3 / 28
第3話
しおりを挟む―盗撮に成功しました―
―写真をコレクションします―
―モニター様は残り19人まで登録できます―
―該当人物未登録―
あと19人登録出来るから…やっぱり男子は登録出来ない事が証明されたか。
とりあえず登録しよう。
―名簿情報を登録しました―
―騎上 幸子―
好感度:50
性感度:50
―コレクション―
着衣:0枚
下着:1枚 【閲覧する】
裸体:0枚
性器:0枚
「え?」
俺は飛び起き、スマホを凝視した。
下着…?まさか!
コレクションに追加された下着の項目の【閲覧】をクリックする。すると…。
立ち上がったタイミングで、少し風の悪戯があったのだろう。スカートが少し捲れて、形の良いお尻が半分映っている。そして、薄い水色のパンツも写真には納まっていた…。
あぁ…どうせなら全体が見たかった…。なんて贅沢な事は言えないけど、これはラッキーだった。
あ…エロイなぁ…。同級生のおパンツ。今夜はこれで…。
俺位のレベルになると(なんの?)、この写真だけでも2回は余裕さ。
騎上さんはスカートが捲れた後に俺の方を見たけど、何食わぬ顔でスマホを弄っている俺をみて、何事も無かった様に帰って行った。
きっとパンツ見られた!とでも思っているのだろう。まぁ、ある意味正解なんだけどね。
さてさて、嬉しい誤算があったけど、それよりも気になる事が在る訳だよ。
そう、好感度と性感度が50ってさ。いや、意味分からんじゃん。
騎上さんは大人しい部類の女子で、休み時間に良く読書をしている。
眼鏡をかけていて、髪はポニーテールで纏めている。
決して美人さんって訳では無いけど、それでも俺の中では可愛い部類に入る。寧ろ、女の子は余程の事が無い限り可愛いと思ってる。いや、そんなもんだって。
騎上さんは真面目キャラだけど、スカートは短いかも知れないな。案外こういう真面目な子の方が、性に関して興味が強かったりするんだよな。って思ってたんだけど、この性感度を見る限り、かなりエロイのかも知れない。
どうやってそんなに感度が上がるのかは分からないけど、想像するに…それはもう、一人で致すしかないのではないか?そう、オナニーだよ。
女の子もオナニーするってエロ本にも書いてあったしな。
そうなると桜岡さんは性感度30だったから、そんなにオナニーしてない感じかな?
女の子がオナニーしてるとか、想像しただけで勃起しちゃうよね。だって思春期だもん。
好感度が50か…。つまり桜岡さんがどれだけ低いのかが分かってしまったな。あくまで100がMaxだとしたらだけど。
んー、そう考えると好感度も性感度も50って普通って事なのかも知れないな。エロイ方が興奮するんだけどな。
これに関しては、サンプルを増やさないと何とも言えないけどね。
気が付けば教室には俺だけしか居なくなっていた。
かなり変な奴だと思われるのも嫌だから、そろそろ帰ろうか。
カバンを手に、教室を出ようとした所で担任に呼び取れられた。
「あら、三上君。随分遅くまで残ってたのね、珍しい。何かあった?」
俺のクラスの担任の「石渡 琴音」先生だ。
確か今年で27歳にだっけ?彼氏が居るのか教えてくれないけど、きっといるんだろうな。だって可愛いもんな。
大人しめのブラウンのボブカットとか…。可愛すぎる(当社比)
今日は白いポロシャツに丈の短いワイドパンツを合わせている。大人の女の人って感じ。
たまに着て来るスーツスタイルも結構好きなんだけどね。
「あ、部活でも入ろうか考えてたんですけどね」
嘘は言っていない。
「あら、良いじゃない。何にするの?」
「あ、いや…やっぱりどれも向いてない気がして…」
「折角の高校生活なんだし、色々やってみたら?あっという間に終わっちゃうよ?高校生なんて」
「そうなんですけどね…もう少し考えてみますね」
「うんうん、そうしなさいっ。じゃあ、気を付けて帰るのよ」
そんな会話をしながら先生と別れる。さぁ家に帰る事にしようか。
「出来たら色んな事を先生としたいです」なんて言ったら、多分生徒指導室行きだから言えないけどさ。年上の女の人には憧れもあるんですよ。エロそうだし。
去っていく先生の後姿を例のアプリで撮ってみた。
―盗撮に成功しました―
―写真をコレクションします―
―モニター様は残り18人まで登録できます―
―該当人物未登録―
後姿でも認識されるのか…それは凄いな。あー、でも着衣だから初回特典の1Ptか。まぁ、とりあえず登録しよう。
―名簿情報を登録しました―
―石渡 琴音―
好感度:30
性感度:60
―コレクション―
着衣:1枚 【閲覧する】
下着:0枚
裸体:0枚
性器:0枚
好感度は30か…。これは教師と生徒の関係だったらこんなもんか。
あ、という事は、俺って桜岡さんに嫌われてるのかな…。それはショックだ。
…いや、まだ分からないじゃないかっ!
それにしても。性感度60…やはり経験の差なのか?!くそうっ、彼氏が羨ましいぞ!絶対あんな事やこんな事まで!
いかん。妄想が過ぎるか…。
……帰ろう。
0
お気に入りに追加
72
あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる