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再び謁見で
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ああああ!なんでこうなるのよ!
「お義父さま!どうかこの小娘を追放‥‥いえ、それだけでは気がすみません!死刑にしてください!」
とりあえず、状況説明しましょうか。
私はとりあえず謁見に間に合ったが、服を着替える時間はなかったので、冒険者の格好のまま謁見に挑んだ。
それを王は笑顔で許してくれたが、その周りの貴族のお方達が、不満なオーラを全開にして私を睨んでいた。
それを感じとった王とお父様は、笑顔で黒いオーラを放っていた。
そして、そこに身支度の整ったゲームキャラ達が合流。ボロボロな冒険者姿のままの私を見て、嘲笑うような顔を見せた。
そして、私を押しのけてアンジェが『お義父さま!見てください!これが私の守護獣の、スィーニュです!』と言った。
流石の私も、目を見開いてアンジェを見た。周りの貴族は、笑顔で拍手をアンジェに送った。
それを見たスィーニュが、怒って私の元へ来て『俺はそこにいる小娘の守護獣などではない!俺はここにいるディーオ・アンジェロの守護獣だ!』と言った。
‥‥‥はい。皆様想像出来ましたね?そうです。見事にアンジェが癇癪を起こし始めました。
「あの‥あの女は私の守護獣を奪い取ったのです!これは死刑に値する罪です!ね!?だからお義父さま!どうかこの女を死刑に!ほらスィーニュ?そんな女のそばではなく、私のそばに戻ってらっしゃい」
「うるさいぞ小娘。先程言っただろう。俺はここにいるディーオ・アンジェロの守護獣であって、お前の守護獣ではない!それにスィーニュの名は、ディーオから貰った名だ!お前からではない!」
私を抱きしめたままそう言い放つスィーニュ。周りの貴族はザワザワしだし、助けを求めるために王とお父様を見るが、お父様は表面上は変わっていないが、分かる。あの人今めちゃくちゃ楽しんでるよ!?この状況に!王も同様で、今の状態を王専用の椅子に腰掛けたまま、近くにいる騎士に何やら飲み物を頼んでいる。
おい!助けろよ!
「‥‥‥面白いからスマン」(ボソッ)
おい。今王が、『面白いからスマン』と小声でいいやがった。もう一度言う。小声で!言いやがった!
口の動きと少し強化した耳で聞き取ったから間違いない!なんて奴だ!もうあんな王は奴扱いでいい!それで十分だ!
「ああもう!!これじゃらちあかないわ!この際ハッキリさせましょう!この悪役令嬢!」
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「わ、私を無視するなんていい度胸ね!!すぐにその鼻っ柱へし折ってやるんだから!ねぇ!聞いてるの!?ねぇったら!!」
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「ふん!ディーオはお前とは話したくないようだ。まあ、お前のような心の汚れたものと話すようなまね、ディーオはするはずないからな!これは当たり前だ!な!ディーオ!」
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「‥‥‥ディ、ディーオ?」
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「ディーオ!!」
「あ、はい!」
やばいやばい。トリップしてたわ。スィーニュが肩を揺すってくれてよかった。
「で?何の話だっけ?」
「‥‥‥」×その場の全員
え?何?なんで皆呆れ顔してるの?私何かしたっけ?
「あ!こらスィーニュ!」(殴る)
「いて!なんだよ!」
「あんた私名前をこんな所で‥‥『ディーオ・アンジェロ』で呼ぶなんて!これで私の正体がバレちゃったじゃない!」
「な!今かよ!」
「ん?あら、いらしたのね。皆様」
「今かよ!!」×攻略対象達
ん?さっきより、さらに周りが呆れ顔でこっちを見てるんだけど‥‥‥え、何?
私は思わず首をかしげて周りを見た。
すると、皆何やら口元を隠して椅子から滑り落ちた。
え、マジで何!?
「‥‥お嬢様」
「きゃ!なんだルルンじゃない。間に合ったのね」
「‥‥‥‥この状況を見たら、間に合っているとは言えませんね」
ルルンがいつの間にかメイドの姿で斜め後ろにいた。何やら難しそうな顔をした後、お父様の元へと向かい、何やら話し始めた。多分、定期報告とかだと思う。
‥‥‥それを今するか。ルルン。流石私の侍女ね。肝が据わってるわ。
「‥‥‥ねぇスィーニュ」
「ん?なんだ?」
「そろそろ離れてくれない?あ、嫌だとか言ったら、問答無用で魔法を腹辺りにぶっぱなすわよ?」
「‥‥‥‥」
大人しく離れてくれたスィーニュは、私の隣に並んだ。
「で、なんの話しでしたっけ?」
「ディーオ嬢と何やら決着をつけたいみたいだ」
アンジェの変わりに奴が答えてくれた。
「‥‥決着ですか」
「‥‥‥そ、そうよ!」
放心状態から抜け出したアンジェは、腰に手を当ててこちらを見た。
いや、別にいいんだけどさ?めんどくさいというかさ?いや、別にいいんだよ?
「はぁー‥‥で?何で決着をつけるのですか?」
「え、そ、それは‥‥」
まさかの考えてなかったパターンですか。マジですか。
私が『提案してきてそれはありえない』という顔をしていたら、アンジェは『つ、次に会う時までに決めておくわよ!!覚悟しておいてよね!!』といって、出ていってしまった。
‥‥‥‥え~。
「‥‥‥‥プロテッツィオーネ王」
「‥‥‥なんだ」
「私はこれで失礼してもよろしいでしょうか」
「ああ。ゆっくり休め」
「はい」
「お義父さま!どうかこの小娘を追放‥‥いえ、それだけでは気がすみません!死刑にしてください!」
とりあえず、状況説明しましょうか。
私はとりあえず謁見に間に合ったが、服を着替える時間はなかったので、冒険者の格好のまま謁見に挑んだ。
それを王は笑顔で許してくれたが、その周りの貴族のお方達が、不満なオーラを全開にして私を睨んでいた。
それを感じとった王とお父様は、笑顔で黒いオーラを放っていた。
そして、そこに身支度の整ったゲームキャラ達が合流。ボロボロな冒険者姿のままの私を見て、嘲笑うような顔を見せた。
そして、私を押しのけてアンジェが『お義父さま!見てください!これが私の守護獣の、スィーニュです!』と言った。
流石の私も、目を見開いてアンジェを見た。周りの貴族は、笑顔で拍手をアンジェに送った。
それを見たスィーニュが、怒って私の元へ来て『俺はそこにいる小娘の守護獣などではない!俺はここにいるディーオ・アンジェロの守護獣だ!』と言った。
‥‥‥はい。皆様想像出来ましたね?そうです。見事にアンジェが癇癪を起こし始めました。
「あの‥あの女は私の守護獣を奪い取ったのです!これは死刑に値する罪です!ね!?だからお義父さま!どうかこの女を死刑に!ほらスィーニュ?そんな女のそばではなく、私のそばに戻ってらっしゃい」
「うるさいぞ小娘。先程言っただろう。俺はここにいるディーオ・アンジェロの守護獣であって、お前の守護獣ではない!それにスィーニュの名は、ディーオから貰った名だ!お前からではない!」
私を抱きしめたままそう言い放つスィーニュ。周りの貴族はザワザワしだし、助けを求めるために王とお父様を見るが、お父様は表面上は変わっていないが、分かる。あの人今めちゃくちゃ楽しんでるよ!?この状況に!王も同様で、今の状態を王専用の椅子に腰掛けたまま、近くにいる騎士に何やら飲み物を頼んでいる。
おい!助けろよ!
「‥‥‥面白いからスマン」(ボソッ)
おい。今王が、『面白いからスマン』と小声でいいやがった。もう一度言う。小声で!言いやがった!
口の動きと少し強化した耳で聞き取ったから間違いない!なんて奴だ!もうあんな王は奴扱いでいい!それで十分だ!
「ああもう!!これじゃらちあかないわ!この際ハッキリさせましょう!この悪役令嬢!」
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「わ、私を無視するなんていい度胸ね!!すぐにその鼻っ柱へし折ってやるんだから!ねぇ!聞いてるの!?ねぇったら!!」
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「ふん!ディーオはお前とは話したくないようだ。まあ、お前のような心の汚れたものと話すようなまね、ディーオはするはずないからな!これは当たり前だ!な!ディーオ!」
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「‥‥‥ディ、ディーオ?」
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「‥‥‥」(王とお父様を睨み中)
「ディーオ!!」
「あ、はい!」
やばいやばい。トリップしてたわ。スィーニュが肩を揺すってくれてよかった。
「で?何の話だっけ?」
「‥‥‥」×その場の全員
え?何?なんで皆呆れ顔してるの?私何かしたっけ?
「あ!こらスィーニュ!」(殴る)
「いて!なんだよ!」
「あんた私名前をこんな所で‥‥『ディーオ・アンジェロ』で呼ぶなんて!これで私の正体がバレちゃったじゃない!」
「な!今かよ!」
「ん?あら、いらしたのね。皆様」
「今かよ!!」×攻略対象達
ん?さっきより、さらに周りが呆れ顔でこっちを見てるんだけど‥‥‥え、何?
私は思わず首をかしげて周りを見た。
すると、皆何やら口元を隠して椅子から滑り落ちた。
え、マジで何!?
「‥‥お嬢様」
「きゃ!なんだルルンじゃない。間に合ったのね」
「‥‥‥‥この状況を見たら、間に合っているとは言えませんね」
ルルンがいつの間にかメイドの姿で斜め後ろにいた。何やら難しそうな顔をした後、お父様の元へと向かい、何やら話し始めた。多分、定期報告とかだと思う。
‥‥‥それを今するか。ルルン。流石私の侍女ね。肝が据わってるわ。
「‥‥‥ねぇスィーニュ」
「ん?なんだ?」
「そろそろ離れてくれない?あ、嫌だとか言ったら、問答無用で魔法を腹辺りにぶっぱなすわよ?」
「‥‥‥‥」
大人しく離れてくれたスィーニュは、私の隣に並んだ。
「で、なんの話しでしたっけ?」
「ディーオ嬢と何やら決着をつけたいみたいだ」
アンジェの変わりに奴が答えてくれた。
「‥‥決着ですか」
「‥‥‥そ、そうよ!」
放心状態から抜け出したアンジェは、腰に手を当ててこちらを見た。
いや、別にいいんだけどさ?めんどくさいというかさ?いや、別にいいんだよ?
「はぁー‥‥で?何で決着をつけるのですか?」
「え、そ、それは‥‥」
まさかの考えてなかったパターンですか。マジですか。
私が『提案してきてそれはありえない』という顔をしていたら、アンジェは『つ、次に会う時までに決めておくわよ!!覚悟しておいてよね!!』といって、出ていってしまった。
‥‥‥‥え~。
「‥‥‥‥プロテッツィオーネ王」
「‥‥‥なんだ」
「私はこれで失礼してもよろしいでしょうか」
「ああ。ゆっくり休め」
「はい」
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