29 / 53
なんだって?
しおりを挟む
『ねぇ。君はなにがしたいの?』
暗い空間の中。透き通った声が聞こえる。
『ねぇ。君はなにがしたいの?』
繰返される言葉。
何がしたいか。そんなの決まってる。この魔法の世界を、思う存分楽しむ!
『本当にそれが、君のしたいことなの?』
声が問いかけてくる。
何を言ってるの?私のしたいことは、さっきも言ったとおり、この世界を楽しむことだよ?
『本当に?』
再度問いかけてくる声。
‥‥‥そうだよ?
『‥‥君はそれでいいの?』
‥‥‥‥‥。
『ねぇ。いいの?』
‥‥‥‥‥‥。
繰返される言葉は、私の心を揺さぶり始める。
やめて。やめてよ。
『ねぇ。いいの?』
やめてよ!私に問いかけないでよ!
耳を塞ぎたいが、自分の体を感じ取れない。ただ、声だけが聞こえる。
『ねぇ。いいの?』
‥‥‥‥‥。
『ねぇ。いいの?』
‥‥‥‥‥‥。
『このままで‥‥‥‥いいの?』
‥‥‥だ‥‥‥‥‥やだよ!でも、それをあなたに言って何になるって言うのよ!!
私は声の主に叫んだ。
なんでこんなことを言ってしまうのかわからない。
でも、これは自分の本心だと、何故か確信できた。
『ねぇ。君はなにがしたいの?』
また声が問いかけてくる。
‥‥‥私の‥‥本当にしたいこと。
『ねぇ。君はなにがしたいの?』
‥‥‥‥‥私のしたいことは‥‥ーーーーーー。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「‥‥ん‥ふぁ~」
眩しくて、私は目を覚ました。
どうやら、私はあの後ケーキを食べてから、そのまま寝てしまったらしい。
「スー‥スー‥」
横では、グリーズフラムが綺麗な寝顔と気持ちよさそうな寝息をたてて眠っている。
肌の手入れをしているのか、とっても綺麗なお肌だ。
「‥‥‥‥このやろう」ツンツン
「んっん~」
私が頬をツンツンすると、グリーズフラムは嫌だったのか、寝返りをうってしまった。
感想?柔らかくてスベスベ肌だったよこんちくしょう!
「はぁー。何やってんだか」
私は自分のやっていることがバカバカしく思えてきてた。
ベッドからおりて、水差しからコップに水そそぎ、それを一気に飲みほした。
「‥‥ん‥ん‥ん‥‥ぷはぁー!」
風呂上がりのおじさんみたいなことをしてしまったが、誰も見ていないのでよしとしよう。
私は、一向に目を覚まそうとしないグリーズフラムに近づいた。
「‥‥‥おーい。いい加減起きろー」
「スー‥スー‥」
起きない。
‥‥‥暇すぎてヤブァイ。
魔法の練習をするにも、部屋の中だと危険すぎてダメだ。
そういえば、昨日なんか変な夢を見た気が‥‥‥。
『ねぇーーーなにーーーーの?』
「っ」ズキズキ
昨日の夢を思い出そうとした瞬間、目の前に火花がちって、頭痛がしてきた。
あまりの痛さに、私は枕に顔を沈めた。
しばらくすると頭痛も治まり、私は昨日の夢を思い出すことは諦めることにした。
「‥‥‥なんだったんだろう」
「それは俺のセリフだと思うんだけど?」
「え!?」
私の独り言に返事が返ってきたので、驚いて声のした方を向くと、グリーズフラムかこちらを見ていた。
「あ、起きたの?それなら早く私を帰して」
私はやっとこのヤンデレから離れられると、安堵した。
「‥‥‥‥俺がそれはできないって言ったら?」
私の願いを、グリーズフラムは質問で返してきた。
顔は、何かイタズラを思いついた子供のような顔をしている。
「‥‥‥‥‥」
「あ、すみません。謝りますからその魔力を閉まってください」
私が「そんなこと言ったら、これでどうにかしてやる」と、いう感じの魔力オーラを出すと、グリーズフラムは素直を謝ってきた。
私は魔力オーラをしまう。
「で?帰してくれる?私、これでも忙しい身なの」
「‥‥‥ヤダって言ったら?」
またグリーズフラムが何か言ってきた。
「‥‥‥いい加減にしねーと、お前の魔力吸い取っちまうぞ子供が」
ゲーム設定では、ディーオとグリーズフラムは同い年だが、今は精神年齢
は、私の方が倍ぐらいだ。
ヤンデレ怖いという気持ちは、精神年齢でカバーする。
「すみません」
グリーズフラムがまた謝ってきたが、次の謝り方は、何やら少しだけ違和感があった。
「‥‥‥何か隠してる?」
昨日と打って変わってのグリーズフラムの態度に、違和感を感じたので、拷も‥‥質問してみることにした。
「な、なにも?」
そう言ったグリーズフラムの目は、物の見事に泳いでいた。
‥‥‥魔族なのに嘘下手すぎない?
「‥‥‥隠すの?なら、実力行使しようか?」
私は、一刻も早くこのヤンデレと離れたい一心で、魔力をねって手にまとわせる。
「うあぁああぁあ!待って!話すからそれだけは待ってください!」
‥‥‥本当にこいつ、最初とキャラ変わってない?てか、キャラブレブレなんですけど。
私は、手にまとわりつかせた魔力を分散して、グリーズフラムと距離を置くために、壁に寄りかかる。
「で?何を隠してるの?」
「‥‥‥‥怒らないでくださいよ?」
「‥‥‥で、何を隠してるの?」
「え?返事してくださいよ!怒らないでくださいよ!?」
「‥‥何を隠してるの?」
「ねぇーー!!」
私はグリーズフラムの言葉を無視し続けた。
それとしつこいようだけど、グリーズフラムのキャラが違いすぎるんだけど。こいつ考えた運営さん。ちゃんとしましょうよ。
「何を隠してるの?」
「うぅ~。もういいですよ」
私が無視し続けるので、グリーズフラムは諦めて、話し始めた。
「ディーオが消えて真っ先に慌てたのは、ルルンという侍女でした」
グリーズフラムは1冊の本を読むように話し始める。
やっぱり、ルルンは私のことを心配してたのね。
「そして、ルルンは王の間に乱入して、王に言いました」
‥‥‥ん?
「『このあほんだら王が!!何お嬢様攫わせてやがる!!それでも世界の三大勢力を誇る国か!!!お嬢様1人守れないで、何してやがる!!』と」
ん!?ん!?
「ルルンの怒りは止まらず、ディーオが攫われた時に一緒にいた騎士達全員を集め、そいつらを拷問し始めました」
え!?
「ちょ、ちょいまち!!」
私は、予想外の話をし始めるグリーズフラムを一旦止めて、頭の整理を始める。
まず、ルルンが1番私の事を心配していた。
これはいい。予想内だ。問題はその次からだ。
ルルンが王に向かって暴言!?それプラスに騎士達全員を拷問!?
何がどうなってるの!?
「ええ~?ここで止めちゃうんですか?これからが面白いのに」
「え!?まだあるの!?」
どうやら、ルルンの暴走劇には、続きがあるらしい。
私はとりあえず、深呼吸をして心を落ち着かせて、話を聞く覚悟をした。
「ふー‥‥どうぞ続きをどうぞ」
「わかった。えっと、ルルンの怒りはそれでも収まりませんでした。ルルンは、『今すぐにお嬢様を助けに行く!』と言い出して、なんの準備もなしに、国を飛び出しました」
!?
「ルルンはいろんな人の止める言葉も聞かずに、城を飛び出して、魔族の住む森の近くまで来ました」
!?!?
「そこから、グリーズフラムの家を探し出し、ただいまこの家の番人と生死をかけて戦っています♡」
!?!?!?
私はすぐにここから出ようと、壁に向かって魔法を放った。
「っ!なんで!」
でも、魔法はそのまま壁に飲み込まれて、威力を発揮しなかった。
「無理だよ?だって、話してる最中に、『魔力吸収』の魔法を壁にかけたから」
っ。ルルンの元に早く行きたいのに!!
暗い空間の中。透き通った声が聞こえる。
『ねぇ。君はなにがしたいの?』
繰返される言葉。
何がしたいか。そんなの決まってる。この魔法の世界を、思う存分楽しむ!
『本当にそれが、君のしたいことなの?』
声が問いかけてくる。
何を言ってるの?私のしたいことは、さっきも言ったとおり、この世界を楽しむことだよ?
『本当に?』
再度問いかけてくる声。
‥‥‥そうだよ?
『‥‥君はそれでいいの?』
‥‥‥‥‥。
『ねぇ。いいの?』
‥‥‥‥‥‥。
繰返される言葉は、私の心を揺さぶり始める。
やめて。やめてよ。
『ねぇ。いいの?』
やめてよ!私に問いかけないでよ!
耳を塞ぎたいが、自分の体を感じ取れない。ただ、声だけが聞こえる。
『ねぇ。いいの?』
‥‥‥‥‥。
『ねぇ。いいの?』
‥‥‥‥‥‥。
『このままで‥‥‥‥いいの?』
‥‥‥だ‥‥‥‥‥やだよ!でも、それをあなたに言って何になるって言うのよ!!
私は声の主に叫んだ。
なんでこんなことを言ってしまうのかわからない。
でも、これは自分の本心だと、何故か確信できた。
『ねぇ。君はなにがしたいの?』
また声が問いかけてくる。
‥‥‥私の‥‥本当にしたいこと。
『ねぇ。君はなにがしたいの?』
‥‥‥‥‥私のしたいことは‥‥ーーーーーー。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「‥‥ん‥ふぁ~」
眩しくて、私は目を覚ました。
どうやら、私はあの後ケーキを食べてから、そのまま寝てしまったらしい。
「スー‥スー‥」
横では、グリーズフラムが綺麗な寝顔と気持ちよさそうな寝息をたてて眠っている。
肌の手入れをしているのか、とっても綺麗なお肌だ。
「‥‥‥‥このやろう」ツンツン
「んっん~」
私が頬をツンツンすると、グリーズフラムは嫌だったのか、寝返りをうってしまった。
感想?柔らかくてスベスベ肌だったよこんちくしょう!
「はぁー。何やってんだか」
私は自分のやっていることがバカバカしく思えてきてた。
ベッドからおりて、水差しからコップに水そそぎ、それを一気に飲みほした。
「‥‥ん‥ん‥ん‥‥ぷはぁー!」
風呂上がりのおじさんみたいなことをしてしまったが、誰も見ていないのでよしとしよう。
私は、一向に目を覚まそうとしないグリーズフラムに近づいた。
「‥‥‥おーい。いい加減起きろー」
「スー‥スー‥」
起きない。
‥‥‥暇すぎてヤブァイ。
魔法の練習をするにも、部屋の中だと危険すぎてダメだ。
そういえば、昨日なんか変な夢を見た気が‥‥‥。
『ねぇーーーなにーーーーの?』
「っ」ズキズキ
昨日の夢を思い出そうとした瞬間、目の前に火花がちって、頭痛がしてきた。
あまりの痛さに、私は枕に顔を沈めた。
しばらくすると頭痛も治まり、私は昨日の夢を思い出すことは諦めることにした。
「‥‥‥なんだったんだろう」
「それは俺のセリフだと思うんだけど?」
「え!?」
私の独り言に返事が返ってきたので、驚いて声のした方を向くと、グリーズフラムかこちらを見ていた。
「あ、起きたの?それなら早く私を帰して」
私はやっとこのヤンデレから離れられると、安堵した。
「‥‥‥‥俺がそれはできないって言ったら?」
私の願いを、グリーズフラムは質問で返してきた。
顔は、何かイタズラを思いついた子供のような顔をしている。
「‥‥‥‥‥」
「あ、すみません。謝りますからその魔力を閉まってください」
私が「そんなこと言ったら、これでどうにかしてやる」と、いう感じの魔力オーラを出すと、グリーズフラムは素直を謝ってきた。
私は魔力オーラをしまう。
「で?帰してくれる?私、これでも忙しい身なの」
「‥‥‥ヤダって言ったら?」
またグリーズフラムが何か言ってきた。
「‥‥‥いい加減にしねーと、お前の魔力吸い取っちまうぞ子供が」
ゲーム設定では、ディーオとグリーズフラムは同い年だが、今は精神年齢
は、私の方が倍ぐらいだ。
ヤンデレ怖いという気持ちは、精神年齢でカバーする。
「すみません」
グリーズフラムがまた謝ってきたが、次の謝り方は、何やら少しだけ違和感があった。
「‥‥‥何か隠してる?」
昨日と打って変わってのグリーズフラムの態度に、違和感を感じたので、拷も‥‥質問してみることにした。
「な、なにも?」
そう言ったグリーズフラムの目は、物の見事に泳いでいた。
‥‥‥魔族なのに嘘下手すぎない?
「‥‥‥隠すの?なら、実力行使しようか?」
私は、一刻も早くこのヤンデレと離れたい一心で、魔力をねって手にまとわせる。
「うあぁああぁあ!待って!話すからそれだけは待ってください!」
‥‥‥本当にこいつ、最初とキャラ変わってない?てか、キャラブレブレなんですけど。
私は、手にまとわりつかせた魔力を分散して、グリーズフラムと距離を置くために、壁に寄りかかる。
「で?何を隠してるの?」
「‥‥‥‥怒らないでくださいよ?」
「‥‥‥で、何を隠してるの?」
「え?返事してくださいよ!怒らないでくださいよ!?」
「‥‥何を隠してるの?」
「ねぇーー!!」
私はグリーズフラムの言葉を無視し続けた。
それとしつこいようだけど、グリーズフラムのキャラが違いすぎるんだけど。こいつ考えた運営さん。ちゃんとしましょうよ。
「何を隠してるの?」
「うぅ~。もういいですよ」
私が無視し続けるので、グリーズフラムは諦めて、話し始めた。
「ディーオが消えて真っ先に慌てたのは、ルルンという侍女でした」
グリーズフラムは1冊の本を読むように話し始める。
やっぱり、ルルンは私のことを心配してたのね。
「そして、ルルンは王の間に乱入して、王に言いました」
‥‥‥ん?
「『このあほんだら王が!!何お嬢様攫わせてやがる!!それでも世界の三大勢力を誇る国か!!!お嬢様1人守れないで、何してやがる!!』と」
ん!?ん!?
「ルルンの怒りは止まらず、ディーオが攫われた時に一緒にいた騎士達全員を集め、そいつらを拷問し始めました」
え!?
「ちょ、ちょいまち!!」
私は、予想外の話をし始めるグリーズフラムを一旦止めて、頭の整理を始める。
まず、ルルンが1番私の事を心配していた。
これはいい。予想内だ。問題はその次からだ。
ルルンが王に向かって暴言!?それプラスに騎士達全員を拷問!?
何がどうなってるの!?
「ええ~?ここで止めちゃうんですか?これからが面白いのに」
「え!?まだあるの!?」
どうやら、ルルンの暴走劇には、続きがあるらしい。
私はとりあえず、深呼吸をして心を落ち着かせて、話を聞く覚悟をした。
「ふー‥‥どうぞ続きをどうぞ」
「わかった。えっと、ルルンの怒りはそれでも収まりませんでした。ルルンは、『今すぐにお嬢様を助けに行く!』と言い出して、なんの準備もなしに、国を飛び出しました」
!?
「ルルンはいろんな人の止める言葉も聞かずに、城を飛び出して、魔族の住む森の近くまで来ました」
!?!?
「そこから、グリーズフラムの家を探し出し、ただいまこの家の番人と生死をかけて戦っています♡」
!?!?!?
私はすぐにここから出ようと、壁に向かって魔法を放った。
「っ!なんで!」
でも、魔法はそのまま壁に飲み込まれて、威力を発揮しなかった。
「無理だよ?だって、話してる最中に、『魔力吸収』の魔法を壁にかけたから」
っ。ルルンの元に早く行きたいのに!!
1
お気に入りに追加
2,058
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
悪役令嬢は婚約破棄したいのに王子から溺愛されています。
白雪みなと
恋愛
この世界は乙女ゲームであると気づいた悪役令嬢ポジションのクリスタル・フェアリィ。
筋書き通りにやらないとどうなるか分かったもんじゃない。それに、貴族社会で生きていける気もしない。
ということで、悪役令嬢として候補に嫌われ、国外追放されるよう頑張るのだったが……。
王子さま、なぜ私を溺愛してらっしゃるのですか?
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
悪役令嬢、第四王子と結婚します!
水魔沙希
恋愛
私・フローディア・フランソワーズには前世の記憶があります。定番の乙女ゲームの悪役転生というものです。私に残された道はただ一つ。破滅フラグを立てない事!それには、手っ取り早く同じく悪役キャラになってしまう第四王子を何とかして、私の手中にして、シナリオブレイクします!
小説家になろう様にも、書き起こしております。
異世界転生して悪役令嬢になったけど、元人格がワガママ過ぎて破滅回避できません!
柴野
恋愛
事故死し、妹が好んでいたweb小説の世界に転生してしまった主人公の愛。
転生先は悪役令嬢アイリーン・ライセット。妹から聞いた情報では、悪役令嬢には破滅が待っていて、それを回避するべく奔走するのがお決まりらしいのだが……。
「何よあんた、わたくしの体に勝手に入ってきて! これはわたくしの体よ、さっさと出ていきなさい!」
「破滅? そんなの知らないわ。わたくしこそが王妃になるに相応しい者なのよ!」
「完璧な淑女になるだなんて御免被るわ。わたくしはわたくしのやりたいようにするんだから!」
転生先の元人格である本当のアイリーンが邪魔してきて、破滅回避がままならないのだった。
同じ体に共存することになった愛とアイリーンの物語。
※第十九回書き出し祭りに参加した話を連載化したものです。
※小説家になろう、カクヨムで重複投稿しています。
悪役令嬢エリザベート物語
kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ
公爵令嬢である。
前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。
ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。
父はアフレイド・ノイズ公爵。
ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。
魔法騎士団の総団長でもある。
母はマーガレット。
隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。
兄の名前はリアム。
前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。
そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。
王太子と婚約なんてするものか。
国外追放になどなるものか。
乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。
私は人生をあきらめない。
エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです
公爵令嬢は薬師を目指す~悪役令嬢ってなんですの?~【短編版】
ゆうの
ファンタジー
公爵令嬢、ミネルヴァ・メディシスは時折夢に見る。「治癒の神力を授かることができなかった落ちこぼれのミネルヴァ・メディシス」が、婚約者である第一王子殿下と恋に落ちた男爵令嬢に毒を盛り、断罪される夢を。
――しかし、夢から覚めたミネルヴァは、そのたびに、思うのだ。「医者の家系《メディシス》に生まれた自分がよりによって誰かに毒を盛るなんて真似をするはずがないのに」と。
これは、「治癒の神力」を授かれなかったミネルヴァが、それでもメディシスの人間たろうと努力した、その先の話。
※ 様子見で(一応)短編として投稿します。反響次第では長編化しようかと(「その後」を含めて書きたいエピソードは山ほどある)。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる