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第18話
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「なぁ、水上さんよぉ。いつからそんなラブコメ主人公みたいな事する様になったんだ? 」
俺の前の席に座っていた臼井が声を掛けて来た。
というか、お前の席はそこじゃ無いだろうよ。とは思ったけども。
「い、いや、全くそんなつもりは……」
そう返すのが精一杯だった。
「別に良いけどよ――。何だかお前が遠くに行っちまう気がして俺っちは寂しいぜ」
とほほ。みたいな表情されても、実際俺はそんなつもりは……。
臼井もそう言い残し自席へと帰って行った。
しかし、確かに突然クラスの女子と仲良くなってあんな事までした訳で。
すまんな臼井。俺は先に行かせて貰うぞ。
何て訳の分からない事を考えている内にホームルームが始まった。
☆☆☆☆☆
気が付くと昼休みになっていた。
午前中はずっと昨日の騎上さんとのキスの感触と胸の感触がフラッシュバックしていたせいで、何も手に付かなかった。
「あ……飯。買いに行かなきゃ」
今日は購買でパンでも買えば良いと思っていたから、昼飯は何も持って来ていない。
既にクラスの半数が教室に居ない事を考えると、大した商品は残っていないであろう事が良そうされる。
「はぁ……まぁ仕方ないか」
誰に言うでもなく独り言ち、教室を出て購買まで向かう。
その途中、桜岡さんが他のクラスの男子に呼ばれて立ち入り禁止の屋上へと続く階段へと向かう現場を目撃した。
うちの学校は上履きの色で学年が分かるから、同じ学年の男子なんだけど。
誰だろう。見た事ないかも。
普段なら気にも留めない光景だったけど、その時は何故か気になってしまったんだ。
多分、アプリで初めて盗撮したのが桜岡さんだったからなのかも知れないけど、好奇心が食欲を上回ってしまった。
そして、人通りの無い階段を上って行く二人を追う事にした。
俺の前の席に座っていた臼井が声を掛けて来た。
というか、お前の席はそこじゃ無いだろうよ。とは思ったけども。
「い、いや、全くそんなつもりは……」
そう返すのが精一杯だった。
「別に良いけどよ――。何だかお前が遠くに行っちまう気がして俺っちは寂しいぜ」
とほほ。みたいな表情されても、実際俺はそんなつもりは……。
臼井もそう言い残し自席へと帰って行った。
しかし、確かに突然クラスの女子と仲良くなってあんな事までした訳で。
すまんな臼井。俺は先に行かせて貰うぞ。
何て訳の分からない事を考えている内にホームルームが始まった。
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気が付くと昼休みになっていた。
午前中はずっと昨日の騎上さんとのキスの感触と胸の感触がフラッシュバックしていたせいで、何も手に付かなかった。
「あ……飯。買いに行かなきゃ」
今日は購買でパンでも買えば良いと思っていたから、昼飯は何も持って来ていない。
既にクラスの半数が教室に居ない事を考えると、大した商品は残っていないであろう事が良そうされる。
「はぁ……まぁ仕方ないか」
誰に言うでもなく独り言ち、教室を出て購買まで向かう。
その途中、桜岡さんが他のクラスの男子に呼ばれて立ち入り禁止の屋上へと続く階段へと向かう現場を目撃した。
うちの学校は上履きの色で学年が分かるから、同じ学年の男子なんだけど。
誰だろう。見た事ないかも。
普段なら気にも留めない光景だったけど、その時は何故か気になってしまったんだ。
多分、アプリで初めて盗撮したのが桜岡さんだったからなのかも知れないけど、好奇心が食欲を上回ってしまった。
そして、人通りの無い階段を上って行く二人を追う事にした。
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