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第66話 傀儡工房村、襲撃(6) ミカエル
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アレスは作業部屋全体を見回した。悪臭を放つ汚泥のような暗黒物質や、赤色に発光する液体を入れた壺がそこかしこにあった。
「あれが材料か?」
「ああ。ヘドロみたいな黒いのが肉体の材料。赤い液体が原液って呼ばれる、傀儡魂の材料だ」
「どうやって破壊したらいいだろう」
「肉体の材料は普通に燃やせる。傀儡魂の材料は魂攻撃か、お前達の『神聖魔法』ってやつが有効だと思う」
「やってみよう。——聖なる雨!」
霧雨のように、聖なる光の粒がその場に降り注いだ。
これはまだ悪霊化していない、浮遊霊や地縛霊を霊界に送り届けるための、弱めの神聖魔法だ。
聖なる雨を浴びた赤色の液体の中、ぽわん、と丸い泡が生じた。泡はそのまま光るシャボン玉となって液体から空気中に浮かび上がり、すうっと天井に消えて行った。液体は色を失い、ただの透明な水のように変化した。
「うん、成功だな。これでやって行こう……」
その時、ガチャリと扉を開けるものがあった。
一人の職人天使が入ってきたところだった。
「なっ……?こ、これは一体!?」
部屋の中の惨状に息を飲んでいる。
アレスとレリエルを交互に見て、後ずさった。
「に、人間と矮小羽のレリエル!?ひいいいっ、こいつらやべえ!!」
扉をバタンと閉め、そのまま逃げ去っていく。レリエルが肩をすくめた。
「行っちゃった」
「うかうかしてらんねえな、今のうち全部ぶっ潰そう。他の材料の保管場所はどこだ?」
「ほら奥の扉だ、保管庫って書いてあるだろ」
「いや天使語の素養はないのだが……この怪しい謎文字か」
二人は保管庫の内部に入った。
広い部屋で、片側には肉体の材料である黒い塊、片側には傀儡魂の原液壺が、床から天井まで、入り口から奥まで、隙間なくびっしりと並べられていた。
全て元々は、人間であったものだ。
ゾッとするような光景である。アレスは顔をしかめながら、
「俺がやろう。レリエルは作業部屋の方、見張っていてくれ」
「分かった!」
保管庫に一人残ったアレスは、火炎魔法と神聖魔法でしらみつぶしに材料を処分していった。
「こんな大量に保管しやがって。人の亡骸を、人の魂をなんだと思ってんだ……。これで安らかに眠ってくれるといいが……」
全ての作業を終えると、アレスはその場にかしずいた。
こうべを垂れ、手を合わせ、祈りを捧げる。
命を弄ばれた死者たちへの、せめてもの供養として。
保管庫の扉がガチャリ、と乱暴に開けられた。
振り向くとレリエルが焦りながら、
「まずいぞアレス、外が騒がしい!」
「なに?」
アレスも作業部屋に戻り、窓辺に駆け寄って外をうかがった。
先ほど逃げて行った職人天使が、他の職人天使や兵服を着た天使を伴ってやって来るところだった。
職人天使が説明している。
「はい、そうです矮小羽のレリエルと人間です。いや確かに人間です見てみてください!」
アレスは窓から身を離した。
「ちっ、応援を連れて来たか」
「一緒にいるのは警備兵たちだ。職人より強いぞ」
「全部破壊したしもうここに用はない」
「奥に裏口があった、裏口から外に出よう!」
「よし、行くぞデポ!」
「忘レラレテルト思ッテタ、ゾ!」
デポは梁の上から舞い降りて来てアレスの肩に止まった。
二人は裏口から外に出た。
警備兵たちが入って来るのと、すんでの差だった。
※※※
工房に入った警備兵達は、中の光景に目を見張った。
十人以上の職人たちが凍り付けで、床にはカサドを含めた数名が倒れている。
「こ、こんなにやられている!これを人間とレリエルがやったってのか?」
「レリエル達はどこだ!潜んでいるかもしれん、探せ!」
警備兵と共に入って来た数名の職人天使が、倒れているカサドの元に駆け寄ってその身を揺さぶった。
「親方!しっかりしてください、親方!」
カサドはうっすらと目を開けた。
「だ、大丈夫だ、まだくたばっちゃいねえよ……。あいつらは、人間とレリエルはどこだ……」
その時、奥の部屋を確認しに行った職人天使が血相を変えて叫んだ。
「大変だ!保管庫の中が全部やられた!稼働前の死霊傀儡は全部消えているし、材料が肉も魂もどっちもダメになってる!」
「なんだって!?嘘だろう!?」
職人達が蒼白となった。
「ダメだ、ぜ……全滅だ……、何一つ残ってねえ」
かはっ、とカサドの喉から乾いた音が漏れる。
唖然とした表情が、不意にくしゃりと崩れ、笑い出す。
「あーはっはっは、こりゃいいや!やるじゃねえかあいつら、あのど畜生めが!」
そして小さく呟いた。
「オレ達の、完敗だ……」
そこに新たにもう一人の天使が、戸口から声をかけた。
「なんだなんだあ?騒々しいなあ、どうしたー?」
「ミカエル様!」
警備兵の一人が驚いた声を上げた。その場にいる全員がピリッと緊迫し、一斉に振り向いた。
扉を手で押さえ立っていたのは、獅子のたてがみのような紅の髪を持つ、制帽を被った男。
耳と唇に穴を開け装飾用の金属をつけていた。こんな妙な飾りをつける天使は彼一人であろう。
奇抜な見た目だが、羽の色と服装だけで彼が大天使と分かる。
羽の色は透き通る赤で、ルビーのように美しい。
身長2メートルに迫る引き締まった体躯を包むのは、大天使の装束。大きな折り襟の、肩幅のある黒い上着に揃いの脚衣。ネクタイの色は赤だ。
きっちりと着こなしていたラファエルと違って、こちらは着崩している。上着の前ボタンは全開で、中の白シャツは第一ボタンを外している。
整った顔立ちはどこか幼くも見えるが、決して柔和ではない。
ナイフのような鋭さを持つ切れ長の吊り目は、手に負えない悪童が、幼児的残酷さそのままに大人になったような印象を与えた
現在、天使の政の頂点に君臨する、三大天使のトップ、ミカエルである。
「近く飛んでたら警備兵たちが傀儡村に集まってっから、なんだと思って来てみたら、どうなってんだこりゃ?」
「ミカエル様、大変です!工房が人間と矮小羽のレリエルの襲撃を受けました!」
「人間?バーカ、ここに入れるわけねえだろ?」
言いながらつかつかと中に入ってくる。ミカエルの後ろで入り口の扉がバタンと閉じた。
「おーおー、派手にやられてんなあ、おい。ん?この氷の中身、生きてんじゃねえか」
言いながらミカエルは職人天使を閉じ込める氷に、思い切りパンチを食らわせた。
氷が割れて砕け散り、中にいた男の体が、どさりと床に倒れた。
「うぅ……」
床の上でうつ伏せになり呻き声をあげる男の頭を、ミカエルはいきなり、踏みつけた。
足をめり込ませるようにグリグリ踏みつけながら、
「負けたくせになにのうのうと生きてんだあ?殺されとけよ、ぶわあああっか!」
「ぐあッ!も、もうしわけございません……」
そんなミカエルに、警備兵がもう一度声を掛ける。
「し、しかし実際に、複数の者がレリエルと人間の姿を目撃しております!」
ミカエルが足でグリグリ踏みつけつつ、顎に手をやり思案する。
「ふうん?どういうことだ?レリエルは確か、イヴァルトの部下だったな……」
そこに荒々しいノックの音がした。
扉の向こうからイヴァルトのヒステリックな怒声が聞こえてくる。
「レリエルと人間は殺せたのか!?次の死霊傀儡は絶対に負けないと言ったな?だが貴様らはこの間も同じことを言っていた!また失敗したら許さんぞ!返事をしろ、下賤ども!」
工房内が静まり返った。
眉を跳ね上げたミカエルは、踏みつけていた男の頭を、事も無げに蹴っ飛ばした。
ただそれだけで男の生首が吹っ飛び、ボールのように転がった。怒りも激情も見せず、ただ踏みつけることに飽きたから蹴飛ばした、という風だった。
工房内の天使たちはごくりと唾を飲み込むが、誰も言葉は発しなかった。
ミカエルは仁王立ちになると、無言で扉を見つめた。
踏ん反り返って腕を組み、ちらりと隣の職人天使を見て、扉を指差した。
「俺、返事していい?」
職人天使は思いっきり首を縦にブンブン振った。
「どど、どうぞどうぞ!」
ミカエルは腕を組んだまま、扉の向こうのイヴァルトに返事をする。
「開いてるぞー」
ガチャリ、とドアが開いた。
苛立ちを顔中に貼り付けて入って来たイヴァルトの表情が、しかし、一瞬で青ざめる。
ミカエルを見て、異様な工房内を見渡す。
「こ、これは一体!?」
ミカエルがクッと笑う。
「はっ、噂をしたら来やがった。てめえ俺様に隠れてコソコソ何やってんだ?話を聞かせてもらおうか、イヴァルトぉ!!」
「ミ、ミカエル様……!」
イヴァルトは顔面を硬直させて後ずさりする。
それはまさに絶望としか呼びようのない、表情だった。
「ああ、あと……」
とミカエルは警備兵を見て、付け加えた。
「レリエルと人間、絶対に逃すな。探せ!」
警備兵は敬礼をする。
「はっ!必ず!」
「あれが材料か?」
「ああ。ヘドロみたいな黒いのが肉体の材料。赤い液体が原液って呼ばれる、傀儡魂の材料だ」
「どうやって破壊したらいいだろう」
「肉体の材料は普通に燃やせる。傀儡魂の材料は魂攻撃か、お前達の『神聖魔法』ってやつが有効だと思う」
「やってみよう。——聖なる雨!」
霧雨のように、聖なる光の粒がその場に降り注いだ。
これはまだ悪霊化していない、浮遊霊や地縛霊を霊界に送り届けるための、弱めの神聖魔法だ。
聖なる雨を浴びた赤色の液体の中、ぽわん、と丸い泡が生じた。泡はそのまま光るシャボン玉となって液体から空気中に浮かび上がり、すうっと天井に消えて行った。液体は色を失い、ただの透明な水のように変化した。
「うん、成功だな。これでやって行こう……」
その時、ガチャリと扉を開けるものがあった。
一人の職人天使が入ってきたところだった。
「なっ……?こ、これは一体!?」
部屋の中の惨状に息を飲んでいる。
アレスとレリエルを交互に見て、後ずさった。
「に、人間と矮小羽のレリエル!?ひいいいっ、こいつらやべえ!!」
扉をバタンと閉め、そのまま逃げ去っていく。レリエルが肩をすくめた。
「行っちゃった」
「うかうかしてらんねえな、今のうち全部ぶっ潰そう。他の材料の保管場所はどこだ?」
「ほら奥の扉だ、保管庫って書いてあるだろ」
「いや天使語の素養はないのだが……この怪しい謎文字か」
二人は保管庫の内部に入った。
広い部屋で、片側には肉体の材料である黒い塊、片側には傀儡魂の原液壺が、床から天井まで、入り口から奥まで、隙間なくびっしりと並べられていた。
全て元々は、人間であったものだ。
ゾッとするような光景である。アレスは顔をしかめながら、
「俺がやろう。レリエルは作業部屋の方、見張っていてくれ」
「分かった!」
保管庫に一人残ったアレスは、火炎魔法と神聖魔法でしらみつぶしに材料を処分していった。
「こんな大量に保管しやがって。人の亡骸を、人の魂をなんだと思ってんだ……。これで安らかに眠ってくれるといいが……」
全ての作業を終えると、アレスはその場にかしずいた。
こうべを垂れ、手を合わせ、祈りを捧げる。
命を弄ばれた死者たちへの、せめてもの供養として。
保管庫の扉がガチャリ、と乱暴に開けられた。
振り向くとレリエルが焦りながら、
「まずいぞアレス、外が騒がしい!」
「なに?」
アレスも作業部屋に戻り、窓辺に駆け寄って外をうかがった。
先ほど逃げて行った職人天使が、他の職人天使や兵服を着た天使を伴ってやって来るところだった。
職人天使が説明している。
「はい、そうです矮小羽のレリエルと人間です。いや確かに人間です見てみてください!」
アレスは窓から身を離した。
「ちっ、応援を連れて来たか」
「一緒にいるのは警備兵たちだ。職人より強いぞ」
「全部破壊したしもうここに用はない」
「奥に裏口があった、裏口から外に出よう!」
「よし、行くぞデポ!」
「忘レラレテルト思ッテタ、ゾ!」
デポは梁の上から舞い降りて来てアレスの肩に止まった。
二人は裏口から外に出た。
警備兵たちが入って来るのと、すんでの差だった。
※※※
工房に入った警備兵達は、中の光景に目を見張った。
十人以上の職人たちが凍り付けで、床にはカサドを含めた数名が倒れている。
「こ、こんなにやられている!これを人間とレリエルがやったってのか?」
「レリエル達はどこだ!潜んでいるかもしれん、探せ!」
警備兵と共に入って来た数名の職人天使が、倒れているカサドの元に駆け寄ってその身を揺さぶった。
「親方!しっかりしてください、親方!」
カサドはうっすらと目を開けた。
「だ、大丈夫だ、まだくたばっちゃいねえよ……。あいつらは、人間とレリエルはどこだ……」
その時、奥の部屋を確認しに行った職人天使が血相を変えて叫んだ。
「大変だ!保管庫の中が全部やられた!稼働前の死霊傀儡は全部消えているし、材料が肉も魂もどっちもダメになってる!」
「なんだって!?嘘だろう!?」
職人達が蒼白となった。
「ダメだ、ぜ……全滅だ……、何一つ残ってねえ」
かはっ、とカサドの喉から乾いた音が漏れる。
唖然とした表情が、不意にくしゃりと崩れ、笑い出す。
「あーはっはっは、こりゃいいや!やるじゃねえかあいつら、あのど畜生めが!」
そして小さく呟いた。
「オレ達の、完敗だ……」
そこに新たにもう一人の天使が、戸口から声をかけた。
「なんだなんだあ?騒々しいなあ、どうしたー?」
「ミカエル様!」
警備兵の一人が驚いた声を上げた。その場にいる全員がピリッと緊迫し、一斉に振り向いた。
扉を手で押さえ立っていたのは、獅子のたてがみのような紅の髪を持つ、制帽を被った男。
耳と唇に穴を開け装飾用の金属をつけていた。こんな妙な飾りをつける天使は彼一人であろう。
奇抜な見た目だが、羽の色と服装だけで彼が大天使と分かる。
羽の色は透き通る赤で、ルビーのように美しい。
身長2メートルに迫る引き締まった体躯を包むのは、大天使の装束。大きな折り襟の、肩幅のある黒い上着に揃いの脚衣。ネクタイの色は赤だ。
きっちりと着こなしていたラファエルと違って、こちらは着崩している。上着の前ボタンは全開で、中の白シャツは第一ボタンを外している。
整った顔立ちはどこか幼くも見えるが、決して柔和ではない。
ナイフのような鋭さを持つ切れ長の吊り目は、手に負えない悪童が、幼児的残酷さそのままに大人になったような印象を与えた
現在、天使の政の頂点に君臨する、三大天使のトップ、ミカエルである。
「近く飛んでたら警備兵たちが傀儡村に集まってっから、なんだと思って来てみたら、どうなってんだこりゃ?」
「ミカエル様、大変です!工房が人間と矮小羽のレリエルの襲撃を受けました!」
「人間?バーカ、ここに入れるわけねえだろ?」
言いながらつかつかと中に入ってくる。ミカエルの後ろで入り口の扉がバタンと閉じた。
「おーおー、派手にやられてんなあ、おい。ん?この氷の中身、生きてんじゃねえか」
言いながらミカエルは職人天使を閉じ込める氷に、思い切りパンチを食らわせた。
氷が割れて砕け散り、中にいた男の体が、どさりと床に倒れた。
「うぅ……」
床の上でうつ伏せになり呻き声をあげる男の頭を、ミカエルはいきなり、踏みつけた。
足をめり込ませるようにグリグリ踏みつけながら、
「負けたくせになにのうのうと生きてんだあ?殺されとけよ、ぶわあああっか!」
「ぐあッ!も、もうしわけございません……」
そんなミカエルに、警備兵がもう一度声を掛ける。
「し、しかし実際に、複数の者がレリエルと人間の姿を目撃しております!」
ミカエルが足でグリグリ踏みつけつつ、顎に手をやり思案する。
「ふうん?どういうことだ?レリエルは確か、イヴァルトの部下だったな……」
そこに荒々しいノックの音がした。
扉の向こうからイヴァルトのヒステリックな怒声が聞こえてくる。
「レリエルと人間は殺せたのか!?次の死霊傀儡は絶対に負けないと言ったな?だが貴様らはこの間も同じことを言っていた!また失敗したら許さんぞ!返事をしろ、下賤ども!」
工房内が静まり返った。
眉を跳ね上げたミカエルは、踏みつけていた男の頭を、事も無げに蹴っ飛ばした。
ただそれだけで男の生首が吹っ飛び、ボールのように転がった。怒りも激情も見せず、ただ踏みつけることに飽きたから蹴飛ばした、という風だった。
工房内の天使たちはごくりと唾を飲み込むが、誰も言葉は発しなかった。
ミカエルは仁王立ちになると、無言で扉を見つめた。
踏ん反り返って腕を組み、ちらりと隣の職人天使を見て、扉を指差した。
「俺、返事していい?」
職人天使は思いっきり首を縦にブンブン振った。
「どど、どうぞどうぞ!」
ミカエルは腕を組んだまま、扉の向こうのイヴァルトに返事をする。
「開いてるぞー」
ガチャリ、とドアが開いた。
苛立ちを顔中に貼り付けて入って来たイヴァルトの表情が、しかし、一瞬で青ざめる。
ミカエルを見て、異様な工房内を見渡す。
「こ、これは一体!?」
ミカエルがクッと笑う。
「はっ、噂をしたら来やがった。てめえ俺様に隠れてコソコソ何やってんだ?話を聞かせてもらおうか、イヴァルトぉ!!」
「ミ、ミカエル様……!」
イヴァルトは顔面を硬直させて後ずさりする。
それはまさに絶望としか呼びようのない、表情だった。
「ああ、あと……」
とミカエルは警備兵を見て、付け加えた。
「レリエルと人間、絶対に逃すな。探せ!」
警備兵は敬礼をする。
「はっ!必ず!」
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