を想いながら。
レイとダイン、そしてリュナ。彼らの運命が動き出すと共に———、決意の夜は更けていく。
~ ☆ ~
時は戻って———、下町広場。
「では、そろそろ行きます。皆さんも、どうかお元気で」
「おう。またな、レイ」
「いつでも帰って来いよ! そん時は盛大に迎えてやるぜ!」
「留守は任せろ! 【ベルフォン】には、俺達がいるからな!」
最後に一つ、レイが頭を下げると同時に、周囲の者達からはそんな温かい言葉の数々がかけられる。
ただ一人———、未だ彼らの後方で、顔をやや俯かせた少女を除いては。
「…あの、ダインさん」
「ああ…てっきり自分から言い出すと思ったんだがな。すまんが、念の為地下に入ったら少し待ってて貰えるか?」
「それは構いませんけど…」
小声でダインとそう交わしつつ、少女———、リュナの方へと視線をやったレイ。
何を思っているのか、何をしようとしているのか。ここからでは、その表情を読み取ることさえ出来ない。
そしてそれは、当の依頼主であるダインでさえも、また同じだった。
「最悪、俺が言い聞かせるからよ。それでもダメなら…仕方ねえ、力づくで追い出す形で…」
「い、いやいや! それはマズいです! 第一、リュナが本当に行きたいと思ってるのかも…」
ばつの悪そうな顔でそんなことを口走るダインに、レイは慌てて制止をかける。
というのも、昨晩のこと———。聖戦前夜に倣い、再びリュナの部屋を借りて夜を明かした彼だったが、結局その時間を経てしても、リュナからは特に何も聞くことが出来ないでいたのだった。
(ひょっとすると、これ、別に何とも思っていないのでは…)
自分やダインが舞い上がっていただけの可能性も案じ、心配を抱えながら眠りについたのは、正直なところ否定出来ない。
ましてや、こんな気弱な思考をする奴に、着いていきたいだなんて———、と。
「…ッ、待って!」
「…!」
振り絞られた一声。
その声を、二人は待っていた。
「…どうした、リュナ」
「え、えっと、その…」
振り返ることなく、ダインは問う。
それに対し———、声の主であるリュナは、斯くも言い辛そうに声を潜めながらも、何処か曖昧とした言葉を紡いでいく。
「本当に…勝手だっていうのは、分かってるけど…でも、それでも、私は…」
「…何が言いてえんだ」
その一言を中々言えずにいる彼女へ、ダインは語気を少しだけ強めてみせる。
すると、それに煽られてか、意を決したようにして俯かせていた顔を上げたリュナは———。
「私…レイと一緒に行きたい」
一緒に行って、旅がしたい———、と、彼女はそう続けるのだった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
異世界少女は大人になる
黒鴉宙ニ
ファンタジー
突然異世界へとやって来た14歳の緋井奈 琴乃(ひいな ことの)。彼女の能力はただ水を出すだけ。異世界生活にワクワクする時間はなく、たまたまスタンピードの影響で難民となった人たちの間に紛れることに。故郷を魔物によって奪われた人々は琴乃以上に大変そうで、異世界生活を楽しむなんて忘れてただただ順応していく。王子や騎士と出会っても自分が異世界人と告げることもなく難民の1人として親交を深めていく。就職したり人間関係で戸惑ったり……14歳の少女は傷つきながらも一歩ずつ前へ進んでいく。
4万字ほどストックがあるのでそれまで連続更新していきます。またストックが溜まったら更新していく感じです。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
名前を書くとお漏らしさせることが出来るノートを拾ったのでイジメてくる女子に復讐します。ついでにアイドルとかも漏らさせてやりたい放題します
カルラ アンジェリ
ファンタジー
平凡な高校生暁 大地は陰キャな性格も手伝って女子からイジメられていた。
そんな毎日に鬱憤が溜まっていたが相手が女子では暴力でやり返すことも出来ず苦しんでいた大地はある日一冊のノートを拾う。
それはお漏らしノートという物でこれに名前を書くと対象を自在にお漏らしさせることが出来るというのだ。
これを使い主人公はいじめっ子女子たちに復讐を開始する。
更にそれがきっかけで元からあったお漏らしフェチの素養は高まりアイドルも漏らさせていきやりたい放題することに。
ネット上ではこの怪事件が何らかの超常現象の力と話題になりそれを失禁王から略してシンと呼び一部から奉られることになる。
しかしその変態行為を許さない美少女名探偵が現れシンの正体を暴くことを誓い……
これはそんな一人の変態男と美少女名探偵の頭脳戦とお漏らしを楽しむ物語。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話
白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。
世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。
その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。
裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。
だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。
そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!!
感想大歓迎です!
※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる